理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様。ようやく明日を頑張ればまた土曜日を休めると嬉しく思っている怠惰のクソ悪魔です。楽しみで楽しみで仕方ないです。ではでは本編へどうぞ♪


第359話 太古の約束

笑顔で酒を見せながら言うと永琳は目を見開いて驚くがすぐに元の顔に戻る。

 

永琳「そう…覚えていたのね理千いえ理久兎」

 

理 「どちらでも良いさどれも同じことだからそれ

   に俺が恩人の事を忘れると思ったのかよ?」

 

永琳「そうね…そうだったわね昔から貴方は義理堅

   かったわね本当にあの時が懐かしいわ♪」

 

永琳は嬉しそうに微笑んだ。だが急に目を細めて、

 

永琳「でも生きているというのは本当ならもっと

   速くに教えて欲しかったんだけど?」

 

理 「あっいやそれは………」

 

永琳「貴方のために泣いた涙を今ここで返して欲

   しいわねぇ理千♪」

 

何故だろう。段々と言葉に殺気が込められている気がした。

 

永琳「それに本当の事を言ってくれても少なくても

   私は受け入れたのに教えてくれなかったのが

   本当に腹立たしいんだけど?」

 

鈴仙「あわあわわわわ」

 

隣の鈴仙はビクビクと震え始めている。昔に何度か永琳を怒らせた事はあったが本当に怖い。恐らくこの世で怖いものと言われて思い付くのはさとりと紫と永琳と諏訪子と殆どが女性絡みばかりだ。

 

理 「いや本当に悪かったって!真面目に反省もし

   てるから!俺にしては珍しく!」

 

永琳「とりあえず理千♪自白剤1本いっとく?」

 

理 「マジですんませんした!」

 

頭を下げて謝罪をしたその時だった。

 

永琳「ふふっアハハハハハ♪」

 

永琳が腹を抱えて思いっきり笑いだした。

   

理 「へっ?」

 

永琳「アハハごめんなはいね♪本当に何年ぶりかし

   らねこんな会話をするなんて♪」

 

涙を拭いながら微笑む。髪の色だったり服装は変わってしまったが今も昔もそんな性格は替わってはいないみたいだ。

 

永琳「うどんげ理千を応接室に案内して頂戴それと

   お酒はあるのよね?」

 

理 「あっあぁ楽しく飲めるように酒樽を3つ用意

   したよ♪」

 

永琳「そう♪それなら姫様も連れてきましょう貴方

   に感謝はしているみたいだから♪」

 

理 「まぁお好きにどうぞ」

 

鈴仙「では理久兎さん此方へ♪」

 

そう言われ鈴仙の案内で応接室へと案内される。

 

理 「あっ厨房って借りれる?折角だからさ酒の肴

   を作ろうと思ったんだけど?」

 

鈴仙「えっ!?いえそんなそれは此方で出しますよ

   これでも私料理の腕には多少は自身はあるん

   ですから♪」

 

胸を張って言ってくれるため大丈夫なのかと思いつつも昔の自分を思い出す。

 

理 「永琳に料理でも習った?」

 

鈴仙「えぇ♪師匠には現在も教わってますよ」

 

理 「へぇ~懐かしいねぇ俺も昔は良く教えて貰っ

   たもんさねぇ」

 

永琳に教えて貰ったのは良いのだが時々ヤバい料理を作ったのも今では良い思い出だ。すると扉が開き永琳が輝夜とてゐを連れて入ってきた。

 

永琳「だけど貴方何度も失敗してるじゃない酷い時

   なんか皿まで溶かすってどんな料理なのよ」

 

輝夜「えっ何その料理…………」

 

てゐ「ひぇ~怖いねぇ」

 

理 「あぁ~あったねぇ戦慄のきんぴらごぼうあれ

   は凄かったねぇ皿が溶けたらテーブルまで溶

   かして大惨事だったもんな♪」

 

