青い空は夕焼け空の黄昏へと代わる。理久兎はまた空を飛んで洩矢神社まで帰ってきた。
理 「ただいま~」(*´▽`*)
戸を開けて聞こえるように言うと祝音がドタドタと走って来た。
祝音「理波さん!今まで何処に?」
理 「あぁ~ちょっと散歩にな♪」
そう言いながら居間へと行く。すると理久兎はあることに気づく。
理 「あれ諏訪子は?」
諏訪子の姿が見当たらないのだ。すると祝音は少し戸惑いながら、
祝音「諏訪子様は……その……」
と、言っていると……
洩矢「あ~う~……」
寝室から声がしたので理久兎は声がした寝室を見ると、
理 「何やってんの?」
布団にくるまりながらびくびくしている諏訪子を見てしまった。その姿からは神様の威厳がまったく感じられない。そして祝音が何故こうなったのかを話す。
祝音「恐怖に怖じ気づいてあんなお姿に……」
それをきいた理久兎は、
理 「情けねぇ………」(´д`|||)
もうそれしか言えなかったがこのままというのもいかないので理久兎は意を決して諏訪子供話しかける。
理 「諏訪子~」
理久兎が呼び掛けると、
諏 「あ~う~……」
この一言しか言わず理久兎はもう一度、
理 「お~い諏訪子ちゃん?」
と、呼び掛けるが、
諏 「あ~う~……」
同じことしか言わない諏訪子に少しキレた。最初のおふくろの気持ちがだいぶ分かったきがした。
理 「おいゴラ!ロリ神起きろ!」
そう言って諏訪子を布団から強制的に追い出した。
洩矢「はっ私は何を」Σ(゚Д゚〃)!!
理 「やっと起きたか……」
どうやら諏訪子は元に戻ったようだ……すると諏訪子は理久兎の存在に気づくと、
洩矢「あれ?理波帰ってたの……」
理 「あぁだが帰って来たらお前の情けない姿も
見ちまったけどな……」
洩矢「あ~う~それはごめん……」
理 「とりあえず話したいことがあるから祝音も
聞いていてくれ……」
洩矢「えっ?」
祝音「何ですか?」
2人はその場に座る。そして伝えるべき事を話した。
理 「話を始めるがまず大事な事それを言うと
大和連合との戦争はない……」
洩矢「え?でも手紙には……」
理 「だがそのかわり2週間後に国の代表を1人
選んで1対1の試合をすることになった…」
それを聞き諏訪子と祝音の顔はパァーと明るくなった。
祝音「なら理波さんが出れば!」
どうやら今の言葉で自分を出そうとしたようだかそういう訳にはいかない。
理 「何を言っているんだ祝音?」
祝音「へっ?」
理 「俺はここの国の人間じゃないぞ?」
そう自分はこの諏訪の国の民ではない。ただの放浪者だ。
洩矢「えっとじゃ~誰が出るの?」
理 「誰って俺の目の前の神様だよ……?」
微笑みながら諏訪子を見てついでに人差し指を向ける。
洩矢「えっ………えぇ!!!!?」
祝音「ふぇぇ!!?」
そこまで驚く事はないだろう。何故そこまで驚くのやら。
洩矢「それどういうことなの理波!」
理 「だってこの国で戦えるのは諏訪子ちゃん
しかいないしね頑張れ守護神」
洩矢「私には無理だよ……あ~う~」
諏訪子がそんな弱音を吐いた。正直これは自分も悪い所はあったが相手が自分自身の甥や姪のため尊重せざるも得なかったのだ。だから何としても諏訪子に戦ってもらうしかこの諏訪の国を守ることは出来ないのだ。そのため仕方なく、
理 「そうか……
洩矢「えっ!?」
祝 「理波さん!いくらなんでも!」
理 「だってそうだろ?神様てのは人々を導く
ものだ人々に希望を与えるものだどんな
に弱くても必死に努力すればその者達の
お手本にもなれる………だけど今の諏訪子
ちゃんはそんな努力しようともしないで
ただ怯えているだけだ……」
理久兎にそう言われた諏訪子は、
諏 「うぐぅ…………」
ムカつく言葉に怒りを覚え拳が震えていた。だがまだ話は終わらない。
理 「そんなおじけついた奴に神が勤まると思う?
