理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、ゴールデンウィーク十連休となり少しニコニコしている怠惰のクソ悪魔です。ただ志望動機が書けずで返礼され続けています。ガッデム‥‥失礼ではそろそろ本編へどうぞ。


第460話 旧都乱闘

白い光の爆発が消えるとそこには無惨にもピチュられて目を回すパルスィとヤマメそして悲惨にも巻き込みを食らった鬼や数多の妖怪が倒れていた。そして倒れる鬼が動くとそこから、

 

理 「ふぅ~危ねぇ危ねぇ」

 

理久兎はひょっこりと顔を出し辺りを見て自分を覆い被さる鬼を退けて立ち上がる。

 

理 「自分が放った弾幕でやられるとか洒落になら

   ねぇわ」

 

爆発の瞬間、近くでピチュって倒れていた鬼を盾にして防いだが自身が放った弾幕で被弾とかやっておいてあれだが洒落にならねぇや。

 

理 「ふぅ‥‥しっかし‥‥」

 

断罪神書にレクイエムをしまい改めて爆発後の光景を見て軽く絶句する。何故なら近くの建物の殆どが倒壊しているのだから。これは本当に笑い話じゃない。

 

理 「………2割は出そうかな」

 

流石にここまでやっておいて払わないのはよろしくないだろうしせめて2割は出そうと思った。しかし軽くだが力を出したといえどやり過ぎたかな。

 

理 「北口はもう終わりかな何か味気がねぇなぁ

   もう少しは骨がありそうな輩がいるかと思

   ったんだけどなぁ」

 

と、わざとらしくかつ残念そうに大袈裟に言うと何処からともなく巨大な岩石が飛んできた。

 

理 「………はぁやれやれ‥‥っ!!」

 

向かってくる巨石を右拳で破壊すると同時に岩の影に隠れていた者が自分に向かって蹴りを入れてきた。

 

理 「っ!」

 

すぐに右肘を曲げて蹴りをブロックしその者の姿を見る。成る程どうやら新たな挑戦者が来たみたいだ。

 

理 「ほう今度の相手はお前かパルスィとかヤマメ

   とか三下の鬼よりかは少しは楽しめそうじゃ

   ねぇか♪」

 

と、理久兎はその者にそう言うのだった。視点は変わり理久兎がパルスィとヤマメを相手をしている時間帯に戻る。南方向では、

 

鬼 「眼鏡なんかつけてんじゃねぇよ伊達野郎!」

 

鬼 「本体の眼鏡ごと叩き割ってやろうぜぇ!」

 

暴徒と化した鬼達が黒へと殴りかかる。

 

黒 「………誰が本体眼鏡だ雑魚共」

 

向かってくる者達の影を操り無数の影の拳を作り上げ殴りつける。

 

鬼 「ぐふっ!?」

 

鬼 「ぎゃふ!?」

 

こいつらは勝手に向かってきて勝手に自滅してくれるからそんなに手を加えなくて済むから楽だな。

 

妖怪「背中ががら空きだぜぇ!」

 

黒 「………隙などないぞ‥‥影魔人!」

 

妖怪「なっ!?」

 

自身の影を操り人型の怪物を作り上げその怪物の右拳で向かってきた妖怪の顎に向かってアッパーカットを食らわす。

 

妖怪「がふっ!!?」

 

ぶっ飛ばされた妖怪は地底の天井に突き刺さった。そしてそれを見ていた他の妖怪達は足を震わせながら拳を構える。

 

黒 「面倒ださっさと片付けさせてもらうぞ」

 

影魔人を操り一気に妖怪達との距離を詰めより素早く重い無数の拳ラッシュを放つ。

 

妖怪「がはっ!?」

 

妖怪「本体眼鏡とか言ってさぁせんした!!」

 

妖怪「ぎゃぁーー!!」

 

主には五体満足殺さない程度にぶちのめせとは言われたが加減が本当に出来ているのか不安になってくる。だがまぁこいつらの生命力は主のG並みの生命力には負けるがそれでも雑草ぐらいの生命力はあるから少々手荒になっても何とかなりそうだ。

 

黒 「ふんっ」

 

