漆黒の謁見室で侵入者達にどれだけ無力かを教えるために戦闘を始めた。
理 「舞え黒椿‥踊れ天沼矛‥」
懐の断罪神書物から黒椿と天沼矛を放ち縦横無尽に操る。
蓮 「っ!!」
巫女「このっ!!」
桃女「気符 無念無想の境地!」
桃帽子を被る女性は体に稲光が走っている状態で不思議な剣を右手に持ちノーガードで自分へと突っ込んでくる。
桃女「でやぁぁぁ!!」
理 「はぁ‥‥女性がそんな野太い声をするなよ?」
ギンッ!!
桃帽子女の攻撃を理久兎の空紅で受け止める。
桃女「あんたは!あんたは自分がやっている事が間
違いであり恥ずかしくいと思わないの!!」
理 「………下らない」
ガギンッ!!
つばぜり合いまでして説教とは下らない。桃帽子女を弾き飛ばし断罪神書を出し、
理 「空紅の全発火能力を解放」
空紅の鋸状の刃を断罪神書の縁に当て一気に擦り会わせ発火させ巨大な炎の渦を空紅の刀身に纏わせ掲げていると女共は騒ぎ始めたかと思うと逃げようとしていた。逃がすものか。
理 「ルールを制定するこの炎が消えるまで敵の能
力及びに飛行の使用を禁ずる!!」
女性「なっスキマが!!」
巫女「えっちょっ!」
退路を断ち逃がさないようにして炎の渦を纏わせた空紅をかまえ、
理 「紅カグツチ!!!」
地面に叩きつけると炎の渦は侵入者共に向かってまっすぐ放つと侵入者達は紅色の炎に飲み込まれた。
聖 「くっ!!!
待女「あぁぁぁぁ!!!」
執事「咲夜!!なんだこの炎は!」
少女「きゃーーーー!!」
ロリ「熱いよぉ!!!」
阿鼻叫喚の地獄を侵入者達は味わうことになるだろう。何せ死ねないというのはチャンスでもあり同時に死ぬという逃げ道を断ち永遠の苦しみを味わう事となるのだから。そして炎が消え真っ黒に焦げ抉れた所に横たわる侵入者達を見下しつつオーバーヒートした空紅をしまいながら、
理 「お~い生きてますか~死んでますか~あれ?
やり過ぎちゃったかな?」
女性「くっ御師匠様!」
苦し紛れだったのだろう。1人の女は自分に向かって不意打ちで弾幕を放つと自分に直撃する。
理 「グァァァァ!!痛い痛いよ‥‥」
痛みがある。これが生きるという意味そしてここに自分が存在する事を現す。忘れかけていた事を少しだけ思いだしてしまったためこれにはついつい笑顔になってしまう。
理 「痛い痛い‥‥ククこれが生きてる証しか♪」
全員「!!?」
理 「アハハハハハこれだよ僕がここにいる実感何
て素晴らしい!まさしく生ある命アハハハハ
ハ!」
楽しい実に愉快だ。こいつらは僕にとって手の上で道化する暇潰しマリオネットと大差変わらないのだから。
蓮 「うがぁぁぁ!!」
力を振り絞り立ち上がり刀をを持って蓮が斬りかかるが、
ガシッ!
難なくその一撃を手で掴んで受け止めると懐から文字が書かれた紙を出し、
蓮 「狗神!鈴蘭!」
と、名前を叫んだかと思うと紙から光が放たれそこから2人の女性が拳と足を構えて、
犬女「死ね理久兎!!」
虫女「ぶっとばされろ!!」
と、言いながら襲いかかってくる。しかしそんな目で見えるぐらいの攻撃なんて生ぬる過ぎる。
理 「生ぬるいよそんな攻撃?」
ガシッ!
犬女「っ!」
左手でまず犬ころの拳を掴むと犬ころと蓮を持ち上げる。そしてそのままジャイアントスイングの両様で回転する。
蓮 「ぐぁ!!」
犬女「うぐっ!」
ガスっ!
