空を飛び妖怪の山の付近川へと向かう。
耶狛「ここだね」
遥か彼方の昔に数回ぐらいマスターに連れられて来たことがあるため簡単に分かった。ただ今目の前にあるのはパッと見は小さな水溜まりだが、
耶狛「仙術十三式空壁」
空壁を使い自身の周りに壁を作り水溜まりへと入る。実はこの水溜まりは浅いように見えて底は凄く深い。何よりも深い底の近くには通路がありそこを通らなければ河童達の本拠点には行けないのだ。
耶狛「ここを通って‥‥」
そうして通路を通ると上に光が差し込む。そのまま浮上し水から出る。
耶狛「うんついたついた」
水から出て空壁を解除して周りを見ると河童達が口をポカンと開けてこちらを見ていた。
河童「でっでたぁ!!」
河童「すぐに知らせろ!!」
河童「あの女また来やがったのか!」
耶狛「あっそっか1ヶ月ぐらい前に来たっけ」
うろ覚えだけどお兄ちゃんと黒くんと来たっけ。河童達を徹底的に痛め付けて捕獲したのを思い出す。
河童「この女!!」
河童「いけしゃ~しゃ~と来やがって!」
耶狛「うわぉ凄くドライな対応で悲しいでございま
すよ私は‥‥」
河童達は一斉に銃を向けてくる。まぁ別に死なないから撃たれても体は大丈夫だけど心が壊れそう。
耶狛「ちょっちょっと!私は優しい狼だよ!」
河童「嘘つけ!」
河童「狼ってのは嘘つきの代名詞って言葉を知らな
いのか!」
耶狛 ( ̄□||||!
もう泣きそうな所の一歩手前なんだけど。泣いて良いかな泣いて良いよね。
? 「何やってんだお前らは‥‥」
と、そんな時に声をかける者が現れる。
河童「あっにとりさん!」
河童「この前に私たちを痛ぶった奴が侵入してきて
いるんですよ」
河城「ん?あっ理久兎の所の狼」
耶狛「えっその雰囲気に匂い‥‥ゲンガイ君?」
少し変化はしているが懐かしい匂いがする。しかもあの佇まいからゲンガイかと思ったが見た目が女性だ。
河城「アハハハ私はその孫だよ♪」
耶狛「えっそうなの性転換とかじゃなくて?」
河城「‥‥彼奴は侵入者ださっさと倒………」
耶狛「ごめんってば!?」
あたふたとして謝る。やれやれと腕を上げてにとりは呆れる。
河城「こいつは無害だから皆も警戒しなくても大丈
夫だよ」
河童「けど!」
河城「大丈夫♪大丈夫♪あの時とは全然違うみたい
だしね」
耶狛「その節は本当にごめんちゃい」
私も含めてマスターもお兄ちゃんも黒くんも変なテンションだったんです。本当にごめんなさい。
河童「そこまで言うなら」
そう言い河童達は散り散りになっていく。にとりは此方を見ると、
河城「で?何しに来たのかな?」
耶狛「えぇと発明品を見に来ました~♪」
河城「発明品ねぇ~例えば?」
耶狛「ゲンガイさんが作った卵割り機とか?」
河城「‥‥何?卵かけご飯でも作るの?」
耶狛「そうだよ♪」
あれがあればマスターの片手卵割りみたいに綺麗に割れるから結構好きなんだよね。それに秘密の夜食で食べる卵かけご飯が美味しいんだよこれが、
河城「ならそうだねぇ出汁醤油が出る卵割り機とか
どうかな?」
耶狛「出汁醤油かぁ良いね考えただけでも美味しそ
うだよ♪」
河城「ならそれにめんつゆが出る機能もおまけで付
けてあげるよ♪」
耶狛「ありがとうにとりちゃん♪」
これで秘密の夜食が美味しくなりそうだ。ただ何故か夜食で卵かけご飯を食べた翌日は私だけ1品から2品少ないのだが何故なのかな。
河城「まぁでもその発明品を作るのは良いけどお金
あるの?」
耶狛「えっ?‥‥えぇとお金とるの!?」
河城「当たり前だよ旅立つ資金がないとやる気がで
ないしいくらジャンク品を解体して低価格で
作るとはいえどそれらの材料とか揃えないと
だしね‥‥」
耶狛「因みにいくらぐらいなの?」
河城「そうだねぇ」
にとりはリュックからそろばんを取り出しパチパチと弾いていくと見せてくる。
河城「強いてこのぐらいは最低でも欲しいかな?」
耶狛「………ねぇにとりちゃん言っていいかな?」
河城「何だい?これ以上は下げれないよこれが際低
価格だし」
耶狛「いやあのね‥それ以前にそろばんの見方とか
分かんないんだよね‥‥たはぁ~♪」
ズコッ!!
