帰ってきた地底。だが見た感じ明らかに宴会へと行く前と変わっていた。旧都の建物の多くは倒壊し鬼達がせっせと修繕作業をしていた。
亜狛「何かあったんですかね?」
理 「恐らくな…まぁでも所詮鬼の喧嘩かなんか
だろとりあえず土産を置きたいからさっさ
と行こう」
耶狛「そうだね♪」
黒 「こいしやらは元気にしているのか」
3人はまずパルスィがいるであろう橋へと向かう。橋にはやはり門番としているパルスィがいた。
理 「よぉパルスィただいま♪」
耶狛「やっほ♪」
亜狛「こんにちはパルスィさん」
黒 「おっす………」
と、理久兎達が手をあげて言うとパルスィは此方を見て目を点にする。
水橋「りりり理久兎!?貴方帰って来てた
の!?」
理 「いやそこまでオーバーなリアクションを
しなくても………まぁいいや耶狛、渡して
やってくれ」
耶狛「はいどうぞ♪」
耶狛は高天ヶ原土産の千ちゃん饅頭と書かれた饅頭を渡す。この饅頭見た感じだが千をゆるキャラにしたかのようなキャラが饅頭に焼き印されている饅頭だ。
水橋「えっあっありがとう」
理 「そんじゃ俺達は土産を渡しに行かなきゃい
けないからまたな♪」
耶狛「バイバイ♪」
亜狛「それでは」
黒 「じゃあな」
理久兎達は橋を渡り旧都へと向かっていく。そして千ちゃん饅頭を手に取ったパルスィは、
水橋「バレなきゃいいけど」
と、呟くのだった。そして次に理久兎達が向かったのは美寿々や勇儀が基本いつもいる酒場だ。
理 「ち~す誰かいるか?」
と、理久兎が声を出すと奥から美寿々や勇儀が顔を覗かせた。
美 「おっ理久兎!それにお前らも帰ってきて
たのか!」
勇儀「お帰り………それは土産物かい?」
理 「あぁ♪」
と、言うと更に勇儀の後ろからヤマメとキスメも顔を覗かせる。
黒谷「おっ!お帰り理久兎達お帰り♪」
キス ( ^ω^ )
理 「ただいま♪亜狛に黒、土産を頼んだよ♪」
黒 「あぁ」
亜狛「はいはい♪」
2人は四つほどの土産を4人に渡す。渡した物は須佐能愛好お摘みセット、月読のお茶、天照の干し芋、そしてイザナギの神酒といった土産だ。
美 「ありがとうな♪」
勇儀「しかし行ったのが高天ヶ原とは聞いていた
が本当に高天ヶ原らしい名前の土産だな」
黒谷「あっでもこの干し芋、美味しい♪」
キス ( ≧∀≦)
2人に限ってはもう干し芋を食べていた。
理 「まぁとりあえず俺らは地霊殿に帰るって
言いたいんだが旧都の建物が幾つか倒壊
してるが何かあったか?」
それを聞くと4人は冷や汗を流し始め顔が強ばっていく。
黒谷「なっ何もないよ!?」
キス コク!コク!
勇儀「あっあぁ~ちょっと美須々様と遊んでたら
幾つか壊しちまったねぇ」
美 「わっわりい………」
と、明らかに様子がおかしいのは見てわかる。だが本人達がそう言うならそうなんだろうと思った。
理 「ふぅ~んまぁ良いやしっかり修繕はしろ
よ?」
美 「もっ勿論だ」
しっかり直すみたいなのでこれ以上は追及することはないだろう。
理 「なら良し♪そんじゃ俺らは帰るよ♪」
亜狛「それではまた♪」
耶狛「お土産を楽しんでね♪」
黒 「そんじゃあな」
そうして理久兎達は暖簾をくぐり外へとでる。そして残った4人は、
美 「ナイスだ勇儀」
勇儀「まぁ嘘は言ってませんから」
黒谷「早く直さないと………」
キス ( ´Д`)
4人は呟くがもう店から去った理久兎達には聞こえる筈もなかったのだった。そうして4人はお世話になっている住人にお土産を渡しながらようやく地霊殿へと辿り着いた。
理 「久々の我が家だな♪」
亜狛「そうですね♪」
耶狛「皆は元気かなぁ♪」
黒 「こいしは……まぁ大丈夫か」
と、各々は呟きながら門を開けた。門を開けると何時も見慣れたエントランスが目に写る。家に帰ってきたんだと実感させる。
理 「お~い、さとり~皆~ただいま~」
と、声を張り上げて言ったその瞬間だった。
ドーン!!
