理久兎達が舞台となる世界を創造している同時刻、ここ旧都から地上へと繋がるルートでは、
黒 「はぁ………始まるのかいずれ始まるとは
思っていたが」
リストを見ながらため息を吐く。
黒 「果たして我に出来るだろうか…いや出来なけ
ればならないな」
そう呟いていると日の光が照らし初める。黒は影に潜み洞窟を抜けるのだった。そして黒は影に紛れまず向かうのは近くにある天狗の里からだ。
黒 「昔に聞いていたが本当に天狗達が烏合の
集みたく飛んでいるな………」
天狗達が飛ぶ空を眺める。だがそんな事をしている場合ではないので、
黒 「………あの大きな家だよな」
呟き大きな家へと侵入するのだった。そしてしらみ潰しに部屋を探すと、
黒 「見つけたぞ」
とある一室に先程から見てきた天狗達よりもひときわ大きな羽を持つ女性の天狗がいた。それこそが天魔の村雲風雅だ。
風雅「ふぅ…確認終わり……」
と、風雅が言ったその時。黒は風雅の背後で影から出る。そして自身の存在に気がついたのか、
風雅「誰だ!」
風雅は背後を向いて黒を見る。そして黒はニタリと笑う。
風雅「その眼鏡に細いつり目………貴様、紫殿達
が言っていた隠者の部下だな?」
黒 「あぁそうだ俺は黒……それだけの名だ」
風雅「そんなお前が何しに来た?そしてここが天狗
の領地と知っての狼藉か?」
黒 「無論だ…我は提案をしに来ただけだ」
風雅「提案だと?」
そして黒は獰猛な笑顔で風雅に言葉という魔法を唱えた。
黒 「あぁお前は理久兎に会いたくないか?」
風雅「なっ!それはどういう事だ!」
黒 「我らは深常理久兎という男によって命を
助けられた者達で構成されているそして
我らの願いは…ただ1つだそれこそ深常
理久兎という男の復活だ」
風雅「…………もし私がその計画に参加せず紫に
伝えると言ったら?」
黒 「その時はその時………だが彼女に言ってし
まえばそれが博麗の巫女に伝わり計画は
ストップされもう2度と理久兎には会え
なくなるかもしれないぞ?」
それを聞いた風雅は黙り混んでしまった。だがこれとほぼ同じ事を問わないといけない奴が他にいるため時間がない。
黒 「我はもう行くもし協力する気があると言
うのであればここより少し西に行くけば
小さな洞穴がある明後日の日が沈む時ま
でに来られよ」
それを言い残し黒は影へと入っていく。すると、
風雅「待て!理久兎には会えるんだろうな!」
黒 「無論だ我は約束は守る」
そして今度こそ影へと入るとその場から去るのだった。残った風雅はただ、
風雅「理久兎殿…私は友としてどうすれば良い」
そう呟き考えることしか出来なかったのだった。そして黒はその後もまた移動する。そして次に向かったのは山の麓にある玄武の沢そこでは、
河城「それじゃお爺ちゃん行ってくるね」
にとりは猫背となって髭を生やす河童をお爺ちゃんと呼ぶ。すると今や猫背となっている河童いや元河童のまとめ役のゲンガイはニコリと微笑み、
ゲン「安全に行ってくるんじゃぞ♪」
そう言い歩いていくにとりに手を振っていた。
ゲン「ふぅ………腰が痛いわい」
と、言っている所でまた背後から黒が現れる。
黒 「お前が河城ゲンガイだな?」
自身の声に気がついたのか猫背となっている河童は此方を見る。
ゲン「お前さん山の神達や紫殿が言っておった
黒とやら………じゃったよな?」
黒 「あぁそうだ」
ゲン「そうか………私みたいなこんな老いぼれに
何の用があると言うんじゃ?」
黒 「簡単だお前は深常理久兎に会いたくない
か?」
それを聞くや否やゲンガイの目に光が灯り輝きだす。
ゲン「今…何と!?」
黒 「お前らが尊敬していた理久兎に会いたいか
と聞いたんだが?」
ゲンガイは迷わずただ自身の願いを伝えた。
ゲン「私は会いたいあのお方に会えたのならまた
あのお方の笑顔を見たい」
黒 「もしお前が理久兎の復活を望むと言うので
あれば明後日の夕方にここに来い」
そう言い黒は影へと入りそこから去る。そして残ったゲンガイは水辺に映る自身を見て、
ゲン「あの頃よりも老けたなぁ」
と、昔の自分を思いながら呟くのだった。また黒は影に潜みながら移動していると、
妖精「あたいはこっちだ!」
妖精「チルノちゃん!」
妖怪「待ってったら!」
黒 「妖精に…妖怪か……」
森の中で氷の翼を出して飛ぶチルノそして大妖精そして虫の触覚を持った妖怪を見かける。それを見ていると、
? 「お前は食べれる妖怪なのかー?」
黒 「………残念だが食えないな」
後ろを振り向くと金髪でリボンを着けた見た目が本当に幼い少女が満面の笑顔で見ていた。
? 「それだと残念なのだー」
黒 「お前は誰だ?」
? 「私はルーミアなのだー♪」
黒 「何!?」
丁度書いてあるリストのメンバーだった。
黒 「そうか……ならば我は言おう貴様は理久兎
に会いたくないか?」
ルミ「理久兎って誰なのだー?」( -_・)?