影魔人をしまい他に暴徒と化した妖怪やらがいないかを探し回るが妖怪達が見当たらない。何処に行ったんだ等と思っていると誰かが此方に向かって歩いてくる。

 

黒 「………そうかお前もいたんだったな」

 

その者は大きな盃に満杯の酒を入れそれを片手に持ち唯我独尊と言わんばかりに道の真ん中を堂々と歩いてやって来た。その者の特徴としては額には大きな1本角そして大きな体格に青い着物を着込む女性でありこの旧都を取り仕切る者の1人、鬼の四天王の星熊勇儀だ。

 

勇儀「こりゃまた派手にやったみたいだねぇ」

 

屈んで倒れ伸びている妖怪達を見ると立ち上がり此方を見てくる。

 

黒 「お前も暴徒か?」

 

勇儀「暴徒ねぇ‥‥違うね私はそこいらの鬼や妖怪と

   は訳が違うのさ変な気だとかに私は惑わされ

   たりはしないのさ」

 

黒 「ほう‥‥ならお前に用はない」

 

そう言い勇儀の横を通ろうとしたその直後に何が自分の顔面に向かってくる。すぐさま影に潜み距離を取って出て見ると自分がいた位置には勇儀が太い腕でラリアットしていた。

 

黒 「……‥何の真似だ星熊勇儀?俺は暴徒と化して

   ないお前と戦う義理や意味などないと思うの

   だが?」

 

勇儀「そうさねぇ」

 

現に戦う意味なんてありはしない。何故ならばそれは時間の無駄であるからだ。暴徒となっていない者を相手するより暴徒と化した者を相手にした方が被害が少なくて済む。合理的な考えなのにも関わらず何故にこいつは邪魔をするというのだ。そして勇儀は盃を満たしている酒を飲みながら、

 

勇儀「ただ単に私らの娯楽を潰してくれてるのに腹

   がたっただが何よりも私の同胞にまで手を出

   したんだおめおめとはいどうぞと隣を通らせ

   るなんて甘くはないさ」

 

黒 「ほうつまり敵討ちという事か」

 

勇儀「まぁそうなるねぇガラじゃないけどね」

 

そう言い勇儀は酒を飲み干した盃を投げて隅に置くと腕を回し首を動かしつつ、

 

勇儀「私からの勝負は無論で受けるよね?」

 

そう言い構える。どうやら簡単には通してくれそうではなさそうだ。

 

黒 「‥‥仕方ないお前は今ここで倒さなければ障害

   になりかねんしな‥‥ここで排除しておこう」

 

勇儀「おっそうこなくっちゃねぇなら加減はいらな

   いよねぇ」

 

殺気を放ちつつそう呟く。加減とか言うが端から加減などする気などないくせてよく言う。加減するなら今ごろは盃を片手に持っているしな。そして勇儀に対しての返答は、

 

黒 「あぁ大丈夫だが寧ろ手加減する気などないだ

   ろ?」

 

勇儀「バレたか‥‥まぁそういうことさね一応は言っ

   ておこうと思ってねとりあえずいっちょ死ん

   できな!」

 

死んできなか。この元魔界の頂点に君臨していた俺にそんな事を言ってくるとは面白い。

 

黒 「良いだろやってみろ!!」

 

そうして南口での戦いが幕を開けたのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

千 「東西南北と争っておるのぉそれよか理久兎
   ではなく黒の視点なのじゃな」

怠惰「まぁ理久兎がこの時にこれをしていた間に
   他の従者達は何をしていたのかって事を書
   きたくなってね」

千 「ほう」

怠惰「やがて話はどんどん繋がってくるよ」

千 「そうかしかし何故また地底の妖怪達が」

怠惰「変な気って勇儀の姐御は言ったけど実はこ
   れはね‥‥」

千 「なっ何じゃ」

怠惰「ネタバレは嫌だから言わないでおこう」

千 「お主のぉ!?」

怠惰「ハハハさてとまぁ昨日とかは尺を使いすぎ
   たし今回はここまでにしようか」

千 「まったくでは読者様また次回もよろしく頼
   むぞ!」

怠惰「そんじゃバイバイ♪」

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