と、扉が勢いよく開きそこから地霊殿のペット達が溢れ出てくる。そしてペット達が真っ先に向かったのは、
亜狛「うわっ!?」
耶狛「ちょっくす…くすぐったいアハハハ」
亜狛と耶狛だ。ペット達は基本、放し飼いだが亜狛と耶狛はペット達を幼少の頃から育てているためペット達は父と母と認識しているためか久々に帰還する亜狛と耶狛を歓迎するためにダッシュで来たのだと思った。すると今度は、
こい「お帰り黒お兄ちゃん理久兎お兄ちゃん」
黒 「うおっとこっこいし!」
黒の背中にこいしが乗っかってくる。どうやら今日は帰省しているようだ。
理 「ただいま♪」
黒 「あぁ♪」
こい「えへへへ♪」
笑顔のこいしの頭を黒は撫でる。するとまた扉の奥から御下げが可愛いらしいお燐がひょっこりと顔を出した。
お燐「あっ理久兎様に黒さんおかえりなさい♪
って父さん母さんほらお前達そろそろ止
めなって」
と、お燐はペット達に舐め続けられている亜狛と耶狛を助け起こす。
亜狛「はぁはぁありがとうなお燐」
お燐「いいって父さん♪それと2人共おかえり」
亜狛「あぁただいま♪」
耶狛「うん♪」
と、微笑ましい光景を見ているとふと階段に気配を感じ階段を見るとさとりが立っていた。
理 「さとり…ただいま♪」
さと「理久兎さんおかえりなさい♪」
理久兎はさとりに近づき頭を撫でる。さとりは嬉しそうに微笑む。だが、
理 「なぁあの扉、壊れてるが何かあったか?」
そう二階の廊下へと続く扉が見事に破壊されているのだ。
さと「あっえと………」
お燐「えっと泥棒が侵入してきて撃退したら……」
理 「泥棒?………たく不届きな奴だ」
まぁ対して盗まれる物なんてないから良いのだが。すると耶狛はあることに気がついた。
耶狛「そういえばお空ちゃんは何処にいるか
分かる?」
そう一番、耶狛になついているお空の姿が見えないのだ。
お燐「あっえぇとお空は……」
と、言っていると中庭へと続く扉が開かれる。するとそこから、
お空「あっ皆!おかえりなさい♪」
と、お空が笑顔で此方へと向かってきた。向かってきたのだが、
理 「なぁお空それどうした?」
一目見ただけで分かる。高天ヶ原に行く前と帰ってきた時と明らかに違う。まず目に写るのは右手の完成度が高いネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲そして前よりも発達した黒々とした翼、胸の大きなまるで核を表すかのような宝石、足にはリングがついていたりしていた。
お空「ふふっ格好いいでしょ♪」
アームストロング砲を構えて笑ってくる。だがその光景を見て驚いているのは何しも自分だけではない。黒や亜狛も驚いていてさとりとお燐の顔は何かをやらかしたかのような険しい表情となっている。そして耶狛はポカーンとしていた。
亜狛「いや!格好いいとかいう前に………」
黒 「なっ何か邪魔そうだな」
亜狛「いやっ!?確かにそうですよそうですけど」
お空「取り外し出来るよ♪ほら♪」
と、お空はアームストロング砲を取り外した。どうやら着脱可能らしい。
亜狛「って出来るかい!いやでと明らかに何処か
の人○人間みたく大改造施されてもう後戻
り出来ないですけど!?」
お空「うにゅ?」
