神霊廟を訪れ深夜となった時間帯。
理 「ここは?」
恐らく夢なのだろうがまた変な場所に来ていた。ここは何処なのかと思い周りを見て分かることは、
人間「この野郎!!」
人間「止めろ!!」
人間「これだから殴り合いは止められねぇ!」
子供「お父ちゃんやめて!!」
人間「アハハハハハ!」
人間達が殴り合いをしていた。しかも周りの建造物やらを見て分かるのは恐らく地上の人里だろうが建物からは炎が燃え上がりその煙が青空を淀ませる。
理 「どうなってやがる?」
何が起きているのだと疑問に思っていると人里の中央に不気味に光輝く水晶を見つける。
理 「水晶?」
何なんだと思っているその時だった。
? 「ギャハハハハハハそうだもっとだ!もっと争
え愚民共!それが貴様らに与えられた唯一の
武力であり裁定を決める材料だぜぇ♪」
建物の屋根から長く先が2つに分かれた舌をだらんと垂らして楽しそうに争いを見て楽しむ男がいた。その姿は一言で例えるのなら明らかに危険な見た目というかパンク野郎とでも例えるのかそんな男だ。
理 「お前は何してやがる!!」
その男へと殴りかかるが、
理 「はあっ!…………また悪夢か」
また悪夢だ本当に勘弁してほしい。時間を見るともう7時を回っていた。
理 「朝飯を作るか」
ベッドから起きて朝食を作るために厨房へと向かう。そして朝食を造っていると、
青娥「はぁ~い♪理久兎さん」
青娥が突然天井から出てきた。見た感じは迎えに来たみたいだ。
理 「あぁ青娥かもう少し待ってくれ皆の朝食を作
り終えたら行くから」
青娥「顔色が悪いけど何があったの?」
理 「あぁ‥‥ここ最近悪夢を見るようになってなそ
のせいで目覚めがクソ悪くてさぁ」
青娥「あらあら」
青娥は顎に手を置いて不安そうな目で見てくる。
青娥「もしかしたらそれは予知なのかもしれないわ
よ?現に正夢となる事も多々とあるし道教も
そうだけど何処の宗教でも夢は何かを伝える
ものよ?それに何度も見ているという事はそ
れは限りなく現実に起こりえるかもしれない
わよ?」
理 「………それを聞くと本当に起こりかねそうで怖
くて仕方ねぇや」
だが疑問に思うことがあった。何故に同じ夢に亜狛と耶狛に黒が居なかったのか。地底に何かあったら駆けつけそうな筈なのだが。そこは本当に分からない。だがそんな会話をしつつも料理は作り終える。
理 「青娥は食うか?」
青娥「いいえ大丈夫よ♪そんな事よりももう興奮で
お腹はいっぱいなのよ」
理 「そうかい」
紙とペンを出して「外出します朝食と昼食を合わせて作ったので好きに食べてくださいBy理久兎」とスラスラ書いて置く。
理 「良し行きますか」
青娥「えぇ♪」
そうして自分達は大急ぎで神子達の眠る神霊廟へと向かうのだった。旧都を飛び洞窟を抜け地上へと辿り着くとすぐに気がついた。
理 「神霊が凄いなぁ」
空には幾つもの神霊がふわふわと浮いて揃って南へと向かっていた。
理 「南の方角つまり」
青娥「えぇ太子様の元へと向かっているわね」
流石のこの数だと霊夢達にバレるのも時間の問題だろう。すると、
理 「ん?あれ………」
上空を蓮と霊夢そして魔理沙の3人が空を飛んで北西の方角に向かっていった。つまりもう動き出しているみたいだ。
理 「青娥」
青娥「えぇ動き出してるわね急ぎましょう」
理 「オーライ」
南へとすぐに進んで神子達が眠る場所へと向かう。そうして行く途中にある墓地へと来ると、
小傘「あらほろほら………」(@_@)
前に知り合った小傘が墓に寄りかかって目を回していた。何事だと思っていると、
芳香「近~づ~くな」
芳香が腕を水平に上げて仁王立ちしていた。予想からして小傘を侵入者と勘違いしてフルボッコにしたみたいだ。
青娥「あらあら」
芳香「青娥~侵入者を倒したぞ~」
理 「………あの子まさかとは思うが脳味噌が腐って
る感じ?」
青娥「今さらよそれ?」
どうやら悲しいことに当の既に脳味噌は御陀仏になっているみたいだ。
芳香「倒したぞ~」
青娥「ふふっ♪偉い偉い♪」
青娥は笑顔で芳香の頭を撫でる。本当に大丈夫かと疑問に思うが自分の骸達の体を思い出す。死んでいるため痛みを感じないが故に最早スーパーアーマー状態な事を考えると強いと思った頭以外はだが。
理 「はぁやれやれとりあえず青娥さっさと行くぞ
このままここにいたら異変解決組がすぐに来
ちまうぞ?」
青娥「あらそうね‥‥芳香ここは任せるわそれと私が
呼んだらすぐに来て頂戴よ?念のためにメモ
を貼っておくから」
芳香「任せ~ろ」
青娥「ふふっお願いね♪それじゃ理久兎さん行きま
しょうか」
理 「あいよ」
そうして自分と青娥は奥へと進み大きな空間を通り過ぎ塔の中へと入って神子達が眠る場所までやって来る。すると、
布都「うぅん…………」
蘇我「太子…様……」
2人の声が聞こえてくる。つまりもう蘇るという事だろう。
理 「もうじきか」
青娥「えぇもうじきよ♪」
もうじき再開が出来ると思っていると、
ドゴーーン!!
と、外から爆発音が聞こえてくる。予想からしてもう駆けつけたみたいだ。
理 「仕方ない青娥は見ていてくれ俺が出る」
青娥「あら頼もしいわ♪」
理 「その代わり邪魔はするなよ?」
青娥「まぁ考えてはおくわ♪」
邪魔はして欲しくはないが今はそんなツッコミをする時間も惜しいため、
理 「やれやれ」
すぐに迎撃をするために大広間へと向かうのだった。
怠惰「ではでは今回もありがとうございました」
千 「おのれ…おのれ怠惰……!!」
怠惰「えっ?千ちゃんはどうしたのかって?そう
ですね昨日のゲームで何連敗かし続けたの
軽く賭けをしましたその罰ゲームという事
で「underdog」という言葉が書か
れた三角帽子を被ってもらっています」
千 「怠惰よこれ日本語で言うと何じゃ………?」
怠惰「負け犬♪」
千 「何時か勝つからな!!覚えておれよ!!」
怠惰「まぁまぁそう言わないでよ♪それに悪魔と
の賭け事ゲームに挑戦したの千ちゃんじゃ
ないですか♪ほらほら笑って笑って♪」
パシャ!!
千 「っておい!撮るなぁ!!」
怠惰「大丈夫♪天子ちゃんや衣玖さんが来たら
見せるだけだからさ♪」
千 「ふざけるなぁ!!?威厳がなくなるじゃろ
うが!!」
怠惰「元からないじゃんなら失うものは既にない
んだよ♪おいでよこっちへ♪」
千 「それはおんしだけじゃそして誰が行くか!」
怠惰「ハハハ♪さてとそろそろお時間なので今回
はここまで♪」
千 「うぐぐぐ………」
怠惰「ではでは読者様また次回♪ほら笑って♪」
千 「くぅ!さっさらばじゃ♪」
パシャ!!
怠惰「よし頂き♪」
千 「待て怠惰!!!」
怠惰「それじゃバイニャラ♪」