肩に傷を受けた自分は以上で大の字で倒れた。まさかBBAに水を刺されるとは予想していなかった。あのロリBBAにいつか報復してやろうかと考えた。
理 「たくよ…」
自分は起き上がり首を回していると、
亜狛「マスター」
耶狛「大丈夫?」
亜狛と耶狛がやって来た。しかも亜狛の手には天沼矛が握られていて耶狛の胸には断罪神書が抱えられていた。どうやら回収をしてくれたようだ。
理 「あぁ………まさかこんな負け方をするとは
な…2人共それをくれるか?」
亜狛「勿論ですよ」
耶狛「はい♪」
天沼矛と断罪神書を返してもらうと断罪神書に天沼矛を入れて空を見る。
理 「2人は先に戻っていてくれ」
亜狛「分かりました」
耶狛「オッケー♪」
そう言うと2人は裂け目へと入り皆がいるビルの屋上へと向かっていった。
理 「さてと…俺もやりますかねぇ」
翼を羽ばたかせて蓮達がいる上空へと向かうと蓮は元の姿に戻っていて3人で話していた。すると自分の存在に気がついたのか自分の方を向いてくるため3人の目線に合うように飛びながら、
理 「見事だ少々だが外野からの手助けはあった
みたいだが腕は良いぞ」
と、多少の手助けは含まれてはいたが良い腕だったと誉める。
蓮 「理久兎さん………教えてくだ…」
蓮が何かを言いかけると紫がまっさきに自分の胸に飛び込んできて抱きついてきた。
紫 「御師匠様…本当に御師匠様なんですね」
理 「あぁ~うん心配かけたな………」
2人の前で少し恥ずかしい。だが悲しませた事や生きていたことを秘密にしていた事が申し訳なく思う。
蓮 「紫さん良かったですね」
紫 「えぇ♪それよりも御師匠様まぁよくも好き
勝手にのらりくらりと生きていらしてまし
たわね?生存報告もしないで♪」
理 「…………えっ?」
紫 「後でお話をしましょうか?」
どうやら感動の再開と言う訳にはいかなさそうだ。力はそんなにはないのだが抱きつきからの派生で締め上げてベアハックをしてくる。
霊夢「なっ何か紫が何時もより遥かに怖いんだけ
ど!?」
蓮 「うっうん………」
紫 「とりあえずはさっきの場所に戻りましょう
そこでしっかりと訳なども話してもらいま
すわよ御師匠様♪」
理 「はっ………はい」
抱きついている紫の笑顔が結構怖く珍しくビビってしまった。そして皆に連れられ屋上へと戻ると、
霧雨「蓮!霊夢!大丈夫だったか!」
魔理沙や他の皆は蓮や霊夢の元へと走って行くが、
風雅「さて理久兎殿………」
ゲン「訳やらを話してくださいな」
幽香「因みに嘘を言ったら絞めるわよ?」
紫 「聞かせてくださるかしら?」
幽 「ふふっ逃げる等はしない方がいいですよ」
5人の圧力が怖い。紫と幽々子は笑顔だが目は笑っていないし風雅やゲンガイは真面目な顔で聞いてくるが睨まないで欲しいがそれよりも怖いのは幽香が眼孔を開いて睨んでくるのが怖い。この時に自分は思った。今日は女難の相が出ているのではないかと。
理 「あっあい………」(´゚ω゚`)
そうして自分は本当の理由を反省の意味を込めて正座しながら話す。自分が恐れている事や紫の願いを叶え終えたと認識しいなくなった事やここから先は自分の出る幕はないと思ったことなど全て話す。
理 「と言うのが理由だな…本当にすまなかった」
風雅「別に我らはそんな事で態度を変えると思っ
ていたのか?」
ゲン「それは少しショックかなぁ」
幽香「本当にしょうもない理由ね理久兎」
幽 「理久兎さんったらぁ~」
もう申し訳ない気持ちで一杯である。
紫 「でもあの狂夢異変の際にも助けに来て
くれた………それはつまり私達を身守り
続けていたというのは事実ですよね?」
理 「あぁ……まぁな…」
