理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第19話 兵士達とで組手

教官になってから約1週間が経過し現在、何をしているのかと言うと、

 

兵隊「グハッ!!」

 

理 「君は、もう少し相手を見よう!」

 

兵隊「ぐべらば!」

 

理 「君はもう少し体力とかつけたいね!」

 

大佐「ちにゃ!」

 

理 「大佐は、もうちょい相手の動きの予測を

   考えてください……」

 

今現在、理久兎は兵士達の組手をしていた。組手をすることで兵士達の何処を直すべきかが分かるからだ。大佐が「ちにゃ」られてるだろって。気にしたら負けだ。だがこんな事している間にも20人いや大佐いれて21人の兵士達の内17人の組手が終わった。そうして17人は、

 

理 「君か……」

 

仲瀬「お願いします理千さん!」

 

と、仲瀬は頭を下げる。次の組手の相手は仲瀬のようだ。

 

理 「来いよ仲瀬!」

 

仲 「ウォーー!!」

 

仲瀬は自前のトンファを引き抜き自分めがけて攻撃してきた。だがその連撃を上手くいなしまたは回避を繰り返す。

 

理 「オッケー分かった……」

 

仲瀬「えっ!?」

 

と、言ったその瞬間、仲瀬のトンファを掴む。

 

仲瀬「うっ動かない!」

 

理 「せい!!」

 

ドンッ!

 

仲瀬「うは!」

 

トンファを掴んで一気にこちらへと引き寄せると仲瀬の腹に霊力を纏わせた蹴りを叩き込み仲瀬をふっ飛ばした。だがと物凄い手加減をしているためぶっ飛んだ距離は約1mだった。

 

理 「仲瀬は前より動きは良くなったけど回避

   とか相手の行動の視野だとかを視野に入

   れた立ち回りをしてみると良いぞ!」

 

仲瀬「っつつ…ありがとうございました!」

 

仲瀬は頭を下げ仲瀬の組手は終わる。すると次に自分の前に立ったのは、

 

兵え「行きます!!」

 

大会と同じように刀を携えて兵士えが立っていた。

 

理 「来い!!」

 

兵えは抜刀すると下段の構えを取って理久兎に向かって斬りかかる。

 

理  (前と同じなら……!)

 

大会と同じように手刀をして兵士えの刀を落とそうとするのだが、

 

ダッ……ジャキ!

 

理 「な!」

 

兵え「前と同じだと思わないでください!」

 

まさかのフェイントだ。兵えはなんと斬る勢いを足で踏み止めると構えを抜刀術に変えて横に払って自分に斬りかかったが、

 

理「嘗めるなぁ!」

 

だがそんなを居合いをイナバウアーをして避けた。

 

兵え「嘘でしょ!?」

 

理 「動揺をするな!」

 

ダスッ!

 

理久兎はそこから倒立後転をして兵えの足に向かって水平蹴りをした。

 

兵え「な!くっ!」

 

体制が崩れ地面に倒れた兵士えは起き上がろうと頑張るが、

 

すん!

兵士えが起き上がろうとしたその直後、首もとにギリギリの所で踏みつけを寸止めする。これでは相手は踏みつけられるしかなかったため兵士えは負けとなり組手は終わった。

 

兵え「負けました……」

 

理 「とりあえず前に言ったことを実践してくれた

   事は誉めるよ♪でもね相手の動きにいちいち

   動揺したらダメだよ?」(  ̄▽ ̄)

 

兵え「くぅ…そこは見直しですね…ありがとうござ

   いました!」

 

兵士えは悔しそうに考えようとするが元気よく挨拶をしてくれた。すると、

 

兵え「そういえば私の自己紹介はまだしていませんで

   したね……剣御花(つるぎおはな)です!この前といいありがとう

   ございました!」 

 

理 「あぁ頑張ってね御花ちゃん」(  ̄▽ ̄)

 

御花は頭を下げるとその場から下がる。今度は長槍を背負った兵士うがやってきた。そして兵士うは頭を下げて、

 

兵い「天夢幸(てんむこう)ですお願いします!!」

 

と、自分の名前を叫ぶと長槍を構える。とりあえず幸の前で手を甲を向けて前後に動かして、

 

理 「かかってきな!」

 

そう言うと幸は長槍に力を込めて、

 

幸 「行きますはぁ!!」

 

距離を積めると幸は自身の得意な連続突きをしてくる。だが前より正確にそして素早く繰り出されていて大会と比べると見違えていた。

 

理 「つっ!」

 

これには自分自身もその成長が見えて良く分かる。

 

幸 「はぁっ!」

 

ひゅん!!

