理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、宿題が多すぎてこれ終わらないんじゃないかな‥‥と思いつつある怠惰のクソ悪魔です。娯楽の時間が大量に欲しいと常々思っている始末です。さてさてこんな話もあれなのでそれでは本編へどうぞ。


第402話 行いは返ってくる

頭に光景が流れこんでくる。それは下で戦う者達の思いそして今さっきまで戦っていた蓮や母親や問題の少女や皆の思いが流れてくる。気づくと光指す花畑に自分は寝転んでいた。それに手を差し出してくる女性が1人いやそれは義娘と思っていた紫だ。差し出された手を掴み起き上がると石に変えた亜狛や耶狛や黒がいて他にも永琳や神奈子や諏訪子がいた。しかも皆は笑顔でこちらを見ていた。

 

理 「あぁ何故‥‥僕は」

 

目を閉じまた目を開けると体が熱い。そうか負け地に落ちているのか。いやまだ負けたわけでは、

 

さと「嫌なんです!もう離れるのは‥‥理久兎さんに

   嫌われても構わない近くにいれるのなら!」

 

蓮 「っ!本当に頑固ですね!!」

 

こいつらバカだろう。頑丈な僕や母親の体なら耐えれるがこいつらの肉体だとそのまま行けば大気圏に入ったら体は灰にまたは超高速で落ちるため地面に衝突したらただでは済まされないというのに。だが鱗を通し肌で感じる。この問題の少女がどれだけ自分を思っているのかを。

 

理 「‥‥真仙術十三式断絶壁」

 

自分の体ならしがみつく彼女や蓮を覆い囲むように結界を張る。

 

蓮 「龍神様?」

 

千 「ワシではないぞ!」

 

蓮 「………じゃまさか」

 

さと「理久兎さん」

 

呆れた。本当にただただ呆れた。そうして落下し大気圏を越えると地上が見えてくる。

 

千 「理久兎にしがみつけ!!」

 

蓮 「くっ!!」

 

さと「うっ!!」

 

そうして戦っていた空中要塞に自分達は墜落した。

 

ドゴーーーーーンッ!!

 

地面に衝突し土煙をあげる。そして衝突したためか背中に痛みが出てくる。とりあえず龍化を解き凸に手を当てると煙の向こうでは皆が喜ぶ声が聞こえてくる。そして思う何故に自分は負けたのだといや多分自分の理想よりも彼らの願望や思いが勝っていたた。だそれだけの理由で負けたのだろうか。

 

理 「うっがはっ………」

 

よぼよぼと足取りがおぼつかないながらも立ち上がり煙が上がった先にいる彼らを見る。

 

蓮 「下がって!」

 

紫 「そんなあの傷でまだ………」

 

玲音「おいおいこいつ本物の化け物だろ」

 

霊夢「まだやるって言うの理久兎!」

 

全員が構える。それはそうだろうだってこいつらからしたら僕はただの恐怖の対象で物語で言えば悪役なのだから。それならば潔く後悔のないように自分の眉間にレクイエムを突き付け発砲し自害しようかと思った。だが問題の少女は立ち上がり皆の前に立った。

 

蓮 「さとりさん!?」

 

紫 「待って‥‥」

 

だが自害する前に彼女に聞きたい事があった。そのため口を開き、

 

理 「ねぇ‥‥教えてよ何でそこまで僕につきまとう

   のさ僕は……君の敵だよ‥‥なのに…何でさっき

   だって!!」

 

さと「………決まってます!貴方に憧れそして愛した

   神だからです理久兎さん!」

 

理 「僕はお前なんか‥お前なんか‥ぐぅ!!」

 

痛い痛い痛い痛い痛い。頭が割れるように痛い。何故にここまで惨めな気分になるのだ。何故にそんな哀れむような目でこいつらは見てくる。

 

さと「理久兎さん………」

 

理 「うぅぅ何を‥‥っ!?」

 

あり得ない。意味が分からない。理解が出来ない。少女はさっと近づきキスをしてきたのだ。

 

理 「んんん!!?」

 

さと「ぷはぁ‥‥‥」

 

長いキスが続き流石に引き離す。どうしてこんな真似をする。

 

理 「はぁ‥はぁ‥お前何を!?」

 

