理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様。また部屋でダウンしていた怠惰のクソ悪魔です。またやってしまいました。今回は早く起きれたから良かったもののまた寝過ごししてしまうかと思うと怖いです。失礼ではでは本編へどうぞ。


第387話 思い出せない名前の数々

彼女達を逃がしそこからまた数日が経過した。そんなただ日にちを過ぎているとまた夢を見た。今度はとても摩訶不思議な夢だった。それはどのような夢なのかというと、

 

理 「何で僕はこいつを?」

 

それは荒廃した世界で自分があの長髪の男を殺していた夢だった。戦って勝ってみたいと思った男に自分は勝っていたとでもいうのだろうか。だが長髪の男は抵抗した。自分の右首筋に目掛け噛みついていたのだ。

 

理 「っ!」

 

とっさに右首筋を押さえてしまった。そして苦しみながら自分とその長髪の男は黒い渦に巻き込まれていく。やがて黒い渦から白い渦へと変わり渦が消えるとそこには虚ろな目をした自分が立っていた。

 

理 「どういう事だよこれは!」

 

何が何だが分からなかった。これが自分が存在した本当の真実とでも言うのか。訳が分からない。そんな光景を目にしていると視界は何時ものようにボヤけた。目が覚めるとベッドの上にいた。

 

理 「………」

 

自分が紫と言ったあの女性もしかしたら長髪の男はかつて自分が変化したのかそれとも記憶だけを受け継いだのか謎が深まる。一体自分は何なのだ。状況を整理すると覚えている者はまず母親の………名前は忘れているのか思い付かない。ただ何となく殺したロリが母親のというのは分かる。次に数日前に逃がした紫と藍これも段々と名前を忘れかける程に薄い記憶だが何となくは分かる。後は銃で撃ち抜いた蓮という愚かな少年そして何故だか見ると頭痛を起こす確かまずい名前が分からない。考えらるのはこれぐらいだろうか思い付く限りではこうして考えると殆どの者を忘れてしまっている。このまま下手したらもっと忘れるかもしれない。

 

理 「はぁ………」

 

自分が一体何だったのだろうか。今だから思うが母親が言った自分の存在理由ももしかしたら。いや違う自分がここにいる理由は世界に最後の審判を下すためだ。刺し違えないようにと思いながら部屋を出ると、

 

ウリ「………………」

 

額に血管を浮かせたウリエルがやって来る。今にもヒスを起こしそうな程にイライラしているのが見ていて分かる。

 

理 「どうしたの?」

 

ウリ「あら理久兎………ねぇ聞きたいんだけど貴方は

   確か牢に出入りしてたわよね?」

 

理 「静かだからねそれがどうかした?」

 

ウリ「えぇ………そこで女を2人見なかった?」

 

恐らく紫と藍の事だろうウリエルの言動からして逃げれたみたいだ。とりあえず知らんぷりをしようと考えた。

 

理 「さぁね?ていうか囚人なんて誰もいないじゃ

   んかよ?何?まさか僕を疑ってるの?」

 

ウリ「いっいいえ♪そっそうよね♪フフフ♪」

 

ウリエルが怒り狂いそうなのを我慢する姿についつい笑いたくなってしまう。だが顔で笑うと勘づかれそうだから心の中で笑うことにした。

 

理 「それで?バカ達は何処に行ったの?」

 

ウリ「あぁ~何でも東、南、北とで戦いを挑んでい

   る愚か者達がいるみたいでその対処に向かっ

   たわよ」

 

理 「ふぅ~んそう」

 

ここで面白い事を考えた。彼奴らは散々と自分に悪態をつけてくれたその分を返す良い案を思い付いた。

 

理 「ねぇウリエルさもしかしたらそれを逃がした

   のってさ内の従者の3人の誰かじゃない?」

 

ウリ「………ありえるのかしら?」

 

理 「多分僕への当て付けかなって考えたけど?」

 

ウリ「………そうねそのせんでも考えてみましょうか

   そうなるとすぐに見つけ出す必要があるかし

   らね」

 

しかし疑問に思う。何故ウリエルはそこまでして彼女達を捕らえようと考えるのだ。そうでなければあんな秘密の地下牢に入れようとは考えないだろう。

 

理 「でもさその女だっけ?なんでそこまでして探

   すのさ?」

 

ウリ「………貴方を汚し穢すからよ?」

 

理 「ふぅ~ん」

 

やっぱり何かしらを隠してる。恐らく自分の記憶に関してだろうか。やっぱりこの女は信用ならない。

 

ウリ「理久兎さっそくで悪いけど貴方の従者達を呼

   んでくれないかしら?」

 

理 「まぁいいよ」

 

目を閉じ意識を集中させ心の中で呼び掛ける。すると、

 

耶狛(あらどうかなされました?)

 

耶狛と繋がった。他2人は通話無視なのか反応しなかったた。

 

理 (耶狛‥‥他2人は?)

 

耶狛(さぁ?それよりもどうかなされました?)

