旧都の再建を初めて数日が経過する。ここ地霊殿のロビーではある事が行われていた。
理 「ふぅ~‥‥整列からの番号!」
と、高らかに声を張り上げて言うと、
耶狛「1!」
亜狛「えっと2!」
黒 「3」
美 「あい4」
勇儀「5だね」
と、自分の目の前にいる5人の者達は番号をのべる。
理 「よし全員いるね」
美 「って理久兎これはどういう事だい?」
勇儀「まさかわざわざこれをやらせるために私らを
呼んだわけじゃないよねぇ?」
そんな面倒な事をする訳ないじゃないか。必要だからこそ呼んだんだ。
理 「違うよ」
亜狛「それじゃ何を?」
耶狛「あっ!はいはいはい!」
理 「期待はしてないが‥‥はい耶狛」
耶狛「酷い!?」
だってこれまでを振り返ってもこの手の事で手を上げる耶狛に関して期待してはいないんだから仕方ない。
耶狛「もう‥‥えっとやる事ってもしかしてあれ?」
理 「あぁあれだな」
耶狛「あれ何だね♪」
理 「そうだあれだ」
黒 「っておい!さっきから
ろうが!?」
確かにあれしか言ってないな。念のために耶狛に聞いてみるか。
理 「因みにあれについて説明しろ」
耶狛「うぇ!?えっえぇと」
理 「因に下らない事でそんな茶番をいれたのなら
どういう結末になるかは分かるよな♪」
ニコリと怖がらせないように微笑みながら言うと何故か耶狛はバイブレーションしながら震え出す。
亜狛「耶狛!謝るなら」
耶狛「えっえぇとそのはっ!鉱石採掘!」
黒 「おいおいそんな重肉体労働なんぞすると思っ
てい‥‥」
理 「正解だな」
黒 「何!?」
そう今回すること、それは鉱石の採掘だ耶狛にしては見事な正解だな。
耶狛「よっ良かった当たったよ」
勇儀「へぇそれと私らがどう関係するんだい?」
理 「どうだと?ハッハッハッ勇儀は面白い事を言
うなぁ♪」
勇儀「へっ?」
理 「お前らが騒動を起こしたせいで食えなくなっ
た食料や酒だとかの嗜好品だとかを補充する
のに金がいるんだよ金が!というかそれらは
全部お前ら旧都の奴等の分だからな!?」
主にこいつらのために鉱石を堀にいくってのにそんな訳が分からないよみたいに言われると流石の俺も血管が浮かび上がりそうになる。
勇儀「めっ珍しくお怒りだね!?」
理 「いいや怒ってはないさ♪ただ一瞬だけお前ら
の嗜好品の購入の案をを無くそうとは考えた
けどな♪」
美 「おいおい理久兎、前にも言ったろ私達はそん
なじょ冗談は‥‥」
理 「これが冗談に聞こえるならお前の頭はおめで
たいぜ美寿々♪」
因に今さっきの言葉に冗談なんてものは1mm単位とも入ってはいない。
美 「こっ怖いぜ理久兎それに私は怪我‥‥」
理 「治ってるよな♪」
美 「あっはい‥」
数日が経過しただけで骨折が治るとは流石は鬼の生命力は伊達じゃないな。
黒 「主よその笑顔が怖いぞ」
理 「酷いなぁ」
皆揃って酷いな。優しく言っているのにそんなに言われると流石の俺も泣きたくなってくるぜ。
耶狛「えっえっとマスターどうやって鉱石を採掘す
るの?」
理 「それはそこにピッケルやらがあるから鉱脈を
掘るんだよ」
耶狛「それってまさか彼処?」
理 「あぁあそこだな」
亜狛「何か昔を思い出しますね」
黒 「本当だな」
今ではこうして事務作業ばかりだが実はまだ旧都いや、さとり達が出来る前に資金集めと称して地底の鉱脈から金銀や宝石といった価値のある宝へと変わる鉱石の原石の数々を採掘をしていたのだ。地底では数々の鉱脈があるため一攫千金を狙って大金持ちにだってなれる。まぁその分、封印されている妖怪に出会ったが最後になるが。
美 「へぇ鉱脈やらの場所を知っているんだ」
勇儀「意外だねぇ」
理 「まぁな‥‥だが俺達はその鉱脈やらから結構な
数の金銀宝石の鉱脈から採掘しちまったから
数千年近くは眠らせようと思ってな」
資源は有限であるがために取りすぎは良くはないとその時の自分は判断し必要分だけ取って後は鉱脈を眠らせる選択をしたのだ。今のこのタイミングみたく必要になる時になって鉱脈が潰れていたら元もこもないからだ。
