亜狛と耶狛そして黒に案内され皆が避難されている場所へと案内される。そこは何処かと言うと、
理 「………地霊殿じゃねぇか」
それは自分達の家である地霊殿だった。周りには無数の鬼達が御座を引いて怪我の応急処置をされ寝込んでいる者もいればはたまた簡易的な小屋を作って料理を作っていたりとそれは凄い事になっている。
亜狛「えっと倒壊や損傷せず無事に残っていた建物
って旧都と地上への道を繋げる橋それかここ
地霊殿しかなくって」
耶狛「うん旧都の建物は殆ど壊れちゃったしね」
ジーと自分と黒を耶狛は見つめる。あっまさか黒も自分と同じで同罪か。
理 「お前もか?」
黒 「ちっ違う!勇儀が挑まなければ主よりも仕事
をスマートにこなせたのだ!故に物事を大事
にしていく主よりも優秀だ!?」
そこまで言うのか。というか皆、自棄にぶっちゃけるな。もう俺の心のライフはゼロに近いぜ畜生め。
理 「お前まで裏切るかよブルータス」
黒 「誰がブルータスだ!?」
と、そんな事を話していると肩を貸している美寿々は申し訳なさそうな顔をしながら、
美 「なっなぁそんな事を離す前にだよ私を下ろし
てくれると助かるんだけどねぇ」
理 「あっ悪い忘れてた」
美 「お前も充分に酷ぇ!?」
とりあえず敷いてある御座まで運び寝かせると他の者達も集まってくる。
鬼 「美寿々だ!!」
鬼 「美寿々様!!」
そうして集まってくる者の中には、
勇儀「おっ理久兎じゃないかそれにお前らも帰って
きたんだな」
ボロボロになって包帯やらを巻いている勇儀がやってくる。というか何でまたそんなボロボロなんだ。
理 「よっ‥‥その怪我はどうした?」
勇儀「あぁお前の眼鏡にやられてな」
黒 「あそこで退けばそんな怪我はせずに済んだん
だぞ?」
勇儀「はっはっはっ♪傷が残れば戦いの勲章になる
のさ♪」
流石は脳筋一派の鬼達だ。考えている事が脳筋すぎるし女性がそれを言ってしまうとヘタレな男達のライフにもダメージがありそうだ。
理 「………昔から思うけどよ美寿々といいお前とい
いもう少し女性らしくは出来んのか」
勇儀「おい理久兎それはどういう意味だい詳しく拳
で語り合って聞こうじゃないか♪」
美 「この怪我が治ったらリベンジでボコしてやる
から覚えておきなよ♪」
おぉ怖い怖い。というか俺はそう言う所を言っているんだけどな。
理 「そういう所だっての女子力5のゴミ共」
美 「誰が女子力5だって!?」
勇儀「なりにはあるぞ!」
こいつらのためにこれだけは言っておくか。
理 「言っておくが耶狛ですら‥‥」
耶狛「因みに私の女子力は53万だよ♪」
理 「‥‥はっ?」
耶狛「酷い!?」
いやだって現に耶狛の女子力ってその言った数値の10000分の1ぐらいだろ。マジでこいつらに現実を教えたほうが良いよな。
理 「因みにお前らは料理って出来るの?」
美 「えっいや」
勇儀「私はまぁ手の込んだ物は出来ないけど焼くとか
煮るとかぐらいなら出来るよ」
耶狛「うん出来ない♪」
美寿々と耶狛は出来ず怪しいが勇儀は出来ると、他の質問を聞いてみるか。
理 「家事やら洗濯は?」
美 「そっそれぐらい‥‥」
勇儀「いや美寿々さまそれあんまり出来てませんよ
ね?基本的に私がたまに家に行ってまとめて
やってますよね?」
耶狛「家事に洗濯は何時もやってるよ」( ≧_ゝ≦)
これは美寿々以外は出来てると。最後に、
理 「それでいて男の目線を気にしたりとかは?」