理 「亜狛………誰しも1回は成長という名の改造
受けるんだよ人○人間しかり火星のゴキを
倒すためにバ○ズ手術を受けた人類しかり
タ○ノコの科○忍者しかりなぁ……」
亜狛「いやそれももう手遅れを通り越して元の
体には戻れませんよ!?って耶狛も何か
言いなよ!」
と、耶狛に言うと耶狛は涙を流しながら、
耶狛「お…お空ちゃんそんなに立派になって……
お母さん嬉しいよ」(;´Д⊂)
お空「お母さん……」(´;д;`)
亜狛「泣いたってえぇ何で泣く!?しかも斜め
上の観点で泣きやがった!?」
お燐「お母さんもそれ褒めちゃダメだって!?」
2人のツッコミが自棄に切れがいいなと思う。
理 「ツッコミの切れが前より上がったな♪」
亜狛「嬉しくないですよ!?」
お燐「褒められる事じゃないって理久兎様!?」
亜狛とお燐のツッコミがよく分からないのかお空は首をかしげている。だがお空の成長(改造)に歓喜している耶狛は嬉しさのあまり更にお空を褒める。
耶狛「それにそのアームストロング砲も格好
いいよ……♪」
お空「ありがとうお母さん♪」
褒められて嬉しかったのかお空は耶狛へと強く抱きつき耶狛を強く抱き締めるのだった。
さと「何ですか………これ?」
黒 「もう俺にもわけが分からん」
こい「でも面白いからこれはこれで良いよね」
理 「だな………」
と、4人は感動だなと思う者もいれば訳が分からないよと思う者もいればでこの光景を眺めるのだった。
千 「怠惰よその話は本当なのか!」
怠惰「バックアップに消えた話があったよ♪」
千 「それは何よりじゃな!」
怠惰「まさかこんな機能があったとはぁ…クリス
マスそしてイブに流した涙を返せそして総
集編を第2話まで作ってしまった俺の労力
が無駄になったよ………」
千 「おんし取り戻す気満々じゃったんじゃな」
怠惰「えぇ取り戻す気満々だった」
千 「所で怠惰よ失った話はいつ投稿をするん
じゃ?」
怠惰「え~とですね実はさぁ千ちゃん古代都市の
所とか本当に初期の所は覚えてるよね?」
千 「うむ最初に書いた辺りだけあって相当酷い
所じゃよな?」
怠惰「そうそれとさぁ昔の書き方は覚えている
よね?」
千 「2文字以上のキャラだと一文字で書いて
いた時じゃろ?」
怠惰「そうそう昔は、怠「」的な感じなあの書き
方ね」
千 「それがどうかしたのじゃ?」
怠惰「はい現在せっかくの機会だから色々と見に
くい所とか書き方を今の感じに直す作業を
行っているんだよ」
千 「ほうそうじゃったか」
怠惰「まぁ話はそんなには変わらない筈だけど
少し多分…古代都市の所は所々で変わる
かな?」
千 「新しいキャラが出るのか?」
怠惰「う~んまぁそうだねでも1人か2人だけ
どね」
千 「そうかまぁ修繕作業を頑張るのじゃぞ?」
怠惰「勿論さ♪それと何時投稿するかはその時に
なったら報告しますなのでもう暫くお待ち
していて下さい!」
千 「あまり待たせるなよ?」
怠惰「勿論さぁ♪ではまぁそろそろ終わろうか」
千 「じゃなでは読者様、今回もありがとう
なのじゃ!」
怠惰「失った話の投稿についてはその時に書か
せて頂くのでおねがいします」
千 「では読者様!」
怠惰「また次回!それではバイバイ♪」