弾幕ごっこが終わり蓮と共にはマミゾウとぬえを引っ張り地上へと降りる。そして膝をつくマミゾウを上から見ながら、
理 「さてと…狸をまた茶釜にでもするか?」
マミ「おのれぇ………!」
冗談混じりにそう言うとマミゾウは悔しそうに此方を見てくる。良い反骨精神だ。すると霊夢が疑問に思ったことがあったのか、
霊夢「ていうか何で茶釜なのよ?」
理 「えぇ!?」
何故に茶釜なのかと聞いてくる。そういえば何で茶釜にしたんだっけと昔を考えていくとそういえばと思い出す。
理 「えぇと………確か紫にプレゼントを送ろうとし
ててそれで茶釜でもと思っていたら丁度で狸
と戦ったからだったけ?」
今思えば懐かしいなと昔に浸りたくなるが周りを見ると皆は細目で若干だが呆れて此方を見てくる。今のは何がいけなかったのだろうか。
蓮 「え~と理久兎さん逃がしてあげましょうよ」
無論端からそのつもりだ。何せさっきのはジョーダン混じりに言ったのだから。
理 「まぁ別に良いよ?そんな昔みたいに血で血を
洗う時代でももう無いしね♪今はクリーンな
時代なんだし♪それに端から逃がす気だし」
早苗「最後は良いですがその前なソフトに言ってい
ますが物騒ですよ!?」
仕方ない。今から約何百年も前は本当に物騒な時代なのだから。しかも人間に限らず一部の妖怪を除いた妖怪にも隙を見せると背後から攻撃されそうなため常に警戒もしてしまうものだ。
マミ「まさか人間の小僧に助け船を出されるとはの
時代は移り変わるものじゃなぁ」
蓮 「まぁ妖怪も人間も基本的には平等に接してい
るんですよ僕は♪」
霊夢「ちょっと!蓮それだと神社の評判悪くなるで
しょう!」
この巫女は何を言い出すのかと思い気やもう手遅れな評判について言い出した。聞いていてついつい笑ってしまう。神子は自分の様子を見て察したのか、
神子「………そんなに酷いんですか?」
と、聞いてくるためそれに答える。
理 「んっ?あぁ前に紫‥‥まぁ俺の愛弟子から聞い
たんだけどさどうにも商売だったり人集めが
下手だったりで参拝客も中々来ないみたいだ
な♪そのせいか妖怪神社ボロ神社なんてささ
やかれるぐらいだとか♪」
霊夢「ちょっと聞こえてるわよ!それと紫の奴また
余計な事を暴露したわね!」
早苗「ぷっくく!!!」
自分の言葉か霊夢のツッコミを聞いて早苗も吹き出した。
妖夢「早苗さん?」
早苗「いえ面白くてついぷぷっ!」
霧雨「おいおい命知らずだなぁ」
霊夢の顔がみるみると真っ赤になっていく。恥ずかしいのか悔しいのかそれとも両方なのか手がプルプルと震えていた。だがしかしそれについては早苗も笑ってはいられない事を計画するために、
理 「あぁでも山に出来た神社も立地が博麗神社に
比べて最悪なせいなのか参拝客のさ文字もな
いぐらいに来ないみたいだけどね♪だからさ
俺は思うんだ幻想郷の巫女達ってある意味で
強い不運持ち主なんだなって」
早苗「理久兎さん!!」
霊夢「余計なお世話よ!!」
笑っていた早苗も事実を言われ霊夢と同様に顔を真っ赤にさせ怒ってくる。見ていてついつい笑ってしまう。
理 「アハハハ♪」
蓮 「はぁ………理久兎さんあまり霊夢達をからかわ
ないで下さい」
理 「いや~悪い悪い♪」
まさか蓮に注意せれるとは思わなかった。昔だったらあひえなかったかもしれない。
蓮 「それでえ~とマミゾウさんこれからどうする
のですか?」
マミ「………そうじゃのぉ外界に戻っても良いとは思
うが今の世は住みにくいしのぉ」
珍しい。妖怪達は空想と思われてきている現代の外界を生きるとは流石は狸と自分も感服してしまっていると、
理 「聖達か」
後ろから聖と一輪そして一輪を守るかのように雲山が付いてきてやって来ると、
? 「ふむそうですか‥‥なら暫く私達の寺で居候し
ますか?」
マミ「そんな都合よく泊めてくれる所などあるの
………待てお前さん誰じゃ!?」
皆はようやく気づいたみたいだ。それだけマミゾウの話に夢中になっていたようだ。
霧雨「よっ♪」
蓮 「こんにちは聖さん一輪さん雲山さん」
蓮は会釈して挨拶をすると聖達はニコニコと会釈して返していく。流石は黒を教育しただけあって礼儀正しいなと思った。
聖 「どうです私は構いませんが?」
マミ「………お前さん人間かい?どうしてまた妖怪
の儂を?」
聖 「いいえもう人間は止めてますそれに私から
して見れば神も妖怪も人間も仏も皆同じで