小町が駆け込んできて伝えてくれたから真っ先に行けたがいなかったらと思うともしかたしら紫や皆のこの顔を見れなかったのだと思うと小町には感謝しないといけない。
紫 「はぁ‥‥まぁおおまかは納得しましたし許
しはしますわ……‥ですが御師匠様が迷惑
をかけた皆にもしっかりと謝罪をして下
さい」
理 「だな……」
自分は立ち上がると紫が声を張り上げて、
紫 「さてとまぁ聞いてちょうだいね♪」
と、言うと皆は自分の方を一斉に向く。自分は頭を下げて、
理 「えっと何か色々とすんませんした」
謝罪をする。それに対して皆の反応は、
聖 「私は普通に許しますけど?」
霧雨「まぁ私もな♪」
レミ「気にしないわ」
蓮 「えっと理由を知れば………」
霊夢「それは同意見ね………」
蓮や霊夢は理由を知りたいと言ってきた。そのため先程に話した事をそのまま伝えることにした。
理 「……まぁ…あれだ態度とか接し方が変わる
だとかが変わるのが嫌だったんだよ………
昔に俺の本名を名乗れば皆は恐れてしま
う…‥だからずっと名を伏せたそして死人
に口無しつまり自分を死んだという事に
して皆を見守ろうと考えていた………俺の
所から誰かが文献を盗み出さなければず
っと隠居する気満々だったんだけどな…」
と、大まかに理由を話す。すると蓮は何か仮説をたてたのか、
蓮 「待って下さい理久兎さんの家ってまさか…」
また蓮が何かを言いかけると突然スキマが現れそこから藍がひょっこりと顔を覗かせる。
藍 「紫様すみません」
紫 「どうしたの藍?」
藍 「えっとここに来たいって方がいまして連れて
行かなければ幻想郷に悪霊をばらまくまたは
火の海にするという脅迫が……」
とんでもない脅迫をしてくる輩がいるみたいだ。どんな奴なんだと考えてしまう。
紫 「誰よそいつ……良いわ連れてきなさい」
藍 「はっはい!」
紫の指示を聞き藍はまたスキマへと入る。そうして数分経過がするとスキマが開きそこには藍以外に2人の少女いや幼女がいた。その2人の特徴は1人は桃色の髪。1人は緑色の髪をして帽子を被っている少女達だ。しかも近くに目が浮いている。これだけ言えば分かるだろう。超身内レベルの古明地姉妹のさとり&こいしだった。この時にやはり女難の相があるとは思っていたが前言撤回する。完璧に女難の相が出ている。嫌な予感しかしない。
紫 「あらさとり妖怪じゃないここに何の用事
かしら?」
さと「いえ♪少しお話をしに来たんですよね♪
理~久~兎~さ~ん~♪」
理 「さっさとり!?」
顔は気持ちの良い笑顔だ。だが凄く怖い。どのくらい怖いかと言うとS
さと「少しO☆HA☆NA☆SHIしましょう
か♪」
理 「Oh………」\(^o^)/
笑顔のさとりに腕を掴まれ奥の方へと連れていかれる。ここで振り払うなり忍耐で耐えて動かないようにするのも手としてはありだろうがそうすると後が怖い。そうして奥の屋上の入り口の扉近くに連れていかれると、
ギュッ!
何とまさか抱きついてきた。自分の体に顔をうずめた状態でさとりが声を出す。
さと「理久兎さん私は心配したんですよ貴方が
いない1日がどれだけ静かで寂しかった
か………どれだけ大変だったか分かります
か理久兎さん」
理 「ごめんな…さとり……お前や皆を残してい
なくなった事は本当に謝罪するよ」
そう言いさとりを抱き締める。すると、
さと「許しません…理久兎さん少し覚悟をして
下さい」
理 「えっ?」
さとりから聞こえてはいけないような台詞が聞こえてくる。するとさとりの手に妖力が込められていた。
さと「私の2週間の思いを受けて下さい理久兎
さん!」
理 「えっちょっまっ!」
どうやら現実とは非情らしい。
理 「ギャーーーーーーーーーー!!!」
ピチューーン!ピチューーン!ピチューーン!
