理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、補食植物デッキを作るために若干奮闘している怠惰のクソ悪魔です。青眼も良いけど補食植物だとかで使いやすいスターヴも魅力なんですよね。おっと失礼ではそろそろ本編へどうぞ。


第470話 VS雷鼓

異変が起きている地上で現在自分はこの幻想的郷のバランスを覆そうとしている堀川雷鼓と戦闘が開始された。

 

雷鼓「さぁ私のビートを聞いてっておくれよ!」

 

そう言いドラムスティックを回すとドラムを叩き始める。素早く力強い音が聞いていて心をウキウキさせる。だが雷鼓がドラムを叩いた瞬間、無数の弾幕が自分に向かって襲いかかる。

 

理 「よっと」

 

回りに浮く小太鼓を叩くと共に現れる弾幕からして恐らくはあのドラムを破壊すればワンチャンありかな。

 

理 「なぁ所でよ武器って使用OK?」

 

雷鼓「別に構わないよ私は」

 

理 「あっそうなの?ならそのお言葉に甘えるよ

   モード魔力」

 

魔力に切り替え攻撃を避けながら断罪神書を広げそこからレクイエムを取り出し雷鼓へと銃口を向け、

 

理 「恋符 マスタースパーク!」

 

スペルを唱え引き金を引くと聖女の口を模様した銃口から巨大なレーザーが雷鼓に目掛けて放たれる。

 

雷鼓「うおっと!」

 

ドラムに乗っかり空を飛ぶとマスタースパークを回避される。

 

雷鼓「初手から銃をぶっぱなしてくる普通!?」

 

理 「あっ因みに言っておくけど本家のマスタース

   パークは1発か2発が限度なんだけどこれは

   ね弾倉の穴は6つあるんだけどその意味が分

   かるかな?」

 

雷鼓「まっまさか‥‥」

 

理 「御名答♪合計6発は撃てるんだよね♪」

 

敢えて言おう。ヤマメとパルスィを相手に使った自分のマスタースパークは加減していたと。本家マスタースパークこと魔理沙スパークは1発に全てを賭けるため使用してから約6秒間は持続し射程範囲も大分広いが弾速は遅いレーザーが放たれる。だが自分のマスタースパークは6発に分けて放たれるため持続時間は1秒かつ射程範囲も狭いが弾速は本家よりも上と欠点もあるがメリットもある攻撃だ。それ故にタネを明かし防止のために彼処は敢えて1発で撃ったのだ。

 

理 「ほらほらまだまだいくからな!」

 

雷鼓を狙いを定め引き金を引きマスタースパークを3発連射する。

 

雷鼓「うぉっ!うわっ!?」

 

だがそのマスタースパークをものの見事に避けてみせる。中々、良い動きをするじゃないか。

 

理 「これはどうかな」

 

またマスタースパークを1発だけ放ちマスタースパークの影に隠れながらそのまま雷鼓へと距離を詰める。

 

雷鼓「1発ぐらいならもう避けれるね!」

 

理 「そうかならこれも避けれるよな?」

 

雷鼓「なっ!」

 

放ったマスタースパークが消えると同時にほぼゼロ距離で雷鼓に向かってレクイエムを構え引き金を引く。

 

雷鼓「なんのそれしき!!」

 

だが凄いことに当たるギリギリで体を反らし避けた。流石は生きるために大博打をした付喪神だ。そこは褒めてやりたい。

 

雷鼓「これで6発!次は私のターンよ!」

 

そう言い雷鼓は距離を取るとドラムを叩き出す。

 

雷鼓「一鼓 暴れ宮太鼓」

 

と、呟くと共に無数の和太鼓?が空から雨のように落ちてくる。

 

理 「どんな弾幕だよそれ!?」

 

雷鼓「言ったでしょ元は太鼓の付喪神だって!」

 

確かに言ったけどまさかこんなスペルが飛んでくるとは予想外も良いところだ。すぐにレクイエムを断罪神書にしまい、

 

理 「モード霊力」

 

霊力に切り替える。そして落ちててくる和太鼓に向かって霊力を纏わせた拳で殴りぶっ壊す。

 

雷鼓「リズムが変わった!」

 

理 「オラッオラッオラッオラッオラッ!」

 

