理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、友達と遊びに行っていた怠惰のクソ悪魔です。遊ぶだけ遊び歩き疲れてしまいました。さてこんな話もあれなので本編へどうぞ。


第445話 黒の修行はというと

さとりが蓮を看病をし始めてから数時間程経過する。

 

黒 「はぁ~!仙術七式骸ノ唄!」

 

と、黒が唱えると倒れている木偶君100号は動き出す。現在何をしているのかと言うと黒に教えている仙術七式骸ノ歌を教えながら書類に目を通し印鑑を押していた。

 

理 「おっ良いじゃん」

 

そう言うと突然、黒は倒れ、倒れている木偶君100号が立ち上がり、

 

木偶「そうであろう主よ!」

 

声的に黒だよな。こいつ器用だな幽体離脱したかと思ったら木偶君に黒の魂が入ったぽいぞ。

 

理 「うん前言撤回だ黒お前は下を見ろ」

 

木偶「ん?‥‥なっわっ我が倒れてって!なっ何だこ

   れはぁ!!?」

 

ようやく今の現状に気づいたか。

 

理 「やれやれ」

 

やれやれと呆れながら黒の魂が入った木偶君100号に近づき、

 

理 「チェストォ!!」

 

思いっきり頭をぶん殴り拳骨を喰らわす。

 

木偶「あがっ!?」

 

と、苦悶の声を上げると木偶君100号から白い何かが出てくる。即座に掴みぶっ倒れている黒に叩きつけると白い何かは黒の体の中にスーと入っていった。

 

理 「これで良し」

 

すると倒れていた黒は起き上がる。

 

黒 「すっすまん主よ」

 

理 「言っただろ魂の半分を分け与える感じでやれ

   ってこれはやりすぎだ」

 

実際な話で今みたいに失敗はありえる。あぁなるとすぐに戻さないと魂は元の肉体が戻れなくなってしまう恐れがあるためこの修行をする際には目が離しにくいのだ。

 

理 「そんじゃもう一回やってみな」

 

黒 「あぁ」

 

そうして黒は骸ノ唄を使うが何度も失敗を繰り返す。

 

黒 「難しいな‥‥」

 

理 「そんな簡単にはいかねぇよ蓮もそうだけどよ」

 

黒 「そういえば小僧は大丈夫なのか?」

 

理 「あぁさとりが看護してくれてるよ」

 

印鑑を押し書類を片付けながら話すと黒は黙る。

 

理 「ん?どうした黒まさかまた魂が抜けたか?」

 

黒 「いや大丈夫だ‥‥男女が同じ部屋か何か間違いが

   なければいいがな」

 

理 「………さとりに限ってそれはないだろ」

 

バカだな黒は流石にそれはないだろ。だがさとりの「看病する」という言葉の本当の意味があったとしたら。話したいことがあるのだろうと予測したが何を話すのかまでの内容は予測つかない。何せさとりなのだから。

 

黒 「主よ大丈夫か?」

 

理 「‥‥あぁ問題ないよ♪」

 

とりあえず仕事集中しないとな。書類を見つつ黒の修行を見る。見るのだが頭から何故かさっきの黒の言葉が引っ掛かりを見せて仕方ない。

 

理 「ふぅ‥‥」

 

これでは書類仕事にも手が回らないな。

 

黒 「おぉ~どうだ………」

 

そう言うと黒はパタリと倒れ口から白い何かが飛び出てくる。

 

理 「まったく‥‥お前は懲りないなぁ」

 

口から出てきた白い物をキャッチし黒へと叩きつける。

 

黒 「ゴホッ!ゴホッ!」

 

理 「黒お前は少し休憩しなそれも大切だぞ」

 

黒 「あっあぁ………何処に行くんだ?」

 

理 「厠さ」

 

部屋から出てこの階にある厠とは反対のルートへと行く。そして蓮が寝泊まりする部屋の前で立ち止まる。

 

理 「こっこれはあれだ‥‥気になったとかじゃなく

   ‥‥何言ってんだ俺は」

 

やれやれと思い蓮の様態を見るためそうあくまで蓮の様態を見るために部屋へと入ろうとすると部屋から声が漏れてくる。

 

蓮 「あの事件ですか?」

 