ルーミアは首をかしげた。どうやら理久兎の事を分かっていないようだ。だがこの時、黒は気づいた。彼女のリボンそこに複雑術式が幾つも書いてあったことを。恐らく何らかの原因で封印されているようだ。
黒 「………お前も俺と同じで記憶がないのか」
黒自身はルーミアに親近感を覚えた。
ルミ「どういうことなのだー?」
黒 「いや此方の話だ…ならば良い………お前に教え
よう明後日に霧の立ち込める湖に1人で来い
もし来れば肉を大量に食えるぞ?」
ルミ「本当なのかー!?行くのだー♪」
そう言うとルーミアは楽しそうに去っていった。だが明後日なため今から張り切り過ぎられても困るのだが気にしないでおこう。
黒 「人違いじゃなければ良いんだがなぁ」
少し不安もあるがそれは今は忘れて最後の難関。太陽の畑へと影に潜って向かう。するとそこには、
? 「また今年もこの季節が来たのね♪」
と、傘を指す1人の女性が呟いていた。この女性こそ自分が声を掛ける最後の人物。またの名を風見幽香だ。そして自分が風見幽香の背後で出ようとしたときだった。
風見「でも…この畑に貴方は要らないわね!」
黒 「なっ!?」
突然、傘をたたみ先端を自分に向けてきた。まさかここまで動くとは予想外だった。
風見「その眼鏡に執事服そしてつり目……紫が
警戒している黒だったわよね?」
黒 「以下にも俺は黒だそして傘を下ろして
くれないか?」
風見「嫌だと言ったら?」
黒 「そうかまぁ良い用件だけさっさと済ます
お前は理久兎に会いたいか?」
それを聞いた幽香は一瞬ピクリと動き動揺した。
黒 「我らの目的それは恩がある理久兎の復活
お前もそれを望むだろ特に何度も理久兎
に負けているお前なら」
風見「………彼は私達に自分に縛られるなって言
ったわ…だけど……会いたいに決まってる
じゃないそして今度こそ彼に勝ちたい…」
そう言うと幽香は傘を下ろす。それを見た黒は下半身が影に埋まっている状態で
黒 「ならば我らに協力しろ明後日の黄昏時だ
その時間に1人でここにいろ」
そう言い黒はまた影の中へと入る。そして自分達の住まう地底へと帰るのだった。1人だけとなった幽香は後少しで咲きそうな向日葵を優しく触り、
風見「理久兎………やっぱり貴方に勝ち逃げ何て
させないわ」
幽香はただそう呟くのだった。そして黒の視点に戻る。
黒 「はぁ怖かった…しかし本当に主の友人達
はこうも我が強いとわなぁ」
そんな事を呟きながら黒は地底へと帰るのだった。
怠惰「では今回もありがとうございました」
千 「久々じゃな♪」
怠惰「だね」
千 「そういえばそなた免許を取ったんじゃよ
な?」
怠惰「えぇリアルの怠惰さんは取りましたよ♪
点数は93点だったとか」
千 「90基準なために高いのか低いのかよう
分からんの」
怠惰「まぁ受かれば100点なんだよ89から
はどんなに足掻いても0点って事だよ」
千 「それで落ちた奴は悲しいのぉ」
怠惰「怠惰さんと同じ時期で受けた子の中には
いたよそういうのは………まぁ言えるのは
運転の知識などは出るけど後は優しさ?」
千 「どういう意味じゃそれ?」
怠惰「まぁ受けてみると分かるよって所でそろ
そろ時間なので今回はここまで!」
千 「うむ久々の投稿じゃったがまた明日も
見に来てくれると嬉しいぞ♪」
怠惰「ではでは!」
千 「さらばじゃ!」