ある日の昼の事それは自室で起こった。
理 「なぁ黒…これは?」
黒 「………休暇届けだ」
それは黒がまさかの休暇届けを出してきた事だ。今日は旧都に落石が降ってくるんじゃないかと思った。
理 「因みに理由は?」
黒 「………自分探し」
自分探しのために休暇届けを出したようだ。と、言うかまず言いたいことがある。
理 「なぁ何でわざわざ休暇届けを書いたんだよ
一言俺にくれれば良かったんじゃないか?」
黒 「いや耶狛に休むなら休暇届けを書く!それ
は基本だよ!………って言われてな」
理 「いやまず休暇すらしたことない筈だから
休暇届け出すとか知らないぞ?」
黒 「ん?………待てよまさか」
黒と共に自室の扉を見ると、
パタン…………
と、すぐに扉が閉まった。
理 「おいお前ら見てないで出てこいよ」
その言葉を聞くと扉が開きそこから亜狛と耶狛が出てくる。
亜狛「えっとその………」
耶狛「黒くんごめ~んね♪」
黒 「おうこら何て書けばいいのか分からなくて
数時間悩んだんだぞこのやろう!」
亜狛「黒さん本当に妹が迷惑をかけてすみません」
耶狛「ごめんってば~」(´-~-)
一応は確認のために休暇届けの封を開けて中に入っている紙を見る。そこにはただ一言だけ、
自分探しで休む
ただそれだけしか書かれていない。これで数時間掛かったなるとどれだけバカ何だと思ってしまう。だが無意識なら仕方ないと同じで黒なら仕方がない。
理 「………で?」
黒 「ん?なんだ主よ?」
理 「具体的には何処に行くんだ?」
それを言うと黒は一切の迷いなく口を開けて、
黒 「魔界だ」
理 「それはお前の記憶の手掛かりを探す………
でいいだよな?」
黒 「あぁそうだ……」
理久兎は断罪神書の事を思い出す。ルシファーが使ったとされる異界魔法を神綺に会えばそれについて聞けるかもしれないと。
理 「なぁ俺も着いていって良い?」
黒 「はぁ!?」
亜狛「えっ何しにいくんですか?」
理 「いや魔法について神綺から聞こうと思
ってな」
それを聞くと黒の目付きが鋭くなる。何時も神綺は嫌いなようだ。
黒 「魔法なら神綺に聞くよりも………」
理 「俺が覚えたいのは異界魔法だよ」
黒 「あの魔法を覚えようってのか?」
理 「あぁそうだよ♪」
理久兎以外の4人もルシファーが使ったあの魔法は見ている。そのためその破壊力はすさまじいのも知っている。だかこそその力を手に入れたいのだ。
黒 「おいおい………」
耶狛「マスターそんなの覚えてどうするの?」
理 「そりゃ考えてみろよ一瞬で物を出せる
なら大きな城だって出せるかもよ?」
夢のある話に亜狛と黒は少し呆れていたのか顔に手を当てて首を横に振るが耶狛だけは目を輝かせていた。
耶狛「おお~!!それ凄くワクワクするよね!」
理 「だろ♪」
亜狛「いやまぁ城を建てるって一夜城じゃないん
ですから」
耶狛「あれは本当に地獄だったよねぇ」
亜狛「あぁといかあれは城じゃなくて資金をケチ
ったがために石で作ってない簡易的な砦っ
て感じだったよな」
この2人、どうやら自分が死んで寝ている間に戦国時代(安土桃山時代or
理 「
一夜城…見てみたかったなぁ畜生!」
ちょっと悔しいし羨ましい。現在でも有名な一夜城を生で見たかった。
黒 「主よ話がずれてるぞ」
理 「おっとそうだったね♪それでえ~と高柳
さん家に子宝が恵まれた話だっけ?」
黒 「全然違う!魔界に行って異界魔法を学び
たいと言ってただろ!」
理 「そうだったまぁだから俺も着いていくよ」
黒 「はぁ~………」
黒はため息を吐いた。無理もないだろう。こんな上司(理久兎)と先輩(亜狛と耶狛)がいるとそれに、
理 「ついでにお前だけ面白そうな事なんて
させねぇよ♪」
耶狛「うん面白そうな事は皆で共有にしないと
ねぇ♪」
この2人はもう本当にゲスなような笑顔なのだ。
黒 「主に耶狛め……」
亜狛「はぁ…耶狛のこういう所は未だに成長
してないんだよなぁ」
真面目枠の2人は頭を抱えた。そして黒も決心したのか、
黒 「分かった主よ共にいこう」
理 「そうこなくっちゃな♪」
耶狛「私も良いよね?」
亜狛「こら耶狛………」
黒 「構わねぇよ1人も2人も対して変わら
ねぇからな」
流石はこういう時になると結構たくましく見える。
理 「それじゃ亜狛、留守番頼むな♪」
亜狛「えっ!?」
耶狛「だってお兄ちゃんだけ行きたそうな雰囲気
じゃないし」
理 「ねぇ♪」
耶狛「ねぇ♪」
耶狛と共に声をハモらせる。亜狛の眉間にはシワがよっていた。
亜狛「すすすっ凄い腹が立つなぁ」(#゚Д゚)
黒 「あっ亜狛落ち着けこの2人の口車に乗った
ら負けだぞ!」
理 「えっ何?亜狛も行きたいの?」( *´艸`)
耶狛「どうなのお兄ちゃんぷぷぷ♪」(^w^)
挑発を含むて軽く小バカにする。
亜狛「あぁ~!!行きたいですよ!仲間外れを
しないで下さいよ!そして俺も行かせて
下さいよ!」(*`Д´*)
理 「まぁそこまで言うなら連れてってやるか
なぁ耶狛?」
耶狛「そうだねぇ♪」
亜狛「くっくっそ………」
黒 「やれやれ」
これで亜狛も参加は決定だ。
理 「なら各自で準備それで1時間後にエント
ランスに集合な♪」
亜狛「分かりました……」
耶狛「オッケー♪」
黒 「あぁ………」
理 「なら解散♪」
そうして理久兎達は魔界へと向かう準備をするのだった。
怠惰「はい今回もありがとうございました」
千 「しかし長かったの怠惰?」
怠惰「えぇ本当にクソッたれな自動車学校とも
これでさよなら♪」
千 「また古い部分も書いていくのじゃろ?」
怠惰「まぁそうだね♪とりあえずは今日は投稿
する筈だから見たい方々はどうぞって所
でよろしくお願いいたします♪」
千 「うむ♪さてとちと短いが今回はここまで
じゃ♪」
怠惰「えぇそれでは今回もありがとうございま
した♪」
千 「それでは読者様!」
怠惰「またね♪」