人里へと降りた自分は市場を物色しだす。やはり地底とは違って物の行き交いが盛んだな。こういう所を少しずつでも良いから旧都の市場にも取り入れてはいきたいな。
理 「活気がなりにあって良いもんだ」
遥か昔に霊夢や魔理沙を助けた時よりもほんの少しだけ賑わっているような気がするのは気のせいかな。そんな事を思いながら物色していると、
店員「今日の川魚は新鮮な捕れたてだ!さぁ買った
買った!」
と、声が聞こえる。見てみるとそこにな確かに新鮮な魚が並べられていた。
店員「おっそこの色男な兄ちゃん良ければどうだい
このイワナなんかはおすすめだよ!」
イワナか。亜狛と耶狛が結構好きなんだよな。特に塩焼きでじっくりと焼いたものなんかは良い酒のつまみになるしな。決めた折角だし今日捕れたイワナを全部と数匹程を購入するか。
理 「なら今日捕れたそのイワナを全部そしてそこ
の魚を10匹それからそれとそれを8匹ずつ
頼むよ」
店員「へい!まいどありがとうございやした!」
理 「会計は?」
店員「こんなに買ってくれたなら少し安めにしまし
て端数切り捨てて5万でどうですかい?」
理 「はいよ」
5万円を取り出し手渡すと店員は嬉しそうに魚の用意をする。そして準備が終わると手渡してくる。
店員「お待ちよ」
樽いっぱいの魚に驚かされる。数匹と思っていたがまさかこんなにあるとは。
理 「こんなに良いのか?」
店員「あぁ親父から言われててな大量買いしてくれ
る奴にはおまけしろってな昔に親父の代の頃
経営上で船やらがボロボロで漁があまり出来
ず赤字だったんだがたまたま店の全商品を買
ってくれる奴がいたみたいでよそいつのお陰
でこうして今も商売できてるのさ」
理 「ほう」
店員「まぁそいつがいなかったら俺もいなかったか
もな♪おっと悪いなこれが商品だ」
理 「ありがとうなこんなにくれてありがたく受け
取っておくぜ」
樽を背負いペコリと頭を下げその場を去る。
理 「良い買い物したぜ」
昔に大量買いした奴には本当に感謝だな。
理 「さてと‥‥」
とりあえず人目につかない場所に向かいこれを収納するか。裏通りに入り断罪神書に購入した魚を収納する。
理 「これで良し」
体を伸ばし次はどうするかを考える。そうだ折角だし正邪という小物に勝てると意気込んでいた連中の顔でも見に行くか。今なら相当な良い顔をしているに違いないしな。
理 「どんな顔してるかな♪」
翼を羽ばたかせ空を飛び彼奴等がどこにいるのかを探るため目を瞑り意識を一転に集中する。すると博麗神社の方から複数の反応がある事を確認する。その中には亜狛や耶狛や黒の反応もある。
理 「場所も分かったし行くか」
そうして博麗神社へと向かうのだった。博麗神社に着き鳥居に座り様子を見ていると紫が亜狛と耶狛と黒に何かを話していた。
理 「悔しがってるかなぁ~」
等と呟きながらも観察していると何故か周りにいる連中も何かしらの事を話していた。
理 「………何を話してんだ?」
いったい全体で何を話しているのかと思いながら見ていると紫は亜狛と耶狛と黒に向かって笑(怒り)顔をする。あれこれワンチャン正邪に関与したことがバレてる的なやつなのかな。そうだとしたらここにいたら確実に殺られる。自分の命が危ないため早々に立ち去ろうとしたその時だ。
黒 「やれやれ‥‥主よ弟子が主をご所望だが?」
と、黒が叫ぶ。あの野郎、俺が近くにいることを既に察知してやがったな。周りの者が自分の事を探してる。仕方ない何とか誤魔化しながらも対処するか。
? 「おいおいバラすなよ黒」
敢えて余裕を装いながらそう叫ぶと皆は一斉に鳥居へと振り自分を見てくる。
紫 「御師匠様そんな所にいらしたのですか♪」
実際お前達の顔を見るためにいたんだからいるに決まっているだろう。ここじゃ話がしずらいため鳥居から降り紫達の方へと向かって歩く。
