無数の骨が転がる中で自分はただ微笑んでいた。気が狂っただとか頭が可笑しいはあまり否定しないがそんなには可笑しくはない。この笑顔はようやく待ちに待った異変解決組が自分の目の前に来ていたことに高揚しているのだ。
霧雨「こいつが隠者………」
妖夢「しかも女性!?」
皆は今の姿が驚愕なのか目を見開いて驚いていた。何せ今の見た目はそこいらの女性と変わらない姿なのだから。
紫 「貴女………よくも!」
何故か紫は荒々しく何時もの余裕な感じがない。昔に怒りに身を任せるなと何度も教えた筈なのだが。すると、
ドゴンッ!!
と、屋上の扉が勢いよく開く。そこから、
幽香「そろそろかと思ってきたらこれはどう
いう事かしら?」
風雅「りっ理久兎殿の棺がそれにまさかその
骨は!」
小町「ありゃりゃ……」
幽香に天魔の風雅そして小町が出てきた。また騒がしくなりそうだなと思っていると、
ボキッ!
自分のダミーの髑髏を踏み抜いてしまった。
理 「あら♪ごめんなさいね♪」
皆はこれが自分の骸だと思っているため一応は謝るのだが、
紫 「………貴女はただ殺すだけではダメみたいね
残酷に命乞いをしても私は貴女を許さない
わ…ここで死になさい!」
幽香「悪いけどもう私も貴女達を手伝う気は毛頭
ないわ死ぬのが楽と思えるぐらいに潰して
あげるわ」
風雅「以下同文だ!」
文 「天魔様に着いていきます!」
萃香「理久兎の仇はとらせてもらうよ!」
と、皆は自分を殺る気満々だ。仕方ないと思いつつ何時でも戦闘が出来るように空紅を構えようかと考えていると、
蓮 「聞きたいことがあります」
自分に向かって蓮が質問をしてきた。
理 「おや何でしょうか?」
質問があるのなら答えようかと思い言う。
霊夢「蓮あんたは何を考えて!」
蓮 「霊夢それに皆…少しだけ時間を下さい」
そう言うと蓮は少し前へと歩き自分の目を見て、
蓮 「聞きたい事は幾つかありますどれも貴方の
本当の正体に結び付く質問だと僕は思って
います」
どうやら自分の本当の正体を暴くみたいだ。それをやってくれるのなら都合がいい。
理 「面白そう続けて♪」
蓮 「まず1つ髑髏を操って僕達にアドバイスを
くれたのは貴方ですよね?」
紫 「えっ」
それは正解だ。とりあえず近くに配置してある髑髏を手で動かし此方へと寄せて顎をカタカタと動かしながら声量を変えて、
理 「えぇそうでございますよ♪正解でござ
います♪」
霧雨「なっ!?」
妖夢「すっ凄い………」
自分の話術を見てみなは驚いてくれた。やっている自分からすると驚いてくれるのが正直嬉しいしやってて楽しい。
理 「因みにどうやって見抜いたのですか?」
蓮 「それは分かりやすかったんです黒さんの時に
髑髏からの言葉でビビっていたのを見てピン
と来ましたそれに黒さんは貴方の事を主人と
過去に言っていたので」
また黒か。横目で自分の影に潜んでいる黒を見ると動揺しているのか少しだが影がゆらゆらと揺らめいていた。仕方ないと思いつつ蓮を見て、
理 「成る程それで他には?」
幾つかと言われていたので他に何があるのかと思っていると、
蓮 「次はアリスさんの記憶の事です」
アリ「えっ私!?」
蓮 「実はこれも黒さんから聞いたんですアリス
さんの記憶は抜き取られたってつまり抜き
取るという行為をしたという事はその時に
アリスさんは貴方の正体の事について知っ
ていたそのために抜いたって事ですよね?」
間違っていないし正解だが黒の奴は結構なネタバレをしてくれたようだ。呆れてものが言えないでいると、
理 「………………………」
蓮 「黙秘ですか…それなら次です先程に僕達は
亜狛さんや耶狛さんとも会いました」
黙秘という形で片付けられた。あまり黙っているのも良くないのだろうか。
幽香「えっ」