鈴仙「それ料理なんかじゃなくて何かおぞましい物

   です!見ているだけでもSAN値が削れます

   よそれ!?」

 

仕方がない。昔は手の込んだ物を作るのは苦手だったんだから上手くなったのは確か永琳と別れて何万年か経った辺りなのだから。

  

永琳「本当に懐かしいわねぇ♪まぁでもそのお陰で

   新たな薬だったりの発想が生まれたのも事実

   だけど………」

 

輝夜「凄く複雑ねそれ……」

 

てゐ「今もあったらイタズラに使えそう♪」

 

理 「こらこら作らないからな?」

 

そう言いっていると永琳と輝夜それにてゐは座る。そして鈴仙は奥へと向かうと何かを作り始めた。

 

理 「おっと折角の酒だ良い器がいるだろ♪」

 

断罪神書から幾つかの盃を取り出してそこに日本酒を注いでいく。

 

てゐ「へぇ洒落てるねぇ♪」

 

理 「まぁこういった酒器も乙なもんだろ」

 

永琳「えぇ♪」

 

理 「それと注いだら出来るだけ速く飲めよ?後悔

   することになるからな?」

 

輝夜「良く分からないけど分かったわ?」

 

そんな話をしながら盃を渡していると鈴仙が部屋へと再び入ってくる。

 

鈴仙「有り合わせですが野菜炒めと昨日の残り物の

   ゴーヤのチャンプルです」

 

理 「ありがとさん♪ほら座りなよ♪」

 

鈴仙は座ると盃を渡す。これで皆に盃は行き渡った感じだ。そして酒をすぐに注いで、

 

永琳「さてと誰が音頭をするのかしら?」

 

理 「それじゃあぁ~輝夜にパス」

 

自分が言うのも何かと思い輝夜に音頭はパスした。

 

輝夜「えっ私!?えっえぇとそれではその乾杯」

 

戸惑いながら輝夜は言うと自分を含め皆は盃を掲げて、

 

全員「乾杯」

 

と、言い酒が入った盃を掲げて飲む。

 

永琳「美味しいわね………私達が飲んでいるお酒とは

   比較にならないわね」

 

輝夜「本当ね何か秘密でもあるの?」

 

理 「まぁ酒は俺の趣味で酒造はしてるがそこじゃ

   ないその盃が秘密の種さ♪」

 

鈴仙「これといっては?」

 

皆は酒器の盃を見るが良く分からなさそうなためネタばらしをすることにした。

 

理 「これは俺の作った酒器でなまぁ効果だが簡単

   に言えば酒の格を上げるもっと分かり易く言

   えば酒の味を旨くさせるんだよ知り合いに頼

   み込んで作り方を教わったんだよ♪」

 

永琳「酒器となると鬼かしら?」

 

理 「イエス♪それと余談だがそいつはその盃の何

   倍もの大きな盃で酒を飲むんだよ♪」

 

因みにここまで話せばもう分かるかもしれないが勇儀の事である。それとあくまでも星熊盃の劣化レプリカなため星熊盃よりも速く格が下がってしまうのがデメリットでもある。

 

輝夜「そこはあまり興味はないけどでもお酒が美味

   しくなるのは良いわね♪」

 

永琳「理千これ貰えるかしら?」

 

永琳が欲しがるという事は相当気に入ったのだろう。

 

理 「う~んまぁ良いよまた作れば良いだけの話だ

   しね♪」

 

実際作り方は教わっているためまた作って量産すれば良い話と思うだろうが材料の取得が難しいのが現状でまた何時作れるのかも分かったもんではないが永琳には世話になったため別に構わないとも思った。

 

永琳「ありがとう♪それで本音は?」

 

理 「恩を売っとけば後で見返りが来る♪」

 

てゐ「うわガメツイ…………」

 

永琳「そういう所は昔からねぇ本当に」

 

そんな事を言っているとその時だった。

 

鈴仙「あれ?さっきよりも味が………」

 

