理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、モンハンが届きやりたいのですが雑務が残っていて中々出来ない怠惰のクソ悪魔です。速くやりたい………ではまぁ本編へどうぞ。


第301話 魔獣決戦

魔界の森の中。そこには巨大な木の魔物、木樹の王と理久兎、亜狛、耶狛は対立していた。

 

理 「避けろ!」

 

その言葉と共に亜狛と耶狛は木樹の王が放った液体を避ける。そして自分達がいた地点は、

 

ジューーーーー…………

 

と、煙を上げていた。よく見てみると石ですらどろどろのヨーグルトになっていた。

 

理 「流石にあれを真っ向から受けれる自信、俺

   にはないぞ?」

 

亜狛「自分と耶狛なら何とか行けますね」

 

耶狛「だけど痛みでのたうち回りそうだなぁ」

 

木樹「ウォーーーロット!!」

 

木樹の王は自身の頭つまり葉の部分を揺らし何個かの木の実を出す。だがその木の実は地面には落ちずその場に止まると、

 

木実「ギャハ♪」

 

何とその木の実には1つ目の顔がついておりしかもそれら1つ1つが不気味に笑っていた。

 

耶狛「凄く嫌な予感がします」

 

亜狛「安心しろ俺もだから」

 

2人がそう言うと同時に顔のついた木の実は此方へと向かってきた。亜狛と耶狛は避けようとすると、

 

理 「嘗めるなぁ!」

 

断罪神書から黒椿【影爪】を取り出すと音速を越える速度で向かってくる木の実を一刀両断して斬っていく。そして真っ二つにされた木の実は、

 

木実「ぎゃぁーーーーー!!!」

 

バァン!バァン!バァン!バァン!

 

悲鳴をあげ爆発して辺りに毒液を撒き散らす。だがそんな毒液を触れている筈の黒椿は刃こぼれ1つしていなかった。

 

亜狛「あれって絶対に爆弾魔か何かですよね!?」

 

耶狛「あんなのに当たったら爆発四散からの泥々

   ヨーグルトコースだよ!?」

 

理 「SSランクってのも頷けるわなぁ……っち

   速くこっちも行かなきゃ行けないのによ」

 

そう言っていると、

 

木樹「ガングヅ!!」

 

と、何か叫んだ。すると今度は足元から何か違和感を感じた。

 

理 「足元から来るぞ!」

 

亜狛「なっ!」

 

耶狛「うわっ!?」

 

3人はすぐに避ける。すると足元から紫色の液体を放出する無数の蔦が出てきた。避けていなければ串刺しだ。

 

亜狛「火遁の術!」

 

亜狛は地面に手をつけ叫ぶと地面から生える木樹の王の蔦は発火して燃えた。

 

木樹「ガググググク!!!!」

 

苦しそうに蔦を何度か振り回すと地面に戻っていった。やはり植物だけあって火には弱いようだ。こういう時に空紅が欲しくなる。

 

理 「ナイス!」

 

亜狛「はい!」

 

だがこのままでは良知が開かない。速く黒の元に向かわなければならないのだから。

 

理 「お前ら彼奴に向かって突貫するぞ!」

 

亜狛「判りました!」

 

耶狛「うん!」

 

中央に理久兎、左翼に亜狛、右翼に耶狛で3人並んで木樹の王へと走りだす。

 

木樹「ウォーーーロット!!」

 

また自身の頭の枝を揺らし無数の毒爆弾木の実を出すと毒爆弾木の実は此方へと向かってくる。

 

理 「耶狛!」

 

耶狛「オッケー!」

 

耶狛が自分や亜狛を越えて前へと出ると錫杖を振るって、

 

耶狛「縮小!」

 

その言葉と共に飛んでくる無数の毒爆弾木の実は約10Cmの大きさから1Cmぐらいの大きさへと変わる。そのお陰で密集していて隙間が無かったのが一気に隙間が空いたため理久兎達は素早く無駄のない動きで避けていき木の実の大群から抜ける。そして数秒経つと、

 

木実「ぴきゃーー!!」

 

パン!パン!パン!