 

幸は薙刀の要領で長槍を薙ぎ払うがそれをジャンプして避ける。

 

理 「良い動きだが」

 

すぐに着地し振りきって隙だらけのところに一瞬で間合いを詰め幸の顔面に上段蹴りを寸止めした。

 

幸 「っ!?」

 

理 「勝負ありだな………アドバイスとしては前より

   正確にそして冷静になっていたそれは良い事

   だ……だけど…長槍を振りきった後の隙を直

   せるようにすればもう少しはいい線にいける

   よ♪」

 

誉める所と直す所を言うと上段蹴りを止めて元の体制に戻る。そして幸は頭を下げて、

 

幸 「ありがとうございました理千教官!」

 

と、言いその場から下がる。

 

理 「次は誰だ来な!」

 

その言葉を聞くと兵士うが目の前から歩いてきて自分の前に立つ。

 

兵う「次は僕だね火軽美蒼(ひかるみそう)いくよ!!

 

理 「一戦してやる来い!」

 

そう言うと携えている突剣を構えると自身の前へと素早く距離を詰める。

 

蒼 「はっ!はっ!」

 

ヒュッ!ヒュッ!

 

蒼の戦い方も以前にまして鋭くなっている。以前は型にとらわれすぎていた戦い方も今はそんなにとらわれすぎていない。それどころか技術が上がっていた。だが蒼は突き焦ったのか、

 

蒼 「はぁ~!」

 

目に見えぬ程の一閃の突きを繰り出してきた。

 

理 「ほう……だがな…」

 

理久兎は昔にもやった通り蒼の力と遠心力を利用した半回転して受け流しそのまま蒼の首に手刀を寸土めした

 

理 「ここまでだな……」

 

蒼 「くっ……」

 

理 「アドバイスとしては前より型にとらわれて

   いないしそれでいて型もしっかりしてきて

   いるよ反省点としては焦り過ぎだよもう少

   し冷静にね♪」

 

蒼 「アドバイスありがとう理千教官♪」

 

と、言うと蒼は元の場所に戻っていった。すると今度は自分よりも大きな兵士あが大剣を持ってやって来た。

 

兵あ「俺だぜ教官」(`・ω・´)

 

理 「決勝戦以来だな……」(゜▽゜*)

 

兵あ「あぁ!俺は大門寺力(だいもんじりき)だ!」

 

自身の名を叫び大剣を構える。

 

理 「かかってきなよ力!」

 

力 「行くぜ!!おりゃ~~!」

 

ズドンっ!!グォーーン!!

 

力の大剣が地面に叩きつけられる。そしてそこから派生で薙ぎ払ってくる。

 

理 「避けるのは簡単だけど当たると大変だな

   一般人は……」

 

とりあえず様子を見ながら普通に避ける。だがここで変化が起きた。

 

ズン!

 

なんと力は自身の大剣を地面にさして殴りかかってきた。

 

力 「ぶっとべ~!!」

 

理 「おおっと!」

 

だがお忘れだろうか理久兎は妖怪の全力の拳を受け止められることを、

 

ガシッ!!

 

力 「なっ嘘だろ!」

 

理 「中々いいじゃないか……」

 

自身の体格や筋力を利用した拳を押さえられ力は驚く。しかも掴まれた拳を引き抜こうとするが、

 

理 「ほれほれどうした?」

 

力 「うがぁーー!!」

 

拳は引き抜けないでいた。だがこれでは良知が明かないため受け止めた拳をそのままつかみ自分のほうに寄せ力の首もとに手で作り上げた突きもとい貫手を寸土めした。

 

力 「ぐっちくしょう……!」

 

理 「ここまでだなアドバイスとしては前よりも

   戦い方が増えているし何よりその体を生か

   した戦い方は評価しよう反省点としてはも

   う少し相手の事を観察するといいよ♪」

 

そう言い手を離して貫手を止める。力は悔しそうに、

 

力 「……あんがとよ教官…」

 

そう言い頭を下げた。そしてそろそろ時間のため、

 

理 「とりあえず今日の訓練は終了だ!良く寝て

   明日も動けよ!」

 

兵士「ありがとうございました!!」

 

と、兵士達は挨拶をする。なお大佐はどうなったのかと言うと今だに気絶中だ。そして帰り支度を整え汗を拭きながら訓練上から出る。

 

理 「ふ~」 

 

気持ちの良い汗をかいてすっきりしていると、

 

永琳「おつかれ♪」

 

と、永琳がやって来ていた。

 

理 「永琳か………仕事の帰りか?」

 

永琳「えぇでもふふっ♪教官の仕事が板についてき

   たじゃない♪」

 

理 「まぁな…とりあえず買い物だけして帰るか」

 

永 「えぇ♪」

 

こうして今日の訓練を無事に終わらせて永琳と共に買い物をしながら帰路につくのだった

 

 

運命の日まで後

 

9年……


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