廟へと続く通路を早足で歩き大広間へと向かっていると、
理 「ん?」
洞窟なのか声が反響して聞こえてくる。
? 「まさかこんな所があったとは」
? 「ですが神霊達はまだ奥へと向かっていき
ますね」
声からして女性の声が聞こえてくる。それも聞いたことのある声だ。
? 「先に進みましょうか」
? 「そうですね」
どうやらこのまま行くと先に行ってしまいそうだ。そのため自分はすぐに大広間への入り口を通りながら、
理 「へぇ~侵入者とは聞いてはいたがまさか
蓮達だったとはねぇ」
蓮 「えっこの声………」
理 「よぉ♪」
軽く挨拶をしつつ見るとまずいたのは蓮それから妖夢に早苗の3人だ。この3人の状況を推理すると霊夢と魔理沙が芳香の相手をしているといった感じだろう。
早苗「理久兎さんじゃないですか!?」
妖夢「何で貴方がここに!?」
友との再開を果たすために来たのだ。ただそれだけの事だ。とりあえず冗談を交えて、
理 「まぁ良いやここを通りたかったら通行料
払いなよ♪」
早苗「えぇ!?」
妖夢「幾らですか?」
理 「そうだなぁ………お前らの血液全部もらおう
か♪」
軽くブラッドジョークを交えるが蓮が慌てて、
蓮 「それ死んじゃいますよ!?」
ツッコミを入れてくるがこの時にやはりと思った。蓮は亜狛と同じでツッコミを属性だと。しかもツッコミををされるとついつい更にボケたくなってきてしまうものだ。
理 「あっ無理なの?そうだなぁならもうこれし
かないよな?」
そう言うと人差し指でかかって来いとジャエスチャーをする。それを見て蓮はすぐに構え早苗と妖夢は渋々構える。
理 「こいよ門番の1人が相手してやるよ♪」
それを聞くと妖夢と早苗の顔は青くなっていく。
妖夢「っ!」
早苗「あのこれ無理ゲー何ですがぁ………」
蓮 「無理ゲーでもやるしかないですよ!」
どうやら相手が自分であるがためかビビっていた。弾幕ごっこにそんな強さはかんけいない筈なのだが。怖いという感情を少しでも緩和しようと考えながら弾幕ごっこを始めると3人は弾幕を放ってくるが、
理 「見える見えるぞ貴様らの動きが♪」
どうするかを考えつつ昔にヤマメにも使ったマトリックス避けやイナバウアーをして避けていく。
妖夢「っ!イライラしてきますね!」
蓮 「気を付けてください理久兎さんの戦法は
とりあえず相手をイラつかせる事なので」
早苗「しかもムカつく避け方とかされるので分
かってはいますがイラつきますね!」
イラつく。そうだこの手があった。イラつかせ怒りのボルテージを上げ怖いという感情を越えさせればいいだけの話だ。そして大きな弾幕が迫るが、
理 「おっと残念♪」
ふざけた顔をして避ける。これを何度か行っているとついに、
早苗「あぁ!!!!」
早苗がキレてスペルを唱えてきた。
早苗「秘術 グレイソーマタージ!」
早苗を中心に巨大な五芒星が出現しそのまま直行をしてくるが、
理 「モード【魔力】風のルーンと土のルーン」
自分の魔力を解放しルーンで砂を出現させ風を吹かせるとそれらは合わさり砂嵐となる。そしてすぐに待避して別の所で見守ると早苗はブレーキが効かないためかそのまま砂嵐に突っ込むと、
