蓮が弟子入りをしてから2日が経過する。
蓮 「はぁ‥‥はぁ‥‥」
昼食の時間となり皆が集まるがただ1人、蓮だけは息は上がっていた。無理もないここに来て式神を戻したのは修行の合間のみそれ以外では1回も戻してはいないのだから。
理 「で?どうよお前らからしたらさ」
まだ謹慎処分のため外に出れない自分は蓮の修行を手伝っている亜狛、耶狛、黒の3人に聞くと、
亜狛「そうですね‥‥」
耶狛「何て言うか危なっかしいよね」
黒 「最初なんかは亜狛が助けなかったら吹き出し
た溶岩に直撃していたからなこいつ‥‥」
亜狛「まぁまぁ‥‥」
やはり予想通りまずまずといった感じか。だが自分がよく知っている誰しも最初はこんなものだ。それは自分が見てきた者達、依姫や紫そして目の前にいる亜狛も耶狛も黒も同じこと誰しも初の修行だとかでの失敗なんて付き物だ。
黒 「だがガッツはある‥‥昨日の修行もつまずきな
がらも必死にやっていたからな」
耶狛「だね♪」
亜狛「そこは褒めれる所ですね♪」
3人の口からそんな言葉が出るとは驚きだ。修行とは日々の精進でありそしてどうやって必死に越えるかが課題であり頑張り所でもあったりする。蓮はしっかりとその考えの元でやれているようで安心した。
さと「理久兎さん」
理 「ん?」
さとりが耳元で囁いてきたため耳を傾ける。
さと「蓮さんの体はかなり悲鳴を上げそうですよ?」
理 「だなそんなの俺でも見て分かるさ‥‥ここは休
みを少しとらせるか」
傾けるのを止めて蓮を見ると、
理 「………なぁ蓮に頼みたいことがあるんだが良い
かな?」
蓮 「なっ何ですか?」
理 「後で食料を旧都で買ってきてくれない?それ
とその間は式神をしまって休みなよ♪」
修行で自身を徹底的に追い込むことは良いことだが追い込みすぎて身を滅ぼしては意味がない。休める時には休まないとやってはいられないからな。
蓮 「また挑発ですか?」
黒 「無理するなと主は言っているんだ」
耶狛「そうそう休める時に休めないと体を壊しちゃ
うよ?」
と、2人が言うと蓮は式神達とで話始めた。
理 「亜狛お前もお使いについてやってくれ‥‥」
亜狛「自分がですか?」
耶狛「私も行きたい!」
声を張り上げ尻尾をパタパタと振って言うが、
理 「うん耶狛はダメだ」
耶狛「何で!?」
理 「お前が行くと道草を食って予定よりも倍の時
間がかかるからなそれに亜狛はお前に甘過ぎ
るから一緒になって時間を食うしな♪」
皮肉まじりに言うと亜狛から乾いた笑いが出てくる。
亜狛「あっアハハハ‥‥言葉もないです」(*´・ω・)
耶狛 ( ´・ω・`)
いくらショボーン顔して尻尾を垂れ下げてもダメなものは駄目だ。
理 「安心しろ耶狛と黒にはやってもらいたい仕事
があるからな」
耶狛「えっそうなの♪速く言ってよマスタ~♪」
黒 「ほう‥‥」
耶狛は表情と同じようにまた尻尾をパタパタと振りだす。黒は表情には出さないが尻尾がゆらゆらと動いているから頼りにされて嬉しいのだろう。
理 「それとそうだな‥‥お空」
お空「どうしたの理久兎様?」
理 「今日の間欠泉センターの熱量は?」
お空「う~ん熱すぎるから今日は冷ますよ♪」
それなら亜狛と一緒に彼女を同行させておつかい兼で散歩させるか。
理 「お燐」
お燐「今度はあたいですか!?」
理 「あぁ亜狛と同行して蓮に旧都を案内してやっ
てくれ間欠泉センターの予定的に死体の量も
今日はあまり減らないからな」