ピチューーン!ピチューーン!ピチューーン!
さとりのお仕置きをくらい続け何度も被弾した響き渡った。そうしてさとりとお仕置きが終わりさとりと共に蓮達の元へと戻る。
理 「ごっふ………」
ゼロ距離での弾幕は痛いを通り越すレベルの威力だった。正直な話だが自分でなければ今ごろは気絶していたかもしれない。というか皆の目線が痛い。
紫 「ちょっと覚妖怪そこまでする必要はある
のかしら?」
さと「こんな置き手紙だけを残して勝手にいな
くなって大変だったんですよ?それと…
成る程…理久兎さんの弟子は貴方でした
か八雲紫さん♪」
何故か紫とさとりは睨み合い火花を散らし始めた。仲良しこよしという微笑ましい光景とは言えない。お互いに傷ついては欲しくないため仲裁しようと割ってはいる。
理 「まぁまぁ俺が悪かったんだから2人共
落ち着けって………」
紫 「言っておくけど私は認めないわよ?」
さと「ふふっ結構です♪」
もう色々と最悪な相性である。ルーミアの時のように上手くいきそうな雰囲気ではない。するとこの空気が嫌だったなか蓮が焦りながら、
蓮 「りっり理久兎さん宴会を開きませんか!
異変が終わったのならやっぱり宴会です
よ!そうだよね霊夢!」
霊夢「えっえぇそうね!」
霧雨「そいつは賛成だぜ!」
この空気を打開したいのか霊夢と魔理沙も言ってくれる。本当にありがたい。
聖 「でも私は………」
そういえば聖のいる所は仏教つまり精進料理や酒を飲まない筈なため宴会に参加しなさそうな雰囲気だ。
理 「安心しろ精進料理も提供するから飲み物
だってお酒だけじゃないからさ」
黒 「だから来いよ聖」
聖 「………なら参加します♪」
しばらく考えた聖は笑顔で承諾し参加が決定する。他にも、
レミ「ふふっ楽しそうだから私も行くわ♪」
咲夜「なら私達も何か料理を………」
亜狛「あぁ大丈夫ですよ此方で用意するので」
耶狛「うん♪」
玲音「おっそいつは手間が省けるな」
紫とさとりを除いた皆も賛成してくれる。そうしたら後は日時だがさとりのご機嫌を取るための日時も踏まえて、
理 「すっすまねぇ…とりあえず宴会の準備は
俺がやるから皆にも知らせておいてくれ
場所はここに来る際に通った亜耶狛神社
に集合とりあえずそれで頼むな!日付は
4日後で!」
と、叫び皆に知らせる。知らせるのだが、
紫 「ふふっ♪」
さと「ふふふっ♪」
この2人はそれでも睨み合いを続けた。それがまだ数10分ぐらい続き最終的には自分と藍とで紫とさとりを引き離し睨み合いは終わったのだった。こうして自分が引き起こした異変は終わりとなったのだった。
怠惰「今回もありがとうございました」
千 「うむありがとうの♪」
怠惰「それじゃゲームやるか」
千 「これこれ!まだ後書きがあるじゃろ!」
怠惰「だってせっかくさ1000円でハイな
ゲーム買ったんだよプレイしなきゃ!」
千 「こやつは………しかし怠惰よ確かキャラ
メイクが出来るゲームじゃよな?」
怠惰「そうそう因みにネットで投稿されている
レシピでキャラ作ったっていうね」
千 「おいおいそれで良いのか……」
怠惰「まぁ良いんじゃない?リアルの人は1時
間かけたけど良いキャラが作れずに仕方
なく頼ったらしいから」
千 「おいおい………」
怠惰「でも千ちゃんそんな事よりも報復される
かもよ?」
千 「ふん軽くあしらってやるわい」
怠惰「うひゃ怖い怖い」
千 「それよりも怠惰よそろそろ時間じゃぞ」
怠惰「あぁですねそれでは今回はここまで」
千 「また次回もよろしくの!」
怠惰「それでは読者様!」
千 「また次回!さらばじゃ!」