現在、積乱雲から雷鳴が迸る。博麗神社ではこの異変を引き起こした天人こと比那名居天子と対峙していた。
天子「これでも喰らいなさい!!」
幾つもの要石を自分へと投げ飛ばしてくる。だがそれは無意味だ。
ジャキンッ!!
理 「どうしたその程度かw」
要石とやらが柔らか過ぎるのかそれとも黒椿の切れ味が鋭すぎるのかどうなのかは分からないが全て真っ二つに切断していた。
天子「さっきから要石を切断するってどういう事よ
!!?」
理 「しょうがない斬れるんだから」
天子「本当に腹立つわね!!」
言葉通りに斬れてしまうのがわるい。だから自分は悪くない。
天子「これなら斬れるかしら!!」
手に持つ緋想の剣を構え斬りかかってくるが、
キンッ!
難なく黒椿で受け止めた。
天子「その刀は何よ!要石を斬ったり緋想の剣でも
斬れないなんて聞いたことないわよ!」
理 「さぁただ言えることはよ……」
ガキンッ!
天子「っ!!」
強引に天子を数メートル程、弾き飛ばすとフードで見えないが獰猛な笑みで、
理 「お前じゃ俺には勝てねぇよ何千何百年と経と
うがな」
天子「このっ!!」
緋想の剣を地面へと突き刺した。
天子「地符 不譲土壌の剣!」
天子を中心に大地が抉れまるで地面が巨大な剣にでもなったかのように外野もろとも理久兎に襲いかかる。
霧雨「彼奴、私らもろともやる気だぞ!!」
霊夢「この鎖が邪魔で動けない!!」
まさかの誤算だ。これにはヤバイと思い、
理 「仙術解除!てめぇらはそこから離れろ!!」
咒鎖は無くなり拘束されていた者達は紫の作ったスキマへと落ちていった。だが問題なのは、
理 「ちっ!!」
自分が逃げ遅れたことだ。こうなればと思い向かってくる抉れた大地の一撃をジャンプで避け抉れての剣のようになった岩はまるで川に並ぶ石を飛び越えかのようにステップで避けていく。
理 「てめぇはそのスペルの使い方を考えろ!この
脳内筋肉&桃色女!!」
空で何回か回転をすると勢いを付けてかかと落としをくらわせようとするが、
天子「誰が脳内筋肉&桃色女ですって!!!」
ごんっ!!
鈍い音が響く。どうやらとっさに要石で防御をしたようだ。だがかかと落としがダメなら次に繋げるだけだ。かかと落としの体制から背中の方へと海老反りになりすぐに地面へと着地すると素早く隙を与えないように黒椿で突く。
天子「くっ!!」
だがかかと落としを防いだ要石で横へと弾き飛ばす。そうなると理久兎の真っ正面ががら空きとなる。
天子「ふんっ!口ほどでもないわね!!」
逆に緋想の剣で突いてきたのだ。だが忘れてはならない。理久兎の持つ刀は黒椿1本だけではないことを、
ガキンッ!!
天子「嘘!?」
右胸を突かれる直前で右胸ポケットから黒から貰った龍刀の刀身を少しだして防いだ。しかし胸ポケットからこんな物が出てくればドラ
天子「あんたドラ
理 「おうごら誰が青狸だゴラ?」
キンッ!
また天子を弾き飛ばす。そして右胸から龍刀を取り出すとまるで大道芸のようにくるくると刀を回す。
天子「そんな二刀流になっても私が勝つことに代わ
りないわ!!」
手を掲げると天子の地面から先程よりも大きな要石が現れふわふわと浮く要石に天子が立つ。だが凄いのはそこから更に要石が数十個追加される。
天子「1個がダメなら沢山よ!」
理 「何だその数撃ちゃ当たる戦法」
だが戦場でも数撃ちは結構当たる。ただ当たる確率が上がるだけで弾丸の消費は酷いがまぁ今はその話は無しにして、無数となった要石が此方へと向かってくるが黒椿そして龍刀をを後ろへと投げると、
理 「仙術 十三式 空壁!」
霊力で作り上げた壁を出すと無数に飛んでくる要石は全て霊力の壁で受け止められ勢いをなくす。
天子「さっきから妙な技ばかり!!」
声はいつの間にか上空から聞こえた。上空を見るとそこには巨大な要石に乗っている天子の姿があった。
天子「要石 天地開闢プレス!」
要石が上空から自分を押し潰そうと迫ってくる。
理 「爆っ!そして瞬雷!」
壁を爆発させ要石を吹き飛ばしすぐに瞬雷で避ける。そして理久兎がいた位置に要石が落ちる。
天子「ふふっん♪まだまだ口ほどにもな……」
理 「いわねってか♪」
天子「なっ!!?」
天子が驚くと同時に理久兎を睨む。それにたいして理久兎はへらへらと笑いながら、
理 「お前の勝ち誇った顔は中々滑稽だったよ♪」
カチンっ!
天子「この土臭い妖怪が!!」
何かがキレるかのような音がすると天子は緋想の剣を構えて、
天子「全人類の緋想天!」
と、唱えると緋想の剣から巨大なレーザーが理久兎へと放たれようとしていた。もし黒だったなら影へと入って回避し亜狛だったら空間移動をして回避し耶狛だったら弾幕を小さくして避けただろう。それなら理久兎はどう避けるか。答えは簡単だ。
理 「スナッチ!」
すぐに2本の刀を回収し黒椿は地面に刺す。そして龍刀を構えて、
理 「影符 黒龍斬!!」
巨大な斬撃波が地面から現れると緋想の剣のレーザーとぶつかり合う。理久兎は避けないで天子の一撃に真っ向から迎え撃ったのだ。
天子「緋想の剣があれば負ける訳っ!!」
天子はそう言うが理久兎の放った黒龍斬はどんどん侵食していき黒くなっていく。影とは光を飲み込むものだ緋想の剣の光だけではこの侵食を止めるには足りない。
天子「うそっ!私が私がこんな奴に負ける訳!」
理 「お前の負けだ……」
天子「くぅ!!……いやぁ!!!」
ピチューン!!
天子が被弾しぶつかり合っていたエネルギーは消えてまた元の静寂に戻る。
理 「ふんっ出直してこいよ」
被弾して伸びている天子にそういうと、
バキンッ!
と、黒から貰った龍刀にヒビが入りそこが割れ刀が折れた。
理 「流石は神器の部類だけある…」
折れた龍刀を理久兎はまじまじと見て少し残念な気持ちになるのだった。