太鼓の鳴る音が鳴ると共にどんどん壊していく。まるでリズムゲームをしてる感覚だな。

 

雷鼓「上手く決まらないわね‥‥ならこっちもリズム

   を変えましょうか!」

 

理 「リズムを変えるって」

 

雷鼓「二鼓 怨霊アヤノツヅミ」

 

またドラムを叩くリズムが変わると今度は無数の小粒の弾幕が展開され襲いかかってくる。

 

理 「ならそれに不協和音をいれてやるよ!」

 

雷鼓「何ですって?」

 

大きく行きを吸い込みそして、

 

理 「仙術二式虎咆‥‥ガァァァァァ!!!」

 

大きく雄叫びをあげると無数に展開された弾幕は一気に消滅する。

 

雷鼓「本当に不協和音というかうるさい!!?」

 

理 「そんな耳を塞いでていいのか?‥‥刃斬」

 

足に霊力を纏わせ思いっきり蹴り上げ斬撃波を飛ばす。だが雷鼓はそれを耳を塞ぎながらも回避する。

 

雷鼓「そんな不協和音で乱されても私のビートは

   止まらない!」

 

そう言いスティックを回転させ更にドラムを叩き出す。

 

雷鼓「三鼓 午前零時のスリーストライク」

 

またスペルを唱えると2つの大きな和太鼓が現れ自分の方に面を向ける。そして雷鼓がドラムを大きく叩くとその2つから大きな弾が飛び出してくる。

 

理 「……‥おまっこれ完璧にド(ピー)キーコング名物の

   樽大砲じゃねぇか!任(ピー)堂に著作権侵害で訴

   えられるぞ!?」

 

雷鼓「メメタァ!!?ていうか樽大砲じゃないわよ

   せめてみたいって言いなさいよ!」

 

理 「おっおう‥‥」

 

まっまぁ確かに良く見てみると違うのかな。多分きっと恐らく。これは俺の心が汚いからそう見えるのだろう。何でだろう心が痛い。とりあえずあの弾幕を消すか。

 

理 「龍終爪!」

 

攻撃を避けつつ霊力を爪に纏わせこちらを狙ってくる和太鼓を引き裂き破壊する。

 

雷鼓「また破られた!」

 

理 「おいおいもう終わり?」

 

雷鼓「舐めるんじゃないわよ!」

 

そう言うと今度は力強く音が鳴り響く。

 

雷鼓「死鼓 ランドパーカス」

 

力強い音と共に大きな玉が現れるとそれは弾け無数の小粒の弾幕となって向かってくる。

 

理 「仙術十三式空壁」

 

向かってくる小粒弾幕を空壁で防ぎつつ雷鼓へと突撃する。

 

雷鼓「なっ何を考えてるのよ!?」

 

理 「何をって?こういう事さ‥‥爆!」

 

そして空壁の派生技こと爆を発動させ空壁を爆発させると衝撃波が起こる。

 

雷鼓「くっ!」

 

理 「うぉっと!!」

 

自分も吹っ飛ばされたが相手のスペルはブレイクできた。

 

雷鼓「くぅ本当に邪魔ばっかりして!だけど貴方に

   何度も止められようとも私も止まる気はない

   わ!」

 

そう言うと今度は素早くドラムを叩き出す。

 

雷鼓「五鼓 デンデン太鼓!」

 

と、スペルを唱えると雷鼓がドラムを叩くと同時に稲妻と大弾が現れ自分に襲いかかってくる。

 

理 「モード魔力、断罪の鎖!」

 

魔力に切り替え断罪神書のページを開き無数の鎖を出現させ向かってくる大玉は弾き飛ばし稲妻は全て鎖へと向かっていき吸収される。

 

雷鼓「なっ鎖で弾くどころか避雷針の代わりに!」

 

電撃系統の技はこれに限る。元々は怠惰対策に考えたがまさかこんな所で役に立つとは。

 

理 「そんで?お前の技は封じたけど?」

 

雷鼓「まだよ!」

 

ドラムを叩き雷鼓のビートは更に加速していく。

 

雷鼓「六鼓 オルタネイトスティッキング」

 

自分を囲い混むかのように弾幕が張られると四方八方から迫りく壁のように向かってくる。

 

