理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、先程ようやくエスカトロジーに勝利を納めた怠惰のクソ悪魔です。ようやく勝てた。真田様やラグナログには感謝………おっとそれでは今回も本編へどうぞ。


第311話 役者達

夕暮れ時の太陽の畑。そこに裂け目が開かれ黒が現れる。

 

黒 「さてと時間だ……」

 

呟き黒は少し歩くとそこには日傘をさす幽香がいた。どうやら見た感じは来るみたいだ。

 

黒 「迎えに来たぞ」

 

幽香「あら意外にも早かったわね」

 

幽香は警戒しているのか疑り深く見てくるがそんな些細な事は気にせず、

 

黒 「それじゃとりあえず影に入ってもらうぞ」

 

幽香「えっ?っ!」

 

そう言うや否や幽香は徐々に沈んでいく。

 

幽香「貴女まさか騙し………」

 

黒 「騙してはいないものの数分だけだ」

 

そう言ってる間にも幽香は自身の影に沈みそこから幽香は消えた。

 

黒 「次は……湖か」

 

そして影へと入り込むと今度は霧の湖へと向かう。そして湖まで行くとそこには、

 

ル 「お腹が減ったのだ~~」(×__×)

 

そこにはお腹が減りすぎてヘロヘロとなっていたルーミアの姿があった。

 

黒 「おっお前…まさか一昨日からいたのか?」

 

一昨日からのいたのかという質問にルーミアは、

 

ル 「そうなのだー」

 

敢えて言おう。頭は自分の方が良いと。だがしかし約束の時間が迫ってきているために、

 

黒 「まぁ良い今は急ぐからな」

 

そう言うとルーミアの足元の影に変化が起きる。突然影なら腕が出たかと思うと、

 

ル 「うわぁーーーー!!?」

 

ルーミアは黒の影へと引きずり込まれていった。

 

黒 「よし次!」

 

ルーミアを影へと引きずり込み次に玄武の滝へと向かう。そこには1人の男性もとい長い髭を剃ったゲンガイがいた。

 

ゲン「ふぅ…迎えはまだかの……」

 

黒 「済まないな」

 

ポツリと呟くゲンガイの背後で影から出て声をかける。それに気づいたゲンガイはゆっくりと此方を向くと、

 

ゲン「やっと来たかい………もう一度聞くぞ

   総大将には会えるんじゃろうな?」

 

真っ直ぐなひかりを灯した目で見ながら聞いてくる。それに自分も真っ直ぐゲンガイを見ながら、

 

黒 「嘘はつかん」

 

それを聞いたゲンガイは口元をニヤリとニヤつかせる。

 

ゲン「そうか…なら連れていけ」

 

黒 「そうか…それなら言葉に甘えるぞ」

 

黒は自身の影を大きくしゲンガイの足元まで来ると、

 

ゲン「うぉっ!?」

 

ゲンガイは影へと引きずり込まれていった。これでゲンガイも終了した。

 

黒 「最後は地底への入り口か」

 

また影へと入るとすぐさま移動を開始し妖怪の山から地底へと行ける洞窟へと向かうのだった。そしてそこでは大きく黒い翼を羽ばたかせながら風雅が飛来していた。

 

風雅「ここ…だよな?」

 

風雅は翼を折り畳ませ数分待っていると、

 

黒 「来たのだな」

 

影から現れ待っている風雅と目を合わせる。

 

風雅「あぁ来たぞこっそりと抜け出すのは中々

   大変だったがな」

 

黒 「そうか……ここに来たという事は覚悟はある

   のだな?」

 

風雅「無論……理久兎に会えるなら」

 

黒 「そうかならば行くぞ」

 

黒は影を操り先程と同じように風雅を影へと引きずり込んでいく。

 

風雅「………理久兎…待っていくれ」

 

そう呟くと風雅は影に引きずり込まれた。これで4人達成だ。

 

黒 「さてと後はこれで亜狛と耶狛が来るのを

   待てば………」

 

座って待とうかと考えるや否や自分の目の前に裂け目が開く。そしてそこから亜狛と耶狛が出てきた。

 

