理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第264話 理久兎流のお仕置き

ヘカーティア来日から翌日の事、大仕事もとっくに終わりすることがないため理久兎は部屋で読書をしているが

 

さと「そういえば理久兎さん3人はどうなったんで

   すか?」

 

さとりも部屋に遊びに来ていた。そしてさとりの質問に理久兎は、

 

理 「あぁ~彼奴らなら………」

 

中庭の方を指差すとさとりは中庭を覗くと、

 

さと「大丈夫なんですかあれ?」

 

理 「死なないから問題ないだろ……」

 

一方中庭では、

 

耶狛「マスター!謝るからもう出して~!!」

 

亜狛「因果応報なのかな……」

 

黒 「いや俺らは自業自得だろ……」

 

3人はお仕置きとしてボコボコにされた後、中庭に首から下を埋められていて生首のようになっていた。昨日(前回)、こっそりと覗いていたため致し方がない。視点は理久兎に戻る。

 

理 「まったくこうなる事が分かっているならしな

   きゃいいのに」

 

さと「でも私達を心配して見てくれてたみたいです

   けどね……」

 

心を読んでいたであろうさとりはそう答える。理久兎はため息を混じりに、

 

理 「まったく飯だけは許してやるか」

 

さと「そうですね♪」

 

理 「ちょっくら飯を与えにいくけど来る?」

 

さと「ご一緒したいのは山々ですがそろそろ仕事に

   取りかかろうと思いまして」

 

それを聞いた理久兎はさとりの頭に手をおいて、

 

理 「分かったあっちが終わり次第に差し入れを持

   ってくるよ」

 

さと「お願いしますね」

 

そう言い理久兔とさとりは部屋を出る。そして理久兎は厨房から料理を持って中庭へと向かう。

 

理 「よぉ元気?」

 

亜狛「マスターそろそろ出してくださいよ!」

 

黒 「なぁ主よそろそろ出してくれないか隣で耶狛

   がうるさいんだよ」

 

耶狛「マスターごめんなさ~い!」

 

と、3人は謝罪してくる自分ニコニコと笑いながら、

 

理 「明日になったらね♪それまでは反省するよう

   に♪」

 

亜狛「覗くんじゃなかった…」

 

黒 「なぁ主よその鍋は………」

 

耶狛「まさかご飯!」

 

耶狛は嬉しそうに言うと理久兔は笑顔で、

 

理 「あぁ熱々のおでんを持ってきてあげたよ♪」

 

それを聞いた亜狛と黒は最悪なことを想像してしまった。

 

理 「何?食べたいの?」

 

耶狛「うん!!」

 

理 「なら大根は食べる?」

 

耶狛「食べたい!」

 

理久兔は鍋を置いて箸で卵を取ると、

 

理 「ほら耶狛あ~ん」

 

耶狛「あ~」

 

と、耶狛が口を開いたが、

 

ジュッ!

 

耶狛「熱っ!!」

 

耶狛の頬に大根が当たり耶狛が少し悲鳴を上げた。

 

理 「あっ悪いミスったわ」

 

亜狛「マスター絶対にわざとですよね!?明らかに

   わざとですよね!?」

 

この光景を見ると耶狛がバラエティーで体を張る芸人のようだ。

 

理 「ほらほら耶狛食べないの?」

 

耶狛「ぐうっ~!食べるもん!!」

 

理 「ほら♪」

 

そう言い今度こそ理久兔は卵を食べさせる。だが……

 

耶狛「あふっ!あふっい!!」

 

熱々の汁を吸った大根だ。耶狛もこれには悲鳴をあげる。それを隣で見ていた亜狛と黒は顔を青くする。

 

理 「ほら♪俺のご好意だ♪」

 

今度は川魚で作った黒はんぺんを箸でつかむ。

 

亜狛「もう勘弁してくださ~い!!」

 

黒 「悪かった!マジで悪かったから!」

 

理久兔が拷問という昼飯を食べさせて数十分後……

 

理 「満足したか?」

 

亜狛「………マスターこれ絶対に怒ってますよね?」

 

黒 「やり方が尋常じゃねぇぞあんたは獄卒か!」

 

耶狛「お口が熱いよ~!」

 

いくら不老不死になろうが元が不死身だろうが痛覚とは切っても切れないらしく痛覚はあるみたいだ。だからこそこういった拷‥‥お仕置きが有効なのだ。

 

理 「そんじゃ後もう数時間頑張ってね3人共」

 

耶狛「マスターカムバッ~ク!!」

 

黒 「おっおい!まさか本当に置いていくのかよ!

   主よ!?」

 

亜狛「凄くデジャブなんだよね……」

 

なお亜狛と耶狛に限ってはこれで2度めだ。亜狛は当時の事を思い出しつつそう呟くのだった。そして理久兎は本館に戻ると厨房へと移動する。

 

理 「そろそろ良いかな?」

 

石窯からある物を1個 取り出す。すると辺りに小麦と砂糖の甘い香りが漂う。

 

理 「う~んスコーンの完成だね♪」

 

石窯スコーンが出来上がり完成度に理久兔は満足する。そしてその1つを食べてみて、

 

理 「うんこれこそシンプルイズマーベラスっやつ

   だよね♪」

 

なお味は何の変哲もない味のプレーンだがプレーンだからといって侮ってはならない。プレーンとは無限の味の可能性があるのだから。そのままで良しジャムを付けて食べるもよしクリームを付けて食べるもよしと無限の可能性があるのだ。

 

理 「さてとこれに紅茶は………そうだ確かそろそろ

   アッサムが切れそうだっから使うか」

 

そうして理久兔はアッサムティーを作り石窯に入っているスコーンを3つ取り出しバターとさつまいものペーストにクリームを小さな器に入れそれらをおぼんに乗せてさとりの仕事場へと運んで行く。

 

理 「さとり入るよ……」

 

そう言い理久兎は部屋へと入るとさとりが眼鏡をかけ直して此方を見ると笑顔へと変わる。

 

さと「理久兔さんそれが差し入れですか?」

 

理 「うん♪メニューは石窯のスコーンと紅茶でア

   ッサムを用意したよ♪」

 

紅茶を注ぎ紅茶の入ったカップを渡す。

 

さと「ありがとうございます理久兔さん」

 

さとりはそっとカップを受けとると紅茶を飲む。

 

理 「それで進んでる?」

 

さと「はい後もう人踏ん張りですかね」

 

理 「そっか♪丁度良いから手伝うよ」

 

さと「理久兎さんありがとうございます」

 

そうして理久兎はさとりの書類整理を手伝いその後、お仕置き中の3人やお仕事中の お燐とお空にもスコーンを差し入れするのだった。

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