理 「ほう付喪神にしてはなりの力はあるじゃない

   か‥‥」

 

断罪神書から飛び出した鎖を元に戻しそしてページを捲りあるページを開き手を突っ込む。

 

雷鼓「これなら貴方だって!」

 

理 「それはどうかな?」

 

雷鼓「なんですって?」

 

理 「お前はもしかしたら運が良いかもな」

 

そんな事を言いながら断罪神書から長い棒‥‥いやイザナギから貰った天沼矛を取り出す。

 

雷鼓「そんな矛で何が!」

 

理 「ただの矛じゃないよこれは伝説の矛こと天

   沼矛さ‥‥モード神力」

 

神力に切り替えそして力を溜めて構える。

 

雷鼓「天沼矛ってあの!」

 

理 「ふぅ‥‥木っ端微塵切り!」

 

貯めた力を一気に解き放ち天沼矛を横凪ぎに一閃すると無数の斬撃が弾幕をかき消し消滅させると花火のようにキラキラと滅多切りにした弾幕の欠片が落ちる。

 

雷鼓「そっそんなのありなの!?」

 

理 「ありだろ?」

 

雷鼓「くぅ!!何でさっきからこうも上手くいかな

   いのかしらね!」

 

理 「俺が止めてるからとしか言えないよな?」

 

だって実際にそれしかいないしな。するとドーンと大きな音が鳴り響く。

 

雷鼓「七鼓 高速和太鼓ロケット!」

 

と、スペルを唱えるやいなや雷鼓の回りを浮かぶ小ドラムは光輝くとそれから無数の和太鼓が出てくる。そしてそれらは自分に向かって飛んでくる。

 

理 「しゃらくせぇ!」

 

天沼矛を回転させ魅せながら向かってくる和太鼓を斬り、払い、突きで全て壊す。

 

雷鼓「本当に貴方は反則という言葉が似合うわね」

 

理 「そいつはどうも」

 

雷鼓「っこれならどう!!」

 

小ドラムの輝きが消えると激しくも力強いビートを奏でだす。

 

雷鼓「八鼓 雷神の怒り」

 

その一言と共に無数の雷が空から自分目掛けて落ちてくる。先程のデンデン太鼓とは比較にならないぐらいの落雷の量でビックリする。

 

理 「へっまだこんな隠し玉があるとはねぇなら見

   せようか天沼矛の強さを!」

 

回転させ逆手に持ち変え地面目掛けて投擲する。

 

雷鼓「貴方、気が狂ったの?」

 

理 「違うさ天沼矛は世界を作るためその役目を全

   うした訳だがそれは何か分かるか?」

 

雷鼓「なっ何よ」

 

理 「元々世界を作るとしたらもっとかかっていた

   だがあの矛の力で最短化されたのさ」

 

と、言った直後、地面の方から何かが猛スピードで雷鼓のへと向かっていく。

 

雷鼓「きゃっ!!」

 

ギリギリで回避されたがスペルをブレイクする事には成功した。さてでは何が足元から現れたのかそれは、

 

雷鼓「これは木!?」

 

そうそれは大きな大木だ。樹齢は100年近くの大きな大木が向かってきたのだ。では何故そんな物がといいたいだろうがこれは先程に投擲した天沼矛の力だ。あれは物を促進させる力がある。つまり地面に突き刺さった瞬間、土に埋まる種または元から生い茂る木のどれかに当たり成長速度が促進されあんなことになったのどろう。やがて巨木となった木は枯れてなくなった。

 

理 「ありゃりゃ力の使い方をミスったかな‥‥もう

   少し手加減しないとなぁ‥‥スナッチ!」

 

手をかざし一言唱えて投擲した天沼矛を自分の右手に戻す。

 

雷鼓「何度も‥‥何度も私を止めてくれちゃってお陰

   で私の熱もヒートアップしたわ!!」

 

その一言と共にスティックを掲げ2本のスティックをカンカンと叩く。

 

雷鼓「ワン、ツー、スリー、フォーっ!」

 

そう言いドラムを軽快なリズムで叩きだす何をしてくる気だ。

 

雷鼓「ブルーレディーショー!」

 

