理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、ついに源義経さんの獣神化が決定したことを聞き思いっきりガッツポーズした怠惰のクソ悪魔です。結構なぐらいに思い入れがあったし3体いるので本当に嬉しい限りです。ミッドナイトパーティーでの爆死結果と言うのは内緒です♪おっと話がずれましたが今回は黒は視点の物語となりますのでご了承ください。では本編へどうぞ。


第319話 黒から与える試練

理久兎の視点から代わりルーミアを迎えに行く辺りに遡る。ここエレホンの空中闘技場で黒は魔理沙、アリス、そして恐らく聖という女性の3人と対峙していた。

 

黒 「さぁ思う存分やろう手加減無用で殺す気

   で来い!そして俺を楽しませろ!」

 

そう叫び黒は自身の魔力で弾幕を作りそれを無数に放ち始める。

 

聖 「楽しませろ……まさか…それに黒って」

 

霧雨「おい!ボサッとするな!」

 

アリ「避けるわよ!」

 

聖 「えっすみません!」

 

3人は自分が放った弾幕を回避し出した。前から主には「やり過ぎるな」とは言われていたが今日ぐらいは久々に魔を極めんとする者とぶつかり合いたいという願望が抑えきれない。それ故に、

 

黒 「くく………アハハハハハハ!!」

 

楽しくて笑いが止まらない。魔道を極めんとする未来を持つ子らとの闘いほど心踊るものはない。

 

霧雨「お前ばっかり弾幕を出してんじゃねぇぞ!

   変態執事!」

 

魔理沙は星形の弾幕を自分へと放ってくるが、

 

パチンッ!

 

指パッチンと共に現れた自身の影が魔理沙の星形弾幕を飲み込む。だがそんなのは計算し尽くされていたのか、

 

霧雨「いっけぇ!!」

 

無数の筒を投げるとその筒の先端が発火しロケット花火みたく自分へと向かって来るが、

 

黒 「影よ…影よ……鋼となりて刃となれ」

 

ザシュ!

 

魔理沙の放った筒ロケットの影から刃が現れ筒ロケットを貫く。その結果、筒ロケットはその場で爆発し消える。

 

霧雨「やっかいな!」

 

アリ「今度は私が行くわ!」

 

するとアリスが無数の武器を持つ人形を動かし自分へと襲いかかってくるがここでスペルを唱える。

 

黒 「怪奇 シャドーピープルの群勢」

 

自身の影から黒い球体が幾つもの現れる。そしてそれはアリスの使う人形ぐらいの大きさの人型になると各々、影の剣や槍に斧などを持ってアリスが操る人形達と激突する。

 

アリ「影を分裂させた!?」

 

黒 「どうした何を驚く?」

 

と、言っていると突然、後ろから気配を感じた。そのため自身の影を操りハルバードを出した瞬間、

 

ガンッ!!

 

そんな鈍い音が聞こえてくる。後ろを見ると聖が自分の頭めがけて蹴りを放とうとしていたみたいだがハルバードに防がれて見事に失敗していた。

 

黒 「俺の後ろを取れると思うなよ?」

 

聖 「………やっぱりその声は黒さん!黒さんです

   よね!私です聖 白蓮です!」

 

黒 「あんっ?」

 

突然、この女は訳の分からない事を言い出してきた。だが何処かで会ったことがある。何処かで話したことがある。そんな錯覚と思えるぐらいな懐かしいと言える感情が芽生えてくる。だが、

 

黒 「悪いなお前の事は良く覚えてなくてな」

 

聖 「えっ」

 

黒 「そらっ!」

 

ゴンッ!

 

聖 「ぐっ!!」

 

ハルバードを持ち力任せに振るい聖を吹っ飛ばす。だがすぐさま受け身をとり体制を建て直してきた。

 

黒 「ほう……」

 

霧雨「これでも食らいやがれ!」

 

そう言いながら魔理沙が左手に箒を持ちながら股がりそして右手を後ろに構えながら魔法アイテムをを向けると、

 

霧雨「彗星 ブレイジングスター!」

 

叫ぶと共に本当に彗星と思えるぐらいの光を纏わせて高速で此方へと突っ込んでくる。

 

黒 「甘いわ!!」

 

それを棒高跳びの両様でハルバードを地面に突き刺し体を浮かせて魔理沙の攻撃を避ける。

 

霧雨「甘いのはお前だぜ!」

 

その時、魔理沙は魔法アイテムでのブースターを止めて自分へとそのマジックアイテムを向ける。

 

霧雨「恋符 マスタースパーク!」

 

ゼロ距離からのマスタースパークが放たれようしている。そんなものを食らえばただでは済まない。だが、あくまでも食らえばの話だが。

 

黒 「影符 グラトニーシャドー!」

 

手に持つハルバードが巨大な怪物の頭となる。それは大きく口を開き魔理沙がマスタースパークを放つと同時にマスタースパークを貪り始める。

 

霧雨「っ!」

 

黒 「光と影はお互いに0である…‥…強い光で

   あればある程に影もまた深い黒色の影へ

   となっていくものだ」

 

