神々達は驚いていた。それは理久兎の存在それが今知らされたからだ。だが理久兎はそんな事はそっちのけで千と互いに睨みあっていた。
千 「理久兎よそこになおれ!!」
理 「断るクソBBA!」
と、言い合っている中だが神々達そして理久兎の従者達3人は驚きの顔で見ていた。
天照「理波さんが理久兎?」
月読「………ねぇ確かスーちゃん昔に戦ってなかった
ったけ?」
須佐「あぁあの時の強さの違和感がようやく分かっ
た親父の兄貴だったからだ」
と、言っていたそんな時だった。突然超重力に押し潰されるかのように感覚にこの場の全員は陥った。
亜狛「がぁっ!?」
耶狛「何これ!!?」
黒 「おっおい!!」
イギ「ぐっ母上、兄上!」
そう理久兎と千の殺気のぶつかり合いがこの現象を引き起こしたのだ。ここまでいくと親子喧嘩を越えて周りにも迷惑だ。
天照「こっこんな殺気ぐぅ!!」
月読「お姉さま無理をしたら!!」
須佐「こっこんな殺気は八岐大蛇 以来いやそれより
も強すぎる!!」
周りの神達もあまりの殺気の超重力で押し潰される。そして理久兎はというと、
理 「とりあえずよ永遠に三千世界を見てこい腐れ
BBA!」
千 「ぬかせ!貴様はニラカナイと共に沈みそして
永遠に眠っておれ青二才が!」
自分そして千は拳を構えた。今の理久兎と千には周りの光景などは写っていない。ただ目の前の息子を母を殴り飛ばす事しか考えていない。そして2人はお互いの顔に向かって拳を放った。
イギ「母上!兄上!止めてください!!」
天照「お婆様お止め下さい!世界が滅んで!!」
須佐「誰か止めろ!!」
月読「永琳…最後に会いたかったな……」
亜狛「耶狛‥‥もしまた転生したらその時は兄妹でい
てくれるか?」
耶狛「止めて!?それ本当に死亡フラグだよ!」
黒 「……我が生涯に一片の悔い無…いやあったな」
と、皆は死という覚悟を決める者もいれば死にたくないと懇願する者もいた。そして自分の拳と千の拳がクロスカウンターをしようとしたその時だった。
? 「は~いそこまで!」
と、突然の声が聞こえたかと思うと自分の体と千の体を有刺鉄線が巻き付いた鎖が自分達を絡めとる。
理 「うおっ!!」
千 「ぬわっ!!」
お互いに拳が当たることはなく空を切った。どうやらハルマゲドンは防げたようだ。
理 「何だこれ?」
千 「これは
と、千が言っていると1人の男が此方に近づいてくる。見た感じその男は髪は手入れがされていないのか酷くねじれ曲がり目はまるで死んだ魚のような目をしていた。だが何よりも気になるのは頭に生える角。その角は羊のような角だ。
? 「もう面倒くさいんだから………」
千 「怠惰!!」
怠惰「それと千ちゃん大人気ないよ?」
千 「じゃって理久兎がぁ~!」
怠惰と呼ばれた男は凄く面倒くさそうな顔をしてこちらを見てくる。
怠惰「俺が言える義理じゃないけどさぁ周りをよく
見なよ?」
そう言われ周りを見てみると皆は何故かうつ伏せになっていた。
理 「なぁお前ら何やってんだ?」
千 「どうしたんじゃ何かの儀式か?」
全員「てめぇら親子のせいだよ!!」
と、皆は怒りを込めて叫ぶのだ。
理 「………なぁおふくろやり過ぎたか?」
千 「うむ…明らかにのお……」
怠惰「まぁとりあえず2人共その殺気をしまいなよ
じゃないと皆動けないからね?」
この年で注意され申し訳なく思いながら千と共に殺気を抑え込みしまう。そして圧殺する程の殺気は消えて皆は立ち上がる。
亜狛「マスター貴方は世界を壊す気ですか!?」
理 「えっ?いや親子喧嘩?だったと思うんだが」
耶狛「それ加減できないの!?」
理 「否BBAは潰せだ」
黒 「こっ怖ぇ………」
と、従者達が言っている所で千の場合は、
天照「お婆様やりすぎです!!」
月読「走馬灯が見えんだからね!」
須佐「たくよ!!」
千 「すっすまぬ………」
と、孫達から攻められていた。すると1人の男もとい怠惰と言われていた男が自分と千の間に立ち、
怠惰「それと千ちゃんは自分の作った世界を壊す気
かい?そうでないなら手加減をしなさい」
千 「すっすまぬ怠惰」
怠惰「それとえ~と理久兎君だったよね?俺が言え
る義理じゃないけど少しは親を労え」
理 「……あっあぁ…なぁ所であんた誰だ?」
怠惰と言われた男に興味を持ち聞くと怠惰と言われていた男は、
怠惰「おっと名乗らないのは失礼だったね俺は怠惰
のクソ悪魔もとい皆からは親しみを込めて怠
惰と呼ばれている者だよ♪」
と、言って手を差し出してくる。どうやらよろしくの握手のようだ。
理 「……あっあぁ…」
出された手を握り握手をする。そして悪魔という単語から恐らく魔界の住人だと予測したが、
神 「なぁ理久兎っていえば仕事をほったらかして旅して
たっていうあの?」
神 「あぁ龍神様が最初に創造した神なのに俺らとは相反
する奴で穢れをこの世の穢れを作った愚か者だ」
神 「親の七光りがなきゃただ雑魚だろ」
等々と聞こえてくる。自分は対してそんな事は然程は気にはならないが、
千 「……………………」
黒 「あいつら塵に変えるぞ………」
亜狛「マスター潰すなら許可を」
耶狛「灼熱地獄の燃料にしてあげる……」
と、凄く4人はキレていた。大方キレる理由としてはまず亜狛と耶狛そして黒は自分が侮辱されるのが気に入らないのだろう。そして千は息子をバカにされて静かに怒りを覚えているようだ。
天照「皆さん!ここは皆が楽しく飲み会うための宴
ですそんな邪な心を持つのなら即刻退場なさ
い!」
須佐「因みに姉貴に逆らうなら俺がてめぇらを叩き
斬るからな?」
と、言った瞬間、皆は黙った。
月読「とりあえず皆は楽しく飲んでね♪」
そう言われ神達は御座へと座ると酒やら飲み始めた。
イギ「とりあえず兄上、兄上が冒険してきた話を聞
かせてはくれませんか?」
千 「おっ面白いの♪」
理 「ん?………あっあぁそうだな…よしお前らも好
きなだけ飲んでいいぞ」
亜狛「分かりました」
耶狛「はぁさっきのあの展開で飲めるかなぁ」
黒 「俺は慣れたからどうとでもなれだ」
そうして理久兎はこれまでの冒険してきた事を話ながら酒を皆と飲むのだった。だが、
黒 「なぁお前らあの怠惰とかいう奴には用心をし
ておけよ」
耶狛「えっ?あの人がどうかしたの?」
亜狛「黒さんの言いたい事よくは分かります恐らく
マスターとマスターのお母さんとの殺気その
2つがぶつかり合い皆動けない筈なのに平然
と歩けているという事それは相当な実力者を
意味すると言いたいんですよね?」
黒 「あぁしかもどうも彼奴からは同族の臭いがす
るそれも洗っても拭っても拭いきれないよう
なこびりつき腐った血の臭いがな………」
と、1人別席でこの光景を眺める怠惰という男を警戒するのだった。