耶狛「気にしてないよ?」
美 「うっうんしてはいないねぇ」
勇儀「だな」
これらを含めての女子力数値を総合計してまとめて分かった。
理 「うん勇儀お前に女子力5といったのは訂正し
ようお前はそれより上だ」
勇儀「だから言ったろ!」
勇儀の女子力は精々、10~20の間ぐらいだな。
美 「わっ私は」
理 「美寿々お前は論外だ♪」
美 「こっこいつ‥‥」
理 「お前は女子力より野武士力の方が強い」
それを聞いた美寿々はピクピクと眉間にシワを寄せる。そして周りの鬼達や妖怪はビクビクしている者もいれば笑いを堪える者がいたり、
黒 「ぷっ」
耶狛「だっダメだよくっ黒くん‥‥ぷっ」
亜狛「こっコラ」
もう決壊して笑ってしまいそうな奴等もいたりと凄い事になってる。
美 「くぅ良いぜなら女子力をあげてやらぁ!」
理 「頑張れぇ‥‥頑張って目指せさとりの女子力」
? 「あら理久兎さん因みに私の女子力は?」
理 「ん?さとりの女子力ねぇ~大方20とかじゃ
ないかなぁ♪まぁまだまだだけどな♪」
? 「へぇ~そうですか♪」
ってあれ?俺は誰と話しているんだろう。というか亜狛と耶狛と黒の顔が真っ青になっていて美寿々と勇儀も怯えた顔をしてる。
黒 「おっおい」
勇儀「りっ理久兎」
亜狛「まっマスター」
耶狛「うっ後ろ」
美 「こっこえぇ」
しかも周りの妖怪達も顔を青くさせ中にはササッと逃げる者まで出た。この時、背中が急に寒くなって嫌な予感がした。ゆっくりゆっくりと後ろを向くと、
さと ( #^ω^)
さとりがニコリと笑いながら眉間にシワを寄せドス黒いオーラを発していた。
理 「あっあれぇ~さとりおっ起きてた‥‥の?」
さと「えぇお陰さまで♪」
いつの間に起きていたのだ。すると何処からともなくナイフを手に取り、
さと「せいやぁ!!」
ザシュ!
理 「アッギャァァァァ!!!!?」
頭にナイフを刺され転げ回るヤバい滅茶苦茶痛いんですけど。半端じゃないぐらい痛いんですけど。
さと「理久兎さん私の女子力は幾つですか?」
理 「えぇと60はあります」
さと「理久兎さん私は嘘が大嫌いなんですよ♪もう
一度だけ聞きますが私の女子力を言ってみて
下さい♪」
理 「うう‥‥さっさとり様いや本当にかっ勘弁して
‥‥ひっ!いぎゃぁぁぁぁ!!!!?」
そうして、さとりに折檻をされること数十分後、
理 「マジでごめんなさい調子にのりすぎました」
さと「えぇ♪また憎まれ口を叩くならその口を剥ぎ
取りますので♪」
ここ最近さとりも冷たい気がする。この異変のせいかな。異変そうかこいつらが急に暴れだしたのって、
理 「なぁお前らさ」
と、聞こうとしたその時、
断罪!断罪!断罪!断罪!判決!
と、ポケットの断罪神書から音楽が流れ出したのだった。
怠惰「ではでは今回はここまで」
千 「因みに今回の教訓は口は災いの元じゃ」
怠惰「皆様も気を付けてね♪」
千 「うむそうじゃぞこやつは特に酷いからの」
怠惰「まぁ否定できないのが辛いよね」
千 「こっこやつは」
怠惰「だから皆さんも気を付けないと理久兎君み
たいにとはいかないけど悲惨な事になるか
らね?」
千 「あやつは本当に‥‥息子のせいでワシが情け
なくなってきおる」
怠惰「そういう事は言わないのまったく誰に似た
のかねぇ」
千 「‥‥知るか」
怠惰「はいはいってそろそろ時間だねなら今回は
ここまで」
千 「また次回もよろしくの」
怠惰「ではバイバイ♪」