理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、バイトが入ってしまったためゲームショップに行けなかった怠惰のクソ悪魔です。明日こそ絶対に………では時間は遅いですが本編へどうぞ。


第371話 結論女は怖い

異変が終わり神子達も目覚めとりあえずは解散となったため自分は地底へと戻っていた。

 

理 「いや~疲れたこういう時は久々に甘いもの

   が食べてぇなぁ」

 

たまには甘いものが食べたいなと思いつつ暗い洞窟を抜け急都へと向かう。そして賑わう旧都を抜け奥の地霊殿の玄関へと来ると扉を開け中へと入る。

 

理 「ただいま~」

 

と、声を出しながら前を見るとこいしがニコニコと微笑みながら立っていた。

 

理 「おっこいしただいま♪」

 

こい「うん理久兎お兄ちゃん♪」

 

こいしの頭を撫でるとこいしは自分に向かって、

 

こい「理久兎お兄ちゃん♪お姉ちゃんがね来たら

   部屋に来てだって♪」

 

理 「さとりがか?」

 

こい「うん♪」

 

さとりがどうやら呼んでいるらしい。書類に確認の印鑑を押して欲しいのだろうか。

 

理 「分かった行ってみるよ♪」

 

こい「………()()()()()()♪」

 

そう言うとこいしは奥へと向かっていった。気を付けてとは一体どういう事だろうか。

 

理 「まぁ良いか」

 

とりあえずさとりが呼んでいるみたいだからさとりの部屋へと向かい扉の前に来ると、

 

理 「さとり~来たぞ~」

 

さと「お入り下さい理久兎さん」

 

入っていいみたいなので中へと入ったその瞬間、無数の弾幕が自分へと襲いかかってきた。

 

理 「ちょっ!」

 

すぐに手をかざし仙術を唱えた。

 

理 「仙術十三式空壁!」

 

透明の壁をはり弾幕を防ぎきる。そしてさながらライオネットシールドのように構えながら中へと入る。

 

理 「さとり~何をそんな不意打ちなんて」

 

さとりの顔を見ると何か怒った顔をしていた。

 

さと「………理久兎さん私に隠し事してませんか?」

 

理 「隠し事?」

 

一体何を隠しているというのだ。何も隠してはいない筈なのだがと思っていると、

 

さと「さっきこいしから全て聞きましたまた地上で

   大暴れしたみたいですね?紙には外出と書か

   れてはいましたがまさか隠れてこんな事をし

   ていたなんて!」

 

理 「………何時?」

 

さと「今日ですが?」

 

どうやら地上でやっている事を全てこいしに見られなおかつさとりに知られたみたいだ。今日辺りに何をしていたのか話そうと思ったが先手を打たれた。

 

理 「待て!待て!確かに大暴れ‥‥というか少しは

   遊んできたけど無論それは今日言うつもりだ

   ったから!」

 

さと「………心が読めないので心理が分かりませんよ

   理久兎さん!!」

 

さとりは無数の弾幕を放ってきた。

 

理 「ちょっおい落ち着けって!!」

 

こんな狭い所で弾幕ごっこをすれば部屋がボロボロになること待ったなしだ。どうすればさとりを落ち着かせなおかつ部屋を汚さずに済むかと考え思ったのは、

   

理 「仕方ない」

 

空壁を止め手を大きく広げる。そして、

 

ピチューーン!!ピチューーン!!

 

自分の体に無数の弾幕が被弾する。その結果自分の体はもうボロボロだ。

 

理 「痛てて」

 

さと「‥‥理久兎さん何故被弾するような事を?」

 

理 「お前の事だからこのぐらいしないと信用を

   しないだろ?」

 

いくら蘇る憎体とは言えど結構痛い。

 

さと「………ごめんなさい」

 

さとりは頭を下げて謝ってくる。どうやら誠意は伝えることが出来たみたいだ。

 

理 「まぁ良いけどどうしてまた?」

 

さと「………怖かったんですまた黙って居なくなるん

   じゃないかって………」

 

理 「そうか俺も悪かったもっと早くに伝えておけ

   ば良かったんだよな悪いな心配させて」

 

