理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様。もうじき期末テストが近づいてくるということに鬱になっていく怠惰のクソ悪魔です。本当に嫌ですねぇ。まぁこんな鬱な話もあれなので本編へどうぞ。


第二十四章 禍と共に現れし凶変者達
第374話 弟子は成長していく


紫の家に来て数時間が経過する。現在はというと、

 

紫 「御師匠…様……」

 

藍 「もう飲めま…せん……」

 

理 「やれやれ…………」

 

2人は酔いつぶれたのかぐっすりと眠っていた。だがこうして弟子とその従者とで飲み交わせたのは良かったと思えた。

 

理 「あれからもう1000年か紫には負担かけち

   まったよなぁ」

 

酒をグビッと飲んでそう呟く。自分が消えた後、美寿々達から話は聞いてはいた。百鬼夜行の内部分裂は勿論の事で自分の代理を務めたりそういった事を1人でこなしてここまでやってこれた事には正直感心してしまう。

 

理 「………だけど久々かこうして紫の寝顔を見るの

   ってこんな顔してたっけかなぁ♪」

 

当時の小さい頃は良く隣で寝てはいたのを覚えているがこんな顔だったんだなと思ってしまう。

 

理 「それそれ♪」

 

人差し指で紫の頬をつつくが、

 

紫 「うぅ……ん…」

 

本人は酔いつぶれているためか起きる気配が全然しない。そしてつついた感想は前よりは張りはなくなってはいたがぷにぷにだった。

 

理 「ぷっくやっやべぇ面白くて笑っちまう…!」

 

むにゅっとしてる顔は見ていて面白くついついイタズラ心が芽生えてしまう。そんな事をしていれば、

 

紫 「………おひひょう様?」

 

理 「あっ………」

 

起こすのは当たり前だ。冷ややかな汗が背中に流れた。

 

理 「よっよぉ………♪」

 

紫 「………何をなさっているのですか?」

 

理 「えっえぇと………お肌の張りチェック♪」

 

苦しい言い訳を言うと紫は細目でジーとこちらを見て、

 

紫 「スキマ送りにしますわよ?」

 

理 「マジですんませんした!」

 

冷ややかな目で怒られた。まさか弟子に怒られる日が来るとは誰が予測しただろうか。

 

紫 「まったく………あぁ頭痛いわ」

 

手で頭を押さえて言う。恐らく飲み過ぎによる二日酔いだろう。

 

理 「ほらこれでも食べなよ」

 

断罪神書から梅干しを出して紫へと渡す。それを有無せずに紫は一口すると、

 

紫 「あら酸っぱくないわね?」

 

理 「あぁ酸っぱくはない梅干しだよ♪」

 

自分も口に1つ放り込むと程よい梅の酸味と甘味が口に広がる。

 

紫 「しかし御師匠様は………他所でやったら痴漢と

   間違われても仕方ありませんわよ?」

 

理 「いやはやついね♪弟子の寝顔を久々に見たら

   ねぇついついイタズラしたくなってさ♪」

 

紫 「まったく………」

 

そう言い呆れながらもまた梅干しを1粒口に放り込む。どうやら気に入ってくれたみたいだ。

 

理 「でもまさかまたこうしてお前と飲み交わせる

   とは思わなかったよ」

 

紫 「御師匠様はもし蓮や霊夢が生きていると明か

   さなければずっと地底に籠り地上に出た際に

   は隠者としてそう生きていましたか?」

 

理 「そう…だな……多分そうしていたと思うよ俺の

   決心は混じっていたから」

 

紫 「そうですか」

 

自分は酒を注ぎまたグビッと飲み息を吐いて、

 

理 「ふぅ……だけどさ紫…前に鷺麿の時に俺が言っ

   た言葉は覚えてるか?」

 

紫 「えぇトイレでも風呂でも覗いているって言っ

   たあのセクハラ発言ですわよね?」

 

理 「いやセクハラじゃなくてあれは冗談のつもり

   で‥‥いやまぁ言ったけど肝心なのはその後」

 

紫 「何時でも見守っているですわよね?」

 

どうやら覚えていてくれたみたいだ。いらない部分も覚えてはいたがそこは置いておいてこれなら話がしやすい。

 

理 「そうそこに関して‥‥あれには嘘偽りは一切た

   りともないよ♪お前らが危険な状態にでも陥

   ったらその時は何が何でも助けた俺の身が朽

   ち果てようとな」

 

紫 「………本当に昔から変わりませんわね♪」

 

理 「まぁなそこが俺の良い所だからな♪」

 