すので」
面白くて笑いそうになってしまう。神も人間も仏も妖怪も皆同じとは。もしかしたら聖の考えと自分の考えは似ているのかもしれなと感じた。
マミ「くくアハハハハハそうか♪面白い奴じゃな
なら頼もうかの?」
聖 「えぇ歓迎しますよ♪」
マミゾウは聖達の寺で厄介になるみたいだが話も一区切りついたためこのタイミングでなら神子達を紹介できるだろうと思い、
理 「あぁそうそう聖さん実は紹介したい人達が
いるんだけど♪」
聖 「誰でし……この感じ…まさか地下に封印して
いた?」
青娥「えぇお陰様で復活させるのに苦労したわ」
何故だろう急に辺りの暖かな雰囲気が消える。青娥の言葉に続き、
物部「すまぬが理久兎やはり仏教徒は好かん」
蘇我「以下同文だ」
神子「………………」
神子は黙っていたが2人がもう既に険悪な感じになった。
一輪「何です喧嘩でも売っているんですか?」
物部「無論じゃが?」
蘇我「何なら燃やしてやろうか?」
雲山 (# ーдー)m
聖 「ご心配なく♪燃えないように防火耐性はバッ
チリですので♪」
喧嘩腰すぎてのんびりしている命蓮寺の住人達も何時でもやれるとばかりにタンカを切りそうだ。
霊夢「これヤバくない?」
蓮 「明らかに嫌な予感がするわね」
霧雨「落ち着けってお前ら!」
妖夢「えっえぇと」
早苗「どぅどうするんですか!」
本当のどうすれば良いのだろうか。こいつら喧嘩する気満々だし。仕方ないと思いつ声にドスをかけ、
理 「お前達いい加減にしろよ?」
全員「!!?」
ドスのかけた一言で蓮達は勿論のこと聖達と神子達も黙り自分を見てくる。今度はドスをかけずに一応の警告として、
理 「今回は俺の顔はたててもらうよ?それでも
血の気があって戦い足りないなら俺が相手
になるよ?」
聖や神子は自分の力をもう分かっている筈だ。それならばこの威嚇も充分に効果があるだろう。そしてその予想は当たる。
神子「理久兎さんがそこまで言うのなら今回は
静かにしましょう」
聖 「同じくそうします」
何とか今回は平穏に済ませてくれそうで良かった。
理 「なら良し♪ほら握手でもしなよ」
そう言うと神子と聖はお互いに手を差出し握手を少しして離す。まだまだ警戒は解いてはいないが少しでも話せれるように手助けはしていきたいと思った。
理 「さてと所で折角だから異変解決の宴会を開
かない?」
霊夢「けっ結局そっちに行くのね‥‥まぁ良いけど」
蓮 「アハハハ……開こうか霊夢?」
霊夢「そうね開きましょうか」
そうして異変解決後の宴会は開くことが決定したが理久兎達は気づくことがなかった。
こい「お姉ちゃんに伝えちゃおう♪」
こいしがこの事を見ていたのを理久兎は知るよしも無かったのだった。
怠惰「えっえぇと葛の葉さんって晴明のお母さん
ですよね?」
葛葉 (・-・ )
千 「そうじゃと言っておるぞ」
怠惰「え~と喋らないんですか?」
葛葉 щ(゜ー゜)
千 「ん?何じゃ?ふむふむ………紙とペンかほれ」
葛葉 (^ー^)
千 「何を書いておるんじゃ?」
怠惰「これは文?何々………」
葛葉[こんな紙で書いてしまう事となってしまい申
し訳こざいません龍神様はこうして話を理解
して下さりますが実の所喋るには喋るのです
がその何ぶん恥ずかしいもので変な声だった
らどうしよう期待してたのと違う何こいつ?
喋るの?等と言われてしまうのが怖いもので
それに私がこの世で唯一愛した殿方は私の声
を聞いてクスリと笑ってらしたものでそれで
その怖くなっしまいまして]
怠惰「そっそうなんだ………千ちゃん葛の葉さんっ
てお喋りなの?」
千 「うむ♪実際は良く話すがこの感じのせいで
の皆は近づきたがらぬのじゃよ結果的には
ワシとはまた違った意味でのボッチじゃっ
たし子持ちというのあってすぐに意気投合
したんじゃよ♪」
怠惰「そっそうなんだ………愛してた殿方ってすず
………いや
葛葉 !!
千 「また書き出したの………」
葛葉[会ったのですか!保名様に!お元気でしたで
しょうか!]
怠惰「うん元気だよ♪今は君の子孫を式神となっ
て見守ってるよ♪」
葛葉[そうですか良かった血族はまだ絶えてないの
いのですね]
怠惰「まぁ会いに来なよ♪会わせてあげるからさ
さて飲もうか♪」
千 「うむ!」
葛葉 ヽ(^∀^*)
怠惰「おっとそれとでは今回はここまでまた次回
にお会いしましょう♪さようなら♪」