 

理 (ウリエルが全員集合だって)

 

耶狛(あら仕方ないわね王よバカ2人には此方から

   お伝えしておきますわね)

 

理 (ん‥‥任せた)

 

そうして通話を終了し目を開ける。

 

ウリ「来れそうかしら?」

 

理 「さぁね亜狛と黒は通信拒否しやがったから耶

   狛に任せちゃったよ」

 

ウリ「まぁ耶狛なら信頼できるわ」

 

この女は信頼と言った所から相当仲はよろしいみたいだ。恐らくは主人である僕よりも。

 

ウリ「さてそれよりも王よ一応は貴方も来てくださ

   るかしら?」

 

理 「構わないよ」

 

そうしてウリエルに付いていき玉座のある部屋へと向かう。自分は玉座に座りウリエルは自分の隣で待つこと数十分が経過したぐらいだろうか。奥の扉が開き耶狛が入ってきた。それに続き影から黒が現れそして裂け目が出来上がるとそこから亜狛が出てくる。

 

亜狛「亜狛ただいま参じた」

 

黒 「俺様も来たぜぇ!」

 

耶狛「耶狛もいます」

 

3人は頭を下げる。自分は立ち上がり、

 

理 「皆に問おう誰かが牢屋から囚人を逃がしたみ

   たいでな俺の考えではこの中でどうやら裏切

   り者がいると推測したが誰だ?正直に言え」

 

と、言うと亜狛と耶狛と黒はお互いに顔を見合わせる。

 

亜狛「貴様か耶狛!」

 

耶狛「そんな訳ないでしょう!このバーサーカバカ

   が!」

 

黒 「言っておくが俺でもねぇ!」

 

良い反応だ。犯人の自分からして見ると実に浅ましく滑稽だ。

 

ウリ「では一体」

 

黒 「そこの雑魚王が俺からすると臭いがなぁ?」

 

この野郎。余計な事を言いやがった。ここで反論したら怪しまれるだろうから仕方がないと思いながら、

 

理 「死罪 串刺し処刑」

 

黒の足元から長く太い針を出現させそして下から上へと針を伸ばし黒を貫き串刺しにする。

 

黒 「がぁ!!」

 

理 「僕が犯人?笑わせるなよ雑魚のクセにさ」

 

貫きそしてまた針を戻す。影で体を戻し黒はまた立ち上がる。

 

ウリ「そうですよ反論の仕方はともかく彼が犯人と

   いうのはあまり確証はないのよ現にその囚人

   を見ればまた彼は発作を起こすと考えてます

   ので」

 

理 「発作?」

 

ウリ「えっえぇ?」

 

ウリエルの顔がしまったという顔をしていた。これで確定した。こいつはやっぱり隠してる。

 

理 「まぁ良いやとりあえずウリエルさ例の囚人の

   特徴は?何時に逃げたとか情報をくれ」

 

ウリ「時間としては今日久々に行ったから2日か3

   日程の間ねそれとごめんなさいね下等種族達

   は皆同じに見えてしまうので覚えてないわ」

 

理 「それじゃもう捕まえれないね」

 

淀んでいる目を持っていてくれて助かった。ウリエルは基本的に他の生物を見下すためこの世界の生物は眼中にないみたいだ。だがあの子達下手すると2日3日は飢えに苦しむこととなったのかと思うと助けて良かっ‥‥いやもうどうでも良いか。所詮は雑魚の寿命が少しだけ延命しただけなのだから。

 

亜狛「待て!つまり訳の分からない女達を連れて来

   いとでも言うのか!」

 

黒 「ギャハハハ♪………冗談抜かすんじゃねぇぞ?

   雑魚の分際でよ?」

 

耶狛「無理難題ね?」

 

ウリ「っ!」

 

何故こうも当たり前の事を考えれないのだ。やれやれと呆れながら、

 

理 「なら言ってやるよお前らは遊びすぎだもう時

   は来た裁定を止め遊びの破壊も終わりだやる

   事はただ1つ世界の滅亡を開始するぞ」

 

覇気を纏わせそう言う。それを聞いた3人の従者を頭を下げた。ウリエルも悔しそうに頭を下げる。

 

理 「さぁ始めよう破壊をね新たな創造のために」

 

そうして自分達は破壊活動を初めるのだった。




怠惰「ではではありがとうございます」

千 「こんな事が起こっておったのじゃな」

怠惰「まぁそうだね」

千 「ワシはバカ息子を取り戻せるかのぉ」

怠惰「千ちゃん何事も挑戦し実行しないと結果は出
   せないよ?」

千 「うむ」

怠惰「まぁでも結果はどうなろうと俺はただ見てる
   よ♪頑張って理久兎達をコテンパンにしてき
   なよ♪」

千 「うむ!そうじゃな♪」

怠惰「そうそうその勢だよ♪」

千 「すまぬな怠惰よ」

怠惰「いいの♪いいの♪ほらほらもうそろそろ時間
   だから」

千 「そう‥‥じゃな♪では読者様よ今回はここまで
   じゃ!」

怠惰「また次回もよろしく~♪」

千 「では読者様!」

怠惰「バイニャラ♪」

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