早苗「キャー目がぁ!!」
と、悲鳴が聞こえてくる。砂嵐で舞った砂が目に入ったのか悲鳴を上げていた。そうしていると一時的な砂嵐が止むと目が見えないであろう早苗が蓮達へと突っ込む。
蓮 「って早苗さんこっちじゃないですよ!」
妖夢「スペルを唱えた状態で来ないで下さい!」
スペルを纏った状態で早苗が此方へと向かってきたためすぐに逃げる。
理 「アハハハハハハハハハ♪」
見ていて面白くて腹を抱えて大爆笑してしまう。暫くすると早苗のスペルが時間切れとなると同時に早苗が目を開けたのか、
早苗「目が………ってあれ?」
蓮 「やっと目が開いたみたいですね」
妖夢「迷惑な………」
早苗「ごっごめんなさい!」
早苗は90度の角度で頭を下げて謝っていた。そして自分もようやく笑いが止んだ。
理 「あぁ~面白かった♪」
素直に感想を言うと早苗は眉間にシワを寄せて此方を見てくると蓮が自分に向かって叫んでくる。
蓮 「理久兎さん貴方は何でこんな事を!」
理 「う~んまぁ昔の友人に会うためかな♪」
蓮 「昔の友人?」
折角聞いてきたというのもあるので軽くだが今の状況を説明することにした。
理 「そうさ♪今からもぉ~何年前かなぁかれこれ
2000年くらい前なのかその時に知り合っ
た
から手伝ってるって感じ?」
妖夢「死者を蘇らせるんですか!」
確かに端から来ていれば死者を蘇らせるというのにも近いかもしれないがこれは死者ではない。ただ単に長い仮死状態が続き眠り続けている友人を起こすため死者を蘇らせるわけではない。
理 「まっさか~♪流石の俺もそんな大それている
タブーは犯さないさその友人達は遥か昔に力
をつけるために眠った子達だよえ~と確か道
教がどうのとか言ってたような?」
早苗「道教………仙人等のあれですよね?」
理 「あぁ~そうそう確か仙人になるとか言ってた
ねぇ」
実際は謎だが青娥曰く目覚めれば仙人になっているみたいだが謎が多いのは確かな話だ。
蓮 「つまり理久兎さんが今していることは」
理 「おっ察しが良いな♪そう時間稼ぎさ♪」
自分の本来の目的は神子の復活であって蓮達の撃退ではなくあくまでも遊撃という名の時間稼ぎだ。
理 「まぁそんな訳でよもう少し遊んでけよ♪」
そう言い手を掲げ霊力を解放して大きな勾玉を作る。そして勾玉から無数の細い光が上空へと放ち、
理 「神秘 雨の勾玉」
スペルと唱えると無数のレーザーが蓮達に向かって雨のように降り注ぐ。
蓮 「待避!!」
妖夢「っ!」
早苗「ちょっと!!」
雨のように降り注ぐレーザー弾幕を蓮達は必死に回避していく。そしてこの時に自分は足元の土を踏みしめてある事を感じた。
理 「成る程これなら!」
そうして今度は自身の能力である災厄の能力を解放させる。
理 「能力発動…雨よ降れ」
言葉と共に洞窟内で雨が降り注ぎ始めると勾玉の光は消える。つまり時間切れとなった。そこを見計らい、
理 「更にルールを制定する10秒間だけ空を
飛べなくなる」
木の板が上空へと飛ぶと破裂する。その瞬間自身の能力が発動する。
蓮 「うわっ!」
妖夢「みょん!?」
早苗「きゃっ!?」
ビチャン!!
