理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、怠惰のクソ悪魔です。そしてまた明日から来週の月曜日まで投稿はお休みしますのでお願い致します。それでは本編へどうぞ。


第411話 地底はお祭り騒ぎ

地底全土は現在、地上から来た者達とでお祭り騒ぎになっていた。そんなお祭り騒ぎになっている地底のとある居酒屋の2階で自分達は飲んでいた。

 

理 「………こんだけ飲み食いされるといくらかかる

   かな」

 

居酒屋から地底を見渡すともうお祭りでどんちゃん騒ぎ。その中には妖精達や天狗はたまた河童もまじりと地底じゃ中々見られない光景だが自分達のいる居酒屋の下では幽々子達を含めた皆が食べ物や酒に夢中なため地底の食料及びに自分の財布の中身がなくなりそうだ。

 

理 「………修繕費に宴会費それから‥‥頭痛くなって

   きた」

 

どうしようか。このままだと旧都が見事な真っ赤な数字もとい赤字で財政難になってしまう。今回の件でポケットマネーも使いきってしまうだろうし援助を求めようにも地獄の裁判所は絶対にしてくれないし、

 

? 「‥‥とさん?」

 

理 「ヘカーティア辺りにう~ん」

 

ヘカーティア辺りに頭を下げるかいやそんな事をすれば旧都の優秀な逸材をヘッドハンティングされそう‥‥いや逆に考えるんだ美寿々がいなくなれば赤字問題が消えるんじゃな‥‥嫌々そんな事を思ったらダメだ。

 

? 「理久兎さん!」

 

理 「ん?」

 

何だと思い顔を向けるとさとりが心配そうな目でみていた。

 

理 「どうかしたか?」

 

さと「理久兎さん黄昏てどうしたんですか?」

 

理 「………旧都の財政が赤字になるかなぁってさ」

 

さと「あぁそういう事ですか」

 

と、言っているとさとりはあぐらをかきながら座っている自分の膝の上にちょこんと座る。

 

さと「どうにかなるとは思いますよ♪だって何時も

   ピンチを切り抜けてるじゃないですか」

 

理 「だと良いんだけどなぁ」

 

本当にこれからどうなるのだろうか不安だ。

 

蓮 「理久兎さん体の具合は大丈夫ですか?」

 

と、蓮と霊夢が片手にコップを持ってやって来た。

 

理 「あぁ蓮かまぁ何とかなそれよりお前らは良い

   のか?俺に構ってより夫婦の営み的な事した

   方が良いんじゃねぇの?」

 

霊夢「なんでそうなるのよ!?」

 

蓮 「本当ですよ!?」

 

理 「ハハハ♪‥‥はぁ」

 

笑いたいがそれよりも今後が心配でため息が出てしまう。

 

さと「いや理久兎さん笑うかため息どっちかにして

   下さい」

 

理 「ため息もつきたくなるさ」

 

蓮 「アハハ‥‥」

 

蓮も苦笑いを浮かべていると奥の障子が開きそこからおふくろを筆頭に永琳達永遠亭一行そして天子に竜宮の使いに混じり怠惰が眠そうにふらふらと歩いてくる。

 

理 「お前らも来たのか」

 

永琳「えぇ♪龍神さまのお誘いよ」

 

天子「………言っとくけど私はあんたを許す気は毛

   頭ないから」

 

千 「これ天子!」

 

理 「あっあぁ‥‥」

 

まぁこの子には散々な事をしただろうからそう思われても仕方はないとは思う。

 

怠惰「こらこら天子ちゃんそう言う事は言ったらダ

   メだよ?」

 

天子「………ふんっ!」

 

ツンッとした態度をとると少し離れた席に座る。

 

怠惰「ありゃまこれは俺も嫌われてるよなぁ~」

 

衣玖「う~んそうでもないとは思いますよ♪嫌って

   いるならまずここに来る間でも貴方の隣は歩

   きませんから♪」

 

怠惰「うぇ?」

 

怠惰が間抜けな声をあげたその瞬間、

 

千 「ふんっ!」

 

怠惰「ぐふっ!」

 

おふくろが怠惰の横腹に向かって肘打ちをかました。あまりの一撃だったのか怠惰は腹を押さえていた。

 