さと「………理久兎さんこれが貴方に対しての私の気

   持ちなんですだから思い出して下さい!」

 

理 「馬鹿な行動をして馬鹿な発言‥‥ぐぅぅ!!」

 

何故だ。知らない筈なのに記憶が浮かび上がってくる。楽しかった思い出や彼女のために怒った事それから自分に向かって告白をしてくれた事それらを忘れていた記憶が浮かび上がってくる。今なら言えそうだ彼女の名前を。

 

理 「さ‥とり‥?」

 

さと「そうです!理久兎さん!!」

 

理 「はぁ‥‥はぁ‥‥ぐぅ!!やっと思い出せて来た

   よ………何で忘れて‥‥いたんだろうね」

 

さと「理久兎さん」

 

今度は抱きついた。こんなにも体がボロボロなのだから止めて欲しいのだがしかし心地のよい温度だ。だがそんな幸せは恐らく自分には許されないのかもしれない。背後から殺気を感じたのだから。

 

理 「ちっ!!!」

 

ドンッ!

 

さと「きゃ!!」

 

さとりを突き飛ばし笑顔で微笑むそして、

 

ザジュ!!

 

胴体を何か細い剣が貫き血が吹き出る。背後を見るとそこには真っ白の純白の翼を持つ女性がいた。それはウォーミングアップという目的で殺した筈のウリエルだった。

 

ウリ「うふふふふ♪理久兎~知ってるかしら?今の

   現世ではやられたのならやり返されるって言

   う言葉があるみたいよ?」

 

理 「てめぇ‥‥生きて」

 

紫 「彼奴は!」

 

千 「なっ嘘じゃ!何故!何故に生きておるのじゃ

   ウリエル様!!確かにあの時にワシが心の臓

   を貫いたのに何故!」

 

聞いていると母親いやおふくろが珍しく焦ってる。どういう事だ。それに様つけって、

 

ウリ「あらあらオルビスじゃないこうして貴女と話

   をする時が来るなんてねぇ♪」

 

さと「よくも理久兎さんを!」

 

ウリ「それは此方の台詞よ‥‥私の可愛い孫を娘をよ

   くも汚してくれたわね低俗な者共がこれもあ

   れも全部彼奴等の特にベルフェゴールが!」

 

近くでギャーギャーとうるさい女だ。

 

理 「ぎゃ~ぎゃ~うるせぇよ底辺BBA!」

 

千 「それと間違っておったのはそなたの思想じゃ

   ワシら意外を家畜としようとしたその世界は

   断じて許されるものではないぞ!」

 

ウリ「そう‥‥理久兎もオルビスもやっぱり私を拒絶

   するのね………ならば誰も私を拒絶しないそし

   てが私を讃える世界を私が作るのみよ」

 

そう言うとウリエルは懐から禍々しく光輝く水晶を出す。一目見て嫌な予感がする。それは自分以外の皆も思ったのか、

 

蓮 「まずい!!」

 

霊夢「止めるわよ!!」

 

ウリ「ふふふっアハハハハハハハ!さぁ進化の秘宝

   よ私とそして理久兎とその従者を取り込み世

   界の新たな創造神を作りなさい!」

 

体が痛い熱い苦しい何よりも目の前が真っ暗になっていく。これが自分のやってきた報いか。

 

理 「がぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

悲鳴をあげると目の前は真っ暗になった。そしてそんな光景を少し遠くから見守る者がいた。

 

? 「進化の秘宝ねぇ‥‥何故あいつがあれを持って

   いるのか‥‥ふわぁ~」

 

その者は怪物へと変わる残酷な天使を眺めながらあくびをする。

 

? 「もし‥‥俺の玩具を壊そうとするのならその時

   は潰すか」

 

と、呟き戦いを眺めるのだった。




それでは今回もありがとうございました。えっ?最後の声の奴は何処の誰かって?さぁ誰でしょうか検討つきませんね。まっまぁ次回に分かると思います。多分‥‥いやきっとそして理久兎君が現在気絶したか何かで視点から外れたため別の者、まぁ最後に出てきた奴の視点を次回から見せますのでお願い致します。それでは今回はここまでです。それでは読者様また次回サラダバー!

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