理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第36話 馬鹿達はその後

今現在、自分と須佐能乎は日本の作法の1つである、SEIZAをさせられている。

 

天照「この大馬鹿達は!」

 

2神 (´・ω・`)(正座中)

 

何故かというと理久兎と須佐能乎が戦っている時に天照が突然乱入してきて自分達2人まとめてげんこつされたからだ。もちろん試合も中止となってしまった。

 

天照「貴方達は大人しくすることは出来ないん

   ですか!」

 

天照にそう言われた馬鹿神2名は同じ考えと同じ意見となり言葉が重なった。

 

2神「「だが断る!」」

 

ブチ!!

 

今の言葉を言ったと同時に何かがブチ切れる音がする。どうやらこの場にいる全員ぶちギレたようだ。

 

天照「この馬鹿共が!」(#`皿´)

 

バシン!バシン!

 

須佐「痛って~~!!」

 

理 「いっ意外に痛いな………」

 

天照が何処からともなく出したハリセンで理久兎と須佐能乎の頭は叩かれた。そしてこの光景は端から見るとすごいシュールな絵面だ。理由は姪っ子に説教される叔父ってどう思いかだ。その逆ならあるかもしれないがこれは流石にあり得ないでしょう。だがこれだけでは終わらなかった。

 

祝音「理~波~さ~ん………」(# ^◇^)

 

洩矢「理~波♪………」(# ^Д^)

 

理 「うん?………うん!?」

 

理久兎の後ろで物凄い形相の2人。祝音と諏訪子が立っていた。その形相はまるで鬼形相のような顔だ。更に昔、何処かで見た事のあるようなドス黒い殺気を放っていた。だが何故その2人がそのようにして理久兎の名前呼ぶのかが理久兎に分からなかったが、

 

祝音「あっちでO☆H☆A☆N☆A☆S☆I

   をしょうか?」

 

洩矢「勿論だけど拒否権なんてないからね?」

 

2人にそう言われるがまま両腕を掴まれて木の隅の方に引きずられながら連れていかれる。そしてようやく鈍い理久兎にも分かってしまった。

 

理 「あっこれダメなやつだ……」/(^o^)\

 

理久兎の顔はもう何かを諦めた顔だった。そして須佐能乎の方も、

 

八坂「天照様………」

 

天照「どうかしましたか?」

 

八坂「須佐能乎様に御柱を落とす許可を………」

 

神奈子こと検察官に処刑宣告をされた被告ことスサノオは、

 

須佐「えっ!?」Σ( ̄ロ ̄lll)!

 

突然のこと過ぎて驚いていると天照もとい裁判長は嬉しそうな顔で、

 

天照「許可します!!」

 

須佐「おっおい!じょ冗談だよな………」

 

天照「せっかくだから私も日頃の鬱憤を晴らす

   ためにフルパワーでぶん殴りますか………」

 

天照こと裁判長も須佐能乎のせいで貯まってしまった鬱憤そしてストレスをぶん殴って解消する気のようだ。これが本当の有罪(ジャッジナックル)だ。

 

コキ!コキ!

 

須佐「姉ちゃ~ん!!」

 

被告ことスサノオは月読に助けを求める。だがまたを弁護士に助けを求めるが……

 

須佐「スーちゃん御愁傷様♪」

 

月読も最早、弁護する気は更々ないようだ。そして、

 

2神「ギャァァァァ!!!?」

 

馬鹿神2名の被害を受けた者達の制裁によって馬鹿神2名の悲鳴がこだましたのだった。これぞ自業自得というものだ。

 

天照「反省しましたか?」

 

天照にそう言われた馬鹿神達は頭のコブから煙をだし顔や体がさっきよりボロボロになった状態で正座していた。そして2神はこの場にいる全員に、

 

理 「すんませんでした」(´・ω・`)

 

須佐「調子にのりました」(T▽T)

 

謝るが2神その姿は本当に悲惨だ。

 

洩矢「理波、反省した?」

 

理 「しました本当にすいませんでした………」

 

祝音「もう~理波さんは…(ちょっとやり過ぎたかな……)

 

理久兎は祝音と諏訪子にそう言われ正座で謝罪し須佐能乎の方は、

 

月読「大丈夫?ス~ちゃん……」

 

天照「もう少し自重するように!」

 

須佐「本当に悪かった………」

 

八坂「次またやらすようなら奇稲姫(くしなだひめ)に言いつ

   けるよ!」

 

そう言われた須佐能乎は顔を真っ青になった。

 

須佐「やめろ神奈子!それだけは!」

 

八坂「わかったなら次は気をつけな!」

 

須佐「すいませんでした………」

 

そんなこんなで理久兎と須佐能乎の対決は中止になった挙げ句の果てには理久兎よりも年下(姪っ子)に説教されそして最後はボコボコにされたのだった。そして天照が理久兎と須佐能乎に更に説教をするのに夢中だったためか須佐能乎がこっそりと話しかける。

 

須佐「でもよなんで俺の能力がお前に

   通用しなかったんだ?」

 

そう言われた理久兎は須佐能乎命からの質問の返答をはぐらかしながら答える。

 

理 「さぁ~ね……」

 

と、いう一方で心の中では、

   

理 (まぁ俺の能力で消したんだけどね)

 

と、呟いた。因みに理久兎は自身に理を追加していたその理は、相手が自身に干渉する能力を相殺するという理を追加していたちなみにこれを創るのに使用した対価は自分自身の血液約1リットルだ。おかげで理久兎はしばらく貧血になった。だが結果的に理久兎自身は普通に斬られるダメージはあるものの断ち切るという須佐能乎の能力を封じたのだ。それは自身の2本の刀にも影響されていた。理由は理久兎は日本の刀を作るさいに自身の妖力や血液を込めて作ったのだ。それはいわゆる理久兎の分身でもあるつまり理久兎が、作った理の対象になったのだそのお陰で刀も折られずに済んだのだ。これは理久兎以外誰にも分からないな謎でもあった。

 

須佐「う~ん納得出来ね~けど考えるのは

   止めておくか」

 

理 「賢明な判断だよ……」

 

そう言っていると天照は説教を聞いていないだろう理久兎と須佐能乎に、

 

天照「貴方達!話を聞いてますか!」

 

理 「聞いてます……」

 

須佐「何時になったら解放されるんだ……」

 

そんなこんなで戦いは幕をとじたのであった。


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