怠惰「なっ何すんの‥‥さっきの玉蹴りといい」

 

千 「怠惰とよ楽しく飲んでくれ♪ほれほれ」

 

怠惰「あっちょっと!?」

 

衣玖「ふふっ♪それでは理久兎様♪」

 

理 「あぁ」

 

怠惰を押しやりそれに衣玖は着いていった。そしておふくろは一仕事終えたかのような顔をしながら帰ってくる。何をしたいんだおふくろは、

 

理 「で?まさかこんな漫才を見せに来た訳じゃな

   いよな」

 

千 「ちゃうわい!?」

 

蓮 「何か本当に漫才師みたい」

 

千 「いい加減にせい童!」

 

理 「はいはい‥‥とりあえず飲めよおふくろもよ」

 

とっくりを持ちそう言うとおふくろはお猪口を持ったため酒を注ぐ。

 

さと「何か背徳感を感じますね」

 

千 「………それはそなたもじゃろう」

 

そう言い一気にグビリと飲む。

 

千 「しかし‥‥本当に良かったこうしてそなたの笑

   顔を皆の楽しそうな顔が見れて」

 

理 「またその話しかよ」

 

蓮 「良いじゃないですか理久兎さん僕もこうして

   飲めて楽しいですよ♪」

 

やれやれ。そう言ってくると嬉しくなると同時についついからかいたくなってしまう。

 

理 「蓮‥‥俺はノンケだからな?」

 

蓮 「何でそうなるんですか!!!?」

 

霊夢「浮気?」( ^ω^)

 

蓮 「違うから!?だから針をしまって霊夢!」

 

蓮の恋人は相変わらず怖いな。だがそれは自分も同じだが、

 

さと「まったく理久兎さんは」

 

理 「悪い悪い♪」

 

蓮 「理久兎さん冗談がきついですって!?」

 

理 「ダハハ‥‥まぁでも俺も楽しいぜもしお前達の

   話が本当ならもう二度とこんな楽しい事はな

   かったかもな‥‥ありがとうな♪」

 

彼ら彼女達には感謝しきれないし申し訳なく思う。だが言いたかった自分のこの感謝の気持ちを。

 

霊夢「良いわよ別に♪」

 

蓮 「えぇ♪」

 

さと「ふふっ♪」

 

理 「さて気にしないでどんどん飲んで食ってくれ

   俺の奢りだからな♪」

 

まだ長い長い夜の宴会を自分達はただただ楽しむのだったが、

 

理 「………」

 

自分が許されて良いのか‥‥その時の記憶はないが皆を困らせ苦しめたという事実が罪悪感となり心に残るのだった。

 




怠惰「ではではありがとうございましたしかし痛
   いなぁ千ちゃんったらあの子この今の肉体
   が消えたらどうしてくれるのかなぁ」

天子「あんたのその肉体が死ねばもう蘇らないの
   よね?」

怠惰「うんこの肉体に何かあればもう絶命だね」

衣玖「怠惰さんクローンでしたっけ?それを作る
   としたらやはり長いんですか?」

怠惰「そうだねぇ約1体作るのに1ヶ月まぁでも
   ポットを同時進行させれば2体とも1ヶ月
   で作れるから良いんだけどただ材料とかさ
   維持費が大変なんだよねぇ水道代にガス代
   がもう掛かる掛かるでね」

衣玖「あれ電気代っていうのもある筈ですが?」

怠惰「それは俺の自家発電で笑顔の0円です♪」

天子「あんたの電気はある意味で便利ね」

怠惰「いっその事で怠惰さんの幸運Sのステを使
   って石油堀当てようかなそうすればガス代
   が浮くし何なら水源のある場所に引っ越せ
   ば水道代がなくなるか♪」

天子「がめついわねぇ‥‥」

怠惰「生きるって大変だからね?天子ちゃんが思
   ってる程今の現世は甘くないのさ‥‥さてと
   長くなったけど今回はここまで♪」

衣玖「また次回を投稿した際はお願いしますね」

天子「明日は休みだっけ?だから忘れないでよね
   それじゃあね読者様」

怠惰「サラダバー!」

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