耶狛が異変を片付け数日の時が流れる。自分達は何時ものようにダイニングで食事を取っているが、
耶狛「卵かけご飯おいしい~♪」
理 「やれやれ‥‥」
地上に言って勝手に買い物して挙げ句に代金まで払わされた何だっけTKG機もとい卵かけご飯機を見る。何でこんなガラクタを買ってきたのだろうか。
黒 「耶狛‥‥それガラクタだろ?」
耶狛「ガラクタじゃないよ~!?」
いや黒の言う通りタダのガラクタにしか見えないんだが。
亜狛「それよりガッツクな誰も取らないんだから」
耶狛「はぁ~い」
お燐「お母さん嬉しそうだねぇ」
お空「そうだね♪」
だが耶狛がご機嫌のせいなのか共に食事を取っているお燐やお空もご機嫌だ。
さと「理久兎さんあれいくらしたんですか?」
理 「確かにとり曰くで値引きして3万とかだった
かな?」
さと「‥‥教養のために本を買った方が得ですね」
理 「俺達からしたらな………」
まぁでも耶狛は嬉しそうに食事をしてくれているから良かったと思うべきか無駄と思うべきか人それぞれの価値観って独特だ。いや耶狛達は人じゃなくて元は動物か。
耶狛「マスターおかわり♪」
丼を差し出してくる。釜の米を余所って入れ耶狛に返すと耶狛は卵とご飯を入れた丼を機械にセットすると卵は綺麗に割れ中身がどんぶりに落ちると機械のスイッチを耶狛が押すと何かソース‥‥いや香りからしてめんつゆが丼にかかる。
耶狛「いただきます~♪」
そうしてまたガッツキ始めた。恐らく耶狛からしたら得のある買い物だったのだろう代金を払ったの自分だが。そうして自分達は食事を終えて後片付けを始める。
理 「‥‥耶狛なにしてんだ?」
耶狛「機械のメンテ♪」
メンテするぐらい大切なのかよ。というかムダなクセして手間がかかる機械だな。まぁ耶狛が楽しそうだから良いか。そうして片付けを終えて自分は部屋に戻る。
理 「後残り数日で謹慎解除か‥‥」
この数日間は本当にする事がなくて暇だったがもうじきで暇な時間から解放される。そうしたらさとりを連れて散歩にでも出ようかな。
理 「そう言えば‥‥」
今だから思う事がある。断罪神書からレクイエムとかいう銃を取り出す。
理 「これ誰のだ?」
怠惰との一戦で使って以来で忘れていたが誰の銃なんだよ。しかも装飾が豪華と言えば豪華だが何のタクティカルアドバンテージもない観賞用の銃って感じだ。というか装飾の趣味が悪い。
理 「改造しようかな?」
軽く改造していらない装飾部分を取り除くかと考え装飾部分に触れて気づく。
理 「これは‥‥」
装飾部分には複雑な無数の魔法文字が刻まれていて考える。これはこのままの方が良いのではと魔法文字が刻まれているのならそれを有効活用した方がいい。
理 「趣味は悪いけどまぁ良いか」
何かで使えるかなと思いそのままにしようと思う。
理 「はぁ‥‥」
だが本当にやることがない。趣味の農園はもう見たし本も見るだけ見たし速く外出したい。そんでもって紫達に無自覚だが自分がやってしまった罪を改めて謝罪したい。
理 「紫や永琳それに神奈子や諏訪子達の地上の者
達は元気かなぁ」
等と考えても良知が明かないため仕方なく裁縫道具を取り出して、
理 「ぬいぐるみでも作るか」
ここ最近はまた裁縫に目覚めちょくちょくと作るのだ。今回は何を作るかと考える。
理 「そう言えば前に‥‥」
そうださとりが前にこいしを心配してまた徹夜をしそうになっていたから恋しくないように、こいしに似せたぬいぐるみでも作るか。
理 「ここをこうしてそれから‥‥」
黒い生地それから青い生地を切り縫ってとやっていく。そうして針金を入れ亜狛と耶狛の換毛期に取った毛(消臭済み)を綿にしてぬいぐるみの生地に入れて完成する。
理 「出来た猫こいしぬいぐるみ」
黒いペルシャぬいぐるみにこいしの特徴である閉じた第三の目を付けそして黒い帽子を縫い合わせて乗せて完成である。
理 「これは会心の出来だな♪」
自分にしては上手く出来たと自負していいぐらい完成度が高い。実際にこいし自身を似せたぬいぐるみを作ってもとは思ったが流石にそれは引かれるかなと思い敢えてこの形にした。
理 「さとりは喜んでくれるかなぁ」
と、呟きながら席を立ちさとりの部屋へと向かう。
理 「さとり~入るぞ~」
一言ことわり部屋へと入室すると椅子に座って本を読んでいたのか眼鏡をかけたさとりが此方を見る。
さと「理久兎さんどうかしましたか?」
理 「あぁどうよこれ♪」
暇潰しの趣味で作った猫こいしぬいぐるみを見せる。さとりは首をかしげて、
さと「何ですこれ?」
理 「猫こいしぬいぐるみ」
さと「えっと帽子と青いサードアイでこいしだと分か
るのですが何でまた?」
理 「お前のこいしシックを少しでも軽減させよう
かとな」
そう言い机に置くとさとりはこいしぬいぐるみを手に取り感触を確かめる。
さと「ふわふわですね‥‥」
理 「100点満点中の評価点は?」
さと「90点ですね」
意外にも高得点だ残りの10点はどうなのだろうか。
さと「因みに10点はもう少しこいしに似せて欲し
かったですね」
理 「似せるねぇ‥‥」
頭の毛をこいしと同様に癖のあるミディアムパーマにでもすれば良かったかな。まぁそんな事を言いつつも、
さと「~♪」
案外にも喜んでくれたのかギュッと抱きしめていた。
さと「わざわざありがとうございます」
理 「良いよ趣味と暇を持て余して作っただけだか
らさ♪」
さと「ふふっ♪やっぱり理久兎さんはそうでないと
落ち着きませんね♪」
それはどういう意味なのだろうか。
理 「えっ何が?」
さと「内緒です♪」
理 「勿体振るなぁ‥‥」
さと「ふふっ♪」
そうしてそんな事をしながらも暇を持て余すがこの数日後に更なる暇潰しとなる者が来るのをまだ分かる筈もないのだった。
怠惰「それでは今回はここまでです」
千 (`3´)
怠惰「どうしたのそんなムスッとして?」
千 「べっつに~出番が少なくて不服とかじゃない
からのぉ~」
怠惰「わっ悪かったよ‥‥」
千 「謝らんでも良いぞ~ワシは天子達と遊んでお
ったからのぉ~ポケモンでも出番なくても全
然構わんぞ~」
怠惰「分かったから明後日にポケモン1話投稿して
やるから機嫌直せよ」
千 「ほ~う‥‥何じゃと!?もう作ったのか!?」
怠惰「偶然にも気が進んでね」
千 「ほっほう」
怠惰「まぁそれは置いておいてだ理久兎君の趣味が
凄く少女趣味すぎたよな」
千 「まぁ器用じゃからなぁあやつは‥‥ってあぁも
う良い機嫌は直す」
怠惰「良かったよ‥‥さてそれじゃ今回はここまでに
しますか」
千 「うむ!それでは今回はここまでじゃ」
怠惰「次回もよろしくね」
千 「それでは読者様」
怠惰「サラダバ~」