理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、モンストでオーブをお先真っ暗な属性ガチャに貢いだ結果ようやくジキル&ハイドを当てた怠惰のクソ悪魔です。昔から欲しかったので滅茶苦茶嬉しかったです。しかしカタストロフィーはボロ負けしました。次はこそは殺る………おっと失礼では本編へどうぞ。


第326話 西行妖は3度封印される

時が満ち自分は黒と共に屋上へと向かうと丁度、ゲンガイがベンチに座って一休みしていた。

 

理 「ご苦労様です」

 

ゲン「来たって事はぁつまり」

 

理 「はい♪時が満ちました♪」

 

ニコリと女性の姿で微笑むとゲンガイは椅子から立ち上がる。

 

ゲン「ならエネルギーを刀に集約しますかね」

 

理 「えぇ準備は?」

 

ゲン「勿論可能ですよ」

 

そう言うとポケットからリモコンを取りだしボタンを押すと近くの不思議なポットからパラポナアンテナが出てくる。しかもポットには代用の無名刀も既にセットされていた。

 

理 「そこにエネルギーを収束させれば良いの

   ですね♪」

 

ゲン「えぇお願いします」

 

理 「では………」

 

そう言われ自分は腕を真上に伸ばし人差し指を掲げる。そして、

 

理 「せいや!」

 

ポットに向かって振り下ろす。すると人工太陽からパラポナアンテナに向かって一筋の光が向かっていき直撃する。

 

ゲン「ぐっ!!」

 

黒 「まっ眩しいな!」

 

眩しく衝撃波もあったがポットの電池マークに光が1つ点滅する。やがて段々と光が点滅していきやがて電池マークに全ての光が灯り点滅する。

 

ゲン「充電完了!」

 

理 「よっと」

 

ゲンガイの合図を聞きすぐさま止める。これで準備は整った。ポットに入っている無名刀を取りだしまじまじと見る。見た感じこれなら空紅の代用が出来そうだ。

 

理 「黒……戦う準備はOK?」

 

黒 「問題ない」

 

理 「ゲンガイさんは避難をしておいてください

   下手をすると死にますので」

 

ゲン「あっあんたらに任せた!」

 

そう言いゲンガイは屋上の入り口付近に隠れ念のために火縄銃を装備した。自分はゆっくりと西行桜へと近づき、

 

理 「さて空紅………久々だな!」

 

空紅の名を言うと同時に西行桜の幹かから空紅を引っこ抜く。そして空紅の刀身は昔の赤々しい色合いから打って代わり西行桜の力を長い年月で吸収したのか美しい桜色に所々にまるで斑点みたく桜の花弁の模様もついて物凄く変わっていた。

 

理 「また前よりも桜色になったな」

 

と、そんな事を呟いていたその瞬間、西行桜の根本が動き出した。

 

理 「おっと……」

 

西行「ギャーーーーーーーー!!!」

 

西行妖が咆哮を上げる。あまりの衝撃波で自分は軽く吹っ飛ぶ。

 

理 「ちっ!」

 

だがすぐさま空中で受け身をとっても着地する。西行妖が目を覚ました。

 

黒 「主よ軽く屠るのだろう?」

 

理 「あぁさっさと片付けるよ」

 

ポケットから断罪神書を出さずにページを開きそこから黒椿【影爪】を取り出して口で噛み締め持ち右手には空紅を左手には封印用の無名刀を構える。

 

理 「ひゅくぞ!」

 

黒 「了解した!」

 

自分と黒は西行妖へと駆け出す。

 

西行「ガァーー!!」

 

西行妖は自分達へと向かって蔦を伸ばして向かってくるが、

 

理 「おらぁ!!」

 

ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!

 

3本の刀を巧みに使い向かってくる枝を全て切り捨てる。

 

黒 「消え失せろ!」

 

グジュ!グシャ!!

 

更には西行妖の根に向かって黒の操る影の槍が突き刺さっていく。

 

西行「がガガが!!!」

 

見ているとどうやらゲンガイが施してくれた注連縄が役に立っているのかそれとも数年前にまた再度封印されたためなのかは分からないが昔よりも遥かに弱くそして動きが遅く見えた。

 

理 「………黒!彼奴は昔より遥かに弱い勝て

   るぞ!」

 

黒 「分かった援護する!」

 

黒の言葉を信用し自分はもう一度、西行妖へと更に突っ込んでいく。そしてそれに続き西行妖も無数の枝を動かし自分へと攻撃してくる。

 

黒 「主の進む道を邪魔しようとするのならその

   者は万死に値すると知れ!」

 

黒の激励と共に西行妖の枝の影から無数の影の槍が飛び出てくる。それらは西行妖の枝や根を串刺しにして動きを止める。

 

黒 「主よ今ならやれるぞ!」

 

理 「言われなくてもやってやらぁ!」

 

すぐさま距離を詰めて西行妖封印専用の無名刀を構えるが、

 

西行「ギャー~ー!!」

 

また西行妖はまだ動かせる枝やらを向けて襲いかかってくる。しつこいといったらありゃしない。

 

理 「でりゃ!!」

 

ザシュ!ジャキン!ズシャ!

