理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第256話 会議

理久兎達は旧都の案内を終えて現在自分達の住みかである地霊殿の前まで来ていた。

 

理 「ここが地霊殿だ俺に俺の従者達の家であり旧

   都最後の三柱の古明地さとりが住んでる所で

   もある」

 

ヘカ「へぇ~一緒に住んでるのね」

 

ヘカーティアは興味深そうにそう言うと亜狛と耶狛が相づちを打つ。

 

亜狛「えぇそうなんですよね」

 

耶狛「さとりちゃんマスターの事を心配してたし心

   配ないって言わないとダメだよ?」

 

理 「分かってるよとりあえず入るぞ」

 

そう言い理久兎は門を開けると皆は中へと入っていく。

 

クラ「わぁ~広いね!」

 

理 「そうでもないけどな………」

 

ヘカ「いいえ広い部類よこのエントランスからして

   ねぇ………」

 

映姫「ヘカーティア様の言う通りですね」

 

ヘカーティアの言う通り広いが自分達はこの家に住み続けたためなのか感覚が軽く麻痺してきているみたいだ。するとエントランス付近の階段からさとりが降りて来た。

 

さと「理久兎さんお疲れ様ですどうですか?」

 

理 「まぁ何とかね♪」

 

ヘカ「その子が?」

 

理 「あぁ古明地さとりだ♪」

 

理久兎が古明地さとりの名前を言うとさとりはジーとヘカーティア達を見て、

 

さと「貴女が地獄の最高神ヘカーティア・ラピスラ

   ズリ様ですね遠い所を遙々とお疲れ様ですご

   紹介に預りました通り覚妖怪の古明地さとり

   です……」

 

ヘカ「あらまぁ最後の1人は予想外で随分まともそ

   うね………」

 

ヘカーティアのまともそうと言う言葉を聞いたさとりはもしやと思ったのか自分の方を見ると、

 

さと「…………美須々さん達を見たのですか?」

 

理 「あぁものの見事で俺が指示を出さなかったら

   ヘカーティアの従者をおぶる事になったかも

   な………」

 

さとりは頭を抱えてため息を吐くともう一度向き直って、

 

さと「それで‥‥クラウンピースさんですよね?申し

   訳ございませんね美寿々さんがご迷惑をおか

   けしたみたいで」

 

クラ「良いんだけど何であたいの名前を知ってんの

   さ!?あぁ~さては資料でも………」

 

さと「いえ残念ですが今知りましたよ♪」

 

クラ「えっ!?」

 

さとりはクラウンピースの心を読んだのか驚きあたふたするクラウンピースの反応を楽しんでいた。久々に自分の存在意義を思い出しているようだ。

 

理 「さとりは他者の心を読む事が出来るからそう

   やって名前と知ることが出来るんだよ‥‥ほら

   さとりそろそろ本題に入るぞ……」

 

さと「それもそうですね‥‥映姫さんとヘカーティア

   様は此方へどうぞ」

 

小町「おや?大切なお話かい?」

 

理 「あぁそんな所だ3人共小町とクラウンピース

   を丁重にもてなせよ?」

 

と、亜狛と耶狛そして黒に言うと3人はそれぞれ頷いて、

 

亜狛「分かりました♪」

 

耶狛「OK♪」

 

黒 「あぁ……」

 

そう言うと3人は小町とクラウンピースを連れてダイニングルームへと向かっていった。それを見送った理久兎達4人は会議室へと向かった。会議室に着くと4人はそれぞれの席へと腰かけて、

 

理 「それでどうだったここ旧都を見ての感想的に

   はさ?」

 

ヘカ「そうねぇ‥‥確かここは経営的に厳しくなって

   コストを下げるために切り離 した土地だっ

   たのよね?」

 

映姫「はいあってますよヘカーティア様」

 

ヘカ「成る程それで地獄からの支援は対してなしう

   ん最高級よん♪怨霊達も鬼やらが退治して更

   には怨霊達を黙らせれる事の出来る覚妖怪も

   いるとなれば本当に良い逸材がいるわねぇ何

   人かこっちにも欲しいわね♪」

 

と、ヘカーティアは笑いながらそう言うと自分も笑顔でニコニコとして、

 

理 「やらんぞ♪」

 

ヘカ「勿論引き抜きとかはしないわよそれにまず応

   じてくれそうもないしねぇ……」

 

懸命な判断だ。ここにいる妖怪の4割は理久兎の事を慕っている。そのためまず引き抜きには応じないだろう。

 

ヘカ「そういえばここが三柱制でやってるのは分か

   ったけどやっぱり地獄ならではで力ある者が

   絶対かしら?」

 

理 「まぁ~それは採用はしているな………ここも地

   獄の一部には変わらないその名残があっても

   良いだろうしね」

 

ヘカ「意外ねぇ…てことはやっぱり実力主義の世界

   となるとここのボスはやっぱり貴方なのかし

   ら?」

 

