彼女達の希望といえる人物である師匠の話を聞く。かつて長髪の女性はその人物の弟子になった事や楽しかったことを語ってくれる。
理 「へぇ~ある意味で夢物語だよね」
?1「えぇ………だけど事実よそして私は信じている
もの御師匠様がまた必ず来るとそして貴方達
はその瞬間に敗北を悟るでしょう」
理 「ふぅ~ん」
そこまで言うのなら是非ともそいつと戦ってみたい。母親や勿論の事、神奈子とか諏訪子とか名乗った神はあまりの弱さに瞬殺してしまったためもう強い奴はいないと思っていたが聞いている限りでそいつは強そうだ。
理 「信じてるんだね♪」
?2「それはそうです幻想郷の最後の希望なんです
から!」
理 「アハハハそうなんだ♪ねぇもっと聞かせてよ
その師匠の話をさ♪」
?1「良いですわよ………」
そうしてまた女性は語る。今度はその師匠がやってきた所業を実績を経験をそれらを教えてくれる。そして何よりもその師匠が大切にしていたものそれは仲間や友人を大切にするという反吐が出そうな事も教えてくれた。教えてくれたが、
?2「貴方‥‥泣いて………」
理 「………えっ?」
目を拭うと確かに涙が出ていた。何故、自分は涙を流しているのだろうか。こんな他愛もない話で、
理 「………ハハッ♪大丈夫だよ多分あくび涙だから
さ♪う~ん今日は帰るよ具合がすぐれないか
らさ」
そう言い牢屋へと入り彼女達にパンを口に押し込めて食べさせる。
?1「んん!ごほっ!」
?2「はぁ…はぁ……もう少し優しく………」
理 「それじゃあね♪」
狐尻尾の子が言い終える前に部屋を出てまた自分の日常へと帰るのだった。そして翌日となりベッドの上で本を読みながらくつろぐのだが、
理 「………なんで本ってこんなにも面白くないんだ
ろう」
ただ字がずらずらと並べられていて何が面白いのかが分からない。
理 「………またあのオバサン達の話でも聞いてこよ
うかなぁ~」
本を閉じ炎で燃やすとベッドから降りまた牢屋へと向かう。牢屋へと入り誰もいないかをチェックし地下牢へと飛び降りると、
グチャ!
何かを踏んづけてしまった。よく見るとそれは何かの虫だった正直な話で液体が飛び散り靴が汚れてしまった。
理 「うわぁマジか~まぁ良いか」
仕方ないから後で洗濯に出しておこうと思いながら彼女達がいる部屋へと入る。
理 「やっほ~また来たよ♪」
?1「貴方ですか物好きですわね」
理 「ふっふん♪まぁねぇ~♪それでオバサン達さ
またお話聞かせてよ♪」
?2「おっおばさんって」
狐尻尾の子は隣の女性をビクビクしながら見る。隣の長髪の女性はジロリと此方を睨みながら、
?1「勘に触りますがまぁ良いでしょうそれでどの
ような話でしょうか?」
理 「なら昨日の話の続きを聞かせてよ♪」
?1「はぁ分かりましたそれでえ~と確かあぁ御師
匠様は………」
詩人のように女性はまた語ってくれた。今回話してくれた事は恐らくだが今、目の前の長髪の女性がピンチの時だろうか。そういった事態になると必ず師匠が助けに来てくれると。先程に語った仲間や友人を大切にするというその証明を語ると同時に長髪の女性は語った。
?1「血は繋がってはいませんがしかし私を1人の
妖怪として1人の娘として私を育ててくれま
したわ」
?2「胡散臭いと言われ常に素直になろうとしない
この方が唯一で素直になる方なんですよ」
理 「そう………」
どれだけ信頼されているのだ。聞いといてなんだがどれだけ自分は反吐が出そうな思いをしなければならないのだ。本当にイラつくの一言だった。
