理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第262話 撤退命令

ようやく仕事が片付き理久兔はソファーに座ってただ仄暗い 地底を眺めていたのだが、

 

理 「彼奴ら今はどうなってるかな?」

 

そう思った理久兔は胸ポケットにしまってある断罪神書を取り出し元の大きさへと戻して骸達が記載されているページーを開く。

 

理 「え~と骸1の視点にアクセス……」

 

さっとページに手をかざすとFPS視点のような映像が流れる。その映像にはまさかの八坂神奈子と洩矢諏訪子がいた。しかも他の骸達3人と今、理久兔が見ている骸1とで鳥籠のように囲んでいた。

 

理 「………………彼奴らバレたな……」

 

呟いた理久兔は骸2、骸3、骸4の視点も見る。骸2の視点からは耶狛が博麗霊夢そして数ヶ月前に知り合った東風谷早苗と戦っているのが見えて骸3からは黒と霧雨魔理沙が空で戦っているのが見え骸4からは遠くだが林の中から弾幕の光が見えた事から推測として亜狛と葛ノ葉蓮が戦っているのだろうと思った。

 

理 「はぁ………俺も出るべきだったか?彼奴らなら

   ステルスで出来ると思ったんだがやはりまだ

   まだ修行が足りないか?」

 

これには理久兔も頭を押さえて考えざる得ない。だが一番怖いのは紫やらの八雲家に出会うことだ。それだけは何としてでも避けなければならない。

 

理 「これはあまりしたくはないんだがな……」

 

小一時間前と同じように理久兔は目を瞑り黒達に語りかけた。

 

理 (お前ら何してんだ?)

 

理久兔がそう直接脳内に語りかける。

 

黒 (ん?戦闘だが?)

 

理 (因みに誰とかな♪)

 

耶狛(うえっ!?えっえぇ~と……)

 

亜狛(こっ(こうのとり)とです!)

 

耶狛(そうそう鸛だよ!)

 

何処の赤子宅配業者だとツッコミをいれたくなる。だがこんな下らなく分かりやすい嘘に常に温厚?な理久兔も少し眉間にシワがよった。

 

理 (そうかそうか♪鸛かぁ‥‥良いから帰ってこい!

   てめぇら!)

 

黒 (えっ?)

 

亜狛(ん?……えっマスター引くんですか!)

 

耶狛(そんな~不完全熱燃だよ~ー!)

 

理 (後3分以内に俺の仕事部屋に来ないなら3日間

   飯は抜きだ!)

 

理久兔の「飯は抜き」という言葉を聞いた3人は今さっきの余裕ある発言がうって変わって焦りある言葉でながら、

 

亜狛(すっ直ぐに退きます!!)

 

耶狛(かっ帰る!!)

 

黒 (それはマジで勘弁だ!)

 

そう言い3人は通信を切った。そうして通信が切れて理久兔はまた目を開く。机に両肘をついて指を組んではカップ麺と同じ3分間待つことにした。すると2分後、目の前には亜狛の裂け目が現れ亜狛と耶狛そして黒と骸達が帰ってくる。

 

耶狛「マスターどうかお慈悲をご飯というお慈悲を

   ちょうだい~!!」

 

黒 「飯抜きは流石に勘弁してくれ!」

 

亜狛「死にはしませんけど流石に嫌ですよ!」

 

どれだけ飯が大切なんだよと理久兔は思うばかりだ。

 

理 「はぁ………お前ら言ったよな?小競り合いやら

   ケンカなら別にしても良いけど目立つなって

   さぁ?」

 

亜狛「黒さん……」

 

耶狛「黒くん」

 

黒 「面目ない」

 

どうやらこうなった原因は黒のようだ。理久兔は若干呆れながら、

 

理 「まったく次からは気を付けろよ……」

 

黒 「あっあぁ……」

 

理 「それにまだ俺らが出る幕じゃないからな」

 

と、理久兔の意味不明な発言に対して、

 

亜狛「えっ今のはどういう意味ですか?」

 

耶狛「どういうこと?」

 

黒 「主よその意味は?」

 

3人は追求してくる。椅子から立ち上がり窓から仄暗い地底を見ながら、

 

理 「3人はさ秘密ってあるか?」

 

その質問に亜狛と耶狛そして黒は、

 

亜狛「それはまぁありますよ?」

 

耶狛「無い方がおかしいよね?」

 

黒 「まぁ俺もあるっちゃあるな」

 

と、質問の答えを返してきた。自分は窓を眺めるのを止めて、

 

理 「秘密ってのはいずれ暴かれる………理由はどう

   あれな………俺が本当は転生した何ていう秘密

   も例外じゃない遠くない未来にその秘密は暴

   かれる筈だ」

 

黒 「…………つまりいずれはバレるそう言いたいの

   か?」

 

亜狛「………これでもしマスターが生きていると知れ

   ば地上の友人方はどんなに喜ぶのか想像も出

   来ませんね……」

 

耶狛「本当だよね…でももし秘密が暴かれたならマ

   スターは地上に移住するの?」

 

理 「それは……」

 

耶狛のその質問に理久兔は答えようとした瞬間、不意に扉を見ると此方をジーと見ているさとりの姿が見えた。

 

理 「何してんださとり?」

 

さと「えっ!?いやその……」

 

こっそりとしているつもりだが案外すぐにバレてさとりは結構テンパっていた。

 

耶狛「どうしたのさとりちゃん?」

 

さと「いえ…その判子を押す所がもう1ヶ所あった

   ので来たんですが……」

 

理 「あぁそうなの見せて♪」

 

言葉を聞いたさとりは書類を渡す。内容は地底の財政状況についてだ。大方の内容を見て最後に誤字脱字がないかを確認して判子を押す。

 

理 「はいよ♪」

 

さと「ありがとうございます……」

 

そう言いさとりは紙を受けとると少し寂しそうに扉から出ていった。

 

理 「……何か悪いことしたかな俺?」

 

亜狛「いえ……」

 

耶狛「まぁマスターも悪いけど私達も悪いって感じ

   だよね?」

 

黒 「だな……」

 

理 「後で話を聞いてみるよとりあえず今日はこい

   しちゃんが帰ってきてるから遊んでやってく

   れよ」

 

その言葉を聞いた耶狛は満面の笑みで亜狛はクスクスと笑い黒に限ってはポーカーフェイスをしようとしているみたいだが明らかに顔がにやけていた。

 

理 「そんじゃ頼んだよ♪」

 

耶狛「任せてよ♪」

 

亜狛「分かりました♪」

 

黒 「たく…しょうがねぇな……♪」

 

そう言い3人は部屋から出ていくが扉を出る際の黒から犯罪臭がしたような気がするが理久兔は気にしないでおくことにした。

 

理 「さてと…まぁご機嫌をとるとしますかね」

 

そうして理久兔も書類を片付けて部屋から出るのだった。

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