さとりの頭に手を乗せて謝る。さとりは自分の手を両手で握ると、

 

さと「せめて隠し事はしないで下さいじゃないと私

   は貴方を信用できなくなってしまいますよ」

 

理 「すまない」

 

反論が出来ないしする気もない。何せ悪いのはどう足掻いても自分なのだから。だから誠心誠意を込めて謝罪するだけだ。

 

さと「それで理久兎さん宴会には参加するんです

   か?」

 

理 「あぁ…それで何だ……さとりが他人嫌いなの

   は知って言うぞ来ないか宴会に?」

 

さと「………」

 

暫くの沈黙が続くそしてさとりは口を開き、

 

さと「良いですよ行っても」

 

理 「そうか無理………えっ?」

 

さと「ふふっ♪前から少しずつと言っても2回しか

   参加してませんがそれでも今はそれ程苦とい

   う程ではありませんそれに今回はその理久兎

   さんがいるので………」

 

恥ずかしいのか顔が真っ赤だ。さとりの頭を撫でながら、

 

理 「ありがとうな」

 

さと「いえ‥‥貴方が暴れないように監視するだけで

   すので!」

 

理 「はいはいツンデレツンデレ♪」

 

さと「やっぱりもう一発弾を撃ちますよ?」

 

理 「いや勘弁!」

 

そうしてさとりが宴会に行くことが決まったのだった。そして数日後の地霊殿エントランスでは、

 

理 「番号!」

 

耶狛「1!」

 

亜狛「2!」

 

こい「3♪」

 

お燐「よっ4………」

 

お空「5だよ♪」

 

黒 「6………というかやる意味あるのか?」

 

皆がいるかの確認のために点呼をしていると黒がそう聞いてくる。

 

理「まぁ一応?」

 

黒 「そうか」

 

さと「全員いるようですし行きませんか?」

 

理 「だな行くぞ!」

 

亜狛と耶狛が裂け目を作り出し自分達は中へと入る。そして出た場所は、

 

耶狛「お兄ちゃん座標ミスったね!」

 

亜狛「……みたいだね…アハハ………」

 

黒 「空じゃねぇか」

 

座標的に高さ位置をミスったみたいだ。まぁ別に飛べるから何ら問題がないためただ下に下降すれば良いだけの話だ。

 

理 「降りるぞ」

 

自分達は下へと降り地上へと足をつけると丁度乾いた土だったのか土煙が上がる。やがて止むと異様な光景になっていたが、

 

耶狛「ついた~♪」

 

亜狛「もう始まってますね」

 

黒 「だな………」

 

3人は知ったこっちゃないと言わんばかりに言う。

 

お燐「理久兎様大丈夫ですかい?」

 

理 「うん‥‥大丈夫それよりもさとりにボコられ

   た傷の方が痛いかな………」

 

さと「自業自得ですよ理久兎さん?」

 

お燐が心配してくれるが何ら痛くはないがさとりにボコられた傷が今も結構痛い。すると、

 

蓮 「理久兎さ~ん刀狩りさせてくださいよ~♪」

 

亜狛「…………えぇ!?」

 

耶狛「まっマスター!蓮君が可笑しいよ!!」

 

さと「………自棄にご機嫌ですね彼」

 

確かにご機嫌だ。ご機嫌なのは良いが刀抜刀した状態で持っているためか端から見たら辻斬りと同類に見えるだろう。

 

黒 「お前ら何があったんだ?」

 

霊夢「酔っ払ってるのよ!」

 

理 「………あぁ通りで早苗もご機嫌なのか」

 

酔っぱらっているって蓮も早苗もどれだけ飲んだんだ。弱いなら飲まない方が良いのにと思い仕方ないので酔いを覚まさせてやろうと考えながら数歩前へと出て手を動かしてかかってこいとジェスチャーすると蓮が斬りかかってきた。

 

神子「理久兎さん!」

 

神子が心配しているのか叫ぶが問題ない。だって目の前の蓮の斬りかかりは正常な時よりも遥かになまくらなのだから。

 

理 「仙術四式硬皮」

 

ガシッ!