理 「それで人選として亜狛と耶狛と黒はなりの戦
力になるし美寿々と勇儀は鬼の中でも飛び抜
けて力もあるからこういった仕事は適任それ
にだあまり多人数で行ってこの秘密の鉱脈の
場所が知れ渡りでもすればこぞって鉱石の採
掘が始まるそうなれば鉱脈が消えかねないか
らな」
この人選の条件として力もそうだが何よりも信頼だ。従者達3人は勿論の事で信用できるし美寿々や勇儀も昔から知っているからこそ信用できるのだ。
美 「つまり裏を返せば私らを信用しているって事
かい?」
理 「あぁ♪だからこそ呼んだのさお前らなら信用
出来るしな♪」
美 「言ってくれるじゃないか♪なら私達も手助け
は惜しまずするよ!」
勇儀「と言っても破壊したのって殆どは美寿々様と
理久兎だからね?」
それを言われると反論ができないな。それは美寿々も同感なのか天井を向いて知らんぷりしてる。
理 「まぁともかく出発するぞ各自でピッケルを持
てよ」
そう言うと各々はピッケルを手に取る。
亜狛「場所は例の場所ですよね?」
理 「そうだよ」
耶狛「それじゃやろうお兄ちゃん♪」
亜狛「あぁ」
そうして2人は裂け目を作り出す。自分達は出来た裂け目へと突入するのだった。裂け目を出るとそこは暗い闇の中だ。
理 「ライト」
光の魔法で小さな光を灯し辺りを確認するとキラキラと光る物を見つける。
理 「金鉱石があるな」
黒 「えっ‥‥本当だ」
どうやら長い年月を経てまた金が生成されたみたいだ。
美 「しかし理久兎その明かりだけじゃ暗くて見
えないよ?」
理 「それもそうだな黒」
黒 「了解した‥‥アークライト」
と、黒が呪文を唱えると自分が使ったライトよりも目映い光が照らす。そして照らした光によって周りがキラキラと光だす。
勇儀「これってまさか」
耶狛「全部金だね♪」
まさかおおよそ1000年近くでここまで復活するとは恐れ入るぜ。
理 「ここは3つに分かれようか美寿々は勇儀と組
むとして亜狛と耶狛で黒は俺とだ」
美 「おうよ♪なら勇儀どっちが多くとれるか勝負
しない?」
勇儀「良いよ美寿々様その代わり負けたら1杯です
よ?」
美 「そりゃこっちの台詞だよ!」
そう言い2人は近くを掘り始める。
耶狛「なら私達もやろう!」
亜狛「なら負けた方は今週中トイレ掃除な」
耶狛「負けないよお兄ちゃん!!」
そうして狼兄妹も採掘を始めた。残った黒は自分を見てくるが、
理 「まぁ俺達は普通にやろうぜ」
黒 「だな」
自分と黒は競争はせずに普通に金鉱石の採掘を開始する。
黒 「ふんっ!」
理 「よいしょ!」
ピッケルで削って採掘した金鉱石は袋に詰めどんどん掘り進めて行く。
理 「そういえば黒」
黒 「何だ?」
理 「お前ここ最近どうよ?」
ガギンッと音が鳴ると黒は首をかしげて、
黒 「何の事だ?」
理 「何って命蓮寺の和尚さんとだよ」
黒 「……‥そういえばあまり会いに行けてないな」
澄ました顔で言うが目が若干だが泳いでいた。
理 「そうかいなら何時か休みを与えてやるから行
ってきな」
黒 「なっ良いのか」
理 「あぁ亜狛や耶狛にだって休みを与えたりして
いるんだ‥‥だからたまにはお前も自己申告で
休むなりしろよじゃないと力が入りすぎた肩
から力が抜けないぞ?」
これは3人の主人として、そして1人の男が孝行も出来ずにいる者へしてやれと言ってるようなものだ。
黒 「あぁ‥‥すまないな」
理 「良いよ気にすんな♪」
と、言っていると遠くから、
耶狛「大きな鉱石ゲット♪」
亜狛「こっちもなりの物をゲット」
勇儀「じぇりりゃぁ!!」
美 「オラァァ!!」
バッコン、ガッキンと金属が何かにぶつかり合う音だったり大声で叫ぶ声が聞こえてくる。
理 「こっちもやろうぜ♪」
黒 「あぁ!」
そうして自分達もピッケルで鉱石の採掘を再開した。数時間近く採掘をし自分達は先程の位置へと戻ってくるとそこには沢山の麻袋が置かれていた。