さと「えぇ理久兎さん達は無自覚‥‥まぁ耶狛さんは

   ちょっと例外に近いですが殆どの事を覚えて

   はいませんですが彼はそれが許せなかった自

   分の手で友人達を傷つけた事をだからそんな

   自分を止めてくれた貴方達に少しでも恩を返

   したいとも思っているんですよ‥‥無駄話をし

   すぎましねあんまり言うと理久兎さんに怒ら

   れてしまいますね♪」

 

と、言う声が聞こえてきた。どうやら蓮は起きたみたいでさとりと会話しているみたいだ。

 

理 「恩返しねぇ‥‥」

 

しかし色々とさとりは言ってくれるよな。だが蓮の指南を引き受けた本当の理由はさとりの言う通りかもしれない。自分の中の何処かで詫びをしたい気持ちがあった。‥‥まぁどうやって謝るかが分からずでこんな事をしちまってる訳だが。

 

理 「‥‥ちゃんと謝らねぇとな」

 

謹慎が解けたら皆に謝ろう。そして今度こそは自分達も力になれる事があるなら力にならないとな。

 

さと「えぇそれなりにありますよ?」

 

蓮 「あるんですか」

 

さと「えぇまぁ大体は悪かった方が先に謝る感じで

   すね‥‥殆ど理久兎さんですが‥‥そうですねぇ

   ‥‥互いが悪いのであれば互いに謝れば良いん

   じゃないですか?」

 

何を話しているんだ。さとりって心に思ったことを読めるからそれで会話が出来るんだったな。お陰で何をどう会話してるのか分からないな。

 

さと「まぁ確かに巫女は気も我も強いですが相手も

   貴方と同じ気持ちならば謝ると思いますけど

   ね‥‥あくまで経験上の話ですが」

 

蓮 「そうですか‥‥いえそうですね地上に帰ったら

   謝ってみます」

 

どうやら蓮はまだ霊夢との喧嘩を引きずってるみたいだな。そして、さとりの言ってる事は合っておりそれまでを振り返ると殆ど俺から謝っているよな。

 

理 「………まぁ俺から謝らないと機嫌が直らないか

   らな」

 

というか自分から謝らないとさとりの機嫌は中々直らないから先に謝っているのが事実だ。

 

さと「ふふっ♪頑張って下さい蓮さん♪さてそろそ

   ろ理久兎さんも書類チェックは完了している

   と思いますので行きますね」

 

と、聞こえるとさとりの足音がどんどん近づいてくる。

 

理 「ヤベッ」

 

自然を装う形で今来たよ雰囲気を出すために部屋から離れると丁度さとりは部屋から出て来きたため近づく。

 

理 「よっ蓮の調子はどうよ?」

 

さと「あっ理久兎さんえぇ大丈夫そうですよ」

 

理 「そうかなら良しかな」

 

話を聞いていて自分が思ったほど変な話はしてなくて良かったかな。

 

さと「所で理久兎さん書類は?」

 

理 「あぁ~後1割かな?」

 

さと「そうですかなら早めに終わらせて下さいね」

 

理 「あいよ」

 

そう言いさとりは自分の横を通りすぎて行った。

 

理 「ふぅ‥‥さていらぬ心配して時間潰しちまった

   し書類作りを再開しますか」

 

そうして自室へと戻り黒の修行を見つつ書類を片付けるのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

千 「うむしかしあの魔竜の小僧の魂が抜けるとは
   のぉ」

怠惰「まぁ彼、一時期は魂だけで過ごしていたから
   その影響か魂が抜けやすくなっているのかも
   しれないね」
   
千 「それ大丈夫か!?」

怠惰「大丈夫じゃない?臨死体験した奴もいるんだ
   しねぇ」

千 「あの小僧か」

怠惰「そうそうそれに比べればねぇ?」

千 「どちらにせよ質が悪いぞ」

怠惰「だよねぇ俺はごめんだわ」

千 「いやおんしも同じ‥‥まぁ良いか」

怠惰「気にしない♪気にしない♪さてとそれじゃ少
   し早いけど今回はここまで」

千 「また次回もよろしくの」

怠惰「そんじゃ読者様」

千 「さらばじゃ!」

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