蓮達3人は見事に地面へと落っこちるが蓮は見事の着地をして他の2名は悲しいことにそのまま落ちた。その結果、
蓮 「2人共その顔に服が………」
妖夢「えっどっ泥んこまみれ!?」
早苗「洗濯が大変なんですよこれ!?」
駄目だ。これ本当に面白すぎる。先程の砂嵐での砂が丁度地面に降り注いでくれたお陰で雨を降らせば服にまとわり付いて汚くなる。まさに思いもよらぬ面白い結果だ。
理 「アハハハハハッ♪」
笑い転げていると早苗と妖夢は鋭く睨んでくる。相当ムカついたのだろう。もうこれなら緊張して戦うこともなさそうだ。
早苗「絶対に許しませんよ理久兎さん!!」
妖夢「首をマミって魂を昇天させますよ!」
妖夢がまた物騒な事を言ってきた。そのため、
理 「こらこら妖夢あまり使いすぎると映姫が説教
しにくるぞ?」
妖夢「その時はその時!!」
何て奴だ。これだと映姫の胃に穴が開くかもしれない。タダでさえ小町で困り果てているのに更に困らせるというのか。
妖夢「空観剣 六根清争斬!」
呆れていると妖夢はスペルを唱え刀を何回も振るうと無数の斬擊波が何処からともなく現れ自分を切り刻もうと向かってくるが、
理 「ミラージュ………瞬雷」
自身の偽物を作り瞬雷で一気に上空へと飛び上がり翼を広げ飛行し先程の大きな勾玉を出現させると自身の偽物はスパッと切られ消える。
理 「残念こいつは幻さ」
そう言うと皆は一斉にキョロキョロとし出して上を向くがもう遅い。
理 「モード【神力】闘神 神通乱舞」
神力に変えて勾玉に力を注ぎスペルを発動させると今度は無数の大中小といった壁に当たると反射する弾幕を幾つか放つと案の定で弾幕は壁に床に天井にと当たってバウンドしながら蓮達を襲うが、
蓮 「妖夢さん早苗さん!」
2人は蓮の元へと集まると蓮がスペルを唱えた。
蓮 「陰陽 結界陣!」
結界を球体状に張り巡らせ自身が放つ弾幕を防いでいくが無駄なことだ。
蓮 「うっ!」
弾幕の密度や火力等は使用者のスペックによって変わってくる。この弾幕は火力と密度そして不規則という名目の弾幕なため火力はあるし密度もあるし何処からともなく飛んでくるという三拍子。そんな弾幕を結界1枚で防ぐなど無駄な足掻きに近い。そして、
バリンッ!
ついに蓮の結界が壊れ蓮達へと襲いかかろうとしたその時だった。
? 「夢符 封魔陣!」
何処からともなく蓮達を包み込むように結界が追加で現れ自身の弾幕を防がれる。
理 「………真打ち登場か」
呟くと同時にスペルは時間切れで消えてなくなると蓮達を包んだ結界も消え外へと繋ぐ通路から霊夢と魔理沙が出てくる。
蓮 「っ!霊夢!」
霊夢「まったく何やってんのよ」
霧雨「悪い遅くなったぜ♪」
どうやら芳香は撃退されてしまったみたいだ。
霊夢「どういう事か説明くれる?」
理 「そうだねぇ」
何と言えばいいのかと悩んでいると自分の後ろにある眠る神子達がいる部屋へと繋ぐ通路から、
青娥「あらあら‥‥5VS1になってしまったわねぇ
理久兎さん♪」
理 「邪魔はしないで欲しいんだけどね青娥」
この異変?というか依頼をしてきた青娥が出てくるのだった。
千 「今回もありがとうの♪」
怠惰「えぇ見てくださりありがとうございます」
千 「して怠惰よリベンジを申し込むぞ!」
怠惰「………後書きしてからねそれとまた負け犬
帽子被るの?」
千 「良いじゃろう!しかし次は勝つからの!」
怠惰「はいはいじゃあ俺が負けたら上手くて高い
寿司屋に連れてってやるよ好きな物を好き
なだけ頼んでも構わないよ♪」
千 「何!?」
怠惰「その代わり負けたら天子ちゃんや衣玖さん
のいる前であの帽子を被ってもらうから」
千 「ハイリスク・ハイリターンじゃ!?」
怠惰「嫌なら良いよ?負け犬は返上できないけど
ねぇ♪」
千 「良いじゃろうやってやろう!今度は秘策が
あるからのぉ!」
怠惰「はいはい楽しみにしてますよ~」
(どうせ秘策ってロイパかゴルパだろうから
かげろうかアクアで潰そう)
千 「良し!しかしこうして見るとまた少年と
戦うとはのぉ」
怠惰「ある意味で運命だよねぇ因みに中の人の
構想だと………これは言わない方が良いか」
千 「そうじゃなその方が良いじゃろうな」
怠惰「だね………さてとそれじゃそろそろ時間だ
から今回はここまで!」
千 「うむ!また次回もよろしくの!」
怠惰「ではでは読者様♪」
千 「さらばじゃ!」