遥か彼方の上空で自分の母とで殺し合いを行っていた。
千 「理久兎!!!」
理 「アハハハハ無駄だよお母様………」
向かってくる拳を全て受け流す。続いては尻尾による素早い払い攻撃もくるが、
ガシッ!
千 「なっ!」
そんな攻撃も今では楽々に掴めてしまう。というか何故に今までの自分はこの程度のチンケな攻撃を受けきれなかったのだろうか。
理 「はぁ………邪魔だよ」
尻尾を掴んだ状態で思いっきり投げ飛ばす。数メートル先まで吹っ飛ぶと千は体制を建て直す。
千 「貴様!何故じゃ何故こんな事をする!貴様は
生きとし生きるものを博愛し弱き者を守りこ
の世界を守る担い手の筈だというのに今貴様
がやっている事はただの破壊に過ぎぬぞ!誰
に唆された!答えろ理久兎!」
理 「いちいち下らないことであぁでもないこうで
もないって五月蝿いなぁこれはね僕の意思さ
エスカトロジーを引き起こすそうする事で裁
定され余計と感じた世界は消えるんだ良いこ
とずくめだと思うよ?」
千 「否!それはただの破壊じゃ!貴様の我が儘を
押し付けるでないわ!!」
5本の飛翔剣を出現させ自分へと攻撃してくる。自分は断罪神書から空紅、黒椿、天沼矛を出し浮遊させ飛翔剣と同じように千へと攻撃する指令を手で合図する。
千 「貴様もか!」
理 「手で持って攻撃するの面倒なんだよね」
バキュンッ!!
そう言いつつも右手にレクイエムを構え千へと発砲する。
千 「ちっ!銃とは姑息な!」
理 「どうとでも言えば良い♪ほらほら♪」
何度も何度も発砲する。この銃を使っての特徴は弾丸は自身の気で作れるがコックを引いてリロードするのが面倒くさいなと思った。しかし少量の気で散弾を撃てるのは結構魅力ではあった。
千 「いい加減に殴らせろ!!」
散弾の隙間を上手く通り自分へと近づくが、
理 「黒椿…空紅……」
合図を送るの2刀が自分の前へと割って入りクロスさせ千の拳を受け止める。
千 「どけぇ!!」
飛翔剣を操りまた自分へと攻撃してくる。
理 「断罪神書♪」
ガキンッ!
大きくなった断罪神書が盾になり向かってくる飛翔剣をガードする。そして今度は空紅と黒椿をまさかのごり押しで押した千が再度殴りかかってくる。
ガシッ!
だがそんな程度の攻撃など無意味だ。左手で難なく受け止める。
千 「理久兎!!」
理 「五月蝿いなぁ!近くで騒がないでくれない?
耳に残るからさぁモード【魔力】」
魔力へと切り替え掴んだ左手で千を持ち上げそのまま投げ飛ばす。
千 「くぅっ!何じゃこれは!」
右手の甲に刻まれたルーン文字に千は気づいたのはみたいだ。自分はニヤリと笑い、
理 「風のルーンと火のルーンを合わせれば」
パチンッ!
指パッチンをすると千の手の甲のルーン文字は光輝くそして、
ドガーーーン!
大爆発を引き起こした。
理 「爆発のルーンってね♪」
千 「くぅ!」
少々真っ黒になった千が爆煙から出てくる。流石はこの見た目ながらも神々の頂点だけある。このぐらいでは死にもしないか。
理 「どうかなお母様?僕の実力はさぁ!これがい
ずれなる神々の王の実力だよ!」
千 「ふっ!笑わせるでないわ!貴様の一撃など蚊
に刺された程度じゃ痛くも痒くもないわどう
したもう終わりか!」
それを聞いた自分は笑みが消えた。ただ単にウザイと思った。どうやら楽に死ぬよりかは苦しんで死ぬことが望みらしい。
理 「ルールを制定するこの戦いの間だけ自身の攻
撃は致命的な一撃となり相手が龍神なら龍化
を無効化させる」
胸ポケットに入っていた人形約300個程は爆発四散する。すると自分の手や足に力がみなぎってくる。
千 「くぅ!考え直せ理久兎!今ならまだ間に合う
のじゃぞ!貴様は咎の道を行くべきではない
その道へと行けばもう二度と正道へと帰って
これぬのじゃぞ!分かっているのか!」
理 「知ったことじゃないよお母様それ今言うと殺
さないでくれって言ってるのと同じだよ何?
ここまで来て命乞い?そんな事させる訳ない
じゃん反逆者は死ねよ」
拳を構えつつ浮く空紅と黒椿そして天沼矛に断罪神書そしてレクイエムに攻撃指示を出す。千も飛翔剣に指示を出すとお互いの武器はぶつかり合う。そして自分と千もお互いに拳を構え殴り合う。
理 「お母様大丈夫?苦痛に満ちた顔をしてさまさ
か痛いの?ねぇ痛いの?」
千 「うぐっこの程度!!」
と、言ってはいるが自分には分かる。千の骨が軋む音が。今の自分1発はかすめただけでも致命傷となりうる一撃だ。それを腕で防いだりとしているため骨が軋む音がよく聞こえるし千の顔も険しくなっているのが人目見ただけでよく分かる。だがもうこの戦いも飽きてきた。
理 「死ねよお母様」
千 「っ!」
千は腕を交差させブロックをしてくる。だがそんなものはもう計算ないだ。遠心力を利用し体を回転させ千の背へと一瞬で移動し、
グジュ!
千の腹を拳で貫く。
千 「がはっ!」
血が流れ千の体温を感じる。だがそれと同時に思った。今こうして下で戦っている者達に見せつければ本当の王が誰かと言う証明にもなるし更に絶望してくれだろうと思った。
理 「アハハハハ♪」
貫いた状態のまま地上へと落ちる。
ドゴーーーン!
そしてまた地面へと着くと土煙が上がった。よく見てみると皆がせっせと自分が造り上げたゴーレムと戦っていた。何て滑稽なのだろうすると、
蓮 「龍神様!」
霊夢「てことは理久兎を!」
と、まさか自分が負けてこの愚かな母親が勝ったと思っているみたいだ。だからこそ現実を真実を見せようと思った。土煙がようやく消え皆は見るだろう。この姿を。
千 「ごふっ!」
血を口から吐き出して何て汚いのだろう。手を引っこ抜き血で汚れた手を舐めながら皆を見つつ、
理 「ペロ……ペロ…あぁ~あつまらないのこんなの
に負けてたとか恥ずかしいなぁまぁでもこれ
で唯一神は僕だよねぇ♪クククアハハハハハ
ハハ!」
と、笑うと皆はありえないといった顔をしていた。何て楽しく甘美な一時なのだろうか。自分はただ楽しくて笑っていた。一方で神社の母屋の部屋では、
? 「理…久……兎さん?」
? 「はぁ!起きたんですね!良かった‥‥良かった
よお!」
と、誰かが目覚めたみたいだが理久兎が知るよしも無かったのだった。
怠惰「ありゃりゃ千ちゃん負けちゃったよ………あっ
繋がってた………コホンッ!あぁ~うんまさに
ありえない事が目の前で起きていますねまさ
かの千ちゃんが敗北するとは誰が予測したの
だろうか………仕方ない助ける用意しておこう
と思った所で今回はここまで!また明日も投
稿しますのでお楽しみに!それではまた次回
まで!サラダバー!」