風雅「あの2人に会ったのか!?」
だが自分を差し置いて話がどんどん進んでいく。
蓮 「はい会いましたよそして前に守矢神社で
亜狛さんと戦った際に呟いたんですよね
マスターって」
霧雨「えっえっ!?」
早苗「どっどういう事なんですか!?」
周りの皆は驚きながらも自分を見る。黒に続いて彼奴等もネタバレをしてくれたようだ。そして後いくつの質問が残っているのかが気になる。
理 「それで?後何個の質問が残っているの
かしら?」
蓮 「そして残り2つです……次に最初に僕達が
ここに来る際に来た神社です」
聖 「えっとその神社がどうかしたのですか?」
蓮 「亜耶狛神社………いえこれは亜狛さんや耶狛
さんから名前をもじっていた所そして2匹
の狼の兄妹の神使………それが表す事はあの
2人は妖怪ではなく神の使い神使という事
そこの中央に位置する龍の神これは紛れも
なく貴方を指す………そしてこれが最後です」
合っている。合ってはいるが言いたい。神社の名前は自分がつけたわけではないと。独断で亜狛と耶狛が勝手につけた名前であると。
理 (まったく好き勝手やるよなぁ………)
心の中でもう呟くことしかできない。そしてついに話がクライマックスに進んでいく。
蓮 「紫さんにちゃんつけした事それは聞いた話
によると1人しかいなかったそうですその
1人とは理久兎さんただ1人だったという
事それらが全てを表すことは」
妖夢「あのすみませんが蓮さん分かりませんよ!」
霧雨「待てって推理についていけねよ!」
状況が理解できていないのか皆は疑問符を浮かべ更には混乱している。そして蓮は確信をついた顔で、
蓮 「つまり理久兎さんは確かに死んだけどまた
復活したそしてその理久兎さんは今……‥僕
達の目の前にいる人物」
真っ直ぐな目で自分見ながら、
蓮 「そうですよね理久兎さんいやこう呼んだ方
が良いですか?龍神が最初に想像した神に
して理の神……深常理久兎之大能神さん」
自分の真の名を答えてきた。つまり自分の管理下から古い文献を盗んだのは蓮達のようだ。だがもう正体が分かったと言うのなら隠すのはもう止めだ。
理 「くく………アハハハハハハハハハハ見事だ
葛ノ葉 蓮………」
元の男の声に戻し自分の周囲に黒い竜巻を発生させる。そしてすぐさま指輪を外して男に戻り断罪神書から正装のコートを出し着替えてメイド服を断罪神書にしまい空紅を振るう。
ジャキンッ!
黒い竜巻は真っ二つに斬り本来の正体を表す。そして自分の正体を見破った蓮の顔を見ながら、
理 「正解だ蓮そう隠者の正体は俺こと深常
理久兎いや神名を深常理久兎之大能神
それがこの異変の首謀者の名さ♪」
蓮 「やっぱり………」
皆は真の顔を露にしたこの自分を目の当たりにする事となるのだった。
怠惰「てなわけで今回はここまで♪因みに魔法で
パパっと服を変えるとかは理久兎は出来な
いためセルフ着替えでした」
千 「あっちでは魔法で着替えたと思わせて実際
は………悲しいの」
怠惰「まぁリアルなんてそんなもんだよ♪それと
言っている会話はあっちとほぼ同じだけれ
どもここでは理久兎の考えや思考を書いて
いるからちょっとした裏話も見えてはくる
かな?」
千 「というか殆ど従者達のせいでネタバレにな
っておるというの」
怠惰「仕方ないね……‥真面目天然(亜狛)それから
おバカちゃん(耶狛)ネタバレ屋(黒)と碌な
従者達じゃないからね」
千 「バラさないようにと思いつつもやってし
まうとは情けないの………」
怠惰「まぁそこが彼らの魅力なんだけどね♪」
千 「わざとではないから余計に質が悪いわい」
怠惰「アハハ………おっとそろそろ時間だから
今回はここまで」
千 「うむまた来てくれるのを楽しみにして
おるぞ読者様♪」
怠惰「それでは読者様♪」
千 「またの♪」