バザー初日を終えて夜の事。自分は残りの在庫についてのリストを眺めながら確認をしていた。
理 「在庫は足りるか」
多くの客人というか主に幽々子の来訪で一気に食材やらは減ったがまだこれなら明日も持ちそうだ。すると、
コンコンッ
と、扉からノックの音が聞こえる。そして扉が開かれさとりがやって来る。
理 「おやさとりいらっしゃい♪」
さと「理久兎さんさっき亜狛さん達の心を読み
ましたが大変だったみたいですね」
理 「まぁ客が多かったからな♪」
さと「いえそうじゃなくて主に人間のチンピラ
達に絡まれたみたいじゃないですかもし
その場に私がそこにいたのならそいつら
のトラウマを掘り下げてれたと思いまし
て………」
心配して言ってくれたみたいだがさりげなくエグい。
理 「まぁそう心配すんなって♪」
頭を撫でながら微笑むとさとりは顔を少し赤くする。そして、
さと「理久兎さん明日のバザー私も参加しても
良いですか?」
理 「あり?仕事は終わったの?」
さと「えぇ何とか終わらせれてたので♪」
こう聞いているとやはり自分と参加したかったのだろう。
理 「そうなんだ♪無論大歓迎だよ♪」
さと「ふふっ♪あっそれとその指輪を貸して
貰っても………」
理 「あぁ~能力封じの指輪ね♪勿論貸すよ」
机の戸棚から能力封じの指輪をさとりに渡すと、
さと「………何時か結婚指輪を貰えるのかな」
理 「ん?何かいった?」
さと「いっいえ!それでは私は部屋に戻りますね」
指輪を受け取ったさとりはそそくさと部屋から出ていった。
理 「………」
机の戸棚の奥の小さな箱を取ると中を見る。そこにあるのはハート型にカットされたダイヤが埋め込まれた指輪だ。これこそ自分の信念とさとりの信念が永遠と本当に分かった時に渡そうと思っている指輪だ。
理 「まぁいずれかな」
戸棚に戻し自分もベッドへと潜りそして眠りにつくのだった。そして眠りについた理久兎は珍しく夢を見た。戦火で燃える旧都。泣き叫ぶ妖怪達。何事かと自分は思っていると、
ザシュッ!
何かを斬るような音が聞こえその方向を見ると、
? 「もうじきエスカトロジーによる裁定は始
まるんだよ……アハハハハ!」
さと「り…と……さん」
あり得ない事に少年がさとりの背後から左胸に腕を突き刺ししていた。これを見た瞬間に自分の堪忍袋は決壊した。
理 「てめぇ!!」
その少年に向かって拳を向けた瞬間目の前は真っ白に変わった。
理 「はぁっ!!………夢か」
最悪の目覚めは本当に止めて欲しい。時計を見ると午前5時。予定の起床時刻よりも一時間速い。
理 「珈琲でも飲んで起きるか」
仕方なくベッドから起き上がり珈琲を飲みながら時間を過ごす。そうして一時間が過ぎ皆が起きてきたため自分も支度を始めること午前8時。
さと「理久兎さん似合いますか?」
カフェの制服を着たさとりはくるりと一回転して見せてくる。
理 「似合ってるよ」
さと「そうですか」
照れ隠しなのかポーカーフェイスで言ってくる。長く住んでいると大体の心境も分かるようになってはくるものだ。そして皆も準備が出来ているみたいなので士気をあげるために前へとでて、
理 「良しバザーは2日目だが店は最終日だ気
合い入れていくぞ!」
全員「おぉー!!」
激励をして昨日のメンバー+1でバザー会場の自分の店へと向かう。そしてバザーへと着くと皆は各々の持ち場へと付いていき自分も下準備をする分身達を裏へと回し終えると、
さと「理久兎さん私はどうすれば良いのでしょ
うか?」
理 「そうだなぁ………普通にホールの仕事で良
いよ♪何かあったら耶狛やお燐だとかに
聞けば分かる筈だから♪」
さと「分かりました」
理 「それじゃ今日も張り切っていくよ!」
全員「おぉー!!」
そうして今日一日は開始された。オープンの立て札にひっくり返し数分経つと、
? 「やってるよね?」
理 「あぁ小傘か」
昨日、食事券を上げた小傘がいた。どうやら食べに来たようだ。
亜狛「いらっしゃいませ♪それではどうぞ」
小傘「はいはい♪」
小傘は席へと座るとまた客が入ってきた。しかもその客は、
永琳「やっているからしら?」
まさかの永琳それも輝夜にてゐそれから長耳の兎耳の女性もいた。
耶狛「ふふん♪空いてますよ♪4人席へどうぞ」
そうして永琳達は座ると亜狛が注文書を持ってきた。
亜狛「えぇ~とマスターちょっと特殊な注文
何ですが」
理 「どうかしたか?」
亜狛「えっと驚きのエネルギーだとかってあり
ますか?」
また不思議な注文が出てきた。
理 「う~ん感情系かなそれ…小傘の注文?」
亜狛「えぇ」
理 「それなら………」
自分は断罪神書からとあるカプセル式の薬を出す。
亜狛「えっとこれは?」
理 「ペット達を驚かせて出たその驚きのエネル
ギーカプセル♪」
亜狛「マスター…ペット達を実験にするのは止め
て下さい」
理 「アハハハ悪い悪い♪まぁこれを上げてきて
くれ」
皿に盛りカウンターに置くと亜狛は持っていく。丁度いい実験にもなりそうだ。すると次にさとりが注文書を持ってやって来ると少し恥ずかしそうに口を開き、
さと「理久兎さんふわふわパンケーキのベリーソ
ースにオムライスのビーフソース敢えそれ
から温野菜ソルト最後にパスタ和風をお願
いします」
理 「あいよ♪」
そうして自分は注文された料理を作っていく。さとりは後ろを振り返り歩いてく後ろ姿を自分は見て今朝の夢を思い出す。
理 「何か嫌な事が起きなければ良いんだけど」
そんな忌まわしい夢は絶対に起きてほしくはないと思いつつもしもの事を考えて、
理 「何か身代わりになる物を作っておこう」
そう考え夜にでもお守りを作ろうと考えつつ料理を作るのだった。
怠惰「ではでは今回からまた部屋での後書きと
なる訳ですが………」
千 「怠惰よ理久兎のあの夢の少年じゃがメタイ
話じゃが本編に出てきたという事は………」
怠惰「………まぁリアルの怠惰さんの発言を少し
だけ言うねあの少年は理久兎の真逆だよ」
千 「真逆?」
怠惰「そう理久兎は守る者がいるからこそその
力を発揮できるだけどあの少年は正反対
壊すものがあるから力を発揮するんだよ」
千 「壊すじゃと?」
怠惰「そう…それとだけど言っておくねあくま
でリアル怠惰さんの発言だけど理久兎や
千ちゃんを越えるとだけは言っておくよ」
千 「待てどういう事じゃ!」
怠惰「俺が言えるのはそこまでね後は千ちゃん
その目で見ると良いよその結末をね」
千 「………怠惰よ何かあった時は」
怠惰「分からないよ俺は下らないことでは干渉
はしないからね………では少し長くなった
けれど今回はここまで!」
千 「また次回もよろしくの!」
怠惰「では読者様!」
千 「またの♪」