またもや邪魔者が乱入してきた。どうして何時も何時も僕の邪魔をする者が現れるのだ。
千 「これが貴様の望む姿かいい加減に目を覚まさ
ぬかこのバカ息子!」
理 「何時も何時も‥‥どれだけ僕の前に入れば気が
済むどれだけ僕が求める光を遮るんだ!」
説教など聞く耳持たず。空中で一回転し長い尾をしなやかせ鞭のようにして振るい千いや倒れている愚者達もろとも潰すために攻撃するが、
バキンッ!
当たる前に何かにぶつかり母親いや倒れ動かぬ者達がいる地面にすら当たらず弾かれる。これは結界か。
千 「無駄じゃ!そして理久兎もう止めぬか!世界
を愛した貴様がこんな………」
理 「黙れ!!!」
物理が弾かれるのなら今度は光のブレスを吐いて粉々にしてやる。ブレスを吐き攻撃をするが光のブレスも結界に当たり消滅した。
千 「そうか‥‥ならば良かろう貴様をここで倒させ
て貰うぞ理久兎よ………そして紫よ一度体制を
立て直す用意をせい時間は稼ぐ!」
紫 「ありがとうございますわ!」
その一言で殆どの者達が地面に出来た裂け目に入り消えていった。無論それは竜巻に飲み込まれた者達も含めてだ。そして残ったのは母親ただ1人だけだ。
千 「さてあの少年が気づいてくれるとよいがのう
それと理久兎よ拳骨では此度の事は許されぬ
事を覚悟せいよ?」
理 「黙れ!!」
爪をたて母親へと攻撃をしやっと結界は壊れる。そのまま左手の爪で引き裂こうと攻撃するが、
千 「それと言うておくぞ貴様だけがその龍の姿に
なれると思ったら大間違いじゃ!!」
母親の体を光が包み込む。そして自分の左腕を巨大な真っ白の手が押さえつける。見てみるとそれは一目見ただけで美しいと思える白龍いや自分と同じ龍の姿となった母だ。
千 「ワシの子として貴様に引導を渡すぞ!」
理 「やってみろ無様に負けたくせに僕の前に出て
きやがって!」
お互いに血が流れるまで噛み付き合い爪で引き裂き合い頭突きあう。
千 「いい加減に目を覚まさぬか!!」
理 「一言一言がうるせぇんだよ僕の勝手にさせろ
よ!!」
口に神力を溜め込み一気に放つ。それと同時に母親も口からブレスを吐きブレスとブレスがぶつかりり合うと爆発を起こし相殺される。
千 「くっ互角か!」
理 「………」
母親は彼奴らを逃がすためにわざとこうして戦っている。その意味を壊せばどうなるのかと一瞬だが想像した。大方逃げた奴等はまた境界にでもいるのだろう。
千 「余所見をするでないわ!!」
理 「してないよ!」
尾を鞭のようにしならせ母親を退ける。そして先程と同じように亜狛の能力を使い裂け目を作り顔を突っ込ませると案の定で驚いた顔をして此方を見ていやがった。
理 「雑兵共が証拠にもなくまだそんな所に逃げて
いたか!!」
両手で裂け目を抑えながら口に神力をを溜め込む。
早苗「もうこんな所にまで!!」
妖夢「紫様!!」
紫 「えぇ!」
口からエネルギーを放ちこいつらを抹消しようとしたその時、
千 「ギャーーーー!」
理 「がぁ!!」
迂闊だった。母親の事を一瞬だが忘れていたため体当たりをもろにくらい吹っ飛ばされた。裂け目を閉じさせると龍神はこちらに顔を向ける。そしてまたお互いにぶつかり合う。
千 「ギャーーーー!!」
理 「がぁぁぁぁ!!」
向かってくる母親を相手にしていると雑兵の群れがこりずに此方に向かってくる。ゴミはゴミらしく掃除をしてやらないと。翼を羽ばたかせ暴風をお越しゴミを払おうとするが突然現れた巨大な蒼い火柱が出来そのせいで風が消える。