虫女「ぐふっ!?」
ジャイアントスイングでガードしそれに巻き込まれた虫女は吹っ飛ばされると用済みとなった蓮と狗神を投げ飛ばす。
犬女「ちっ!」
蓮 「っ!!」
2人は受け身を取ると次にガンブレードを構えた執事が斬りかかってくるが後ろの軽く後退して避けると、
執事「ベリアル!」
悪女「仕方ないわねぇ」
突然現れた人相が悪い炎を纏う女性が出てくるとその女と共に攻撃をしてくるが避けながら執事へと拳を放つがその瞬間に体を炎と変えて攻撃をすり抜ける芸当を見せる。こいつの体はどうなっているのやら。だが相手も連携の攻撃が当たらないためかイライラし始めていた。
執事「こいつ!」
悪女「速いわねぇ」
理 「へぇ面白いね君‥‥だけどねそんなデタラメに
技を使えば良いって訳じゃないんだよ?」
とりあえず熱が覚めた空紅を断罪神書から引き抜き斬りつけるがまた炎になって攻撃を避けられる。
執事「そういうお前こそな!」
雑魚のモブ風情が何を勝ち誇った顔をするのやら。
理 「あっそ‥‥ルールを制定する1分の間のみの時
間だけ自分の左手に相手の能力そして個性の
無効化を付与!」
と、唱え懐のポケットの板を何枚か割ると左手で執事の首もとをワシ掴みにして持ち上げる。
執事「なっ何だと!!」
悪女「何で炎が!?」
いい反応だ。優位と思っていた奴ほどこうした反応を見せてくれるから最高なんだ。
理 「炎には炎で相手をしてあげるよ♪」
右手に空紅を持ち刀身を玲音の首筋に当て、
理 「破ぜろ」
一気に擦り発火させ大爆発を起こす。
ドゴーーンッ!!
玲音「がはっ‥‥」
ベリ「何よ‥‥この炎は………」
顔が爆発した執事の顔は炎で燃え上がりさながら人間松明になった。動かなくなったためとりあえず放り投げた。
蓮 「玲音さん!!」
待女「よくも!!」
巫女「蓮の仇よ!陰陽鬼神玉!」
霧雨「スターダストレヴァリエ!」
待女「殺人ドール!」
巫女「開海 海が割れる日!
4人は自分に向かってお遊びで使うはずの弾幕を無数に放ってくる。そんな子供だましの攻撃で何ができるのやらと思い下らなく笑いが溢れる。空紅を断罪神書にしま背中から翼を生やし羽ばたかせ突風を起こし正面から向かってくるスペルを押し返し更にナイフは素手で振り払い巨大な陰陽玉は蹴鞠の両様で足で蹴り飛ばしそしてしまいには魔法使いがの箒による突進をしてきたため右手で頭を鷲掴みにして止める。
魔女「なっ!!」
理 「これは~お返し♪」
ザシュ!
魔女「が‥‥」
魔法により手に針を作り頭を串刺しにする。針を消し魔法使いを離すと地面へと倒れ血の池を作る。
巫女「魔理沙!」
巫女「魔理沙さん!」
待女「っ!時よ止ま‥‥」
理 「はぁ………瞬雷」
やれやれと思いながら一瞬で3人に近づき、
理 「とろい」
ガスっ!ドゴンッ!!ザシュ!
巫女「がはっ!!」
巫女「あぐっ!」
待女「うぐっ!!?」
1Pカラー巫女にはは右掌底打ちを腹に叩き込んでぶっ飛ばしメイドには背後から生える尾による払い攻撃を顔に叩き込み2Pカラー巫女には尻尾の回転と同時に放たれた回し蹴りが当て吹っ飛ばす。
桃女「このっ天地開闢プレス!!」
巨大な岩に乗った桃帽子女が自分目掛けて落ちてくる。脳筋女がと思いつつ拳を構え、
理 「仙術四式鎧砕き」
バキッ!!ドゴンッ!!