亜狛「マスターその袋の中身も仕訳しても大丈夫で
すか?」
理 「あぁ頼むよ♪」
耶狛「それじゃやっちゃおう♪」
亜狛と耶狛に仕訳を任せ周りを見ると先程よりも結構な数の穴が空いていた。美寿々達や亜狛達が次々に開けたのだろう。
理 「これはまた暫く採掘を控えるか」
と、呟いていると良い仕事をしたと言わんばかりに額の汗を拭いながら美寿々と勇儀が出てきた。そしてその手には大きな麻袋が多く担がれていた。
美 「ほいよ」
耶狛「ありがとう♪」
亜狛「ちゃちゃっとやるか」
そうして亜狛と耶狛が鑑定すること1時間近くが経過する。
耶狛「終わったよ~♪」
亜狛「えぇ」
そう言われ自分達は立ち上がり見てみると麻袋には整理された金鉱石があったが先程よりも量がかなり減ったな。その近くにはクズ鉱石の山があったため殆どはあれで消えたのだろう。だが代わりに金鉱石が入った麻袋の隣にある小さな麻袋には白くくすんでいる鉱石が見えた。屈んで見てすぐに確信する。
理 「おいおいこれダイヤモンドの原石か?」
亜狛「やっぱりマスターもそう思いますよね?」
耶狛「意外にも大当たりだよね♪」
それもかなりの数のダイヤモンド原石があった。それ意外にも価値のある宝石も多々とあってそれに金鉱石の分も合わせてこれなら赤字から脱却できそうだ。
理 「‥‥美寿々に勇儀」
美 「ん?」
勇儀「どうしたんだい理久兎?」
あまりの嬉しさに口が緩んでしまうが2人に、
理 「予想以上に取れたから数日後に今回の仕事の
報酬を払うと同時に色をつけておくよ♪」
美 「うぇ!?良いのかい!?」
理 「あぁ現世で売れば高値だぜ♪」
勇儀「おいおい‥‥まぁでも酒代が手に入るなら悪い
気はしないな」
理 「まぁ正当な対価だからな♪」
それに宝石の加工なら何となる。故に儲けは全て自分達のものだ。故に手伝ってくれた彼女達にも報酬を払いたいのだ。
理 「上手く売れたら3人にもなりのこづかいをや
るから楽しみにしていてくれよ♪」
耶狛「わぁ~い♪」
亜狛「すみませんマスター」
黒 「助かる」
3人もよく頑張ってれたしこのぐらしてもバチは当たらないだろう。まぁ自分がバチを与える側なんだけどな。
理 「まぁ良いってことよ♪さてと俺達もそうだが
美寿々達も仕事があるんだしさっさと帰ろう
ぜ♪」
まとめられている鉱石入り麻袋を断罪神書に納めて言うと亜狛と耶狛は頷き、
亜狛「分かりましたそれじゃ開きますね♪」
耶狛「いぇ~い♪」
そうして裂け目が開かれ自分達は地霊殿のロビーへと戻る。
美 「さてと期待してるぜ理久兎♪」
勇儀「また何かあったら呼んでくれ♪」
理 「あぁ今日はありがとうな」
そう言い2人は旧都へと帰っていった。
亜狛「それじゃ自分達も業務に戻りますね」
理 「あいよ残りの仕事も頼むな♪」
黒 「了解した」
耶狛「ういうい♪」
そうして3人も元の平常業務へと戻っていった。
理 「さてとこっちもやることをやっちまうか」
そう呟き自分も仕事に取りかかるのだった。
怠惰「ではでは今回はここまで」
千 「うむ」
怠惰「因に千ちゃんは宝石だったら何が好き?」
千 「ワシか!?ワシは宝石には興味ないのぉ」
怠惰「そう‥‥」
千 「怠惰は?」
怠惰「俺は何だろうなぁ‥‥」
千 「聞いておいてそれか!?」
怠惰「いやまぁ知り合いにね宝石大好きな子がいて
ね」
千 「成るほどのぉ」
怠惰「まぁぶっちゃけた話で宝石にはあんまり興味
はないんだけどね」
千 「身も蓋もない奴じゃわい」
怠惰「アハハあっ因にだけど次回からまたあっちを
投稿するからよろしくね♪」
千 「そういえばそろそろじゃしな」
怠惰「そうそう投稿しないとねあっちも良いところ
で終わってるし」
千 「うむ分かったぞ」
怠惰「‥‥話すこともないし今回はここまでにしよう
かな♪」
千 「うむまた投稿したらもよろしくの読者様♪」
怠惰「それじゃサラダバー!」