お燐「分かったよお父さんと行くんだもん大船に乗
ったつもりでいてよ♪」
とりあえずはこれで今日の役回りは決定だな。
蓮 「えっと亜狛さんとお燐さんで行くで良いんで
すよね?」
亜狛「えぇ♪」
お燐「よろしくねお父さんとあたいとで旧都を案内
するからね蓮さん♪」
と、挨拶を済ませつつ昼食を食べ終えると蓮達は旧都に向かっていった。
理 「さてと耶狛そして黒」
耶狛「何?」
黒 「何だ?」
理 「とりあえず修行の内容について話し合うぞ後
で亜狛とも話を合わせておけよ」
効率かつ計画的に修行するにあたっての作戦会議を始めようと思う後2日で自分の謹慎処分は終わる。そうなれば残りの3日は本格的な自分の特訓が出来る。それまではどうしたって皆の指南に頼ってしまうからな。
耶狛「おぉ~それでどうするの♪」
理 「それを今から話し合うのさとりあえず場所も
場所だし俺の部屋に行くぞ」
そして場所を移し自分の部屋に行き作戦会議を始める。
理 「それでまずどうするかだが‥‥2人からして蓮
に足りないものは何だと思う?」
黒 「そうだな‥‥これは今の平和な世で言ったら終
わりかもしれないが明らかな実践経験の差だ
な」
耶狛「それは言えるかも私やお兄ちゃんそれに黒君
そしてマスターも幾つもの死線を潜り抜けた
けど蓮くんが潜り抜けた死線って数えて数個
ぐらいしかないからねぇ」
やはりそうか。死と隣り合わせの戦いをこなした者だけが得られる実践経験の差は今の世では中々得れるものではないよな。
耶狛「う~んそうだあれなら死と隣り合わせかもし
れないよ?」
黒 「あれとは何だ?」
理 「………溶岩組手か?」
耶狛「そうそれ♪」
昔に考案した特訓で飛行禁止でマグマの中で浮かぶ岩を足場にして行う組手だ。無論で落ちたら不老不死とはいえどタダでは済まされない。考案し実践したものの効果は確かにあったにはあった。だが3人が落ちたら熱くて再生困難との事で結局は撤廃した特訓だ。しかし耶狛の言う通りそれならば蓮も死ぬかもしれないというスリルを味わえるよな。
黒 「ならば耶狛」
耶狛「ん?」
黒 「お空の時間次第にはなるがもし空いていたら
反射神経を鍛える特訓もありじゃないか?」
耶狛「確かにね♪お空ちゃんも力を有り余らせてい
るしそれに弾幕の密度も凄いから有りだね」
理 「まぁ考えてやろうという意識は大切がが念の
ために言うぞ蓮を殺すなよ?」
ぶっちゃけた話でこれまでの修行をさせて手っ取り早く強くさせる上で考えた結論は弟子は「生かさず殺さず」という精神の元でやるのが一番効率的だが死んだら元もこもない。
耶狛「分かってるよ~♪」
黒 「任せておけ主に彼奴を任せるまでに根性から
全て叩き直してやる」
理 「そいつは楽しみだ♪」
そうして自分達は蓮を「生かさず殺さず」の精神を持って修行を考え行うこ事なったのだった。
怠惰「ではでは今回はここまでです」
千 「小僧は大丈夫かの?」
怠惰「まぁ結果はご存知の通りです」
千 「おっおいおい」
怠惰「まぁあちらを見ていないならどうなるかは
お楽しみに♪」
千 「うむ‥‥そういえばポケモンは何時に投稿する
のじゃ?」
怠惰「10時には投稿するよ」
千 「ほうそうなのか」
怠惰「まぁだからお楽しみにね♪」
千 「うむ分かった」
怠惰「それじゃそろそろ時間だし今回はここまでに
しようか」
千 「それでは読者様また次回もよろしくの!」
怠惰「そんじゃバイバイ♪」