理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読書様、ベルゼブブ嬢のお気に召すままにが好きすぎて漫画を買ってしまった怠惰のクソ悪魔です。速く次の巻も買いたいけど少しお金に余裕がないのが残念です。失礼それではそろそろ本編へどうぞ。


第404話 災い降臨

ただただおぞましく変わり果て断末魔の悲鳴を上げた元大天使長を見下す。

 

ウリ「貴様!!貴様は!!どうしてここにいる!」

 

怠惰「どうしてってねぇ?」

 

どうしてと言われても語彙力皆無な自分にどう説明しろと言うのだ。

 

ウリ「ここはもう私の世界よどうやって入った!」

 

これなら軽く説明が出来そうで助かる。天使にしては気が利くじゃないか。

 

怠惰「いや最初からいたんだけど?」

 

ウリ「なっ!!」

 

霊夢「あんた‥‥まさかずっと後を………」

 

怠惰「そうだよ♪ここに侵入しようと君達が特攻を

   仕掛けてからずっと後をつけて見てたけれど

   いやはや本当に反吐が出るぐらい下らない絆

   を見せられて頭痛がしたから1回痛み止めを

   持ってこようかと思ったぐらいだよ♪」

 

と、言うが実際は神社でゲームしながら留守番するのに飽きて甘いものが食べたくなったから人里に行って団子屋に直接乗り込んで直談判し団子を買ってから乗り込んだため最初からというのは嘘になるがこう言っておけば何か格好いいだろ的な感じになりそうだ。

 

千 「すまぬな怠惰よ」

 

怠惰「良いよ別に」

 

とりえずこのままの体制は自分の腕が千切れそうなため地面に降りると龍神を離す。

 

天子「あんた闘いに参加しないとか言ってた癖にこ

   ういう時にしかも私達がやられる様を見てる

   とか悪趣味にも程があるわよ」

 

自分からしたら悪趣味だとかの言葉は誉め言葉だ。だが天子も含めこの場の全員は何か勘違いしているみたいだ。

 

怠惰「う~ん君達は何か勘違いしてるよね?」

 

天子「はぁ?」

 

怠惰「俺は理久兎君達を相手にするのは君達とは確

   かに言ったけど天使までやれとは言ってない

   よ?君達だと荷が重いだろうしね♪」

 

こいつらに天使の相手それも熾天使(セラフィムクラス)の相手なんて荷が重すぎる。元々ここに来た理由というのは変わり果て怪物とはなったがウリエルを完璧にこの世から消滅させるためにここに来たのだから。

 

蓮 「なっ危ない!!」

 

蓮がそう言う自分の背後では変わり果てたウリエルがこちらに突進を仕掛けてきたが、

 

怠惰「えっ何が?」

 

ドゴン!!

 

ウリ「ぐっ!!」

 

鈍い音が聞こえウリエルはその場で止まる。いや強制的に止めたというのが正しいか。地面に降りたその時から障壁を張り巡らしているのだから。

 

霧雨「これは魔法障壁か!」

 

怠惰「お見事♪正解だよ魔理沙ちゃん」

 

霧雨「ここまで透明な魔法障壁は見たことがねぇ‥‥

   お前は一体何者なんだよ!」

 

どうやら今の世の中では古の魔法が失われつつあり現代の魔法が浸透するこの世界ではこの粗雑な魔法障壁が物珍しみたいだ。だが何者かなんて言われても困るんだよな。傲慢とか憤怒とかみたいに有名な所の奴じゃないし。

 

怠惰「う~ん何て言おうかね?」

 

ウリ「貴様は貴様だけは!!」

 

怠惰「はぁ‥‥うるせぇよ黙って消えてろ

 

ドンッ!!

 

ウリ「ぐふっ!!」

 

結界を弾きウリエルは吹っ飛ばす。子供の頃とかに習わなかったのか。他人が話しているのなら話さないまたは一言二言ぐらい断れと。本当に教育が不充分だなと思いながらデジタル式の目覚まし時計を懐から出し、

 

怠惰「さてと千ちゃんこれを渡しておくよ」

 

と、言うが千ちゃん含めて皆は何これ状態な感じだ。無論説明は加えてはいくが。

 

怠惰「始めるときはスタートって言うからそしたら

   5分そして9分経ったら合図を送ってよそれ

   から結界でも張って上空に逃げてなよ多分千

   ちゃん達もろとも殺りかねないからあっそれ

   と君達に伝えるけど見たくないなら目を反ら

   してよもし見たいのならこれからの生を歩む

   者としてこの闘いを参考にし反面教師と見ろ

   これは外道の道を歩んだ者の闘い方だから絶

   対に歩んではいけない禁忌の道だから」

 

自身の封印している力をほんの少しだけ解放し皆は見るだろう。このおぞましい怨念の数を本当ならこれは見せるべきものではないしこの世に存在すること事態が許されざるものなの。だがそれでも見せたかった。もう後戻りしたくても出来ない禁忌の道を辿った自分の過ちを繰り返させないために。

 

蓮 「なっ何あれ‥‥」

 

妖夢「あれは怨念の塊それも相当な数の!あんな数

   は見たことがない………!」

 

さと「うぐっうえっ!!」

 

こい「お姉ちゃん!」

 

さと「聞こえる‥‥死にたくない殺して早く死なせて

   殺してやる‥‥なんなのこの声は!」

 

やはりさとりちゃんみたいな心の声を聞ける者には絶対に見せていけないなこれは証拠に吐きそうになってるんもん。

 

ウリ「貴様!!貴様!!貴様!!貴様!!」

 

貴様ってしっかりと名前‥‥いや名前で言ってくれてないから良いか。とりあえず聞きたいことが幾つかあるから聞かなければな。

 

怠惰「お前には色々と聞きたいことがあるから少し

   聞かせてもらうとして10分だけ遊んでやる

   よ来な」

 

ウリ「滅されろ!!」

 

無数の光の刃を生成し雨のように降らせてくる。

 

怠惰「千ちゃんスタート」

 

千 「うむ!行くぞそなたら!」

 

その言葉を合図に千ちゃんは結界を張り巡らせ皆を上空へとつれていく。そして降りかかる無数の刃を目の前に自分はただ微笑む。

 

怠惰「久々に悲鳴が聞けそうだ♪」

 

そう笑い嬉々としてこの戦いを行うのだった。




ではでは今回はここまでとなります。次回は第零章で出てきた神魔大戦の延長戦みたいになります。‥‥えっ?このために第零章があるんじゃないかって?………違いますよ♪元々はほのぼのな話を書いてて血生臭いのが書きたいなと思ったのが最初でしたね。第零章そして今回の章は‥‥さてそれでは今回の後書きは少し短いですがここまでです。また次回もお願い致します。それではまた次回サラダバー!

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