理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、今日はとことんついてなかった怠惰のクソ悪魔です。色々と不幸が加算されもうヘトヘトです。さてこんな話もあれなので本編へどうぞ。


第471話 情報収集

雷鼓を倒した自分は落ちていった雷鼓の元へと向かうとそこには弁々と八橋の互いの太股に頭をのせるボロボロの雷鼓がいた。

 

弁々「あっ来たわね」

 

八橋「貴方もお疲れ様」

 

と、言ってくれるがこの光景を見るとついつい言いたくなってしまう台詞がある。

 

理 「おやおや昨晩はお楽しみでしたね♪」

 

雷鼓「ちょっと変な誤解を生むからその含みのある

   言い方は止めて貰える?」

 

そう言いながら雷鼓は体を起こす。

 

理 「いや~この光景を見るとねぇ?」

 

弁々「貴方ってイジメっ子キャラ?」

 

理 「失礼だな俺はどちらかと言えば弱者の味方だ

   けどね?」

 

八橋「ダウト!」

 

理 「うわっ酷い!?」

 

というかそれは紛れもない事実なんだけど。強い奴が弱い奴を苛めてる様を見るのは全然面白くもない。それに見ていて醜いからこそ基本的に弱い者いじめはしない。まぁ相手が意気がって挑んでくるなら返り討ちにするのは仕方はないがな。

 

雷鼓「まぁそこはおいておいて貴方のお陰で今の私

   の実力がどの程度なのかある程度は分かった

   わありがとう」

 

理 「いいよ別にというかお前らの処遇をどうする

   かねぇ」

 

弁々「まっまさか元の道具に戻すとか言わないわよ

   ね!?」

 

八橋「それだけは嫌~!」

 

嫌と言われてもまだどうするかなんて考えてないしな。

 

理 「う~んお前らがこの先この幻想郷の不利益に

   なるような事さえしなければ別にこのままで

   も良いんじゃね?」

 

雷鼓「あら意外と紳士な対応ね?」

 

理 「まぁこの件については俺に任されてるからな

   だから現場監督の俺が決める事だしな‥‥だが

   今も言った通り変な気は起こすなよもし起こ

   したらその時は道具に戻すだけじゃなくその

   道具を粉々に破壊するからな?」

 

それを聞いた3人は顔を真っ青にしてコクコクと頷く。これならもう変な気は起こそうとはしないだろう。

 

雷鼓「そっそういえば仕事とか言ってるけど何をし

   てるの?妖怪の賢者の使い走り?いやでも貴

   方みたいに強い人を易々と部下に出来るかし

   らね?」

 

理 「あぁ言ってなかったっけ?俺の仕事先は地獄

   の裁判所で言わば死神が手を患わせるような

   問題児供を地獄に送ったりする仕事かな?」

 

それを聞いた3人は互いに目を合わせてキョトンとする。あぁそうか元道具に地獄の事を言っても仕方ないか。大抵これを言うと驚きはするし愚者の場合は皆して土下座やらして「地獄にだけは!」とか「ご慈悲を!!」とか「私は善人だ!!」とか下らない事を述べるがこの3人は知らないためか言わないのか。

 

理 「まぁ雑用仕事みたいなもんだよ♪」

 

雷鼓「そっそう‥‥にしても貴方さっき天沼矛って言

   ったけどそれ本物かしら?」

 

理 「あり知ってるの天沼矛?」

 

雷鼓「知ってるも何もこの世界において道具の間で

   は始祖と言われるぐらいの伝説の神器じゃな

   いの」

 

へぇそこまで知ってるのか。まぁそれならある程度の事を話してもいいか。

 

理 「あぁ~えぇとまぁ天沼矛の持ち主に相談して

   借りてんだよ‥‥何億年も返してないけど」

 

雷鼓「貴方それ相当な芸当ね普通に考えて貴方みた

   いな妖怪?に貸してくれるのかしら?」

 

理 「まぁ俺は借りたけどね?」

 