理 「本当に好かれてるよねそいつ………」
?1「えぇ御師匠様は皆から好かれる本当に心優し
く強い方よ貴方と違ってね」
理 「はっ?」
?1「気づいてないの?貴方は御師匠様の話をする
と顔の眉間にシワが寄ってますわよ?」
どうやら上手くポーカーフェイスが出来てなかったみたいだ。だがよくもこの状況下の中でそんな注意ができたものだ。だが、
理 「‥‥良いねぇその強がりお前のいやお前らの希
望を粉々に壊したくなってくるよ♪」
?2「なっ!」
理 「それとこれはお礼だよ今日は良い勉強になっ
たからさ」
またパンを出すと牢屋へと入り怒りのままに彼女達の口に強制的になおかつ力任せに突っ込ませる。
?1「んん!!!」
?2「ごっんん!」
理 「ふぅ‥‥懲りたら怒らせる発言はしないでよ君
らは所詮は篭の中の鳥いや負け犬か」
?1「くっ!!」
?2「許しは‥‥しませんからね!」
理 「結構♪全然許くれなくても構わないからアハ
ハ♪」
そうして自分は牢屋から出るのだった。そして地下から地上へと上がり部屋を出ると、
理 「ちっ!!」
ドゴンッ!!
壁を思いっきり蹴飛ばした。イラつく本当にただイラつく。彼女にイラついたのはそうだが何よりもポーカーフェイスが出来てなく顔を見て自分の感情を知られた事の恥ずかしさに自分に腹をたててしまう。
理 「………あの男を壊したいそして‥‥あの女共の希
望を必ず粉々にして壊してやる」
自分はそう呟いていると、
ウリ「何事今の音は!」
ウリエルが走ってやって来た。どうやら今の蹴った音が響いたみたいだ。
ウリ「理久兎どうかしたのかしら!それにその壁は
一体なにがどうしてこうなったのよ!」
蹴って抉れた壁に気づいたウリエルは自分に問いただしてくる。どう言い訳するかを考えると丁度壁に変な色の液体がくっついていた。恐らく地下で潰してしまい靴についてしまった虫の液体なのは間違いないだろう。だがこの時にこれを言い訳の材料にしようと考えた。
理 「害虫がいたから潰したんだよ掃除ぐらいして
おけよゴミが」
ウリ「なっ!?」
ついでにムカつくウリエルも罵倒できた。お陰でイラつきも少しだが解消はできた。
ウリ「ごっごめんなさいね………」
理 「けっ」
そうして自分は部屋へと帰るとベッドにダイブし、
理 「あの男は絶対に殺してやる」
そう呟き眠りにつくのだった。
怠惰「ではでは今回もありがとうございました」
千 「うむ!」
怠惰「因みにですが今の理久兎君はもう見ていて
分かる通り記憶障害が起きているのは事実
です」
千 「そうじゃのう‥‥普通は起こるのかこれは?」
怠惰「う~んまぁ末期に近くなると起こるねだけど
まだ中期に入ったぐらいだから大丈夫だとは
思うよ?それにさ本当ならあっちを見て欲し
いけど正直第一感染者は理久兎だけれどまず
イレギュラー何だよねぇ~普通だったら俺ろ
本当に不可思議で仕方ないんだよねぇだから
何か奇怪な事が起きても‥‥」
千 Σヽ(`д´;)
怠惰「‥‥あれ?何で冷や汗を流してるの?」
千 「なっなななな何でもないぞ!?」
怠惰「追求はしないけど本当に怪しい」(¬_¬)
千 「よっ良いじゃろうおっともう時間じゃぞ!」
怠惰「えっあっ本当だちょうど良いねそれじゃあ
まぁ今回はここまで♪」
千 「ふぅ‥‥下手するとあやつ勘が鋭い故にバレそうじゃ
のう理久兎の秘密が」
怠惰「千ちゃん?」
千 「うっうむではまた次回さらばじゃ!」