理 「ちっ!」
千 「だから余所見をするでないわ!!」
母親もしつこいものだ。母親とぶつかりながら尾をしならせ鞭のようにして雑兵達に攻撃を仕掛けてくる。
天子「性に合わないけど!地符 一撃震乾坤」
桃帽子女が無数の石柱を作りだし上がり尾の一撃をくい止める。
理 「雷よ落ちろ」
と、言っていると桃帽子女の頭上に雷が落ちるがそれは突然出来た裂け目に入り消える。また女に邪魔された。
理 「氷塊よ落ちろ!」
空の空気を凍てつかせ巨大な氷塊を作り落とすがまた裂け目に入れられ消される。遠距離攻撃がダメならば近距離でかたをつける。母親の攻撃を避け右爪をたて蓮達に襲いかかるが桃帽子の女の石柱で右爪の一撃を防がれる。だが近距離ブレスならどう退けるのか。口に神力を溜め込みブレスを放つが放った先に裂け目が現れ消される。
千 「止めぬか理久兎!」
理 「っ!退け!!」
千 「ぐぅ!」
母親を弾き飛ばし雑兵達の方向を見てそこから空を見上げ、
理 「降り注げ7つの隕石よ!七星 龍星群!」
災厄を操る能力の最強技、隕石を呼び寄せる。すると徐々に徐々にと7つの隕石が此方へと向かって降り注いでくふ。
霊夢「紫!」
紫 「えぇ!」
また邪魔をする気か。そんな事はさせるものか。
理 「がぁぁぁ!!」
邪魔者に向かって尾を振り攻撃する。
紫 「っ!」
だが邪魔者は避けつつ裂け目を展開し隕石の3つを消されたが残りの4つが残ったこれで最後だ。だがまだ死ぬ運命から逃れようと侵入者達は抗おうとしてくる。
理 「行け僕の眷属よ」
奴等を邪魔するために断罪神書から自分の眷属である骸達を召喚する。
骸1「カタカタ!!」
骸2「カタタタタ!!」
骸3「カタタタカタカタタ!
骸4「アーイ!!」
一瞬だが1匹なんか違う奴がいた気がそんなのは気にするとではないだろう。骸達は彼女達の邪魔をするなかでも分担し隕石の進行を食い止めるために向かっていく者達もいた。そんななか蓮とそして見ているだけで頭痛を起こす少女が自分の前に来る。
理 「少し手を抜いたぐらいで雑魚風情が勝ち誇り
そしていちいち意気がりやがって………」
やはり見ているだけで頭が痛い。それに辺りがうるさすぎるのもあるが邪魔者が多いのも困る。とりあえず場所を変えようと思い翼を広げ遥か彼方の空へと飛び立つ。そうして自分は遥か彼方の空の先、現代ではオゾン層と呼ばれる場所にたどりつく。すると少しもしない間に母親が蓮と問題の少女を背に乗せ追ってきた。
理 「貴様らはまだ抗うのかまだ戦うと言うのかも
う全てを諦め裁定に従えばいいものを」
蓮 「僕は認めない!今の貴方の目は曇っているん
です!だから貴方が後悔しないためにも僕は
いいえ僕達は貴方を今ここで止める!」
さと「同感です理久兎さん!」
千 「とりあえず1発殴られい理久兎!」
理 「舐めるなぁ!!」
抗わずにその運命に従えば良いものを。爪を立て牙を向け母親達に襲い掛かる。母親とぶつかり合い噛み合い爪で引き裂き合い尾で叩きつけ合いを繰り返し体がボロボロとなるがすぐに自分と母親は再生を繰り返す。最早これはどちらが先に諦めるかの根気勝負となりつつあった。
理 「ん?」
母親とがぶつかり合っていると背から飛び出した蓮は刀を構え、
蓮 「抜刀 神楽一斬!」
抜刀術で自分の目を斬ってきた。流石に脆い目を斬られ一瞬だが怯んでしまった。
理 「がぁぁ!!!」
千 「どりゃぁぁぁ!!」
ドゴンッ!!