理 「だから言っただろ早く飲めってそれを言った

   理由だけど格を上げるのはほんの一瞬なんだ

   だからそれまで飲まないとまずくなるから」

 

永琳「そう言うのは速く言って欲しいわね」

 

そう言いながら永琳は酒を注いで飲んでいく。

 

輝夜「そういえば理久兎さん宴会の時に貴方と一緒

   に座ってた桃色髪の少女って?」

 

桃色髪で一緒にいたとなると思い付くのはもう1人しかいない。恐らくさとりの事だろう。

 

理 「あぁさとりの事か………」

 

鈴仙「えっと師匠その妖怪は理久兎さんのこっ恋人

   です………」

 

永琳「へぇそう………ん!?」

 

輝夜「今…なっ何て!?」

 

理 「だから鈴仙が言ったように恋人だって何度も

   言わせんなよ♪」

 

今の発言で皆はガチガチの氷のように固まっていた。

 

理 「あり?」

 

全員「えぇーーー!?」

 

鈴仙以外の4人は悲鳴をあげた。そういえば鈴仙は異変に参加していたが他の3人は参加していなかったなと今思った。

 

輝夜「理久兎さん恋人いたのね」

 

永琳「本当に成長したのね理千」

 

てゐ「あんたがねぇ?」

 

理 「うるせぇやい」

 

3人がニヤニヤと見てきて本当に困る。そして肴として出された野菜炒めなどを食べる。

 

理 「ふむ流石は永琳が教えただけあって少し薄味

   だな」

 

永琳「その方が体には良いのよ?」

 

理 「まぁそりゃな」

 

そうして食べて飲んでを繰り返していくともう夕方へと時刻はかたむいていて自分が持ってきた酒は全て空になっていた。

 

理 「おっとそろそろおいとまの時間かな」

 

輝夜「あらそれは残念ね」

 

永琳「また来てくれるかしら?」

 

理 「あぁまた来るさ♪」

 

立ち上がり体を伸ばしてから外へとでると4人は縁側で見送ってくれる。

 

理 「そんじゃあね♪………あっそうだった」

 

渡そうと思っていた物を忘れていたためもう一度永琳の元へと行きポケットから1つ木の板を渡す。

 

永琳「これは?」

 

理 「通行書さもし地底に行くのならその時にそれ

   を持って来なよその時は普通に通してくれる

   からさ♪」

 

永琳「まぁ必要になったら使うわ」

 

あんまり地底に行くことは無いとは思うがもしのために渡しただけだ。使えといっている訳ではない。

 

理 「そんじゃ今度こそ行くよ♪」

 

鈴仙「お酒をありがとうございました」

 

てゐ「また持ってきてよ♪」

 

輝夜「それでは理久兎さん♪」

 

永琳「またね理千♪」

 

理 「あぁまたな♪」

 

翼を広げ夕暮れ空へと飛び立ち自分の住みかへと帰るのだった。




怠惰「そんじゃありがとうございました♪」

千 「うむ」

怠惰「それと明日からはまたあっちの投稿になりま
   すのでお願いします」

千 「そうか…そういえば怠惰よ」

怠惰「ん?何かな?」

千 「小説の再投稿じゃがちょくちょくとやって
   いるのは分かるのじゃが幾らなんでも遅す
   ぎはせんか?」

怠惰「まぁ怠惰さんのリアルが重たい腰を上げて
   投稿するから絶対にその日に投稿ってのが
   出来ないんだね………何せ量があるからさ」

千 「後…数百話じゃよな?」

怠惰「えぇそうなんですよね頑張れとは伝えて
   はおきますよえぇ」

千 「本当に頑張るのじゃぞ?」

怠惰「だね頑張って再投稿して第零章も再投稿
   したいしね」

千 「そうじゃぞ………頑張って欲しいものじゃ
   おっともうそろそろ時間じゃなでは読者
   様今回はここまでじゃ!」

怠惰「また次を投稿した際もよろしくね♪」

千 「では読者様!」

怠惰「サラダバー♪」

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