借りたというより最早、強奪に近いが借りたには借りたから問題ない。あれ?やってる事が泥棒魔女こと魔理沙と似ているような気がするのは‥‥いや気にしないでおこう。

 

雷鼓「それなら凄い交渉術ねぇ」

 

理 「おっおう‥‥ってそうだ」

 

話や弾幕ごっこに夢中になっていて忘れていたが仕事の道草をしていたのを思い出す。とりあえず天邪鬼が何処にいるのかを把握しなければ。

 

理 「なぁお前らに聞きたい事があるんだけどよこ

   の異変を起こした天邪鬼を見てないか?」

 

雷鼓「それだったら弁々と八橋が詳しいわよね?」

 

それを聞いた弁々は静かにそして八橋は元気よく互いに立ち上がる。

 

八橋「うん恐らくいる所なら分かるよ♪」

 

弁々「えぇ」

 

知っているとはこれは心強い。ならその天邪鬼は何処にいるのだろうか。

 

理 「因みにそいつは何処にいるの?」

 

何処にいるのかと聞くと弁々と八橋は同じタイミングかつ同時に口を開き、

 

2人「あそこ」

 

と、言われ指差す方向を見るとそれは青い大空が広がる所に1ヶ所だけ大きな曇天が空を覆う場所だった。やはり自分の見立ては正しかったみたいだ。

 

八橋「あっでも今は」

 

弁々「えぇ恐らく異変解決をしに向かった子と戦っ

   ている筈ですよ」

 

理 「異変解決者ねぇ」

 

つまり定番の彼奴等が動き出しているわけか。まぁそうだよなそうでなかったら今頃は職務怠慢の天罰として神社に雷を落としてる所だ。

 

理 「‥‥巫女か?」

 

八橋「ううん木刀を持った男の子」

 

理 「‥‥なんだ彼奴か」

 

結局は蓮か。まぁ彼奴なら確かに率先して動くか霊夢とかはぐうたらしてそうだし。

 

弁々「あの人は今頃、神楽お姉さまと出会えたかし

   らね?」

 

八橋「会えたと信じたいかな♪」

 

神楽‥神楽……あっ思い出した蓮の刀の名前で式神としても使役していた子だっけ。何かあったのか。まぁあまりプライベートに口を挟むのはあれだしそっとしておこう。

 

理 「成る程ね‥‥大体は分かったつまりあそこに

   行けば良い訳だな?」

 

弁々「そうなるわね」

 

理 「そうかい情報提供を感謝するよ♪」

 

翼を広げ浮き3人にニコリと微笑みながら断罪神書物から通行書を取り出し3人に投げる。

 

雷鼓「ととこれは?」

 

理 「通行書さ何かあったら地底にある地霊殿に来

   なよ出来る限り手助けはしてやるからさ♪」

 

雷鼓「えっえぇ?」

 

出来ることなんて限られるがなりには手助けはしてやろう。情報提供の礼だ。

 

八橋「分かった何かあったら寄るね♪

 

弁々「お気をつけを」

 

雷鼓「それから次は負けないわよ!」

 

理 「あぁ何時でも挑戦を受けるよじゃあな♪」

 

そう言い手を振り翼を羽ばたかせ曇天の空へと向かうのだった。




怠惰「てな訳で今回はここまで~」

千 「ふむふむとなると次回はついに」

怠惰「えぇ恐らく異変の首謀者が出てくるでしょう
   かねぇ~♪」

千 「どんな奴か楽しみじゃわい」

怠惰「それとあっちを見てくれている方なら分かる
   とは思うけれど首謀者の今の状態は‥‥?」

千 「なっ何じゃ」

怠惰「ここは黙っておこう」

千 「またこれか!?」

怠惰「ネタバレはね?てな訳で今回は少し早いけど
   ここまでね」

千 「うむまた次回もよろしくの」

怠惰「では読者様また次回」

千 「さらばじゃぞ!」


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