理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第30話 辻斬りだけど峰打ち

理久兎は今大空の中を自身の龍翼で羽ばたいて飛んでいた。

 

理 「さ~てどこにあるかな?……あれか!」

 

理久兎は探していた大和連合の拠点を見つけた。

 

理 「とりあえず降りるか……」

 

そう言うと滑空して地上に着地した。

 

理 「とりあえずこの姿だと目立つから解除して

   ……にしても長い階段だな……」

 

そう言いつつ階段を登っていった。登ること数分後、

 

理 「意外に大きな門だな……」

 

理久兎は門の近くまで歩いてくるにつれてそう思っていると……

 

門A「貴様!何者だ!」

 

理 「ま~た門番か……」

 

そう思うのも無理はない。大体いつも門番がいるからだ。

 

門B「ここがどこか知ってて入っているなら

   即刻殺害する!」

 

門番の1人がそう言うと理久兎は笑顔で、

 

理 「は~い知ってて入りました!」(*≧∀≦*)

 

門A「ふざけるのも大概にしろ!」(*`エ´)

 

そう言って門番が刀をもって理久兎に斬りかかるだが、

 

ジャキン!

 

門A「なんだと!!」   

 

すぐさま断罪神書から自分で作った飛燕刀黒椿を即座に出して門番の攻撃を受け止めた。

 

理 「あめ~よ!」

 

ジャキン!

 

門A「うわっ!」

 

そして、門番は刀で弾かれそして、

 

シュン! ズシャ!

 

理久兎は門番を即座に斬った。

 

門A「あがー!」

 

門番Aは理久兎に斬られて地に伏せるとそれを見ていた門番Bは自分を敵と認識した。

 

門B「貴様!」

 

門番Bも理久兎に斬りかかるが、

 

理 「遅い!」

 

ジュシュ!

 

門B「ぐはっ!」

 

目にも止まらぬ一閃を放って門番Bを斬ると門番Aと同じように地に伏せた。そして理久兎は倒れた門番達に、

 

理 「安心してね峰打ちだから♪」

 

無駄な殺生はしたくないがために峰打ちで門番達を斬ったことを明かす。だが門番達は気絶しているため話を聞いてはいない。そんなことを言っていると、

 

兵隊「こっちで悲鳴が……」

 

兵隊「な!これは!」

 

兵隊「全員かまえろ!」

 

チャキ!チャキ!チャキ!チャキ!

 

大和連合の拠点から兵隊達がぞろぞろとやって来て臨戦態勢をとった。

 

理 「はぁ~しょうがないいっちょ辻斬り

   タイムだ!」

 

そう言うと理久兎は、断罪神書からもう1刀の『無限刃空紅』を出し二刀流になって兵士達に斬りかかるのだった。

 

一方大和連合の内部では……

 

? 「大変です!お姉さま!」

 

? 「どうしたの月読?」

 

お姉様という人が言った名前の月読。かつて理久兎によって今の月民達と共に救われた神の1人だ。その月読がお姉様と言った人物に内容を説明する。

 

月読「場内に侵入者が入って来ているみ

   たいです!」

 

? 「なんですって!」

 

月読「それで、兵士達が今戦っているようです

   なので避難してほしいと!」 

 

ツクヨミがそう言うとお姉様と言われた人物もとい神は、

 

? 「ここは兵士達に任せましょう仮に侵入者

   が来ても私達神総出でその侵入者を倒せ

   ば問題ありません!」

 

お姉様と言われた神は後ろを振り向いて、

 

? 「避難場所にいきますよツクヨミ……」

 

月読「わかりましたお姉様……」

 

月読がお姉様の意見に肯定するとお姉様と言われた神は、

 

? 「須佐能乎(スサノオ)!!」

 

須佐「なんだ姉貴……?」

 

近くにいた神そのお姉様と言われた人物の弟須佐能乎に、

 

? 「もしここに侵入者が来たら分かってます

  ね?」

 

須佐「了解だ…お前も頼むぞ八坂神奈子……」

 

スサノオの後ろにいた八坂神奈子は、

 

八坂「分かったわ……」

 

そう言ってそのお姉様と言われた神とツクヨミそして、スサノオという神と八坂神奈子達は最深部で待ち構えることにした。

 

理久兎に視点を戻す……今現在理久兎は鼻唄を歌いながら、

 

理 「フンフンフ~ン♪」

 

ザシュ!

 

兵士「がはっ!?」

 

理 「フン~フ~ン♪」

 

ザシュ!

 

兵士「ぎゃは!!?」

 

理 「フンフンフン♪」

 

兵士「ぐはーーーぁ!!」

 

理 「フンフンフン♪」

 

兵士「ぎあー!」

 

理 「フンフンフン♪」

 

ザシュ!

 

理 「せいや!」

 

ブワァーー!!

 

兵士「ギャー刀が!」

 

理久兎は、鼻歌を歌いながら兵士達を斬っていた。勿論峰打ちで殺さないように手加減しているが兵士達が持っていた武器は邪魔だと思い黒椿で斬るか空紅で燃やして溶かす。そんな事をしていると、

 

理 「ここか……」

 

何人かの兵士達をダウンさせながら歩いていると自分の前には大きな扉があることに気づいた。そして扉の周りは綺麗に装飾されているのが分かる。おそらくこの先にここのボスがいるんだと理久兎は確信した。

 

理 「どうしようかな……」

 

理久兎がどうするか考えている一方その扉の内部では、

 

須佐「おいおい兵士達の悲鳴が近くなってるぞ!」

 

? 「兵士達の悲鳴が…………」

 

月読「大丈夫ですよね……お姉さま?」

 

ツクヨミが不安がっていると姉である神は、

 

? 「大丈夫ですこちらには何人もの神もいます

   何より戦神の須佐能乎や八坂神奈子もいま

   すだから大丈夫ですよ♪」

 

須佐「あぁだから大丈夫だぜ姉ちゃん」

 

八坂「ご安心を……」

 

神達「大丈夫ですよ月読様!」

 

皆から励まされた月読は、

 

月読「うん!ありがとうみんな!」

 

少しきが楽になったが神奈子はあることに気がついた。

 

須佐「ですが…兵士達の声がなくなりました……」

 

そしてそれに続いてスサノオと言う神も、

 

須佐「なんか音しないか?」

 

ある音が聞こえたその音は、

 

カツン…カツン…カツン……

 

? 「足音?」

 

カツン…カツン…カツン……

 

と、足音が聞こえてしかもその足音はこちらに徐々に近づいて来ているのだ。

 

月読「近づいて来てる……」

 

そして急に足音が止まった。

 

八坂「止まった?……」

 

すると突然扉が光だすと、

 

ズドーーーン!!!

 

神達  ( ̄□ ̄;)!!!!!!

 

予想外なことに突然扉が大爆発を起こしたのである。そしてその爆発の中から人影が現れる。

 

理 「どうも!諏訪の国の使者で~す♪」

 

と、2本の刀を手に持った理久兎が現れたのであった。

 


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