たったの1発の拳で桃帽子女の一撃を破壊する。それに続き今度は尼と小鬼が拳を構え自分に殴りかかってくる。それだけではなく上空からは桃帽子女がしつこく追撃をしてくる。
理 「まったくこいつらは物理だけ使えば勝てる
って言う脳をしてない?」
桃女「あんたは一発は殴られるべきよ!」
小鬼「まったくだね!」
尼 「ごもっともです!」
理 「………うるせぇよ雑魚が‥‥龍終爪からの瞬雷」
右手を広げ自身の神力を爪に変えるとまず向かってくる2人の元へ高速の瞬間移動で近づきまず尼を一撃の爪で引き裂きそして小鬼の首を掴みそして向かってくる桃帽子女には尾を鞭のようにしならせ地面へと叩きつける。
尼 「キャーー!!」
桃女「あぐっ!!」
小鬼「何‥で‥」
小鬼が自分の腕を掴み逃げようとするが更にきつく締め上げる。
理 「弱い‥‥弱すぎる何なんだ楽しめないよ?」
等と言っていると蓮とおかっぱ髪の女が向かってくる。掴んでいる鬼を放り投げ黒椿と天沼矛を引き寄せ、
ギンッ!ガギンッ!
攻撃を全て防ぐ。あまりにもつまらなさすぎ呆れて笑ってしまう。
理 「ねぇやる気ある?」
と、言うとおかっぱ髪の女は悔しそうにこちらを見ると数歩だけ後ろへと下がり、
刀女「転生剣 円心流転斬!」
長い刀を使い連続の斬り上げ攻撃をしながら近づいてくる。そして蓮は自分の背後へと回ると、
蓮 「斬激 刹那斬!」
軌跡が残るほどの速度で刀を振るい現れる軌跡と共にこちらへとダッシュで向かって来る。右か左かに避けようかと思うと、
犬女「犬牙 殺戮演武!」
虫女「陰陽 五芒星魔除けの一蹴り!」
右からは犬女が拳を構え此方へと来て左からは虫女が高スピードでライダーキックをしてくる。前後右左共に逃げ場なし。上へと逃げれば追撃もされる。これは逃げ場なしと思うかもしれないが自分からしたらこんなの簡単に避けれる。
理 「あのさ‥‥綺麗なのは認めてはあげるよ?けれ
どさ意味がないんだよ」
神獣石【黒】に力を注ぎ込み力を貸せと願う。すると神獣石光ると黒の能力が発動し自分は自分自身の影の中へと逃げて避ける。
刀女「っ!」
蓮 「なっ!」
犬女「ちぃっ!!」
虫女「おっととと!!」
4人は自分がいなくなり急停止する。そして迷っている所を狙い無数の影針を生成し4人へと攻撃する。
蓮 「避けて!!」
刀女「しまっ!」
虫女「嘘!!?」
犬女「何!」
ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!
上手く奇襲が成功し蓮以外の3人に直撃し血を吹き出す。
蓮 「皆!」
そして影針を元に戻すと貫かれた3人は地面に倒れるのを確認し影からでる。今の光景をみて皆はありえないといった顔をし中には、
尼 「うっ‥‥あれはそんな‥‥」
魔女「てめぇそれは黒の能力だろ!!」
嘘だと言わんばかりな顔をするものもいた。すると復活した魔法使いは自分目掛けて魔法ロケットを放ってきた。まだ抗うかと思いつつ右の指を合わせつつ今度は神獣石の【亜狛】の力を使う。
パッチン!
