玄武の滝にある河童達の住みかこと河童の里では耶狛とにとりによる値切りを賭けた弾幕ごっこが勃発していた。
河城「河童の水鉄砲光線だ!」
銃を取り出すと連発して水弾を撃ってくる。
耶狛「ちょちょちょ!!」
何あの鉄砲は超欲しいんだけど。
河城「おらおらおら!」
あそこまで連発できるって凄い。昔の火縄銃とは大違いだ。あっでも確か外の世界のテレビで見た映像であんな感じの銃を速射していた映像があったっけ。
河城「そんな避けるだけなら格好の的だよ!」
耶狛「ならハンター程度の腕じゃ手に余らないぐら
いの狼ちゃん達をご覧しちゃうよ!」
避けながら弾幕を出し設置する。そして錫杖を振るうと弾幕は狼へと変わりにとりに向かって一斉に駆け出した。
河城「へっへ~んならこんな程度の狼ぐらいひと狩
りしてやんよ!」
そう言いにとりは見事な機動力で狼達の猛攻を避けながら発砲し狼達を射ち落としていく。
耶狛「やんややんや‥‥プロのハンターみたいだね」
今放った狼達を倒したにとりに拍手を送りながら言うと、
河城「まぁね山童共を追っ払うのにもよく使うから
ねぇ♪」
耶狛「へぇそうなんだ♪」
河城「あぁだから試してみたかったんだよね河童以
外の相手にさ!」
そう言いまた銃で乱射してくる。すぐさま地上に降りそこいらの石をにとりへと蹴飛ばし、
耶狛「拡大!」
と、叫ぶと蹴っ飛ばした小石は徐々に大きくなり岩レベルまで拡大させる。
河城「このっ!」
にとりは蹴っ飛ばした石を水鉄砲で破壊しようとしているのか銃を構える。即座に空中へと飛びにとりへと近づく。
河城「おりゃ!!」
ドゴンッ!
にとりは見事に岩を破壊したがそれはフェイクだ。破壊し煙が上がる中を一気に通り抜け錫杖を構える。
河城「なっ!?」
耶狛「チェスト!!」
錫杖をにとりへと振るうがにとりはリュックの側面にある紐を引くとバックの何処からかは分からないがパンチグローブが自分めがけてアッパーカットしてきた。
ゴンッ!!
鈍い音がする。にとりに当たるギリギリでパンチグローブにブロックされた。
河城「その程度の攻撃なんて効かないよ!」
今度はマスターの骸達が持つような銃を構えてくる。即座に後退すると追撃として発砲してくる。
耶狛「何の!」
錫杖を回転させ盾にすると発砲してきた水鉄砲を全て弾き飛ばす。
河城「バカだけど流石は百鬼夜行時代を生きた従者
だけあるね」
耶狛「バカじゃなくてアホなの!?」
河城「いやそれ東か西かで言い方が違うだけで意味
は変わらないような‥‥?」
それでもバカと言われるよりかはアホと言われた方がアホの子として親しみある言葉になるじゃないか。
河城「あんまり話したことはなかったけどここまで
変わり者とはね‥‥昔にお祖父ちゃんが言って
たよ総大将が連れてきた狼の妖怪はある意味
電波ってね」
耶狛「いや~照れるなぁ♪」
河城「………ダメだこりゃ」
一体何がダメなんだろうか。というか思うのだが結構お口が悪い。
耶狛「でも結構お口が悪いよねそんな悪い子には天
誅を下しちゃうぞ♪」
スペルカードを構えて唱える。
耶狛「大小 大きな葛籠と小さな葛籠!」
2つの葛籠が出現しまず大きな葛籠が開かれると無数のレーザーがにとりに向かって放たれた。
河城「このっ!!」
銃でレーザーを迎え撃つなかで今度は小さな葛籠を開く。これまで出てきたのはヘルハウンド、サラマンダー、ヨルムンガルドといった子達だったが今度は何が出るかと思っていたが巨大な爆弾が導線に火をつけた状態で出てきた。あっこれ大凶のハズレだ。
耶狛「シュート!からの拡大!」
だがそんなハズレも使い方次第では大当たりだ。
河城「くっ!泡符 撃て!バブルドラゴン!」
また違った銃を取り出すとそこから大きな泡が出てくると爆弾を包み込む。そして
ぼんっ!!
