時間は少し前、旧都の南側では黒と勇儀の衝突により衝撃波が生まれ周りの建物は全て崩壊し瓦礫の山へと変わっていた。そして肝心の黒はというと、
黒 「つつ‥‥」
自分の上に乗っかる瓦礫を退かし起き上がる。この時に周りを見て一気に火照ってる筈の体が冷える。何故なら、
黒 「まっまずい」
手加減して建物を壊さぬようにしていたのにも関わらず南側の建物の殆どが倒壊していたからだ。これは下手したら主の拳骨が自身の頭に向かって放たれるに違いない。
黒 「どうすればいいんだ」
と、言っていると近くの瓦礫が動きだしそこから、
勇儀「ふぅ‥‥」
先程まで戦っていた勇儀が現れる。
勇儀「しっかし私達が暴れて壊したとはいえこれは
酷い惨状だねぇ」
黒 「勇儀‥‥俺は今日死ぬかもしれん」
勇儀「はぁ?どうしてまた?」
黒 「恐らく主の拳骨で頭を砕かれるだろう‥‥だか
らせめて遺言を残しておこうと」
恐らく自分にとって今日が最後の日になるかもしれないためそう言うと勇儀はケラケラと笑う。
勇儀「大袈裟だねぇ理久兎はそこまで小者じゃない
し器だって大きいんだそのぐらいじゃ」
黒 「いいや主には建物は壊さないよう言われてい
てな‥‥」
勇儀「だから大袈裟だって‥‥まぁあれだよ後で私も
一緒に謝ってやるからさ」
黒 「その時になったら頼む」
何故だかこいつが心強く思えた。しかしさっきと比べると大人しくなったな。
黒 「お前は何で挑んできたんだ?」
勇儀「ん?言ったろ私達の部下を薙ぎ倒していくの
に腹が立ったって部下達の喧嘩を見ながら酒
を飲んで楽しんでる所にお前さんが乱入して
来たから軽く捻ってやろうと思ってな」
黒 「そうか」
ここで戦闘狂めと言いたい所だがそれは自分もまた同じため言い返せないな。楽しみを奪われる辛さは良く分かるのだから。
勇儀「しっかしこれどうするかねぇ部下達もこの下
に埋もれてる訳だし」
黒 「あぁ」
どうするべきかと思いながら周りを見ていると地面から何か毛のような物が生えているのに気がつく。しかも見た目はもふもふとしていて何処かで見たことのある形だ。
黒 「………」
近づきそれを思いっきり掴むと、
? 「キャイン!!?」
と、何か小さな悲鳴が聞こえる。とりあえず誰かの体の一部であるというのは分かったためその毛の何かを引っ張ると、
耶狛「痛い~~!!!!」
地面から引っこ抜き宙へと上がった者を見るとそれは耶狛だった。どうやら地面から生えていたのは耶狛の尻尾だったみたいだ。耶狛は空中で受け身をとり地面へと着地する。
耶狛「う~ん尻尾が………黒君だよね私の尻尾を引
っ張ったのって!レディーにとって尻尾は
とってもデリケートなんだからね!」
黒 「‥‥悪いな」
だが言いたい。レディーにとってと言うが獣が混じってるレディーがこの世界の大半を占めるならそれを言っても可笑しくはないが殆どの女性って尻尾は生えてないだろ。
勇儀「おや耶狛じゃないか」
耶狛「勇儀ちゃんだヤッホ~♪って!それよりもお
兄ちゃんやお燐にお空は!?」
黒 「一緒だったのか?」
耶狛「うんさっきまで戦っててそしたら北から大き
な弾が飛んでくるし南からは衝撃波が飛んで
くるしもう散々だよ」
北から大きな弾か。主は一体何をしているのだろうか。
黒 「まぁ分かったとりあえず亜狛達を探そう」
耶狛「だね」
勇儀「私も部下達を引っ張らないとねぇ」
そうして自分達は各々で皆の救助を始めるのだった。そして今から数時間前に遡る。ヤマメとパルスィのペアを倒した理久兎の前に何者かが立ちはだかる。
理 「ほう今度の相手はお前かパルスィとかヤマメ
とか三下の鬼よりかは少しは楽しめそうじゃ
ねぇか♪」
と、立ちはだかった者いやこの旧都を治める者こと美寿々に向かって言う。
美 「アハハハまさかこうしてまたお前と対峙する
時が来るとはねぇ理久兎」
理 「で?何でまたお前は俺の前に立ち塞がった?
そしてこの騒動について聞かせて貰おうじゃ
ないか美寿々♪事と返答によってはお前でも
叩きのめすぞ?」
美 「そうさねぇ‥‥私もどうしてこうなったかは残
念ながら分からないのさ部下達の鬼や妖怪達
は勝手に暴れだしたからねぇ私はそれを見物
しながら酒を飲んでいたのさ」
こいつ止めもしないで酒を飲みながら観戦とはは良い度胸してやがる。流石は鬼の頭領と言いたいが治安維持の仕事をしろと心で思った。
美 「そしたらお前さんが暴れ周って部下達だった
り妖怪達だったり私の飲み友達を倒していく
からねぇ敵討ちとまではいかなくても仕返し
そして何よりも‥‥」
理 「………っ」
ブロックしてある足に力を入れてきた。すぐにブロックするのを止めて下がると美寿々はニコリと笑った。
美 「何よりもね私はお前と久々に戦いたかったの
さここ最近はガチでお前とは戦ってなかった
からねぇ」
美寿々の1歩で地面が揺れ出す。どうやらマジで一戦やる気みたいだ。まぁ挑んでくる者を拒む気はない。寧ろ全身全霊で挑んでくる美寿々を叩き潰すだけだ。
理 「なら今一度お前に叩き込んでやるよ旧都の管
理者の1柱としててめぇが弛んでる事を」
美 「言うじゃないか!なら今度こそお前は私の足
下で強制土下座をさせてあげるよ!」
そうして自分の前に立ち塞がった美寿々とのバトルが始まったのだった。
怠惰「ではでは平成最後の投稿はここまで」
千 「次回は新年号の令和か」
怠惰「だね」
千 「しっかし書類とか書く際に令和と間違えて
平成と書いてしまいそうじゃのう」
怠惰「あるあるだよねぇ」
千 「そういうのがあるから不便じゃよな」
怠惰「まぁでもおめでたい事だから素直に祝わな
いとね」
千 「じゃな」
怠惰「それと前書きで書いたとは思うけれど年号
が変わってもこの小説しいては他の小説も
よろしくお願い致します」
千 「まぁ粗末ですまぬがな」
怠惰「アハハ‥‥さてではそろそろ平成最後の投稿
を終わろうか」
千 「うむまた次回もよろしく頼むぞ♪」
怠惰「それでは読者様」
千 「また令和でのさらばじゃ!」