盛大ににとりはズッコケた。まず算数とか嫌いだし簡単な足し算と引き算は出来るといえどかけ算、わり算と何かはもう難しいのレベルなんです。
河城「おいおい‥‥理久兎の従者でしょ書類作りとか
どうしてるのさ」
耶狛「私は戦力外だから基本は洗濯、掃除とかしか
やってないよ?」
河城「………まさか理久兎しか」
耶狛「そうだよ♪」
にとりのおいおいといった顔をする。
河城「これが天才との紙一重なのかな?」
耶狛「ねぇねぇ安くならない?」
河城「そうだねぇ‥‥ならする事は分かるでしょ?」
そう言ったにとりのリュックからプロペラが現れ回転するとにとりは空を浮き出す。つまりはあれでいいのかな。
耶狛「弾幕ごっこで良いんだよね?」
河城「あぁそうさ買ったら安くして1000円で売
ってあげるよ」
元の値は分からないが結構リーズナブルなお値段になるんだね。これはやらない訳にはいかんでしょ。
耶狛「良いでしょう!その勝負のったよ!」
河城「さぁその身をもって体感しなよ河童の科学は
世界一であるという事を!」
耶狛「なら地底の巫女ちゃんである私の頭脳を体感
していってよね!」
河城「よく言うよ!?」
何故にそこまで言うのだ軽いジョークなのに。
耶狛「まぁいいや行っくよ!!」
河城「来い!」
そうして河童の里での弾幕ごっこが始まったのだった。
千 「では今回もありがとうの♪」
怠惰「えぇ♪千ちゃんは卵割り機ほしい?」
千 「いらんわい!?」
怠惰「ですよねぇ~ならドラビルは?」
千 「やってみたいの‥‥もしや!」
怠惰「えぇ買ってきてあるよ♪特別にやらしてしん
ぜよう」
千 「おぉ!」
怠惰「そうだ何時かだけど蓮が主人公の小説で後書
きを担当している3人を交えてゲームでもし
ようか♪」
千 「面白そうじゃのう何をする?」
怠惰「う~んDBDでもやる?怠惰さんがキラーを
やるからさ」
千 「‥‥何を使う気じゃ貴様」
怠惰「レジオンとかピッグとか凜ちゃんとか♪」
千 「殆どが心臓に悪いキラーじゃ!?」
怠惰「あっ因みに怠惰さんは凜ちゃんをよく使うか
ら確定で出すよ♪」
千 「やっやりたくないのぉ」
怠惰「3戦して1回生存するごとにHäagen-Dazsを
1個買ってやるよ無論であっちの3人にもこ
のルールは適用されるよ♪」
千 「よしやろう!」
怠惰「まぁでもあっちの3人がそれなりに強くなら
ないと公平じゃないからもう少し先だけどね
それまで精々強くなってくれたまえ♪」
千 「腹立つのぉ絶対にHäagen-Dazsを3個おごら
せてやるわい」
怠惰「そのイキそのイキ♪さてとではでは今回はこ
こまでにしましょうか」
千 「うむまた次回もよろしくの!」
怠惰「では読者様また次回サラダバー!」