理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様。風呂上がりに足の甲が痒い血行が良くなったせいで痒くなったのかなぁと思いつつ足をガリガリ掻いていていたら皮が向けヒリヒリ痛くなっている怠惰のクソ悪魔です。しかも原因はまさかの虫刺されだったのはアロエ軟膏を塗っている時に気づく始末です。さてこんなアホな話は置いておいてそれでは本編へどうぞ。


第392話 追憶

光が見えない暗い暗い道を自分はただ1人歩いていた。先には何もないこの暗き道これは恐らく自分が選んだ修羅の道なのだろうか。

 

理 「………………」

 

歩いていてうっすらな記憶だが遥か昔も自分は1人だったのだと思い出す。何故忘れていたのだろう。すると、

 

? 「これがお前の選ぶ未来か?」

 

また変な声が聞こえてくる。あの時の夢の時と同じ不思議な声が、

 

理 「そうだよ僕が選ぶべき道だよ」

 

? 「これでもか?」

 

その者が謎めいた事を言うと道は2つに分かれる。一方は同じ先の見えない闇の道そしてもう片方は、

 

? 「御師匠様♪」

 

? 「理久兎さん♪」

 

? 「理久兎~一緒に酒を飲もうよ♪」

 

? 「新聞読んでくださいよ♪」

 

白い光がある道の2つの道。何故に自分を呼ぶ。何故に自分を放っておいてくれない。

 

? 「迷っているなお前」

 

後ろを向くとそこには真っ赤な瞳で誰かが自分を見ていた。

 

理 「お前は………」

 

視界がボヤけまた夢から自分は目覚めた。

 

理 「‥‥ここは?」

 

自分は瓦礫を布団にして寝ていた。体に乗っかる瓦礫をどかし起き上がると、

 

理 「あぁ君かミシャグジ様」

 

すぐ隣にはミシャグジ様が舌を振動させながら自分を見つめていた。苦笑しながらミシャグジ様に、

 

理 「穴を掘って貰って良い?」

 

ミシ「………」

 

ミシャグジ様は地面に穴を空け掘り進んでいった。埃を払い自分はミシャグジ様が開けた穴にへと飛び降りたのだった。そして暫く落ちると地面へと落ちる。すぐ隣にとどろを巻きミシャグジ様が見てくる。

 

理 「ありがとう」

 

断罪神書にミシャグジ様を戻すと暗い道を歩き出す。そして暫く歩くと地下の大きな都へと辿り着いた。そこは誰もいないのか寂れ所々は倒壊などしていた。

 

理 「………灼熱地獄はこっちだよな」

 

また歩き橋を渡り都を突っ切り真っ白の大きな屋敷へと辿り着くと中へと入る。そして大きな階段の先にある大きなバラのステンドグラスが目に映る。

 

理 「耶狛が美しい美しいとか言う芸術少しだけ分

   かる気がするな」

 

そんな事を呟き歩き階段の隣にある扉を開こうとすると、

 

? 「キャハハハお姉ちゃん♪」

 

? 「こら危ないわよ」

 

理 「っ!?」

 

変な声が聞こえ振り向くがそこには誰もいない。幻聴かと思っているとボヤけてはいるが桃色髪の少女が緑髪の少女に注意していた。その後ろには猫みたいな少女や天狗とかに似ている少女が桃色髪の少女に着いていき階段の奥の部屋へと消える。

 

理 「………」

 

腕時計を見るとまだ時間はある。階段を上がり幻の少女達が入っていった扉の奥へと進む。そして長い廊下を歩きとある扉が壊された一室で立ち止まる。部屋へと入るとそこらソファーやベッドは勿論の事、机にシャンデリア等が飾られていた。だが不思議な事に窓は開いていた。

 

理 「………」

 

そしてラックの日誌のような物を開き見る。

 

◯月◯日

 

今日そして昨日で紫達の元へと赴き泊まった。久々に見る弟子の顔は元気で可愛らしいものだ。こんな平和が続けばと何時も思う。

 

簡単にだが書かれていた。後ろへと別のページをめくると、

 

◯月◯日

 

ついに出来た。自分とさとりを繋ぐ恐らく永遠の誓いである指輪が。自分を思いそして妹を思う彼女を自分は大切にしたい。喜んでくれると良いのだが何時に渡そうか。

 

理 「……さと…り?‥‥紫?ぐぅ!!!!?」

 

頭が痛く日誌を落とす。本当に痛い。かち割れるぐらいに痛く気持ち悪い。足元がふらつく。ベッドに座り頭の側面を両手で掴みうずくまる。

 

理 「僕は知らない知らない知らない知らない知ら

   ない知らない知らない知らない知らない知ら

   ない知らない知らない知らない知らない知ら

   ない知らない知らない知らない知らない知ら

   ない知らない知らない!!?」

 

知らないと復唱する。これが前にウリエルが言っていた発作なのだろう。こんなにも苦しいなんてあの時の神社襲撃のような痛みだ。

 

理 「はぁ‥はぁ‥」

 

数十分ぐらい葛藤し何とか痛みが落ち着く。だが机のある引き出しに目がやり引き出しを空けるとそこには小さな箱があった。箱を空けるとそこには美しい指輪があった。手に取り見ると石座の裏に、「ここに永遠の誓いを建てることを誓う」と書かれていた。

 

理 「!!!?」

 

また記憶が見える。今度はうっすらとではなく鮮明に見える。それは恐らく自分がさとりのためにこの世に2つとない指輪を作っている光景だ。

 

理 「‥‥不思議だな1人になるのは怖くない筈なの

   にな」

 

自分は一体何なのだ。もう分からなくなってきそうだ。いやもう分からないのは事実か。

 

理 「………助ける待ってろか」

 

指輪を箱に戻し机に置くと部屋を出て廊下の窓を開けて中庭へとジャンプし降りる。そして草木が枯れている中庭を歩き中庭には相応しくないぐらいの大きな鉄門の前に来ると扉を開け下へと降りる。

 

理 「ふぅ暑い」

 

暑いなと思いつつ降りた先にはマグマが煮えたぎる灼熱地獄が広がっていた。

 

理 「はぁ………」

 

ため息を吐き目的の場所へと向かうのだったが、

 

? 「あれって理久兎お兄ちゃん?」

 

1人の少女が理久兎を見てそう呟くのを理久兎は知るよしも無かったのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで!」

千 「くぅ負けるとはのぉ」

怠惰「まぁそんなもんさ♪で?無様に負けてしまっ
   た訳だけどどうする?いっその事で肉体改造
   でもする?」

千 「止めておくわい」

怠惰「あっそう………」(´・ω・')

千 「何故にそんな残念そうに見るのじゃ!?」

怠惰「いやだってね久々にやりたいなぁ~と」

千 「止めんか!?」

怠惰「因みに勝手にやって高額請求します」

千 「ゲス野郎じゃな!?」

怠惰「因みに改造内容聞きたい?」

千 「‥‥少し」

怠惰「大雑把に言うと筋力強化とか臓器強化とか
   そんなのかな?」

千 「………怪しいぞ絶対にただでは済まされない
   じゃろう」

怠惰「さぁ♪どうだろうね♪さてさてとりあえず
   今回はここまでね」
  
千 「うむまたの読者様」

怠惰「アデュース♪」

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