指パッチンを合図に魔法使いの魔法ロケットは自分が作った裂け目に入り消えた。すると今度は、
ロリ「理久兎お兄ちゃん!お姉ちゃんを悲しませた
分のお仕置きをとりあえず受けてねよ!夢符
ご先祖様が見ているぞ」
不思議な雰囲気の少女は6つの巨大な影を出現させ一斉に襲いかかる。しつこいと思いつつ今度は神獣石【耶狛】の力を使い、
理 「縮小」
と、唱えた瞬間、6つの影は見る陰もないぐらいに小さくなる。そして自分の尾を使いハエを叩く両様で払って打ち消す。
ロリ「耶狛お姉ちゃんの能力‥‥」
執事「それにあの忍者野郎のも!」
桃女「多重能力者って本当に
反則?どこが反則だというのだ。たかが追加で能力を3つ使えるようになっただけで。それにまだまだ本気など出してもいないのに。だが彼らに彼女達はまだ諦めてなどいなかった。まだ目に闘志を持っていた。侵入者達の心が壊れる前に聞こうと思った。
理 「ねぇ君達は何で諦めないの?僕には分からな
いし分かりたくもない感情だけど教えてくれ
ない?君達の心が精神が壊れる前にさ」
何故に諦めず絶望しないのかと訊ねる。すると蓮は立ち上がり、
蓮 「そんなものは決まってますよ‥‥」
理 「ほう何が決まってるのさ?」
蓮 「それは‥‥」
と、蓮が言った瞬間、自分の正面以外を囲うように幾つものスキマが出来る。そしてその内の2つの中から、
少女「理久兎さんを!」
女性「救うためですわ!」
2人の女性が現れ自分にしがみつき四肢を押さえ込んできた。突然の事で流石にビックリしてしまう。
理 「なっお前らぁ!!」
この時になって少し後悔したかもしれない。流石に遊びすぎたかと。
少女「私達は元より貴方を貴方が愛した従者達を救
うために来ているんです!」
女性「だから思い出して頂戴!皆の思いや記憶を!
御師匠様!」
首筋に何か刺される感覚がある。見てみると注射器が自分の首筋に刺し入れられその中の薬液が体に注入されていっていた。
理 「離せ!僕に気安く触るな下等種共!!」
こんな間抜けな死に方など許してなるものか。抵抗をしてしがみつく2人を引き剥がそうと暴れると自分の首筋に刺されていた注射器は外れ地面に落ちて壊れる。
蓮 「なっ注射器が!」
魔女「嘘だろ」
刀女「そんな………」
うるさい奴等だ。それよりも四肢を抑えるこの2人が邪魔過ぎる。黒の能力を使い影から無数の槍を生成しそして黒椿に天沼矛を出し自分の体ごと突き刺す。
女性「ぐふっ!諦め‥‥ませんわ」
少女「しつこいのは‥慣れてますので‥それに!」
理 「っ!!」
何故だ力が出ない。体がふらつく目が回る。こいつらが何かごちゃごちゃと言っている事から推測するに毒が体を巡っているのだろう。
巫女「行くわよ蓮!!」
すると蓮が此方へと走り刀を構えて跳躍すると1Pカラー巫女がは4つの大きな光弾を蓮へと放ちそれを切り裂き刀にその気が纏わりつく。あれでまさか斬る気か。
女性「やりなさい蓮!!」
少女「蓮さんお願いします!!」
蓮 「理久兎さん!!」
理 「っ離せ!!!!!」
抵抗するがこいつらはしつこく離れない。そして蓮の刀の間合いに入ると刀を掲げて、
蓮 「霊符 夢想天斬!!」
理 「止めろぉぉぉぉ!!!」
ピチャーーン!!
大きな被弾音と共に眩しい光と共に切り裂かれる。怒りを覚えながら目の前を光が包み込むのだった。
はいはい今回はありがとうございました。えっ?会話形式じゃないのかって?話す子がいないんです。いるとしても団子やのおば‥‥ゲフン!ゲフン!すみません誰もいませんでした。暫く理久兎の話が続きまして1~3話ぐらいで理久兎とは違った人の視点での話がありますとだけ先に宣言をしておきます。なのでご了承ください。ではでは今回はここまでです。また次回もお願いいたしますね。それではまた次回サラダバー♪