理 「まぁな亜狛と耶狛と黒の迎えに来たら自棄
に辛気臭くてなでるにも出れなくてな」
それもあるにはあるが実際は様子見というのが含まれてはいるがな。すると何故かは分からないが吸血鬼館の執事が肩に背負う得物を抜こうとするが吸血鬼によって静止させられる。どうやら自分はこいつらからしたら敵という扱いみたいだな。そして蓮と霊夢は自分が近づくと端により道を開けてくれる。真ん中を通り中央にいる紫の前へと立つ。
紫 「御師匠様♪聞いてもよろしいかしら?」
理 「まぁ大方は正邪の事だろ?」
もう大抵の事は分かっているだろうから敢えて名前を出して言うと紫はやはりといった顔をする。
紫 「えぇ御師匠様ですよね?正邪にあの剣を与え
たのは?嘘や偽りなしで話して下さいますで
しょうか?」
剣ってあれか?あんなもん与えた覚えなどはない。ぶっちゃけた話で恐らくあの剣は自分の鱗が変化したものであるのは間違いはないだろうが俺が与えたというか捨てたのは鱗であり剣ではないし寧ろ与える所か捨てたのだから与えてすらいない。
理 「なら幾つかに分けて話そうか♪まずは正邪に
剣?だっけを与えたか否か答えはNo」
紫 「なら正邪を何処で知りましたの?」
理 「それはね地底の暴動を抑えた直後に裁判所か
ら連絡が入ってね暴動を引き起こした張本人
まぁ正邪なんだけどそいつを退治または捕縛
して来いって映姫ちゃんから指示があってね
それでボコしに行って知り合ったんだよ」
嘘をついた所でどうせ勘の良い紫達にはすぐに分かってしまう。それならば紫が言った通りに嘘偽りなく話すに限る。
霊夢「でもあんたがあんな小物を取り逃がすなんて
珍しいわね」
紫 「えぇ可笑しいですわね♪」
理 「う~んまぁボコボコにして捕縛とも思ったよ
けれどね興が削がれちゃってさ」
玲音「興だ?」
理 「そうあんな小物を捕まえただけでも地獄の連
中には負担になるんだぜ?それだったら大物
とかになってくれないとなぁ?」
でもこれ本当に事実的な意見なんだよな。映姫はまぁともかくだが問題なのはそのしたっぱまぁ小町やらに負担がかかるのは事実なんだ。
紫 「………御師匠様に聞きますが貴方はこの幻想郷
の敵ではないですわよね?」
理 「ハッハッハッ♪敵でもなければ味方でもない
ぜ?言ってしまえばそうだな‥‥俺は願望をも
っとも強く思う奴の味方さ」
届きそうな願いに一押し二押しするのが俺の役目だ。紫やさとり、蓮や美寿々とそいつらには願いがあったからこそ味方するのさ。
紫 「そうですか‥‥どうやらその眼が曇っている訳
ではないみたいですね?」
理 「まぁ~なぁ~♪」
緊迫した空気は徐々に柔らかくなっていく。大方、紫も自分の行動に呆れてきたって感じだろう。
蓮 「なら聞きたいですが正邪は何を強く願ったん
ですか理久兎さん」
理 「彼奴が願ったものは単純に言えば力もっと詳
しく言えばお前達を見返す力だ」
霊夢「見返す力?」
理 「そうまぁ彼奴は全てを支配して自分の世界を
作ろうという願望があった訳だがしかしだぜ
それを蓮お前が阻止したんだろ?」
蓮 「えぇまぁ‥‥」
理 「その結果、彼奴の願望はその願望を上回る願
望が生まれたのさそれこそが自分を嘗めた奴
への仕返しつまりは真の下克上だ」
かつての自分もそうだったからこそ分かる。昔はよくおふくろを相手に下克上をして親子喧嘩に発展してどっちが主神になるかを争ったものだからだ。まぁ結果は言わずと知れずで自分の敗けが多くおふくろを倒す力を欲っしたがためにそしてこの星が気に入ったからこそこの星へと降り旅に出たのだ。まぁ今となってはこんな生活をしてはいるけどな。
少名「真の下克上って‥‥」
霧雨「てかよ聞いてると結局はお前が力を与えたん
じゃないか!」
理 「魔理沙ちゃんは失礼だな俺は何も与えちゃい
ないこれは紛れもない事実さ」
精々、