そう言いまた酒を飲み干すと紫は何を思ったのか、

 

紫 「御師匠様は地上に住む気はありませんの?」

 

理 「地上にか………」

 

地上に住む気はないのかと聞いてきた。しかし自分の答えはもう既に決まっていたためすぐに答えが出せた。

 

理 「それはないかな………地上も面白いけど地底も

   面白くてな♪住むには暇しないんだよねこれ

   がまたさ♪」

 

紫 「そうですか………もし移住する気になったら何

   時でも声をかけてくださいその時は住む場所

   も手配は致しますので♪」

 

理 「ははっ♪ありがとうな紫♪」

 

紫の頭に手を置き微笑む。紫は恥ずかしいのか顔が赤くなっていった。

 

紫 「いっ良いですわだって私が唯一認める数少な

   い者ですから………」

 

理 「ハハハ♪ありがとよ♪」

 

と、そんな会話をしていると自分は気づく。寝ている筈の藍の獣耳が少しだがピクピクと動いているのを。

 

理 「藍ちゃん起きているなら起きなよ」

 

紫 「えっ?」

 

藍 「あっあの………」

 

藍は体をお越し此方を申し訳なさそうに見てくる。

 

紫 「因みに何処から盗み聞きしてたのかしら?」

 

藍 「えぇと紫様が痴漢と言った辺りからでしょう

   か………?」

 

理 「藍ちゃんそう言うのは最初からとか言ってお

   くと格好いいものだよ?」 

 

藍 「えぇ!そっそれなら最初から聞いてました」

 

と、何てノリの良い子なのだろう。だが紫は冷ややかに笑いながら、

 

紫 「ふふっ藍♪旅行するなら何処が良い?」

 

藍 「えっ……えっ…!?」

 

紫 「そうね今ならタダでエジプト辺りに送ってあ

   げましょうか♪」

 

藍 「ごっ御勘弁を!!?」

 

おぉ怖い怖い。エジプトは昔に行った事があるが彼処も彼処でギリシャ神軍に近い感じの神達が集まっていたためかあまり良い印象はなかったのを思い出す。というか余所者の神には冷たかったな。

 

理 「紫が言うと冗談に………」

 

紫 「ふふっ御師匠様冗談に聞こえますか?」

 

理 「………前言撤回聞こえねぇや」

 

藍 「おっお許しをぉ~ー!!」

 

そんな会話をしながらも一夜を終え翌日の朝。

 

理 「さてと2人共ありがとうな♪」

 

藍 「いえいえ」

 

紫 「御師匠様またいらっしゃって頂戴ね」

 

理 「あぁまた寄らせて貰うよ♪それじゃあな♪」

 

そうして自分は歩き出す。何時もの日常へと戻るため仲間達の元へと帰るために。だがそんな光景を眺める者が1人。

 

? 「気に入らないわあれだけ強さを持ちながら何

   故あんな掃き溜めのような者達と関わるのか

   ………血は血で争えないものなのかしらねぇそ

   れなら‥‥ふふふっ♪」

 

真っ白の6枚の大翼を羽ばたかせその者はただ理久兎を眺めるのだった。




怠惰「ではでは今回もありがとうございました」

千 「う~む本当に嫌な予感がするのぉ」

怠惰「やれやれまたか………そういえば千ちゃん」

千 「何じゃ?」

怠惰「昨日の後書きで千ちゃんが言ってた事を中の
   人が聞いてたみたいでニコニコと不穏な笑み
   をこぼしてたよ?」

千 「本当に嫌な予感が~」

怠惰「まぁ俺には分からんから意味ないと思うけど
   ねぇまぁ頑張って♪」

千 「何をじゃ!?」

怠惰「アハハハ♪」

ロリコン!ロリコン!ロリコン!ロリは全て私のものよ!誰にも渡しはしないわぁ!

千 「何じゃこの音楽!?」

怠惰「あぁ~傲慢からだな悪いけど千ちゃん締めを
   よろしく頼むよ♪」

千 「まったく仕方ないのぉ………コホンッ!それで
   は今回はここまでじゃぞ♪」

怠惰「私だ‥‥用件を聞こう………遺跡?神魔大戦時代
   の?」

千 「それと次回からあっちを投稿するからのぉ!
   間違えるでないぞ♪」

怠惰「はいはい調査するのね………鑑定の依頼だぁ?
   そんなものはアンドロマリウスとかセーレと
   かがいるだろその辺に頼めよ俺じゃなくて」

千 「では読者様また会う日まで!」

怠惰「ヤル気ないからパスでも進展があったら教
   えてくれ」

千 「ではまたの!」

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