 

だが向かってくるのなら切り捨てるだけだ。そうして向かってくる木の枝を切り捨てていき空紅と黒椿をを地面に指して無名刀だけ構え西行妖の幹にあるおぞましい顔に向かって無名刀で突き刺す。

 

ザシュ!!

 

西行「ギャー~ーーー!!!」

 

物凄い悲鳴が聞こえる。自分はポケットに入っている身代わり木板人形を10枚セットを約七個程を投げて、

 

理 「仙術十三式 封神演武!!」

 

バキンッ!!バキンッ!!バキンッ!!

 

空中に放り投げた身代わり木板人形は音を立てながら壊れていく。つまり自分の寿命の身代わりになってくれたようだ。そして西行妖は徐々にと活力を失っていく。

 

理 「西行妖じゃあな!」

 

そう呟くと西行妖の枝はみるみると枯れていきやがて動かなくなっていったが、

 

理 「ん?おっとこいつは凄いな」

 

西行妖の枯れ木から蕾が咲いていきやがて花となる。かつて見た恐ろしさよりも華やかさが強い印象となった。

 

理 「板を割りすぎたのが原因………だよな?」

 

もしかしたら寿命の肩代わりした人形板が多かったためなのかそれが肥料となって満開になったのかもしれない。

 

黒 「綺麗なものだな」

 

理 「そうだな……っと黒…客人が来たみたいだな」

 

黒 「とりあえず念のために影に潜んでおく」

 

影へと変わった黒は自分の影に隠れる。そして自分は刀を抜き取ったその時、異変解決組のメンバー達がビルのフェンスを飛び越えてやって来た。

 

理 「亜狛と耶狛は負けたか……まぁ丁度良いか」

 

黒椿をしまい蓮達の方へと歩いていくとゲンガイが異変解決組達に向かって銃を突き付けていた。すると紫の声が聞こえてくる。

 

紫 「ゲンガイその銃をおろしてもらえない

   かしら」

 

ゲン「紫様の頼みでもそれは出来ませんそして

   もう時間きれなんすよね」

 

と、聞こえてくるため自分も少しラスボスっぽく、

 

理 「えぇ時間切れですね」

 

蓮 「それは空紅!」

 

手に握られている空紅を見て蓮は叫んできた。何となく封印は解けたためこの戦いで使えそうだ。協力してくれたゲンガイの方を向き、

 

理 「はい♪そしてゲンガイご協力をありがとう

   ございました」

 

そう言うと同時に空紅を掲げて空紅の刀身から桃色の炎を噴出して必要のない自分のダミーが入っている棺を燃やして火葬する。

 

ボワァーーーーーン!!!!!

 

そして燃やすと同時に爆発しダミーの骨が辺りに散乱する。自分の足元には髑髏がコロコロと転がっても来た。

 

蓮 「なっ…………」

 

ゲン「おい!貴様総大将の屍になんて事を!」

 

ゲンガイは銃を向けてくるが何にも怖くない。

 

理「中々…楽しめましたよ……ふふっ♪」

 

余興も楽しめたためそんな事を呟きながら自分はゲンガイの持つ火縄銃が人に当たったら危ないと思い大道芸のように刀を回して、

 

ボワァッ!

 

一瞬で切り上げ炎の斬撃波を作りゲンガイの手に持つ銃の銃口の先端を溶か弾を撃てなくした。

 

ゲン「なっ!」

 

霊夢「貴女が隠者なのね!」

 

今の動きを見て叫んできた。自分はニコニコと微笑みながら、

 

理 「そう私が隠者の正体かしらね」

 

と、軽く自分の正体も晒すのだった。




怠惰「ではでは今回もありがとうございました」

千 「これで本編へとは繋がったんじゃよな」

怠惰「まぁそうだねとりあえず次回はあっちを
   投稿するからよろしくね」

千 「ついに少年達と理久兎が出会うのか」

怠惰「まぁどっちが勝つか負けるかは皆様予測
   してみてね♪」

千 「ワシは少年達が勝つに賭ける♪」

怠惰「例の秘策がどうのってやつ?」

千 「うむ♪バカ息子の鼻をへし折る事を
   望むぞ」

怠惰「物騒だなぁまぁ良いかコホンッ!では
   今回はここまで!」

千 「また次の投稿の際も頼むぞ!」

怠惰「ではでは読者様!」

千 「さらばじゃ!」

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