その一言と共に無数の音符弾幕が展開され列をなし四方八方から攻めてくる。天沼矛を回しながら向かってくる音符を払い除けるがそれでも容赦なく襲いかかってくる。

 

理 「ここは小回りの効く物か!」

 

断罪神書に天沼矛をしまいそして更にページをめくり、

 

理 「モード妖力そして来い空紅に黒椿」

 

自身の愛刀を取り出し空紅を右手に黒椿を左手に携える。そして向かってくる弾を左手の黒椿の斬撃で弾き飛ばす。だがそれでも間に合わずギリギリで回避をする。

 

雷鼓「そうよ良いわ!最高にハイってやつよ!」

 

理 「お前はD(ピー)Oか!?ていうかリズムが変わっ

   た?」

 

突然のハイ状態はともかくとして突然リズムが変わりだしたのだ。また何か仕掛けてくる気か。

 

雷鼓「さぁ行くわよ!そしてこれが私の精一杯の全

   力よ!!」

 

そう言い力強くも心に響き渡るようにドラムを叩き出す。

 

雷鼓「プリスティンビート!」

 

音符弾幕は弾け飛び雷鼓がドラムを叩くと同時に高速で稲妻が飛んでくるすぐに黒椿で弾き飛ばすがそれに続き無数の小粒弾も飛んでくる。

 

理 「焼き付くせ空紅!」

 

空紅を発火させ炎の斬撃波で向かってくる弾幕を消すがまだまだその勢いは止まることを知らない。

 

雷鼓「最高よ!えぇ本当に最高なのよ!」

 

自分のビートに熱が入りすぎて狂いだしたか。まぁ無理もないだろう力が手に入ったとはいえまだまだ使い慣れてはいなさそうだしな。

 

理 「もうそろそろ終わらすぞ」

 

雷鼓「嫌よ!まだまだ終わらせないわ!!」

 

理 「いいや終わらす‥‥空紅の全発火能力を解放」

   

空紅の刀身を黒椿の刀身に合わせそして一気に擦りつけると火の粉は桜の花弁となり舞い落ちる。そして空紅は大きく発火し紅色の炎は渦を巻きながら刀身に宿る。

 

理 「紅カグヅチ!」

 

そして空紅を雷鼓へと振るうと紅色の業火が雷鼓へと放たれる。

 

雷鼓「そんな攻撃が効くとでも!!」

 

そう言い雷鼓は避ける。だがそんなんで終わるわけがないだろ。

 

理 「良いことを教えてやる紅カグヅチは単に焼く

   だけじゃない桜の花弁の形を持った火の粉は

   空中を舞い」

 

雷鼓「へっえっ?」

 

理 「やがて爆発する」

 

ドゴーーーン!!

 

呟くと同時に舞った火の粉は大爆発を起こした。それと同時に、

 

ピチューーン!!

 

被弾音が鳴り響き雷鼓は煙から抜け地面に落ちていった。そうしてこの勝負は自分の勝利になったのだった。

 




怠惰「ではでは今回はここまで」

千 「うむしかし怠惰よワシは思うんじゃ」

怠惰「何?」

千 「これまでを通して思ったことそれは」

怠惰「それは?」

千 「付喪神だとかの元物系統の者達のバトルだと
   かが優遇され過ぎではないか?」

怠惰「……‥そうかな?」

千 「うむ」

怠惰「まぁ何というかさこう1、2、3とかって
   スペルが数字順に繋がってるのついつい全
   部出しちゃうんだよね」

千 「あぁ~成る程のぉ」

怠惰「それに多分リアル怠惰さんって物に対して
   の思い入れが無意識に強すぎるのかもね?」

千 「そうかの?」

怠惰「うん恐らく付喪神達のバトルが自棄に長い
   のってもしかしたらそれが‥‥かもね?」

千 「そうか‥‥」

怠惰「でも物を大切に使うのは大事だよ♪生活の
   殆どは物に支えられているからね♪」

千 「確かにの」

怠惰「だから物は大切にってのがリアル怠惰さん
   の言いたい事なのかもね?」

千 「奥が深いような浅すぎるような‥‥」

怠惰「はっはっはっ♪さて時間も時間だし今回は
   ここまでかな?」

千 「うむまた次回もよろしくの」

怠惰「それでは読者様また次回!」

千 「さらばじゃ!」

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