理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第375話 災禍は訪れる

紫の家へと行った数日後の夜の事。

 

美 「アハハほらほら理久兎♪飲め飲め♪」

 

理 「やれやれ♪」

 

萃香「美寿々様~私にも一杯♪」

 

美 「ほらよ♪」

 

現在理久兎は旧都の美須々行きつけの居酒屋へと来ていた。何故ここにいるのかその理由は、

 

理 「そんでどうよ旧都の状況はさぁ‥‥破損報告以

   外で」

 

美 「そうさねぇ………対しては変わらないねまぁ出

   来た当初よりかは住みやすくはなったとは思

   うけどねぇ?」

 

理 「ほうそれは何より♪」

 

来ている理由は旧都の現状を知るためだ。主に美須々や勇儀に旧都を任せているためあまり知る機会がない。美須々から度々届く破損報告以外で現状を知るにはこうして話を聞くのが速いため月1ぐらいで訪れてはいるのだ。

 

勇儀「そんで理久兎こそさとりとかとはどうなんだ

   よ?」

 

理 「えぇ?………昔よりかは疑心暗鬼ではなくなっ

   たし笑うようにはなったから良かったとは思

   ってるよ」

 

注がれた酒をグビリと飲みながそう語ると美須々はニヤニヤしていた。

 

美 「へぇ~あんたも隅に置けないねぇ♪」

 

理 「やかましいわ♪」

 

そうして自分達は酒を飲み交わす。そうして午前2時ぐらいになったぐらいだろうか。

 

理 「おっともうこんな時間か………すまないが俺は

   退場するぜ」

 

美 「おう♪」

 

萃香「またね理久兎♪」

 

勇儀「じゃあな」

 

居酒屋を出てまだ明るい道を歩きながら地霊殿へと帰っていると自分の目の前からコートにフードを深く被ったこの辺では見た事のない者とすれ違う。立ち止まり後ろを振り向くがもう既にその者はいなくなっていた。

 

理 「………見た事のない奴だが新参者か?」

 

あまり深く考えるのも良くないためとりあえずは地霊殿に向かって歩くのだった。そうして玄関を開けて中へと入る。

 

理 「ただいま~」

 

そう言いながらエントランスへと来ると、

 

さと「理久兎さん今日は遅いですね?」

 

階段からさとりがゆっくると降りながら言ってくる。

 

理 「アハハ………ついつい飲みすぎちまったよ」

 

さと「程々にして下さいね?」

 

理 「あぁ気を付けるよ」

 

風呂に入ろうかと思い風呂場へと向かおうとすると、

 

さと「理久兎さん聞きたいんですがその首元はどうし

   たんですか?」

 

理 「首元?」

 

近くにある鏡で確認すると小さく赤くプツッと腫れていた。

 

理 「虫刺されかな?にしては痒くはないけどな」

 

さと「そうなんですか?」

 

理 「まぁ数日したら治るだろ」

 

さと「それもそうですね呼び止めてすみませんそれ

   では理久兎さんお休みなさい♪」

 

理 「あぁお休み♪」

 

さとりと別れ風呂へとは入り自分は眠りにつくのだった。翌日の朝。

 

理 「うぅん………気持ち悪ぃ」

 

起きてすぐに分かったが気分が悪い。飲みすぎのかなと思いつつ部屋を出て洗面台へと向かう。鏡を見ると目の下に隈が出来ていて見た感じから顔色が少し悪いなと感じた。顔を洗い首もとを見ると腫れは引いていた。

 

理 「………まぁ良いか」

 

そうして何時もと同じように料理を始め1日を過ごす。そしてまた翌日の朝。洗面台へと立つと、

 

理 「何か昨日より隈が酷くなってるな」

 

昨日よりも隈が酷くなっていてしかも体がダルいと感じた。すると、

 

亜狛「マスターおはようございます………」

 

耶狛「おはようマスター………」

 

亜狛と耶狛がやって来る。何故かは分からないが2人も顔色が悪い。

 

理 「お前ら風邪か?」

 

亜狛「いえ‥‥不老不死なんで風邪とかあるんですか

   ね?」

 

耶狛「昨日までは調子良かったのになぁ………」

 

亜狛と耶狛がそう話していると今度は黒がふらふらと歩きながらやって来る。

 

黒 「よぉ………」

 

耶狛「黒くん大丈夫!?」

 

黒 「あぁ昨日久々に飲んだ酒で二日酔いにでもなっ

   たのか気持ち悪くてな」

 

と、言うが黒が二日酔いになった試しがないことを知っている。それもたかだかコップ1杯の日本酒で酔う筈がない。

 

理 「お前ら調子悪かったら今日は寝てろ無理だけは

   するなよ?」

 

耶狛「うん」

 

亜狛「分かってますよ」

 

黒 「あぁ」

 

そうして自分達は体調が不調ながらも1日を終えその翌日の朝。自分は目覚める。

 

理 「………うっ!!」

 

バタンッ!!