そこから母親がコンボで顎にアッパーカットが入少しぶっ飛ぶが体制を建て直す。こいつら特に蓮の野郎いきなり不意討ちしてきやがって。
理 「貴様らぁ!!」
神力を口に溜め込み一気に放つが、
千 「ギャーーーー!!」
母親も光のブレスで対抗しお互いのブレスは相殺する。だがその隙を狙ってなのか、
蓮 「鷹切り!」
案の定で斬りかかってくる。だが二度も同じ手にかかるものか。
理 「くどい!!」
翼の羽ばたかせ風を起こし蓮を退ける。これで邪魔者がと思ったその時、
さと「想起 恐怖催眠術」
無数の弾幕が何処からともなく自分へと放たれるのを見る。その弾幕の中心に問題の少女ががいた。どうやらあの少女が放ってきたみたいだ。
理 「ちっ!!」
ブレスを止め後退し距離をとるが頭が痛い。打たれた薬物がそろそろ全身を回ったのだろうか。だがしかし昔に何処かであの弾幕を見た事がいやそんな筈は‥‥どういう事だ。迷っていても仕方がない。殺してから考えるのみだ。
理 「真仙術六式六面神想【修羅】」
と、唱え霊力を使い自分の分身を6体作り各々が爪を立てて襲い掛かる。だが母親も6体に増えた自分達の猛攻を上手く回避していく。早くくたばれば良いものを。だがそんな中でも母親は背に乗せる蓮と問題の少女と何か分からない話をしているのを聞く。
理 (何を話してやがる?)
等と思っていると突然母親は不可思議な行動に出た。とどろを巻き神力を貯めていっているのだ。そんな隙だらけな構えなどしてついに諦めたか。それならば引導を渡してやる。そうして6体の自分達は一斉に母親へと爪をたて襲いかかった。だがその瞬間、龍神は貯めた神力を一気に解き放った。
理 「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
強い神力の衝撃波を出し一斉に襲いかかった6体の自分達はあまりの一撃で悲鳴をあげた。すぐさま1つになると母親は組かかってくる。
理 「離せぇぇぇぇ!!」
だがあれだけの力を使えば今の母親の体では消耗も激しいのは明白このまま押しきって潰してやる。だが母親はまさかの行動に出た。
千 「今じゃ!!」
この時になって気づく。まさかこれは囮だったのだと。本当の目的はなんだと考えているとその目的が姿を現した。
蓮 「金狐化!!」
蓮が不思議な呪文を唱えると体が金色に輝き髪が長くなり獣のような特徴が増えまるでその姿は狐の獣人という言葉が似合う姿となった。すると刀を構えこちらに向かって跳躍した。
理 「退けっ!!」
千 「くうっ!!」
母親を弾き飛し翼を広げ暴風を起こす。
理 「小賢しい!!」
蓮 「くっ!これならどうですか!」
吹っ飛ばされた蓮は足に小さな霊力の壁を作ったかと思うとそれを足場にして跳躍し更には壁ダッシュをしたりと暴風を耐えながら突き進んでくる。いい加減に諦めろ。
理 「シャァァァァ!!」
ゴンッ!!
蓮 「ぐっ!まだまだ!!」
長い尾を鞭のようにして振るい蓮を叩きつける。だが蓮は足元にまた霊力の壁を作り着地しそのまま真上に一気に跳躍し自分の尾に刀を突き刺してきた。
理 「がぁぁぁ僕の体に低俗な貴様が触れるな!」
尾を振り回し振り払おうとするが更に刀を深く突き刺してくる。すると突き刺した状態のまま、
蓮 「でりゃぁぁぁ!!」
自分の頭までダッシュで走ってくる。しかも突き刺した状態のまま走るので斬られた部分から血が吹き出る。
理 「このぉぉぉぉ!!」
今度は体を回転させ振り払うがこいつはありえない所に掴まり耐える。そのありえない所と言うのが自分の背中にある1枚だけ逆向きに生える鱗またの名を逆鱗を掴んでいるのだ。
蓮 「おりゃぁぁ!
グジュ!!
しかもよりによって力任せに一気に引き剥がされる。
理 「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。先程から母親との噛みつき合いや引き裂き合いのダメージを越える痛みでのたうち回る。そして蓮は一気に自分の頭まで来ると、
蓮 「理久兎ぉぉこれで最後だぁ!」
理 「止めろぉぉぉ!!!」
両腕で掴んで引き離そうとしたが遅かった。
蓮 「皆信 以心伝心斬!!」
ザジュ!!
光輝く刃で自分の頭を貫かれた。痛いただその一言しかない筈なのに何故だこれは痛くない。むしろ何か不思議な何かが頭に流れ込んでくる。それと同時に力が抜け自分は地へと落ちるのだった。
ではでは今回もありがとうございました。ようやく決着がつきそうで何よりです。このまま何事もなければ良いですけどね。えっ?早く会話形式に戻せって?後数話で戻る筈です。たぶんですが‥‥さてではでは今回はここまでに致しましょう。また次回もよろしくお願い致します。ではまた次回サラダバー!