理 「因みにお前らさ相手が正邪だからって甘く見
ただろ?」
レミ「どういう意味かしらそれ?」
理 「言葉通りさヴァンパイアレディーそれとさ紫
ちゃんに聞きたいけど俺の教えは覚えてるよ
な?」
紫 「‥‥相手が自身よりも格下であっても甘く見る
事ならずですわよね?」
理 「そうだそれを踏まえてお前達に聞きたいけど
結局はどうだったの?相手が自身より格下だ
刺客を送りつけても生きているのは運が良い
からだとか一度は勝利してるだから勝てると
かまさかそんな安直な考えしてないよな?」
と、言うと皆は黙りだす。
小人「そっそんな事ない!ないよね皆!」
黒 「敢えて言うが俺はないぞ?」
耶狛「私もないねぇ」
亜狛「自分もです」
ただは蓮の肩でそう叫ぶ小人や自身の従者達以外は皆、黙ったままだ。どうやらそれ以外は嘗めた挑んだみたいだな。それが根本的な敗因だ。
理 「それが愚行と言っているだよ?そんなんじゃ
正邪を倒す所か隙やりで後ろからサクッと刺
されて終わりだぜ?」
蓮 「ごもっともです‥‥」
玲音「せっ正論を述べやがって‥‥」
霊夢「うざいけど言い返せない‥‥」
理 「まぁその考えを見直せそうすれば自ずと勝て
るようにはなると思うけどね」
戦闘において自分自身の慢心や思い込み等々そういった甘い気持ちこそが一番の敵である。それは軍人時代や百鬼夜行時代そして今もなお変わらぬ敵である。それさえ分かっていれば生存確率だって大幅に上がったのだ。故に彼女達は正邪に負けたのではない。自分達の心に負けたのだ。
理 「まぁ今一度その考えを改めるんだな」
と、呟きながら空を見るともう空は夕焼けの空へと変わっていた。
理 「おっと時間も時間か紫すまないが3人を連れ
て帰るぜ?」
紫 「……‥えぇ構いませんわただ御師匠様」
理 「何だ?」
紫 「私には彼女を生かす理由があまり理解できま
せんわ」
理由が分からないか。まぁ確かに目の上のたんこぶを生かす理由なんて普通じゃ考えれないよな。
理 「生かす理由ねぇ‥‥てっとり早く言えば刺激的
な毒が1人2人はこの幻想郷には必要なのさ
じゃないと悪役がいなければヒーローだった
りヒロインは活躍できないだろ♪」
紫 「つまり必要悪という事ですか?」
理 「まぁそういう事だね」
それを聞くと皆は驚いた顔をして黙る。
理 「まぁこれはあくまで俺の意見だお前達にはお
前達の意見があるだからその辺はまた考えな
よ♪また手助けが必要になったら応援に答え
てやるからさ♪亜狛、耶狛、黒、仕事も終わ
ったし帰るぞ」
亜狛「分かりました!」
耶狛「了解!」
黒 「あいよ」
そう言い2人は裂け目を作る。
理 「そんじゃあな」
そう呟き自分達は旧都へと帰還するのだった。
怠惰「ではでは今回はここまで」
千 「しかし必要悪のぉ」
怠惰「そう何事においても時に必要悪は大切だと
思うんだよね意見が違い対立する者達がそ
の悪を倒そうと協力し合う事が出来たりと
かね」
千 「確かにのぉ」
怠惰「それに戦隊系だとかにも出てくるヒーロー
とかも怪人がいるから活躍して注目を集め
れる‥‥だろ?」
千 「それもまた事実じゃな難しい話じゃわい」
怠惰「ある意味で必要悪って身近にもあったりす
るんだよねぇ怖いなぁ」
千 「まぁワシのすぐ近くかつ隣におるがのそれ
もドス黒い奴がの」
怠惰「はっはっ♪」
千 「笑って誤魔化すでないわい」
怠惰「まぁまぁ♪因みにリアル怠惰さん曰く今回
は特に迷走したなとの事」
千 「それどうなんじゃ?」
怠惰「仕方ないね怠惰さんのリアルは若干イカれ
てるからね」
千 「おいおい自分で自分を否定するでない」
怠惰「アハハさて時間も時間だし今回はここまで
にしようか」
千 「うむそれもそうじゃなそれでは読者様今回
はここまでじゃ」
怠惰「また次回もよろしくね♪」
千 「それでは読者様さらばじゃ!」