理 「嫌々言ったろ三柱制だって力ならさっき会っ

   た美須々で知識だったのなら目の前にいるさ

   とりそして俺は………うんどっちかと言えば裏

   方って所かな?」

 

自分が裏方と言うとその場の2人程は何処が裏方だとツッコミをしそうな表情をするがここは我慢した。そして映姫は1回咳をして、

 

映姫「コホンッ!ヘカーティア様その視察談も良い

   ですがここから本題ですよ………」

 

ヘカ「あらそうだったわねぇ~」

 

理 「本題って?」

 

さと「…………地獄から抜け出した罪人…ですか」

 

さとりは心を読んだらしく一瞬で理解したようだ。その呟きを聞いた理久兎もその話かと思った。

 

ヘカ「地獄から抜け出した罪人しかも旧地獄や地獄

   で彷徨ってる悪霊達とは違い灼熱地獄に堕ち

   る程の罪を持つ者それらを確か退治してくれ

   たのよね?」

 

理 「あぁまず現世に逃げ出した奴らは2匹は捕獲

   ‥‥もう1匹は分からんそして本命の東盧鷺麿

   は禁止されている蟲毒の使用をして生ある者

   を殺そうとしたため輪廻から消滅させた」

 

ヘカ「相変わらず恐いわねそれでどうやって逃げ出

   したか…それが未だに……」

 

ヘカーティアが言おうとするが理久兎はそれについても知っているため口に出した。

 

理 「それなら大方は目星がついている………」

 

さと「えっ!?」

 

ヘカ「何ですって……」

 

映姫「理久兎さんそんな報告は受けては……」

 

と、映姫が言う。そう理久兎はこの情報だけは伏せていたのだ。あまり知られると良くないために。

 

理 「鷺麿や怨霊達を地獄から逃がした犯人は過去

   にとある一族を大量虐殺した妖怪だ」

 

ヘカ「とある一族を虐殺した………」

 

さと「理久兎さんそれって」

 

理 「あぁ安倍晴明の一族だ」

 

それを話した途端さとり以外の2人は驚きの表情をする。そして映姫は立ち上がって、

 

映姫「理久兎さんまずそう言うのは話して下さいそ

   してそれは誰から?」

 

理 「安倍晴明本人からだよ………彼奴は今現在は葛

   ノ葉蓮の守護霊みたいなもんだったからな」

 

さと「それで理久兎さんあの時から妖怪の事の辞典

   を見ていたのですね……」

 

理 「そう言うことだ………」

 

ヘカ「ねぇその妖怪のいえ犯人の名は?」

 

と、ヘカーティアが言うが理久兎は首を振って、

 

理 「残念ながら分からないだが晴明の話だと相手

   は1人1種族妖怪だとそれしか分からなかっ

   た残念なことにな」

 

ヘカ「ふむ1人1種族となると最悪資料にも載って

   いないと考えた方がいいかしらね?」

 

さと「しかしその者が何処にいるのか………」

 

映姫「分からないというのがイライラとして来ます

   ね………」

 

4人は参ったと言わんばかりの表情をすると理久兎は背伸びを軽くして向き直り今出来るであろう事を話した。

 

理 「まぁしかし何だが恐らくその1人1種族妖怪

   は確実にある奴とは接触すると俺は考えてい

   るんだよ」

 

映姫「それって葛ノ葉 蓮ですか?」

 

理 「あぁだってよ彼奴は俺が作った結界をノーリ

   スクで越えてきたんだぜ?となると俺の推測

   的に何らかの形で接触はしてくるとは思って

   はいるんだよ」

 

そう自分が設計した結界を易々と越えて幻想入りを果たしたのだ。本来入るとしたら紫やらの能力があれば良いが恐らく紫はしていないと考えて外し他の方法で考えると死んで魂となって来るか、もしくは酷な話だが全ての人間に自分の事が忘れ去られるかしかないのだ。

 

ヘカ「そうなるとその葛ノ葉………?だったわよねそ

   れをマークしていくという事になりそうねぇ

   今の所は………」

 

さと「聞いた話だと現状はそれしかないですよね」

 

映姫「そうなりますね……」

 

理 「とりあえずは此方の方でも監視や調査はして

   みるそれで様子を見よう」

 

理久兎はそう言うと3人は頷いた。そして理久兎は立ち上がり、

 

理 「それじゃこんな話もそろそろ止めにしてヘカ

   ーティアに映姫ちゃんも今日は泊まっていき

   なよ♪いいだろさとり?」

 

さと「えぇ構いませんよ」

 

ヘカ「それじゃお言葉に甘えて♪」

 

映姫「えっえとよろしくお願いいたします」

 

こうして視察の確認事項も終えた理久兎達は会議室から出ていくのだった。そして廊下を歩いている際にも理久兎はどうするべきかを思考を張り巡らせて考えるのだった。

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