理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読書様。アルクロで奮起している怠惰のクソ悪魔です。対戦で課金勢に当たると確実に殺られてしまいますね。流石は課金勢って感じです。重課金したいなぁ………おっと失礼。ではでは本編へどうぞ。


第二十三章 古に眠りし友の復活
第358話 遥か昔の約束


バザーから数日が経ったとある昼下がりの地底では、

 

理 「ふむ……青娥からの連絡は無し…どうする

   ものか」

 

どうしようかと考える。すぐに来いとか言われるかと思ったがこないしで本当にまいる。だが約束の事を思っていると遥か昔の太古の時代に永琳との約束を思い出す。

 

理 「………生まれ変わったら酒を飲もうか俺に

   しては柄にもない事を言っちまったんだ

   よな」

 

いくら自分は何度でも蘇るとはいえど自分の命は蔑ろにはしない。これは昔に決めた自身の誓いなのだから。だがあの時は永琳達を逃がすためとはいえ蔑ろにしたのは変わらないことだ。

 

理 「はぁ‥‥良し折角だ永琳の所にでも行って酒

   を一緒に飲んでくるか♪あの時の約束を果

   たすためにも」

 

前に異変後の宴会は開いたがその時には色々と接待が入ってしまったため会話も出来ずじまいだっためこの機会に腹を割って話そうと考えた。

 

理 「え~と亜狛と耶狛は今の時間は無理だったな

   それだとお~い黒!」

 

部屋から黒を呼ぶと足音が近づいてくる。やがて扉が開かれ黒が入ってくる。

 

黒 「呼んだか主よ?」

 

理 「あぁ♪今日の夕方ぐらいまで出掛けて来るよ

   その辺の事を聞かれたら出掛けるって伝えて

   おいてくれ」

 

黒 「承知した」

 

そう言い黒は部屋から出ていく。背筋を伸ばしながら立ち上がり、

 

理 「そうと決まれば酒を持っていきますかね」

 

土産の酒を取りに蔵へと向かい上等な酒を3本持って地霊殿を出る。

 

理 「つまみは………厨房借りて作るか永琳なら貸

   してはくれるだろ」

 

変わっていなければ昔から永琳は優しいため貸してくれるだろうと思いつつ地底を散歩がてらで歩いてまず地底と地上を繋ぐ洞窟の入り口へと向かう。

 

理 「ふぅ‥‥たまには歩いていくのも一興なもん 

   だよなぁ♪」

 

外の新鮮な空気を吸いつつそんな事を呟く。そして日頃から隠している龍翼を出現させ羽ばたかせて、

 

理 「竹林って何処だったかえ~と見れば分かる

   か♪」

 

空から見れば分かるだろうと思い空を飛び360度見渡して見ると南の方向に竹林が立ち並んでいることから彼処だと推測した。

 

理 「おっし行くか!」

 

翼を羽ばたかせ竹林の上空へと行くが、

 

理 「あり?見当たらねぇな」

 

何故かは分からないが竹林の上から見ても永琳達の住む家が見当たらない。

 

理 「少々気は引けるけど」

 

胸ポケットに入れてある木の板を頭上へと投げて、

 

理 「ルールを制定する10秒間だけ俺の目に

   見えぬものはなくなる」

 

バキンッ!

 

ルールを制定すると同時に木の板は木っ端微塵に炸裂する。すると先程まで無かった筈の結構大きな屋敷を見つけた。

 

理 「見っけ♪」

 

すぐにその場所へと降り立ち翼をしまうと、

 

? 「動くな………そして手をあげろ」

 

後ろから声が聞こえ手をあげろと要求してくる。チラリと後ろを見るとそこには長い兎耳の少女が指を銃のようにして向けてくるのに気がつくがこの女は確か永琳と共にいた兎だったのにも気がつく。しかし指を銃のように向けてくるという事は恐らく指から弾幕を飛ばす系の技は持っているのだろうが、

 

理 「嫌だと言ったら?」

 

兎女「撃つ」

 

どうやら戦闘がお望みみたいだ。月の兵士の教官を勤めた自分からして見れば甘さがあると思った。当時だったらそんな甘さがあるとすぐに死ぬ。

 

理 「まだまだ甘っちょろいな兎ちゃん」

 

兎女「何………っ!!」

 

すぐに後ろの兎女の足元に目掛けてスピンをして足払いを仕掛ける。だがそれに即対応してジャンプして避けるのだがすぐに兎女がしたように人差し指を銃にして、

 

理 「バンッ♪」

 

兎女「きゃっ!?」

 

ピチューーン!