 

扉を勢い良く開けてトイレへとすぐに駆け込み、

 

理 「うげぇオロロロロロ!!」

 

嘔吐した。そうして何分ぐらい吐いたのかは分からないが身体中の水分が抜けていく感覚に陥る。

 

理 「はぁ…はぁ……」

 

昨日の黒と同じぐらい体がふらつく。鏡の前に立つと明らかに昨日よりも更に顔色が悪くなっていた。

 

理 「どうなってるんだ………?」

 

さと「理久兎さん?」

 

さとりの声が聞こえ向くとそこには心配そうに此方を見るさとりがいた。

 

理 「さとりか………」

 

さと「どうかしたんですか!昨日も一昨日も調子が

   悪そうですよ!」

 

理 「あぁ………みたいだな」

 

さと「今日は寝てくださいそんな体で無理されては

   私が困ります!」

 

理 「ならお言葉に甘えて休ませて貰うよ………」

 

洗面所から出て部屋へと戻るために廊下を歩いて行くと亜狛と耶狛そして黒の部屋の前を通ると扉に張り込みがあった。

 

体調が優れないためすみませんが兄妹共に今日は休みます。申し訳ございません。

 

と、書かれていた。恐らく2人は部屋の中で寝ているのだろう。向かいの黒の部屋にも貼り紙があった。

 

すまないが休む

 

ただ一言で書かれていた。自分と同じで皆も調子が悪そうだ。

 

理 「………気持ち悪い寝よう」

 

部屋へと行き水だけ飲んで眠るのだった。一方亜狛と耶狛は、

 

亜狛「ぐぅ!がぁ!!」

 

耶狛「お兄………ちゃんその体にそれに毛が!」

 

亜狛「お前も………気持ち悪いぐらいに髪の毛が伸び

   て……」

 

耶狛「えっなっ何これ!?」

 

2人は突然の体の変化に痛みを覚え怯える。そして黒にも同じことが起きていた。

 

黒 「何だこの舌………」

 

黒もその変化に戸惑いを感じるのだった。視点は戻り自分の部屋のベッドで横になっていると、

 

? 「理久兎…理久兎……」

 

自分を呼び掛ける不気味な声が聞こえてくる。その時、自分は先程までベッドで寝ていたのにも関わらず荒れ地に立っていた。

 

理 「何だこれ………」

 

おかしかったし何なのかが分からなかった。すると、

 

? 「どう?これがこの世界の未来の結末いやその

   ビジョンとでも言うのかな?」

 

声のする方を向くとそこには夢で見た少年が楽しそうに笑いながら立っていた。それは前に夢で見た少年だった。

 

理 「何が言いたい?」

 

? 「何がねぇ………まぁ君には黙ってて欲しいって

   事かな?僕が裁定し壊すからさ♪」

 

理 「やらせると思うか?」

 

? 「うん♪やるよだって君は………」

 

一瞬だった自分の手足が動かない。まるで何かに拘束されているのか全く動けない。

 

理 「なっ!」

 

? 「君はね僕………僕は君だから♪」

 

理 「どういう………」

 

ブジュッ!!

 

ありえない光景が目に入る。自分の体を空紅が黒椿が天沼矛が貫いていた。

 

理 「がはっ………」

 

? 「さようなら古い僕♪」

 

血が垂れる意識が薄らいでいく。だがこのままやられる訳にはいかない。

 

ガジュ!

 

? 「がぁ!!!」

 

理 「てめぇも道連れだ!!」

 

せめてもの抵抗だ口が開き首が動くのなら思いっきり首筋を噛み千切ってやれば良い。

 

? 「離せ!!」

 

理 「ばなずが!!」

 

? 「やめろ!お前が壊れ………」

 

知った事か。迷惑ならかけるのなら壊れても構わないと思った。そうして自分は少年と共に真っ黒の世界へと引き込まれていくのだった。




怠惰「はいでは久々の投稿を見てくださりありがと
   うございました」

千 「………不穏じゃ」

怠惰「どうしたの?」

千 「うむ………実は怠惰よ不吉な事が起きまくって
   おるのじゃ持っただけで湯飲が真っ二つに割
   れブーツの紐は千切れたりと不吉でのぉ」

怠惰「………普通じゃない?」

千 「いやいや!可笑しいじゃろ!いくら何でも!
   湯飲みが真っ二つに割れるって普通ではない
   からの!」

怠惰「いやこうラッキーな事が起きるとその反動
   でね?」

千 「ハイリスク・ハイリターンな運すぎるじゃ
   ろ!」

怠惰「アハハハハだよねぇ♪」

千 「うむ‥‥ワシはともかく理久兎が心配じゃ」

怠惰「心配なら天照にでも八咫鏡でも借りて見せて
   もらえば良いんじゃない?」

千 「そうじゃななら明日にでもそうしようかの」

怠惰「決まりだね♪おっとそろそろ時間だねそれで
   は今回はここまで!」

千 「また次回もよろしくの!」

怠惰「それでは読者様!」

千 「去らばじゃ♪」
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