 

先程よりも規模の小さい爆発が起こり毒の量も少なくなっていた。そのため無数の木の実から抜け出した理久兎達にはその爆発からの毒液は降ってこなかった。

 

理 「ナイス耶狛!」

 

耶狛「うん!」

 

自分達と同じ位置に耶狛は戻り共に木樹の王へと走る。

 

木樹「ガングヅ!!」

 

今いる位置から数メートル離れた位置から無数の蔦がまた出てくる。しかも一列に並んでまるで壁のようだ。

 

理 「亜狛、俺があれを切り開くそしたら最大の

   炎の技で燃やせ!耶狛は亜狛のサポート!」

 

亜狛「承知しました!」

 

耶狛「もちろん!」

 

2人よりも速く移動し一瞬で距離を詰めると黒椿を構え、

 

理 「切り捨てごめん」

 

ジャキン!

 

壁となった蔦はドゴンという音と共に落ちていく。やはり黒椿の切れ味には勝てなかったようだ。しかもまさか自分の自慢とも言える蔦を斬られると思ってみなかったのか、

 

木樹「グゴォーー!!!!」

 

痛みで悲鳴をあげたのだろう。そして道が切り開けた事によって亜狛の忍術がは発動する。

 

亜狛「伊賀流忍法 凶星の炎狼!」

 

亜狛の目の前で炎が渦巻く。その炎は巨大な炎の狼を作り出すとその炎狼は一直線に木樹の王へと突っ込み、

 

ボンッ!!ボワァ!!

 

木樹「ギャガァーー!!!!」

 

木樹の王を火だるまにした。苦しそうに左右を揺らす。そして揺らされた影響で木樹の王の頭に生える木の実が炎に纏わりつかれて落ちてき、

 

木実「ぎゃぁーーーーー!」

 

バンッ! ジュッ!!

 

爆発と毒液が木樹の王へと多段ヒットした。

 

木樹「ぐごご…ごご………」

 

だが悲惨なのはその爆発と毒液は亜狛へと迫ってくる。 

 

亜狛「くっ!」

 

裂け目に入れる時間ももうないため腕を盾に耐えようかとすると耶狛が亜狛の背中に体をつけると、

 

耶狛「仙術十三式 空壁!」

 

何と耶狛が空壁を亜狛の目の前で張った。そのお陰で爆発や毒液に触れずにすんだ。

 

亜狛「耶狛ありがとうな!」

 

耶狛「ご褒美期待してるよお兄ちゃん♪」

 

そう言いながら爆発から抜け出した。

 

理 「お前ら無事か!」

 

不死身とはいえ2人が心配で聞いてみると、

 

亜狛「問題ありませんよ♪」

 

耶狛「うん♪」

 

2人共、無事みたいだ。それはよかった。

 

理 「ならよし♪」

 

木樹の王がいた方向を見ると木樹の王はその場には居なかったが代わりに真っ黒の灰が残っていた。どうやら燃えて灰になったようだ。

 

理 「あちゃ~これは家具の素材にももうならない

   なぁ……仕方ないか」

 

亜狛「あっ………すみません」

 

理 「良いよ仕方ないさ♪それよりも速く黒に加勢

   するぞ!」

 

亜狛「はい!」

 

耶狛「うん!」

 

そうして理久兎達は黒の加勢に向かうのだった。




千 「怠惰よあの生物は………」

怠惰「あぁあれね…‥あれは確か最初は食料問題
   を解決するために作ったのは良いけれど
   失敗して爆発物となった悲しき魔獣って
   感じだったかな?」

千 「色々な意味で悲しき魔獣じゃな」

怠惰「えぇそれはもう………どうやったらあんな
   魔獣が生まれたのやら………」

千 「しかし地味に強いんじゃな………」

怠惰「まぁ…それね木として見られるからカモ
   フラにもなるし爆発物を投げる固定砲台
   として活躍できるから防衛戦では強いよ
   うな気がしたね?」

千 「まともな魔獣がおらんな………」

怠惰「まぁ俺ら悪魔は皆がとち狂ってるからね
   おっとそろそろ時間だねそれじゃ今回は
   ここまで!」

千 「次回もよろしくの!」

怠惰「それじゃ読者様!」

千 「さらばじゃ!」

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