理久兎達はヘカーティア達を連れて地獄の辺境地、旧都へと案内した。
理 「ここが地獄の辺境地でありヘカーティア達の
視察対象の旧都だ」
ヘカ「へぇ~灯籠の明かりがこう暗い所を照らして
見ていて風情があるわね♪」
クラ「おぉ~~」
目の前に広がる光景は薄暗い地底に無数の灯籠が光輝き怪しさとその内にある美しさを醸し出していた。
小町「しかし何時来ても鬼やら色々な妖怪がいます
ねぇ~」
理 「そりゃ何せここには嫌われている妖怪ばっか
りだからな~いても可笑しくはないのさ」
ヘカ「嫌われている妖怪?」
理 「あぁ地上で嫌われたり色々な私情でここに来
る妖怪達でこの町は賑わっているんだよぶっ
ちゃけならず者やらは多いし地底のせいなの
か怨霊も多いしって感じで思ってくれればい
いかな?」
クラ「ならず者ねぇ~凄く面白そうだね♪」
クラウンピースが笑顔で言うと自分はケラケラと笑い黒は鼻で笑って、
理 「まぁ暇はしないわな♪」
黒 「ふっまったくだ………」
と、自分と黒が返答すると何を思ったのかヘカーティアがとある質問をしてきた。
ヘカ「でも理久兎さんそんなに嫌われ者の妖怪やら
集めても治安はどうなってるのかしら?」
理 「あぁ~言っちまうと実はここは三柱制をいれ
てるんだよ♪その柱の1つである鬼達が旧都
の治安を管理してるよ♪」
ヘカ「三柱制………えっつまり理久兎さんを入れて他
に2人の権力者がいるって事かしら?」
理 「その見方で間違ってはないだろうなまず彼処
の旧都を統治してるのは地上からやって来た
鬼達の首領鬼子母神の不動美須々そして彼処
の白い家に住んでる旧地獄の監視役の古明地
さとり最後に外交官役の俺で構成されてる」
それを聞いたヘカーティアとクラウンピースはまた疑問に思うことがあった。
ヘカ「えっ外交官って………何をしているの?」
そうこの地獄で外交官等ない。だが外交官という仕事を聞いたヘカーティアは気になり聞くと、
理 「ヘカーティアはここ全てが妖怪達で統一され
ればどうなると思う?」
ヘカ「神達の不服や不満が溜まっていくわね」
理 「そう言うことだから俺がそこで介入すれば神
やらに文句言われる筋合いないししかも映姫
ちゃん達にもおとがめがないって訳さだから
三柱制になってるんだよ」
ヘカ「考えてるわね………」
一応お復習で説明すると妖怪達やらの事は旧都の自警団こと鬼に任せ旧都の全般的管理はさとりに任せるがさとりの手伝いをしつつ理久兎は文句を言う神達を黙らせるという役だ。それに他の神達から嫌われているのならその悪名を利用する良い手と言えるだろう。
理 「こんな所で話すのもあれだから来なよ旧都を
案内するよ♪」
クラ「行きましょうよご主人様♪」
ヘカ「そうね行きましょうか♪」
そうして理久兎はヘカーティア達を連れて案内をする。そしてまず第一の関門であるパルスィが管理している橋へと着く。
耶狛「やっほ~パルスィ♪」
亜狛「こんにちは♪」
黒 「よぉ……」
と、3人が挨拶をするとパルスィはそれに気がつき、
パル「あら?理久兎達じゃない‥‥それにあぁ~確か
言ってた地獄の最高神だったけ?」
理 「あぁ合ってるよ♪こちらはヘカーティアそれ
とクラウンピースだ♪」
ヘカ「ふふっこんにちは♪」
クラ「チ~スッ♪」
そんな2人からの挨拶をされたパルスィも自分の名前を名乗る。
パル「私は水橋パルスィここ旧都の最終門番をして
いる者よ後通って良いわよ」
理 「ありがとさんほら行くよ♪」
理久兎はお礼を言って皆を通すとクラウンピースが質問をしてきた。
クラ「なぁ最終門番って言ったけど他にも門番がい
るの?」
理 「あぁ詳しく説明をすると旧都から地上までの
ルートは知ってる限りでも3つあってなその
内の2つは色々と環境やら険しいから最後の
安全なルートに見張りの妖怪がいるんだよ」
なおその妖怪はヤマメとキスメであるというの言うまでもない。
ヘカ「自棄に厳重ね……」
理 「まぁな地上の妖怪達は幻想郷のルールで地底
の妖怪と関わる事を禁じてるからなそれに興
味本意でこっちに来られても迷惑だから見張
りがいるんだよ」
と、結構な警備体制を整えていることに自分の従者以外は驚く表情をした。ここは自分達に任せているため映姫やらもあまり知らないから無理もない。すると自分は遠くの方で危険な音を感じた。
理 「おっとクラウンピースちゃんこっち来な♪」
クラ「ん?」
と、クラウンピースを呼び少しクラウンピースが移動した次の瞬間だった。
ドゴーーーーン!!
突然先程クラウンピースが立っていた所を突っ切って何かがもうスピードで飛んでいった。それはやがて地面へと無様に落ちる。
クラ「へっ!?」
理 「おぉ~おぉ~随分派手だなこりゃ………」
ヘカ「……………………」
理久兎達は飛んできた者の正体が分かる。それはボロボロとなった妖怪だった。すると飛んできた方角から、
美 「おうごら何てめぇ無銭飲食いしようとしてん
だゴラァ!!」
勇儀「美須々様落ち着いてくださいって……」
そこにいたのはここ旧都の三柱の1人不動美須々と鬼の四天王こと星熊勇儀だった。どうやら無銭飲食を働いた妖怪をシバいてようだ。
理 「紹介するよ♪彼処でキレてるのがここ旧都の
三柱の1人不動美須々と鬼の四天王星熊勇儀
だよ♪」
クラ「あっあれが………て言うか危うく当たるところ
だったんだけど!?」
理 「だからこそ呼んだんじゃん♪」
クラ「抜け目ないねぇ!?」
黒 「まったく……おいお前ら…」
と、黒が美須々と勇儀に言うと2人は理久兎達の方を見て、
美 「おぉ~理久兎達じゃねぇかそれにあっもしか
したら地獄の最高神様って奴か?」
理 「あぁその案内中だ♪」
ヘカ「ふぅ~んねぇ貴女もし良ければ私の所で働か
ないかしら?結構腕っぷしも強そうだし」
と、ヘカーティアは美須々を勧誘するが美須々は笑いながら、
美 「いや遠慮するよここの暮らしが楽しくてね」
ヘカ「あら残念ね………」
勇儀「すまないねぇこいつはこっちで片付けておく
からよ」
そう言い勇儀は食い逃げ妖怪の足を掴むと引きずっていく。美須々も軽く会釈をして、
美 「そんじゃ私も行くぜ理久兎♪それとゆっくり
視察だったか?をしていってくれや♪」
そう言い美須々もその場を去っていった。流石は鬼だけあって退場の仕方も清々しい。
ヘカ「中々いい人材がいるのねぇ~」
理 「ハハハ♪それじゃ次は彼処を案内するよ」
そう言い自分は次なる目的地である地霊殿へと案内するのだった。