 

掠める程度にだが弾幕ごっこで使う小レーザーで肩を射ぬくと落下して尻をさする。

 

兎女「つつ……まさかここまでと…は!?」

 

理 「どうしたよ?」

 

兎女「りりり理久兎さん!?」

 

理 「ん?あぁそうだけど?」

 

兎女「すみません!まさか理久兎さんだとは思いも

   しませんでした!」

 

どうやら彼女は自分だと思いもしなかったのか攻撃してきたみたいだ。

 

理 「やれやれ全く注意警戒は感心するけど相手を

   見なきゃダメだよ?」

 

兎女「アハハすみません………」

 

とりあえず手を差し出し起き上がらせる。すると兎女は何かに気づいたのか目を反らす。

 

理 「………こらこら目を見て話せって習わなかっ

   たのか?」

 

兎女「いっいえ…私の目はその見ない方が……」

 

理 「ハハハ面白いね君♪何?14才の子が患う病

   か何か?」

 

兎女「厨ニ病ではありません!私の目をあまり見過

   ぎると波長が………ってえっ?」

 

手で頬を抑えて目を見る。彼女の真っ赤な紅眼が自分を覗くが何ら問題はない。逆に真っ赤な紅目は神秘的とも思えた。

 

理 「綺麗な目をしてるね♪」

 

兎女「へっ!?いっいえそのあっありがとうごごご

   ざいます!」

 

理 「そういえば君の名前をしっかりと聞いてなか

   ったよね?俺はまぁ永琳から聞いてると思う

   けれど理久兎♪深常理久兎さ♪」

 

兎女「えっと私の名前は鈴仙・優曇華院・因幡と言

   います長いので鈴仙で良いですよ」

 

実際の自分の名前と大差変わらないぐらいの長さだ。

 

理 「OK鈴仙♪それと永琳は何処に……」

 

と、言っていると此方を見てくる気配に気づく。その方向を見てみると、

 

理 「よっ永琳お久々♪」

 

永琳「えぇバザー以来ね♪それとうどんげダメじゃ

   ないしっかりと相手を見ないと?」

 

鈴仙「ごごごめんなさい師匠!」

 

感じからして師弟関係だけあって永琳を恐れているみたいだ。

 

理 「まぁ虐めてやるなよ♪それと永琳」

 

永琳「あら何かしら?」

 

自分は断罪神書から酒が入った瓶を取り出して、

 

理 「約束を果たしに来たよ♪」

 

笑顔で永琳にそう言うのだった。




怠惰「では今回もありがとうございました」

千 「ふむ♪友人との輪を広げるのはやはり
   見ていて良いものじゃな♪」

怠惰「そういえば千ちゃんさタブーな事を聞く
   ようで悪いけど友達いる?」

千 「…………なっ!?いいいるぞ!」

怠惰「因みに俺は無しだよ?」

千 「えっえぇと………えぇと………まさかワシは
   ボッチというやつか!?」

怠惰「うわぁ……俺よりも少ないね」

千 「うるさいわい!!えと………そうじゃ!
   オーディンがってあやつ今はいないん
   じゃった!え~とえ~と」

怠惰「え~千ちゃんが悲しいことにショート
   からのオーバーヒートをしそうなので
   今回はここまで!」

千 「そうじゃ!葛の葉とは飲み友じゃった!」

怠惰「また次回もよろしくお願いしますね♪」

千 「ってこれ!勝手に終えるなぁ!」

怠惰「そんじゃバイニャラ♪」

千 「待たんか!怠惰!!」

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