亜狛、耶狛、黒のお仕置きから数日の事、何時ものように平穏な日常品となっているが……
こい「ねぇ理久兔お兄ちゃん」
理 「ん?どうかした?」
今回、部屋にはさとりではなく妹のこいしが遊びに来ていた。こいしに呼ばれ何かなと思っていると、
こい「お姉ちゃんと何処かデートに行ったの?」
流石は無意識、痛いところばかりついてくる。現にさとりと何処かに行ったかと言われれば地底での空中散歩ぐらいだ。
理 「………何処にも行ってないな」
こい「何処かに行かないの?」
理 「う~んさとり曰く…「読書している方が良い
です」ってな……」…
あまり外出を好まないさとりらしい断り方だ。何回かは誘ってはいるがあまり行こうとしない。
こい「ふぅ~んならさ外の世界に誘ってみれば♪」
理 「えっ?」
こい「たまにはお姉ちゃんには運動してもらわない
とね♪」
メタい話になるが東方の世界ではやはり兄や姉よりも妹の方が強いのかもしれないと思ってしまう。
理 「とは言ってもなぁ~外の世界に行くって言っ
ても行って何するかって感じ何だが何か案は
ある?」
外の世界に言ってもやることがなければ何も出来ない。ただぶらつくというのも味気ない。
こい「う~んならさ本でも買ってきたら?お姉ちゃ
んに選ばせてさ♪」
理 「本ねぇ~……」
こい「うん♪それでお昼ご飯を食べたりそれで色々
なお店をまわるのもデートって感じだよ?」
つまりショッピングというデートだろう。
理 「ほうほう………だけど殆どさとりは行きたくな
いで切られそうだよね……」
こい「お姉ちゃんって案外チョロいのに意外と頑固
なんだよねぇ……」
こいしの言う通りちょっとチョロい所はある。だが結構頑固でもあり地霊殿から動こうとしない。
こい「う~ん前に本で見たけどさ壁ドンって知って
る?交渉する際には凄く便利って聞いたんだ
けど?」
理 「……確実に俺がやったら壁が爆発するな」
まず力的にドンッ!と壁が逝ってしまうためそれは残念ながら出来ない。
こい「う~ん理久兔お兄ちゃんが連れ出せば付いて
くるとは思うよ?」
理 「強引にか?」
こい「無理のない程度ならね♪」
理 「はぁまぁこいしの意見も一理あるな分かった
誘ってみるよ」
こい「うん♪お願いね♪」
やれやれと思いつつも、もう何回かはデートというかサービスをしないとなと思いつつ理久兔は部屋を出てさとりの部屋へと向かった。
コン…コン…コン…
理 「さとり~入るぞ~」
さと「どうぞ」
返事が返され扉を開けて中を見ると眼鏡をかけながら読書をしているさとりを見る。
理 「読書か?」
さと「えぇ♪」
本に栞を挟んでにこやかに笑ってくる。出会った時と比べれば段違いに笑顔を見せてくれる事が多くなった。
さと「それで理久兔さんどうかしたんですか?」
理 「まぁその…あれだよさとりはさぁ外の世界に
興味ない?」
さと「外の世界ですか……」
理 「そうそう海とかそういうんじゃなくてもっと
こう都会的な」
と、言うとさとりは顎に手をおいて、
さと「急にどうかしたんですか?」
理 「いや別にどうもしてはないけどただ単にデー
トっていうやつのお誘いだけど」
それを聞いたさとりは嬉しそうな顔をするが若干戸惑いの顔を見せた。
さと「………嬉しいんですがあんまり外の世界に不慣
れでして……」
理 「そんなもん俺だってそうだよここ最近なって
ようやく電車とかバスっていう物の乗り方を
覚えた所なんだから」
さと「えっと具体的に外の世界に行って何をするん
ですか?」
理 「う~んほら本を探して買ったりお茶をしたり
かな?」
さと「つまり私の好きな物を買ってくれるそういう
ことですか?」
と、さとりが聞いてくると笑いながら、
理 「まぁ欲しいならね」
さと「でも金銭的に………」
理 「安心しろよどうせ貯金したところで対して使
い道がないんだから」
さと「その言い方もどうかとは思いますがそのエス
コートはしてくださいね?」
ちょっと恥ずかしそうに言ってくる。そんな事を言われれば返す言葉は決まっている。
理 「勿論だよ♪それじゃ何時行こうか‥‥明日は空
いてる?」
さと「えっと行くなら明日やる分の書類を今日中に
片付ける必要がありそうですね」
どうやらまだ仕事はまだ残っているようだ。
理 「ふ~ん……手伝おうか?」
さと「えっ?でも理久兔さんも仕事があるんじゃな
いんですか?」
理 「安心しろ俺の仕事はもう昨日のうちに終わら
せたから結構フリー何だよね」
地獄から送られてきた大量の書類は全て何時もの常識外の速度でとっくに片付けていた。そのため対してやることもないのだ。
さと「そうなんですか……」
理 「あぁだから手伝ってやるよ♪」
さと「それではお願いしますね……」
さとりと共に仕事場である書斎へと行くと残っている書類のうち7割は自分がやって残りはさとりに任せることにした。
理 「ふぅ~ん‥‥結構あるね」
さと「その速度で言われたくはないですね」
さとりの目の前の光景は最早、目に見えぬ速度と言える速さで書類の束が消えていっている。
理 「まぁまぁ……おっと…これは旧都の損害報告書
か………」
その報告書の内容が店の壁の破壊が数件程みられ弁償のために予算を支給してほしいと書かれていた。
理 「どうやったらこんなになるんだ?」
さと「恐らく鬼達何時ものようにが喧嘩でもしたん
ではないですか?」
理 「大方そうだろうな……‥ん?加害者 美須々って
あの野郎……」
やれやれと思いつつ修繕費を回す書類やらも書いて数時間後ようやく仕事が終わった。
理 「終わったな♪」
さと「えぇこれで明日は暇になりましたね」
理 「そうだな♪さてと俺は亜狛と耶狛にこの事を
伝えてくるからそうだなぁ…‥うん1時間した
ら食堂に来てくれよ♪それまでには晩飯は作
るからさ♪」
さと「分かりました」
理 「そんじゃね♪」
そう言って理久兔は部屋から出ていった。残ったさとりは、
さと「ちょっと強引だったけどでも楽しみですかね
ふふっ♪」
と、呟き窓から地底の景色を眺めるのだった。