 

仙術硬皮により薄い霊力の膜を手のひらに作り蓮の刀を掴んで押さえる。膜が良い感じで鎧となるため何らか痛くないし斬られもしない。

 

理 「そんななまくらな腕じゃ俺は切れねぇよ」

 

ドゴンッ!

 

蓮 「ぐぶっ!?」

 

霊力を纏わせた拳で軽く腹にパンチすると蓮は腹を押さえて踞る結構効いたみたいだ。

 

霊夢「ちょっと蓮!大丈夫!」

 

蓮 「うぅ腹が……ってあれ?僕は何をしてたの?」

 

霊夢「凄い一発で酔いが覚めた」

 

一応これまで亜狛や耶狛そして黒が酔っ払う事が多かったためかこういった荒事にはもう慣れた。蓮に手を差し出して、

 

理 「大丈夫か蓮?」

 

蓮 「えっえぇ」

 

自分の手を掴み蓮は起き上がらせる。

 

霊夢「全くあんたは!」

 

蓮 「えぇと何がどうしたの?」

 

霊夢「やっぱり覚えてない………もう良いわよ」

 

霧雨「まぁ何だ………酒には気を付けろよ?あぁ

   なるからよ」

 

魔理沙が指差す方を見るとそこには泥酔しきって酒瓶を抱き枕にして眠る早苗がいたというか寝るの速すぎだろ。

 

蓮 「うん………それよりも理久兎さんその顔の傷

   だとかどうしたんですか?」

 

理 「ん?まぁ………」

 

チラリとさとりを見るとさとりは真顔で、

 

さと「理久兎さん早く宴会しましょう?」

 

そう言い先へと進んでいく。とりあえず同じ境遇である蓮に、

 

理 「………蓮に言っておくこの世で一番怖いのは

   女それも恋人かもしれないな」

 

そう言いさとりな元へと向かうのだった。地霊殿の面々とはやはり関わりたくはないのか地上の者達は近づこうとしては、

 

チル「ねぇ甘いお菓子ある?」

 

いや来たな妖精が。

 

お空「あっ私もお菓子食べたい♪」

 

お空もチルノに感化されたのかお菓子が食べたいと言ってきた。それ所か、

 

布都「理久兎よお菓子とは何じゃ!」

 

布都も興味をもってやって来る。そして自分は気づいてしまった3人から同じような雰囲気があることに。だが同時に純粋な子ならば近寄ってくるのかもしれないとも思った。

 

理 「まぁあるよ………つぶ餡のおはぎで良い?」

 

チル「良いよ♪」

 

お空「理久兎様のおはぎだ♪」

 

布都「これがお菓子か………」

 

3人は一斉に食べると微笑んでくれる。

 

チル「美味しい!」

 

お空「やっぱり理久兎様の料理は美味しい」

 

布都「おぉ甘いぞ!これがお菓子という物か!」

 

喜んでくれるのなら幸いだ。しかし何故かさとりがジト目で見てくる。

 

さと「ハーレムで喜んでます?」

 

理 「なわけないでしょ!?というか何故にこんな

   冷えきった夫婦みたいな感じなの!?」

 

さと「ふふっ♪冗談ですよ♪」

 

理 「まったく冗談がキツイよ………」

 

そんな会話をしつつ皆と宴会を楽しむのだった。

 




怠惰「ではでは今回もありがとうございました」

千 「怠惰よ何か眠そうじゃな」

怠惰「まぁね~バイトがねぇ~」

千 「じゃが旅立つ金はあるんじゃ早速ダーク
   ソウルを買おうぞ!」

怠惰「まぁとりあえず買いたいねそんで挑戦ある
   のみだね」

千 「怠惰は何で行くんじゃ!」

怠惰「もう脳筋目指そうかなぁ筋肉と契約して」

千 「あっけなく死にそうじゃなぁ………」

怠惰「千ちゃんは?」

千 「う~む信仰メインで行こうかのぉ」

怠惰「良いんじゃない?そこはほら楽しんだ者
   勝ちだから」

千 「じゃな………さてもうそろそろ時間じゃぞ」

怠惰「あいあいではでは今回はここまで」

千 「また次回もよろしくの♪」

怠惰「それでは読者様♪」

千 「さらばじゃ♪」

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