亜狛「黒さんお疲れ様です」

 

耶狛「お疲れ黒君」

 

黒 「あぁとりあえずこっちは終わったぞ速く

   帰ろう八雲紫だとかにバレると後が面倒

   で仕方がない」

 

亜狛「そうですね………」

 

耶狛「ならちゃっちゃと帰ろう♪」

 

そうして亜狛と耶狛は裂け目をまた作る。そして黒が入ろうとした時、

 

亜狛「あぁそれと黒さんでも多分ビックリする

   ものがありますよ」

 

黒 「俺がビックリする?」

 

耶狛「うん………私は少しショックを受けたけど」

 

何を言っているのかは分からないがそれは見てのお楽しみだ。

 

黒 「ならそれをゆっくりと見させて貰うぞ」

 

亜狛「まぁ見た方が早いですね」

 

耶狛「うん…そうだね……」

 

そうして3人は理久兎の作ったエレホンへと向かうのだった。そして視点は理久兎へと変わる。

 

理 「とまぁこんな感じ言って構わないから」

 

小町「また変にややこしくなりそうだねぇ」

 

理 「アハハ………本当に参っちゃうよね」

 

これまで自分が撒いてきた種がまさかここまで酷くなるとは初めの考えであった隠居生活は何処にいったのやら。

 

理 「でも小町この仕事を上手くこなしてくれ

   たら映姫と交渉して1ヶ月の休暇を貰え

   るように頼み込んでやるよ♪」

 

小町「本当かい!?流石は理久兎さん話が分か

   るねぇもう映姫様の下じゃなくて理久兎

   さんの下で働こうかな?」

 

理 「ハハハ♪止めておけ多分だが小町が俺ら

   の仕事をするとすぐにノイローゼとかに

   なるぜ?」

 

亜狛や耶狛そして黒の仕事量はとんでもなく多い。故にあまりサボれない。それだと小町は長続きしないだろう。

 

小町「やっぱり映姫様の下で働いてよ」

 

理 「懸命な判断だ♪」

 

そんな事を話していると裂け目が開きそこから亜狛と耶狛そして黒が出てくる。

 

理 「おっ帰ったか♪」

 

黒 「お前だれだ!!」

 

黒は自分の姿を見て警戒してくる。すると亜狛と耶狛は黒の肩を軽く叩くと、

 

亜狛「黒さんあれがマスターですよ………」

 

耶狛「うん変装のために女体化してるだけだよ…」

 

黒 「そうか…それならってそんな訳あるかぁ!」

 

理 「事実だよ黒♪俺は理久兎お前の主人さ」

 

鋭い眼光で黒に言うと黒は落ち着いたのか、

 

黒 「………主は本当に常識はずれだな」

 

理 「まぁな♪さてと黒…初めるぞ♪」

 

黒 「あぁ………」

 

そうして黒は影を拡げ引きずり込んだ者達を排出するのだった。




怠惰「それでは今回もありがとうございました」

千 「のう怠惰よ」

怠惰「どうしたの?」

千 「うむそなたは好きな女性のタイプとかは
   あるのか?」

怠惰「う~ん好きなタイプね………考えたことも
   ないな」

千 「こう…何というか勝ち気とか物静かとか
   色々あるじゃろ」

怠惰「そうだなぁ普段はクールぶってるけど
   ハプニングに驚きすぎてあたふたする
   子とかは結構可愛いと思うよ?」

千 「言ってることがSのような気がするん
   じゃが」

怠惰「気のせい気のせい♪後は………日頃から
   勝ち気で威張ってる子とかが涙目にな
   ってる姿にはゾクりと来るかな?」

千 「うむこやつは病気じゃな色々な意味で」

怠惰「失礼だなぁだけどやっぱり元気がある
   子の方がいいかな♪」

千 「そっそうか………おっとしまったもう時間
   じゃな!」

怠惰「おっと本当だそれじゃ読者様今回はここ
   まで!」

千 「次回もよろしくの!」

怠惰「それではまた次回!バイバイ♪」

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