なら神様を止めちまって大和連合の神に信仰
を渡した方がなんぼかましだね……」
理久兎がそう言うと祝音は顔に涙を浮かばせながら、
祝音「理波さん酷すぎます!」
もう止めてくれと言わんばかりにそう言ってきた。すると、
諏 「だ………れ…」
諏訪子が小声で何かを言った。理久兎は何を言ったのかが分からず、
理 「あっ?」
そう言うと諏訪子は大声をあげて、
洩矢「黙れ!!!」
そう言うと諏訪子の神力が一気に跳ねあがる……
洩矢「お前に何が分かる!私の気持ちが!」
諏訪子は怒りのあまりに理久兎を問い詰める。そしてそれを間近で見ていた祝音は、
祝音「あわわわ」Σ(T▽T;)
祝音はただ怯えることしか出来なかったが自分は諏訪子を睨み付け、
理 「知るか!だがこれだけは言えるね!何時
までもうじうじと逃げてないで戦ってみ
ろ!洩矢諏訪子!」
洩矢「っ!!!……」
自分は言える限りで言った。すると諏訪子は自身の愚かさに気づいた諏訪子は放出した神力を抑えて、
諏 「……ごめん理波…怒鳴ったりして私…目が
覚めたよそれで決めたよ逃げないって!」
諏訪子は謝り自身の決心と覚悟を示して言ってくる。
理 「そうか…気にしなくて良いよ……」
そう言うと諏訪子は改まって真剣な顔で、
洩矢「理波、私は戦い方に関してまったく知識が
ないだから戦い方を教えて欲しい!」
その一言は諏訪子が心から決心したことが分かった。この顔を見れて自身は微笑みながら、
理 「ハハハ………いい面構えになったな諏訪子
良いぜ教えてやるよ俺が知ってる限りな」
洩矢「ありがとう理波……」
祝音「諏訪子様……」
理 「なら今日は休め明日から修行を開始するよ」
洩矢「分かった!」
理 「はぁ……あぁ…祝音ちゃん今日も泊まって
もいいかな?」
怒気を含まず何時もの顔に戻して言うと祝音は驚くがニコリと微笑み笑顔で、
祝音「勿論です!今から晩ご飯の支度をしてき
ますね♪」
そう言うと祝音は晩飯を作るために厨房に向かう。なお理久兎の内心は、
理 (もう道化師の役目も疲れるなぁ……)
諏訪子をやる気にさせるためにあえて自分が悪役になった理久兎は案外にも疲れた。やはり慣れないことをするもんじゃないと思った。そしてそれを他所に理久兎は、
理 (まずはどんなメニューで練習させるか)
と、明日の修行のメニューを考えるのだった。そして翌朝、諏訪子を連れて近くの森に足を運んだ。
理 「よしじゃ~まずは滝行からやるぞ」
滝行と聞いた諏訪子は頭に疑問符を浮かべ、
洩矢「この修行の目的は?」
理 「まず諏訪子ちゃんの神力を上げる」
洩矢「なるほど……」
諏訪子は納得をした。そしてそのやり方について理久兎は諏訪子に教える。
理 「とりあえずまず10分間滝に打たれながら
神力を放出し続けろ」
洩矢「うん分かった!」
そうして諏訪子が滝行すること10分後、
洩矢「はぁ…はぁ…中々疲れるね………」
理 「まだ10分だけどこれを少しでも伸ばして
いければ諏訪子ちゃんの神力の最大値を底
上げ出来るよ……」
理久兎にそう言われた諏訪子はやる気を出して、
洩矢「頑張ってみるよ!」
そう述べる。理久兎はタオルを差し出して
理 「とりあえず体を拭きなよ……」
そう言って諏訪湖に体を拭かせて次の修業に移った。
理 「次の特訓はゲーム感覚で的当てをするよ」
洩矢「的当て?」
理 「そっ♪諏訪子ちゃんの武器は鉄輪だろ?」
洩矢「うっうん……それがどうかした?」
理 「鉄輪は近接攻撃は勿論だけど投擲武器
としても使えるんだよ」
そう言うと諏訪子は鉄輪をまじまじと見て、
洩矢「いやそれは知ってるよ……」
と、言うとその修業の目的を理久兎は言う。
理 「でっその投擲の精度を上げるのがこの修行
の目的ってわけだ♪」
洩矢「なるほど!」
理 「でだ…的にするのは……」
そう言って理久兎は、紫の小さな火の玉を出した。
理 「この火の玉を的にするよ♪」
理久兎がそう言うと諏訪子は驚いて
諏 「待って!森が燃えない!?」
ここは言った通り森の中だ。下手に火を使えば森が火事になるのだがこれは大丈夫だ。
理 「大丈夫これは俺の力の質(魔力)で作った
火の玉だから燃えることはないよ……」
と、この火の玉が大丈夫だと言うと諏訪子は安心していた。
洩矢「そうなんだ良かったよ」
理 「じゃ始めるよ!」
修業を始めることを言うと諏訪子は真剣な目で、
諏 「来なよ!」
と、諏訪子もそれに答えるのだった。
数時間後……
洩矢「火の玉があとから早くなっていって当て
るのが難しいよ理波……」
徐々にと早くなっていき当てるのが難しいと言ってくる。それに対しての対処法を諏訪子に教える。
理 「そういうのは先を予測するんだよ」
諏 「成る程………」
また1つ戦いかたを覚えていくのだった。諏訪子の修行はまだ始まったばかり2週間という時間をうまく使えれば諏訪子はものすごく伸びると理久兎は信じそう思うのであった。