泡の中で爆発し泡は弾けとんだ。
耶狛「やる~」
河城「まだまだ!戦機 飛べ!三平ファイト!」
リュックが変形し翼とジェットエンジンが出てくると高速で飛び回りながら突進攻撃を仕掛けてくる。
耶狛「縮小!」
自身を縮小させにとりの攻撃を軽々と回避していく。
河城「食らいやがれ!!」
高速で飛びながら爆弾を落としてくる。今のこの状態で爆弾を食らえばただでは済まないだろう。まぁあくまでも対策ができなければの話だが。
耶狛「仙術十三式空壁!」
壁を張り防御体制をとる。そしてにとりが落とした爆弾は爆発し何本もんの水柱が上がった。
河城「どんなもんだい!」
耶狛「ふははははは!効かぬ効かぬぞってね♪」
河城「嘘でしょ!?」
水柱が消えると張った空壁を消し体を元に戻す。にとりもあり得ないといった顔をしていた。
耶狛「行くよ皆!」
弾幕で狼を再び作り上げ一斉に、にとりへと襲いかからせる。
河城「まだまだ!!」
水鉄砲を構え狼達に向かって発砲し消していたがここで様子が変わる。
河城「くぅ!」
先程よりも水鉄砲の火力が弱いように感じた。もしかしてあれって燃料切れなんじゃないかと思った。
河城「なっなぁ耶狛!TKGセットをもっと安くし
て売ってあげるから勝負はここまでに………」
耶狛「にとりちゃん良いことを教えてあげる勝負に
勝ってこそ食べるご飯が最高なんだよ?」
河城「いやあのそろそろ燃料が………」
やっぱり予想通りの燃料切れか。それに勝負を始める前に値切りバトルって言ったもん。どっちみち止めても勝っても変わらないならこのままお灸を据えつつ勝った方が良い。
耶狛「それじゃにとりちゃん覚悟をしてね♪」
河城「にっ逃げるんだよ~!」
背中を見せて逃げていくが狩りの最中で背中を見せるという行為は死を意味するよ。
耶狛「理符 理神の狼巫女」
スペルを唱えマスターの力を自身に上乗せさせる。そして空気を思いっきり蹴飛ばし逃げていくにとりを追撃する。
河城「ちょっちょっと!!?」
耶狛「じゃあね♪」
錫杖で軽く頭を殴ると、
ピチューーン!
被弾音が鳴り響きにとりは地面に落ちていった。そうしてこの勝負も自身が勝利を納めたのだった。
怠惰「ではでは今回はここまでです」
千 「うむ」
怠惰「そんでどうゲームの方は」
千 「出来ておるぞやっとモンゾーラをクリアした
所じゃわい」
怠惰「まだまだ冒険は始まったばかり気を引き締め
ないとね♪」
千 「うむ」
怠惰「因みに皆さんはもしも世界の半分をやるから
我が軍門に下れなんて言われたら下る?下ら
ない?」
千 「何故に竜王?」
怠惰「何となく聞いてみたくね♪でも怠惰さん驚い
た事があるんだよねビルダースやってて」
千 「何じゃ?」
怠惰「ハーゴンってあんな小さかったっけ?」
千 「何を言っておるあれが普通じゃろ?」
怠惰「怠惰さんの記憶だと結構身長あって杖とかを
投げ捨てて近接戦闘仕掛けてくるイメージが
あってさ」
千 「何じゃそれ!?」
怠惰「気のせいかな‥‥まぁ良いやってドラクエの話
しかしてねぇけど‥‥えっととりあえず今回は
ここまで」
千 「次回はしっかり後書き出来るように頑張るか
らの!」
怠惰「では読者様また次回!」
千 「さらばじゃ!」