怪物の頭を操りマスタースパークを放つ魔理沙ごと噛みつかせようとするのだが、

 

アリ「行きなさいゴリアテ!」

 

アリスが此方へと1体の人形を投げてくる。するとその人形を中心に魔方陣が出来上がるとその人形の武器ごと突然巨大化し約5メートル近くの巨大人形になると手に持つ大剣で自分を一刀両断してくる。

 

黒 「影走り」

 

魔理沙を攻撃するのを止めてすぐさま自身の影へと入り移動して攻撃を避ける。

 

霧雨「ふぅ助かったぜアリス」

 

アリ「良いわよ別に」

 

黒 「………巨大化の魔法か面白い魔法を使うもの

   だな」

 

あまり自分には無用の魔法だと感じた。第一に巨大化魔法を自分で覚えて使うよりも適任(耶狛)がいるため無用の魔法だと心から感じた。

 

アリ「それはありがとう!」

 

アリスはゴリアテと呼ばれた人形を操りまた自分へと攻撃してくる。だがそうなるならば丁度良いものがあるのを思い付く。

 

黒 「従符 大影武者鎧!」

 

ゴリアテの影を操りゴリアテと同じぐらいの大きさの鎧武者(中身無し)を召喚しゴリアテの一撃を大太刀で受け止める。

 

霧雨「なっ何じゃそりゃ!?」

 

アリ「ゴリアテを利用したですって!」

 

かつて自分の主人である理久兎の母親の屋敷で見た鎧武者の置物を見て考えたスペルだ。大きさはゴリアテ人形とたいして変わらない5m程だが弾幕受けの盾にもなってくれるので結構便利なスペルだ。

 

黒 「生憎な話で俺の影はシャドーピープルと

   ハルバードに使っているから余裕が無く

   てなだからお前の影も利用させてもらっ

   たがまぁそのデカ物を召喚するのが悪い

   からな?」

 

アリ「言ってくれるわね貴方」

 

と、そんな下らない話をしていると一瞬の速度で突然目の前に聖が出てくる。

 

聖 「黒さん!」

 

しかもその華奢な今にも折れてしまいそうな腕に魔力?を込めて顎に向かってアッパーカットしてきた。

 

黒 「ぐっ!」

 

そんなグーパンを上半身と顔を上へと傾けて避ける。そこから更に聖がラッシュを仕掛けてくる。

 

黒 「この尼が!」

 

自身の右腕を本来の姿に戻し聖へと一閃からの殴りかかるが、

 

聖 「そんな攻撃は当たりません!」

 

聖も攻撃を避け更には魔力を纏わせた腕で防いでくる。華奢な体に見合わず何て丈夫なのだろう。

 

霧雨「すっ凄ぇ」

 

アリ「感心してないで協力するわよ!」

 

霧雨「あぁ!」

 

そう言うとまずアリスがまた人形を取り出す。

 

アリ「咒符 上海人形!」

 

取り出した人形から魔理沙のマスタースパークには及ばないがレーザーが飛んでくる。

 

黒 「おっと」

 

聖 「せいっ!」

 

黒 「むっ!」

 

レーザーと聖の拳から逃げるために後退する。だがその時に魔理沙は箒を構えてスペルを唱える。

 

霧雨「星符 グラビティビート!」

 

その時、上空から少し大きめの星形弾幕が1つ落ちてくる。

 

黒 「小賢しい!」

 

高速度で落ちてくる星をハルバードで弾き飛ばす。だがその瞬間だった。

 

聖 「天符 三千大千世界の主!」

 

突然のスペルが発動する。その瞬間、

 

黒 「がっ!」

 

自分の腹に何かが目に見えぬ速度で突き刺さった。良く見てみるとそれは金色の魔法器具だった。だがそれで終わりではなかった。

 

聖 「行きますっ!」

 

ザシュ!

 

黒 「きっ貴様!」

 

聖 「はぁ!!」

 

ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ! 

 

黒 「ぐふっ!」

 

高速のラッシュが怯んだ自分へと襲いかかる。そしてラッシュが止むほだが止むと聖が消えていた。その時、上に気配を感じ見ると、

 

聖 「南無三ーー!!」

 

ドゴンッ!

 

凄まじい飛び蹴りが自身の腹を抉る。そしてその蹴りの衝撃に自分も、

 

黒 「うがっ!!」

 

ピチューーン!!

 

被弾の音と共に吹っ飛ばされたのだった。

 




怠惰「それでは今回もありがとうございました」

千 「しかしもう負けたのか早いのぉ」

怠惰「千ちゃん何を言っている?」

千 「ん?どういう事じゃ?」

怠惰「何時…黒が負けたと?」

千 「えっ?じゃって被弾したじゃろ?」

怠惰「本編でまだ負けとは書いてないよ?」

千 「まっまさか………」

怠惰「ではここから先はちょっとしたネタバレに
   なってしまうので今回はここまで♪」

千 「おっおい!」

怠惰「それでは読者様また次回ばいにゃら♪」

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